勉強と英語の常識 全257本一覧
キーワード・コーナー・判定で絞り込めます。「判定をかくして予想モード」にすると、ウソかホントかを当てながら読めます。
◯ホント1問ずつ正解できるまで練習し、日を変えてくり返すと、テストの点が上がる
📈 大学の本番試験で成績が10%以上アップ(Janesら, 2020)
◯ホント教科書を閉じて自力で思い出す勉強をしておくと、本番で緊張しても忘れにくい
📈 ストレス下で、読み直しより成績が上。10研究のまとめでg=0.45
◯ホント覚えたかどうかは、直後ではなく少し時間をおいてから確かめると、正しくわかる
📈 時間をおいた自己判定は、直後よりずっと正確(g=0.93)
◯ホント授業動画は、途中でミニテストをはさむと集中が続き、成績も上がる
📈 最後のパートの正答率が59%→84%に(Szpunarら, 2013)
◯ホント自分でテスト問題を作ると、問題を解くのと同じくらい覚えられる
📈 1週間後の記憶が読み直しより良く、小テストと同程度
◯ホント例題は1問ずつ解くより、2問を並べて「どこが同じか」比べると応用が利く
📈 比べる学習で成績が向上。57実験のまとめでd=0.50
◯ホント用語は意味を覚えるだけでなく、具体例とセットで覚えると使える知識になる
📈 例を見て用語を当てるテストで、効果量d=0.74〜1.67
△半分ホント覚えたあと10分ぼーっとすると、記憶が残りやすい
📈 休むと記憶が残りやすい。37研究のまとめでg=0.45
△半分ホント黒板や展示を全体のまま写真に撮るだけだと、記憶に残りにくい
📈 展示全体を撮った物は、見ただけの物より覚えていなかった(Henkel, 2014)
△半分ホント前に覚えたことをパソコンに「保存」してから次に進むと、新しいことを覚えやすい
📈 前のファイルを保存すると、次の内容をよく覚えられる
△半分ホントテスト前に「何を使って、どう勉強するか」作戦を立てると、成績が上がる
📈 作戦を立てた学生は、成績が平均で約3分の1段階(B→B+くらい)上回った
△半分ホント「最初はなじめなくて当たり前。そのうち慣れる」と知ると、成績が上がる
📈 短い取り組みで、3年間の平均成績の人種間の差が、およそ半分に縮まった
?未決着テスト前に「自分が大切にしていること」を書くと、成績が上がる
📈 最初の研究では人種間の成績差が40%縮小。大人数での再実験では効果なし
◯ホント「この勉強は自分の生活にどう役立つ?」を書くと、苦手科目の成績が上がる
📈 親が大学を出ていない少数派の学生の成績が0.51ポイント(4点満点)上がり、成績の差が61%縮まった
△半分ホント先生の厳しい赤ペンを「期待されている証拠」と受け取ると、伸びる
📈 「高い基準と信頼」を添えた添削で、作文を書き直す生徒が増え、出来も良くなった
△半分ホントお楽しみを「やるべきことの間だけ」に限ると、続けやすくなる(運動での研究)
📈 ジムでだけ小説を聞けるようにすると、通う回数が最初は51%増えた
△半分ホント緊張したら、自分を名前で呼んで語りかけると、本番に強くなる
📈 名前や「あなた」で自分に話しかけると、スピーチがうまくいき、つらさも減った
△半分ホント「誰かの役に立つため」と考えると、退屈な勉強でもねばれる
📈 1回の短い取り組みで、数か月後の高校の理科・数学の成績が上がった
◯ホント合格した自分を思い描いたら、「じゃまになるもの」と対策も考えると勉強がはかどる
📈 30分の作文で、高校生が解いた練習問題の数が60%以上増えた
△半分ホントマインドフルネス(呼吸に集中する練習)を2週間続けると、試験の読解の点が上がる
📈 2週間の講座で、大学院入試の読解の点と作業記憶が上がり、雑念も減った
◯ホント勉強の前後に軽く運動すると、記憶が長持ちする
📈 1回の運動で、長く残る記憶がよくなった(効果量0.52、中〜大)
△半分ホント覚えてから4時間後に運動すると、記憶が長持ちする
📈 学習の4時間後に運動した人だけ、2日後の記憶が良かった
◯ホントテストの前に20〜30分休むと、点数が上がる
📈 デンマークの子どもの全国テストで、直前に20〜30分休むと、点が標準偏差の1.7%上がった
◯ホント暑い日が多い年は、1年間の学力の伸びが小さくなる
📈 冷房がないと、学年を通した気温が華氏1度(約0.56℃)上がるごとに学びが1%減
△半分ホント換気をよくすると、頭の働きが良くなる
📈 24人の実験で、換気を強めた日は意思決定テストの総合点が101%高かった
△半分ホント夜に覚えて、寝て、朝に復習すると、忘れにくくなる
📈 1つの研究では復習の量が半分に。別の研究では学び直しの差は出ず
?未決着ローズマリーの香りをかぐと、記憶力が上がる
📈 ローズマリーの香りの部屋で記憶の総合点が上昇。ただし思い出す速さは低下
△半分ホント勉強中と寝ている間に同じ香りをかぐと、記憶が定着しやすい
📈 学校での単語学習で、学習中と夜に同じ香りを使うと効果あり(効果量0.6〜1.2)
△半分ホント休憩中にスマホを見ると、頭が回復しにくい
📈 スマホで休憩した人は、紙やパソコンで休んだ人より後半の課題が遅く、解けた数も少なかった
✕ウソマーカーを引けば、大事なところが頭に入る
教科書を蛍光ペンで塗っても、記憶はほとんど増えません。増えるのは「勉強した気分」だけです。
✕ウソ何度も読み返すのが、いちばん確実な勉強法
読み返すと「わかった気」になれます。でも数日たつと、思い出す練習をした人に追い抜かれます。
✕ウソテストは実力を測るためのもの。勉強にはならない
テストは、実力を測る前に、記憶を強くしてくれます。思い出そうとすること自体が、勉強になるのです。
△半分ホント問題集は解きっぱなしでも効果がある
解くだけでも記憶は強まります。でも選択問題では、選んだ誤答まで覚えてしまうことがあり、答え合わせで防げます。
✕ウソ一夜漬けは効率がいい
一夜漬けは、あしたのテストには間に合っても長くは残りません。同じ時間なら、日を分けたほうが覚えられます。
△半分ホント復習は早ければ早いほどいい
早すぎる復習は、効き目が小さいことがあります。いちばんよい間隔は「いつまで覚えておきたいか」で変わります。
?未決着復習間隔は「だんだん広げる」のが最強
だんだん広げる方法が少し有利という実験と、差がないという分析があります。確かなのは、間をあけること自体の効果です。
✕ウソ同じタイプの問題をまとめて解く方が身につく
単元ごとにまとめて解くより、いろいろな問題を混ぜて解いたほうが、1週間後のテストでずっとよい成績になりました。
△半分ホント混ぜて学ぶ「交互練習」は、何にでも効く
似たものを見分ける学習ではよく効きます。でも単語の学習では、まとめて学ぶほうがよいという結果も出ています。
✕ウソ「スラスラできた」と感じる勉強ほど身についている
練習中の手ごたえは、身についたかどうかの目安になりにくいものです。少し苦労する勉強のほうが、長く残ることがあります。
?未決着ノートはPCより手書きの方が頭に残る
「手書きが勝つ」という有名な研究は、同じ方法でやり直した追試では、はっきりとは再現されませんでした。
△半分ホント手書きは脳を活性化させる
手書きとタイピングで脳波の出かたが違うことは見つかっています。ただ、それで成績が上がるかは確かめられていません。
✕ウソ音楽を聴きながら勉強すると集中できる
BGMは気分を上げてくれます。でも文章を読む作業はじゃまされやすく、記憶にも小さなマイナスが出ています。
✕ウソモーツァルトを聴くと頭が良くなる
モーツァルトを聴いたあとの小さな効果は、ほかの音楽でもほぼ同じでした。モーツァルトだけの効果は、ほとんど残っていません。
✕ウソマルチタスクが得意な人は効率がいい
いつも「ながら」をしている人ほど、関係のない情報に気を取られやすい、という結果が出ています。
✕ウソ授業中に隣の人がPCで遊んでいても、自分には関係ない
隣の人のパソコン画面が目に入るだけで、講義のテストの成績が下がった、という実験があります。
?未決着スマホは机に置いておくだけで集中力を奪う
有名な「ブレインドレイン」研究は、事前登録した追試で再現されず、研究をまとめた分析でも結果が割れています。
✕ウソ人には視覚型・聴覚型などの「学習スタイル」があり、合わせて教えると伸びる
好きな学び方があるのは本当です。でも、それに合わせて教えると伸びる、という証拠はほとんど見つかっていません。
✕ウソ人は「右脳型」「左脳型」に分かれる
脳の働きに左右の差はあります。でも、脳全体が右寄り、左寄りというタイプの人がいる証拠は見つかっていません。
✕ウソ睡眠は記憶の定着に関係ない。寝る間を惜しんで勉強すべき
眠っているあいだも、脳は昼間に覚えたことを固めています。睡眠を削ると、その作業の時間も削られます。
◯ホント覚えたら、寝るまで時間を空けない方がいい
覚えてから数時間以内に眠ると、単語は残りやすくなります。高校生の英単語で確かめられた結果です。
✕ウソ徹夜しても、翌日の勉強には影響しない
徹夜は、前の日に覚えたことだけでなく、次の日に新しく覚える力まで弱めます。脳の画像でも確かめられています。
✕ウソ寝る前にスマホやタブレットを見ても、睡眠には影響しない
寝る前に光る画面で読書すると、寝つきが遅れ、体内時計もずれ、翌朝の頭もぼんやりしました。
✕ウソ昼寝は長くないと意味がない
平均6分ほどの短い昼寝でも、起きていた人より単語をよく思い出せました。眠り始めること自体に意味があるようです。
✕ウソ運動する時間があるなら、その分勉強した方がいい
有酸素運動で、記憶に関わる海馬が大きくなったという実験があります。運動の時間は、脳にとっても無駄ではありません。
△半分ホント朝ごはんを食べると成績が上がる
朝食は授業中の集中には良い効果があります。ただ、成績を上げるかどうかは、まだ「その可能性がある」段階です。
◯ホント答えを見て覚えるより、自分で答えを作り出す方が覚えやすい
同じ単語でも、ただ読むより、手がかりから自分で作り出したほうが記憶に残ります。「生成効果」と呼ばれる現象です。
◯ホント人に教えると、自分がいちばん学べる
「あとで教える」つもりで学ぶだけで、覚え方が変わります。実際に説明まですると、1週間後にも差が残りました。
✕ウソわからない問題を先に解こうとするのは時間の無駄
答えられなかった問題でも、思い出そうとしたこと自体が、そのあと正解を覚える助けになります。
✕ウソ概念マップ(マインドマップ)を作るのは、思い出す練習より効果的
教科書を見ながら図にまとめるより、本を閉じて思い出すほうが、理解を問う問題にも強くなりました。
◯ホント「なぜそうなるのか」を自分に説明すると理解が深まる
読みながら「なぜ?」を自分に説明すると、理解が深まります。64の研究をまとめた分析でも、中くらいの効果が確かめられています。
△半分ホント勉強した場所と同じ場所でテストを受けると有利
水中で覚えた単語は、水中のほうが思い出しやすい。ただし、この効果は条件しだいで小さくなり、頭の中で場所を思い浮かべるだけでも弱まります。
◯ホント絵が下手でも、描いて覚えると記憶に残る
単語を絵に描くと、何度も書き写すよりずっと覚えやすくなります。絵の上手さは関係ありませんでした。
◯ホント声に出して読むと覚えやすい
黙読した単語より、声に出した単語のほうが記憶に残ります。ただし効くのは、一部だけを声に出したときです。
?未決着読みにくいフォントで書くと、記憶に残りやすい
読みにくい字のほうが覚えられた、という研究があります。ただ、確かめ直した研究では、効果が出なかった報告も相次いでいます。
✕ウソ自信満々で間違えたことは、直りにくい
自信をもって間違えた答えほど、正解を教わったあとに直りやすい。研究者自身の予想を裏切った結果です。
✕ウソ完璧に覚えた後も、その場で繰り返し続けるのが一番
完璧に覚えたあとも、その場でくり返し続けると、1週間後には効きます。でも数週間たつと、その差は大きく縮んでしまいます。
△半分ホントカフェインは記憶を良くする
覚えたあとのカフェインが、翌日の記憶を少し助けた実験はあります。ただ量は多ければいいわけではなく、夜は眠りをじゃまします。
?未決着意志力は使うと減っていく(自我消耗)
「意志力はガソリンのように減る」という有名な説。大規模な追試を2回しても、効果はほとんど見つかっていません。
✕ウソ脳トレアプリで頭が良くなる
脳トレで上手になるのは、練習したそのゲームだけ。ほかの課題や勉強の力にはほとんど広がらないことが、大規模な実験でわかっています。
✕ウソ楽器を習うと頭が良くなる
音楽を学ぶ価値は本物です。でも「IQや成績が上がる」効果は、きちんとした実験ほど小さくなり、確かめられていません。
✕ウソ授業の集中力は10〜15分しか続かない
よく聞く「集中は10分で切れる」。たどってみると、この数字を支える研究はほとんど見つかりませんでした。
◯ホント試験前の不安は、紙に書き出すと成績が上がる
大事な試験の直前に、心配ごとを10分ほど書き出すと、成績が上がった実験があります。不安の強い人ほど効果が大きく出ました。
✕ウソドキドキ(緊張)は、パフォーマンスを下げるだけ
緊張そのものは消えなくても、「体が本番の準備をしている」と受け止め直したら、数学の点が上がった実験があります。
△半分ホント「頭は鍛えれば伸びる」と思うだけで成績が上がる(成長マインドセット)
全体として見ると、効果は小さめです。ただ、成績が低めの生徒や、挑戦を応援する雰囲気の学校では、意味のある差が出ました。
△半分ホント成功のカギは才能より「やり抜く力(グリット)」
粘り強さは大切です。でも、グリットと成績の関係は小さめで、昔からある「まじめさ」とほとんど区別がつかないこともわかってきました。
✕ウソマシュマロを我慢できる子は、将来成功する
有名な「マシュマロ・テスト」。大きな追試では、待てた時間と将来の成績の関係はかなり小さくなり、家庭の環境でその多くが説明されました。
✕ウソ1万時間練習すれば、誰でも一流になれる
練習はたしかに大切です。でも、練習量で説明できる差は分野によって大きく違い、勉強ではわずか4パーセントでした。
◯ホント自然の中を散歩すると、集中力が回復する
木の多い公園を歩いたあとや、自然の写真を見たあとで、注意力のテストの成績が上がった実験があります。人数は少なめですが、結果は一貫していました。
△半分ホントフィードバックは多ければ多いほどいい
フィードバックは学習を大きく左右します。ただ、3分の1以上のケースでかえって成績を下げていたという分析も。量より中身です。
◯ホントできない人ほど、自分を過大評価しがち
いわゆる「ダニング=クルーガー効果」。成績が下位の人ほど、自分の実力を高く見積もる傾向が実験で示されています。
✕ウソ学習の脳科学に詳しい先生なら、「脳の神話」は信じない
脳と学習に関心の高い先生たちでも、「脳の神話」の約半分を信じていました。脳の知識が多い先生ほど、神話を信じやすい傾向まで見られました。
△半分ホント人が一度に覚えておけるのは「7つ」まで
有名な「マジカルナンバー7」。数に限りがあるのはホントですが、いまは「4つ前後」とする見方が有力です。
✕ウソ記憶術は、生まれつき特別な脳の持ち主だけのもの
記憶力チャンピオンたちの技は、ふつうの人でも6週間の訓練で身につけられました。脳のつながり方まで、選手たちに近づいていました。
✕ウソ自分に合った勉強法は、自分がいちばんよくわかっている
勉強したときの「効いた感じ」と、実際の効果は、しばしば正反対です。自分のテスト結果を見たあとでさえ、人は手応えのほうを信じました。
✕ウソ頭の良さのピークは20代。あとは全部下り坂
頭の力はひとつではありません。10代の終わりにピークを迎える力もあれば、40代を過ぎてからピークを迎える力もあります。
✕ウソ男女で頭の働き方は大きく違う
46のメタ分析をまとめると、男女はほとんどの心の特徴でよく似ていました。数学のテストの差も、ほぼゼロです。
△半分ホント初心者は難しい問題をたくさん解くほど伸びる
演習は大切です。でも初心者のうちは、難問に挑むより、解き方の例をよく学ぶほうが速く伸びることがあります。
✕ウソ砂糖を食べると、子どもは興奮して落ち着きがなくなる
中身を伏せた実験をまとめると、砂糖で子どもの行動が変わる証拠は見つかりませんでした。変わったのは大人の目のほうでした。
△半分ホントご褒美で釣れば、勉強のやる気は上がる
ほめ言葉は、自分から学ぶ気持ちを高めました。でも、前もって約束する物のご褒美は、その気持ちを弱めることがあります。
✕ウソテストで迷ったら、最初に選んだ答えを変えない方がいい
研究では、答えの書き直しは「誤りから正解」が最も多く、変えた人はたいてい点数を上げていました。
△半分ホント講義動画は倍速で見ても、ちゃんと理解できる
2倍速までなら、理解はほとんど落ちませんでした。でも2.5倍速では下がります。浮いた時間の使い方も大切です。
✕ウソ上手な先生の講義を聞くのが、いちばん身につく
大学の理系の授業では、名講義を聞くより、自分たちで問題を解く授業のほうが成績は上でした。ただ「わかった感」は逆になります。
?未決着ガムをよく噛むと、集中力や記憶力が上がる
「効いた」「効かない」の両方の結果があります。効くとしても、噛んだあとの短い時間だけのようです。
△半分ホント朝型の人の方が、成績がいい
朝型ほど成績がやや良い傾向はあります。でも差はごく小さく、頭の働きのテストでは、夜型のほうがわずかに上でした。
✕ウソ「頭が良くなる薬」を飲めば、健康な学生でも頭がぐんと良くなる
一部の力に小さな効果はあっても、「ぐんと賢くなる」証拠はありません。効果より、期待と実感のほうが大きいのです。
◯ホント勉強の計画は、たいてい予定より時間がかかる
人は自分の作業時間を、いつも甘く見積もります。「計画錯誤」と呼ばれる心のクセで、過去の実績と結びつけると直せます。
◯ホント「いつ・どこで・何をやるか」まで決めておくと、勉強をサボりにくい
「もし〇〇になったら、△△する」と決めておくと、目標を達成しやすくなります。94の検証をまとめた効果は、中〜大でした。
△半分ホントポモドーロ・テクニック(25分勉強+5分休憩)は効果がある
時間を決めて休むと、疲れにくく、集中ややる気も高めでした。ただし、こなした量が増えたわけではありません。
?未決着目標は、人に言わない方が達成しやすい
人に言うと「なれた気」になるという研究と、言ったほうが進むという研究があります。誰に、どう伝えるかで変わりそうです。
✕ウソあくびをすると、脳に酸素がたくさん送られて、頭がすっきりする
酸素を多く吸っても、あくびは減りませんでした。あくびのあとに脳が目覚めた証拠もなく、本当の役割は研究の途中です。
✕ウソマスクをすると、脳に酸素が行きにくくなって、勉強に悪い
ふつうのマスクで、酸素不足になる証拠はありません。ただ、長い時間つけると気分が下がる人はいます。
✕ウソ日本人はLとRを聞き分けられない
「生まれつき無理」ではありません。苦手なのは本当ですが、聞き分けは練習で伸びることが実験で示されています。
✕ウソL/Rの聞き分けを練習しても、発音はうまくならない
発音の練習を一度もしなくても、LとRの聞き分け訓練だけで発音がよくなった、という実験があります。
△半分ホント赤ちゃんは世界中の言語の音を聞き分けられる
生後半年ごろは外国語の音も聞き分けられます。でも1歳を前に、その力は母語に合わせて絞り込まれていきます。
✕ウソ赤ちゃんに英語のDVDを見せれば、英語の耳が育つ
生身の人からは外国語の音を学べた赤ちゃんが、同じ内容の映像や音声だけからは学べませんでした。
△半分ホント言語の習得には「臨界期」がある
文法を身につける力は、年齢とともに落ちていきます。ただ、その曲がり角は思われていたより遅い17歳ごろでした。
△半分ホント英語は早く始めれば始めるほど、学校英語でも有利
週数時間の授業だけなら、早く始めた効果は限られます。差が見えてくるのは、まとまった量の英語に触れてからでした。
✕ウソ子どもは大人よりも速く外国語を覚える
オランダに移り住んだ人たちの調査では、最初の数か月で速く上達したのは、幼い子より12〜15歳と大人でした。
◯ホント大人になってから学ぶと、訛りが残る
英語を学び始めた年齢が遅いほど、訛りは強く聞こえる傾向があります。子どものうちに始めた人でも、訛りが残ることは珍しくありません。
✕ウソ訛りがあると、英語は通じない
訛りの強さと、伝わりやすさは別のものです。強い訛りがあると評価された英語でも、多くはきちんと聞き取られていました。
?未決着大人でも努力すれば、完全にネイティブと同じになれる
ネイティブに聞こえる大人の学習者はいます。でも精密なテストで、母語話者と完全に一致した人は見つかりませんでした。
△半分ホント外国語訛りがあると、話の内容まで信用されにくくなる
訛りのある人が読んだ文は、同じ台本でも少し「本当らしくない」と判断されました。ただ、聞き手が意識したり慣れたりすれば減らせます。
?未決着バイリンガルは頭の切り替えが得意(バイリンガル優位)
有名な「バイリンガルは頭の切り替えが得意」説。大人を調べた152の研究をまとめると、偏りを補正したあとには有利さが残りませんでした。
◯ホントバイリンガルの「良い結果」は、論文になりやすい
学会で発表された研究のその後を追うと、バイリンガルの有利さを支持する研究ほど、論文として出版されていました。
?未決着バイリンガルは認知症になりにくい
インドの調査では、2つ以上の言葉を話す人の認知症の発症が約4.5年遅れていました。でも、元気なうちから追いかけた研究では差が見られません。
△半分ホント2つの言語で育てると、言葉の発達が遅れる
1つの言葉だけで比べると、少し遅れて見えます。でも2つの言葉の語彙を合わせると、差はありませんでした。
△半分ホント外国語で考えると、冷静な判断ができる
外国語で考えると、言い方に左右される判断のかたよりが小さくなった実験があります。ただ、いつも良い判断になるとは限りません。
?未決着話す言語によって、時間の捉え方が変わる
中国語を話す人は時間を「縦」に考える、という有名な研究は、何度も追試で再現されませんでした。それでも議論は続いています。
◯ホント多読(たくさん読むこと)は、英語力アップに効果がある
たくさんの研究をまとめた分析で、多読の効果は小〜中くらいと確かめられています。近道ではありませんが、確かに効く方法です。
✕ウソやさしい本を1冊読めば、新しい単語がたくさん身につく
1冊読んで3か月後に意味を覚えていたのは、25語のうち1語ほど。新しい単語を増やすには、読む量がまるで足りません。
△半分ホント単語は文脈で何回も出会えば、自然と覚えられる
出会う回数が増えるほど、単語の知識は伸びます。ただし10回出会っても、完全に知るには足りないかもしれません。
✕ウソ単語帳で暗記しても、使える単語にはならない
単語カードや単語リストでの学習には、はっきりした効果があります。忘れる分は、復習と、読む・聞くで補えば大丈夫です。
✕ウソ語呂合わせ(キーワード法)は邪道
音の似た言葉とイメージで結ぶ「キーワード法」は、実験で高い効果を示しました。ただし、覚えたあとの復習は欠かせません。
◯ホント単語の復習は、間隔を空けると効果的
外国語の学習でも、間隔をあけた練習には中から大の効果がありました。長く覚えておきたいなら、間隔は長めがよいようです。
◯ホント新しく覚えた単語は、寝ると定着する
新しい単語は、覚えた直後ではなく、ひと晩眠ったあとに「頭の中の辞書」へ組みこまれていくことが、実験で示されています。
△半分ホントシャドーイングはリスニング力を伸ばす
音の聞き取りには効果がありました。ただし、リスニング問題の点が伸びたのは、初級のグループだけでした。
✕ウソ英語の動画は、日本語字幕で見る方が英語の勉強になる
母語の字幕は、外国語の音に慣れる学習をじゃますることがあり、外国語の字幕はそれを助ける、という実験があります。
◯ホント字幕付き動画は、リスニングにも単語学習にも効く
英語の音声に英語の字幕をつけた動画は、聞き取りにも単語の学習にも効果あり。複数のメタ分析で確かめられています。
△半分ホント海外ドラマを見るだけで、単語が身につく
テレビ番組を1本見るだけでも、単語は身につきます。ただし、何度も出てくる単語や、もともと語彙力のある人ほど有利でした。
△半分ホント音声を聞きながら読むと、単語の定着率が大きく上がる
読む、聞きながら読む、聞くだけ。どの方法でも単語は学べましたが、3か月後まで残ったのはごくわずかでした。
△半分ホント聞くより読む方が、単語を覚えやすい
同じ学術的な内容なら、講義を聞くより文章を読むほうが単語は伸びました。ただし、英語力が上がるほど、その差は縮まりました。
✕ウソ文法は教わらなくても、英語に触れていれば自然に身につく
メタ分析では、文法を的をしぼって教えると大きな効果があり、ルールをはっきり説明するほうが、気づかせるだけより効果的でした。
✕ウソ会話中の間違いは、訂正しない方がいい
教室での口頭の訂正には、確かで長続きする効果がありました。とくに、学習者に自分で言い直させる訂正がよく効きました。
✕ウソ作文の文法を添削しても、正確さは上がらない
「添削は効かない」という有名な主張もありましたが、その後のメタ分析では、添削で文法の正確さが上がりうることが示されました。
✕ウソ発音は教わっても上達しない
86の報告をまとめたメタ分析で、発音の指導には大きな効果がありました。長く続け、直してもらうほど効果は大きくなります。
✕ウソ英語への不安(苦手意識)は、成績とは関係ない
約2万人分のデータをまとめた分析で、英語への不安と成績には、中くらいのマイナスの関係がありました。
✕ウソ英文を読むとき、単語の注釈(グロス)は不要
注釈つきで読んだ人は、注釈なしの人より1.7倍ほど多く単語を覚えていました。42の研究をまとめた結果です。
✕ウソ速読を身につければ、理解度そのままで何倍も速く読める
理解を保ったまま2倍、3倍の速さで読むのは難しいとわかっています。速さを決めるのは、目よりも言葉の力です。
△半分ホント日本語は早口な言語
1秒に話す音の数は、たしかに多めです。でも1秒あたりに伝わる情報の量は、どの言語もほぼ同じくらいでした。
✕ウソ女性は男性よりずっとおしゃべり
録音機で数えると、1日に話す語数は男女とも約1万6000語でした。差は統計的に意味のないほどの小ささです。
✕ウソリスニングの練習は、同じ先生の声だけで十分
1人の声だけで練習した耳は、知らない人の声になるとつまずきました。いろいろな声で練習すると、新しい声にも通用します。
△半分ホント洋楽や歌を使うと、英語が覚えやすい
歌って覚えるとフレーズが残りやすく、歌を聞くだけでも単語は増えます。ただ、歌だけで話せるようになる証拠はありません。
◯ホントジェスチャーをつけると、単語を覚えやすい
意味に合った身ぶりを添えると、新しい単語が記憶に残りやすくなります。ただ手を動かすだけでは効きません。
△半分ホント留学すれば、英語はペラペラになる
留学すると語学力が伸びやすいのは確かです。でも、文法の土台がないまま行くと、現地で伸び悩むことがあります。
✕ウソ単語は5個ずつなど、少しずつ区切って覚えたほうがいい
何個ずつに区切るかは、成績をほとんど左右しませんでした。効いたのは、同じ単語に戻るまでの間隔です。
✕ウソ「目・鼻・耳」のような仲間の単語は、まとめて覚えると覚えやすい
意味の近い単語を一度に覚えると、頭の中で取り違えやすくなります。まとめると覚えやすい、という証拠はありません。
△半分ホント単語は絵と一緒に覚えると、日本語訳で覚えるより覚えやすい
絵は「覚えた気」にさせやすく、そのままでは訳で覚えるのと差が出ません。自分でテストを入れると、絵が上回りました。
✕ウソわからない単語は、辞書を引かずに意味を推測したほうが記憶に残る
推測してから覚えても、先に意味を教わって覚えても、残る量は同じくらい。推測するほうが、時間はかなり多くかかりました。
?未決着紙の辞書で引いた方が、電子辞書より単語が記憶に残る
紙が有利だというはっきりした証拠はありません。差がないという研究も、電子が有利という研究もあり、結論は割れています。
✕ウソ新しい単語の意味も、日本語を使わず英語だけで説明すべき
新しい単語の意味は、母語でひと言添えたほうが身につきやすい、という研究があります。英語だけにこだわる必要はありません。
◯ホント語学には、向き不向き(才能)がある
語学の才能(適性)は実際にあり、外国語の総合力をよく予想します。ただし単語の学習や英作文は、才能では予想しにくい分野でした。
◯ホント英語圏の子どもは、フォニックス(つづりと音のルール)を学ぶと読む力が伸びる
英語圏の子どもでは、つづりと音のルールを順序立てて教えると、読む力が伸びることが多くの実験で確かめられています。
?未決着語学アプリだけで、英語が身につく
アプリで力が伸びたという研究はあります。でも数が少なく規模も小さく、アプリだけで話せるようになるかはわかっていません。
△半分ホント数学は暗記だ
解き方を覚えるのはむだではありません。ただ、意味の理解と行き来させてはじめて、覚えた手順が使える力になります。
△半分ホント数学ができるかどうかは、生まれつきの才能で決まる
📈 16歳の数の感覚の個人差で、遺伝32%、遺伝で説明されない差68%(測定誤差を含む)
✕ウソ男子のほうが、女子より数学が得意
📈 242研究・約129万人で、男女差は効果量0.05(ほぼゼロ)
✕ウソ数学が苦手なのは勉強不足のせいで、不安とは関係ない
📈 131研究のまとめで、数学への不安と成績の相関は-0.34
△半分ホント計算ドリルをたくさんやれば、数学ができるようになる
ドリルで練習した計算は、たしかに速く正確になります。ただ、その力が文章題まで自然に広がるとは限りません。
△半分ホントそろばんを習うと、頭が良くなる
📈 3年間・204人の比較で計算は向上、基本的な認知能力は変化なし
✕ウソ指を使って数えるのは、やめさせたほうがいい
幼い子どもにとって、指で数えるのは効率のよいやり方です。指を使う子のほうが、むしろ正確に足し算をしていました。
✕ウソ電卓を使うと、計算力が落ちる
📈 79の研究のまとめで、小4を除き、手で計算する基礎力が向上
△半分ホント数学を不安に思う親がよく宿題を手伝うと、子どもの数学の伸びが小さくなりやすい
数学が不安な親が宿題をよく手伝う家庭では、子どもの伸びが小さい傾向がありました。ただ、原因とまでは言えません。
✕ウソ数学の宿題は、多いほど成績が上がる
📈 スペインの中学生7451人の研究で、数学と理科の宿題のちょうどよい長さは1日1時間ほど
△半分ホント数学は、公式を教わってから問題を解くのがいちばんいい
📈 先に問題に挑戦した授業のほうが、成績が上回った(効果量0.36)
△半分ホント数学の文章題は、図や絵をかいて考えると解きやすくなる
📈 図を使って学ぶ授業で、数学の成績が上がった(効果量0.50)
△半分ホント小学生のとき分数が苦手な子は、その先の数学も苦手になりやすい
📈 小学生の分数と割り算の力が、5〜6年後の高校数学の成績を予測
△半分ホント小さいころ算数が得意な子は、その後も数学が得意になりやすい
入学前後の算数の力は、何年も先の成績をよく予測します。でも、早く教えて作った差が、そのまま将来まで続くとは限りません。
△半分ホント数学は、ブロックなど手で動かせる教材を使うとよくわかる
📈 55研究・7237人のまとめで、小さめから中くらいの効果
◯ホント数学ができる人は、覚えながら考えるのが得意だ
📈 数学の成績とワーキングメモリの相関は0.35(110研究)
?未決着チェスを習うと、数学の成績が上がる
📈 233人の実験で、チェスを習った群とほかの群に差なし
△半分ホントプログラミングを習うと、数学や考える力が伸びる
📈 105研究のまとめで、全体の効果量0.49
✕ウソ国語の読解力はセンスで決まる。勉強しても伸びない
📈 読むのが苦手な小3〜高3で、読解の効果量0.59(64研究)
◯ホント文章を読む機会を増やすと、作文もうまくなる
📈 文章を読む機会を増やすと、書く力の効果量0.35(36実験)
?未決着マンガばかり読んでいると、読解力が落ちる
スペインの大規模データでは、マンガを読む回数と学力の伸びに関係は見られませんでした。ただし、原因と結果まではわかっていません。
?未決着好きな本を自由に読む時間を作れば、読む力が伸びる
📈 14研究・約1万人で、読む力への意味のある効果は見られず
△半分ホント作文は、とにかくたくさん書けば上手になる
📈 書く量を増やす効果量0.30、書き方の作戦を教わると1.02
?未決着文法用語を覚えるだけで、作文がうまくなる
英語圏では、品詞や文の成分を教えても作文が良くなる証拠はほとんどありません。日本語の作文で同じかは、まだ確かめられていません。
△半分ホント文章について話し合う授業で、読解力や考える力が伸びる
話し合いで文章の理解が深まった方法はありました。でも、批判的に考える力まで伸ばせた方法は、ごくわずかでした。
△半分ホント言葉の意味をたくさん覚えれば、読解力も上がる
📈 研究者作成テストで効果量0.50、標準テストでは0.10
✕ウソ読解力さえあれば、知らない分野の文章でも読みこなせる
文章をどれだけ理解できるかは、読む力だけでなく、その話題をどれだけ知っているかに大きく左右されます。
△半分ホント小説を読むと、人の気持ちがわかるようになる
📈 小説を読むと、人の心を読み取る課題で効果量0.15〜0.16
✕ウソ理科の実験は、本物の器具でやらないと身につかない
📈 本物の実験とバーチャル実験で、理解の伸びは同じ程度
△半分ホント理科は、自分で試して発見するのがいちばん身につく
📈 手助けなしの発見は、教わるより不利(効果量−0.38)。手助けつきの発見なら有利(0.30)
✕ウソ先生の実験を見ているだけで、理科はわかるようになる
📈 先に結果を予想すると、正しく観察できる割合が約20%上がった
△半分ホント理科の思い込みは、まちがいだと指摘して説明すると直りやすい
📈 思い込みを否定する文章で、理解が中程度に向上(効果量0.41)
◯ホント動くアニメ教材は、止まった図より学びやすい
📈 アニメは止まった図より学習効果が高い(効果量0.37)
△半分ホント理科は、たとえ話を使うとわかりやすくなることがある
📈 細胞を工場にたとえた文章で、2週間後の記憶も向上
△半分ホント理科は、男子のほうが得意だ
📈 米国の全国テストで男子がわずかに上(高校3年で効果量0.13)
✕ウソ歴史は、年号や用語を暗記する科目だ
📈 資料を読み比べる6か月の授業で、考える力・知識・読解力がすべて向上
△半分ホント歴史は、物語として読むと覚えやすい
物語の文章は説明文より理解しやすく、思い出しやすい傾向があります。ただ、同じ内容を物語にすればいつでも得をするとは限りません。
△半分ホント文章を読む前に地図や図を見ると、内容を覚えやすい
地図や図を先に見ると、文章をよく思い出せます。ただ、効いているのは地図の「位置」より、小さな「絵」のほうかもしれません。
✕ウソ美術館や劇場への校外学習は、楽しいだけで勉強にならない
行く生徒をくじ引きで決めた実験で、美術館や劇場への校外学習が、考える力や作品の理解を伸ばしました。
?未決着美術や音楽の授業は、ほかの教科の成績も上げる
作文の成績が伸びた大規模な実験はありますが、芸術がほかの教科の成績を上げるという確かな証拠は、全体としてまだそろっていません。
✕ウソ英語ネイティブ(20歳)が知っている単語は、約2万語
約2万語ではなく、見出し語で数えて約4万2000語。ただし「1語」の数え方しだいで、数字は大きく変わります。
◯ホント教養ある大人のネイティブの語彙は、約1万7000語(基本語)
数え方を「基本語」にそろえると、約1万7000語。1日に2〜3語ずつ増えていくペースにあたります。
✕ウソ大人になると、もう語彙は増えない
増えます。英語のネイティブは、20歳から60歳までに約6000語、2日に1語のペースで語彙を増やしていました。
△半分ホント英文を辞書なしで楽しく読むには、単語の95%がわかればいい
95%では、十分に理解できた人は半分に届きませんでした。有名な研究の答えは約98%。ただし、その数字にも追試で疑問が出ています。
◯ホント英語の本を読むには8000〜9000語、会話なら6000〜7000語が必要
「知らない単語が50語に1語」まで減らすには、小説や新聞で8000〜9000語、会話で6000〜7000語。研究の推定どおりです。
◯ホントある程度読むなら4000〜5000語、しっかり読むなら8000語
最低ラインは4000〜5000語で文章の95%、理想ラインは8000語で98%。イスラエルの研究者が出した2本の線です。
◯ホント英語の映画を理解するのに必要な語彙は、約3000語から
よく使う3000語に固有名詞などを加えると、映画のせりふの約95%がわかります。98%には約6000語が必要です。
△半分ホント海外のテレビ番組は、映画より簡単
95%の理解に必要な語彙は、映画もテレビも約3000語で同じ。ところが98%になると、テレビは約7000語と、映画より多く必要でした。
◯ホント単語は文章で10回出会えば、かなり身につく
1回、3回、7回、10回と比べると、文章で10回出会った単語には大きな学習効果がありました。ただし、完全に身につけるには10回では足りないようです。
◯ホント出会う回数と単語の覚えやすさの関係は、r=.34
26の研究、1918人分をまとめると、出会う回数と覚えやすさの相関は0.34。はっきりした関係ですが、回数だけで決まるわけではありません。
◯ホント単語カードなどで覚えた単語、後で残るのは約4割
覚えた直後は約60%の単語の意味を言えても、時間がたつと約39%に下がります。残るのは、おおよそ4割です。
◯ホント英語母語話者が日本語を学ぶには、約2200時間かかる
アメリカ国務省の目安では、日本語は最も難しい「カテゴリー4」で、授業だけで2200時間。フランス語などの3〜4倍です。
◯ホント文法の学習能力は、17.4歳ごろまでほぼ保たれる
約67万人のデータを分析すると、文法を学ぶ力は17.4歳ごろまでほぼ保たれ、そのあと少しずつ下がっていました。
◯ホントエビングハウスの忘却曲線は、現代の再実験でも再現された
約130年前のエビングハウスの実験を、ひとりの若者が70時間かけて再現しました。描かれた忘却曲線は、元の曲線とよく似ていました。
△半分ホント最適な復習間隔は、テストまでの期間の約10〜20%
1週間後のテストなら間隔は20〜40%、1年後なら5〜10%。テストが先になるほど、割合は小さくなります。「10〜20%」は、その間のおおまかな目安です。
◯ホント人間の言語は、どれも1秒あたり約39ビットの情報を伝えている
早口の言語も、ゆっくりの言語も、1秒あたりに伝える情報量はほぼ同じ。17言語の平均は、毎秒約39ビットでした。
◯ホント大人の英語の黙読スピードは、平均で1分間に約238語
よく言われる「1分間に300語」は多すぎました。190の研究をまとめると、大人の黙読の平均は、ノンフィクションで1分間に238語です。
◯ホント人間の短期記憶の容量は、3〜5個程度
有名な「7±2」は大まかな目安でした。覚え方の工夫を封じて測ると、限界は3〜5個、平均すると約4個です。
◯ホント昼寝の効果は、たった6分でも現れる
平均6分以内しか眠らなかった人でも、起きていた人より単語をよく思い出せました。眠り始めること自体に意味があるようです。
◯ホント先生たちは、脳に関する神話の約半分を信じていた
イギリスとオランダの教師242人に聞くと、脳についての思い込み(神経神話)の49%を正しいと答えていました。
◯ホント学習者の72%が、効果の低い勉強法の方が効いたと感じていた
実験では90%の人が「間をあける」方法で得をしていたのに、72%は「まとめて覚える」ほうが効いたと感じていました。
◯ホントキーワード法(語呂合わせ)で、正答率は46%から72%へ
ロシア語の単語テストで、キーワード法のグループは72%、自由に覚えたグループは46%の正解でした。
◯ホント英語不安と成績の相関は、r=-.36
23か国・約2万人分の研究をまとめると、外国語への不安が強い人ほど、成績が低い傾向がはっきり出ました。
◯ホント単語の注釈付きで読むと、単語の習得率は約1.7倍に
42の研究をまとめると、単語に注釈がついた英文を読んだ人は、直後のテストで45.3%、注釈なしは26.6%の単語を覚えていました。
◯ホント先生の話を聞くだけの授業だと、単位を落とす人が1.5倍に増える
225の研究をまとめると、先生の話を聞くだけの授業では、学生が参加する授業より、不合格になる人が1.5倍多くなっていました。
◯ホント起きている時間のほぼ半分、人は今していることと別のことを考えている
スマホで人の頭の中を調べると、目の前にないことを考えている時間は、目の前のことを考えている時間とほぼ同じくらいありました。
◯ホント13〜18歳に推奨される睡眠時間は、1日8〜10時間
アメリカ睡眠医学会の専門家たちの結論は「13〜18歳は8〜10時間」。受験生も例外ではありません。
◯ホントたった3秒弱の中断で、作業のミスは2倍になる
平均2.8秒の割り込みで、手順の順番を間違えるミスは2倍に。4.4秒なら3倍になりました。
◯ホント同じ文章でも、スマホやパソコンより紙で読むほうがよく理解できる
17万人以上が参加した54の研究をまとめると、紙で読んだほうが、小さいながらもはっきりと理解度が上でした。
◯ホント本を読む量と言葉の力の結びつきは、学年が上がるほど強くなる
99の研究をまとめると、自由に読む本の量と言葉の力の結びつきは、学年が上がるほど強くなっていました。
✕ウソ読んだことは10%、体験したことは90%覚えている(ラーニングピラミッド)
学び方ごとに「記憶に残る割合」を示す数字には、実験の裏づけがありません。出典をたどっても行き止まりで、数字も図ごとにバラバラです。
◯ホント夏休みの間に、学力は約1か月分逆戻りする
39の研究を見直すと、夏休み明けの学力テストの点は、学年に直して約1か月分下がっていました。
◯ホントスマホをよく使う人ほど、成績は少しだけ低い
10年分の研究をまとめると、スマホをよく使う人ほど成績が低い傾向がありました。ただし、結びつきは弱めです。
◯ホント小さいころに読み聞かせをしてもらった子ほど、言葉の力が高い
親が就学前の子に本を読む回数は、子どもの言葉の伸びや、のちの読む力と、中くらいの強さで結びついていました。
△半分ホントファインマン・テクニック(やさしい言葉で説明してみる勉強法)は最強
📈 架空の生徒への説明の効果は小さめ(理解で効果量0.29)
?未決着コーネル式ノートを使えば、成績が上がる
ノートを取って見直すことには、はっきりした効果があります。でも「コーネル式だから伸びる」とは、まだ言えません。
△半分ホント教科書を読むなら「SQ3R」という5段階の読み方が正しい
5段階を全部こなさなくても大丈夫。効き目がはっきりしているのは、本を閉じて思い出す「暗唱」の部分です。
△半分ホントライトナー方式(暗記カードの箱)は、効率よく覚えられる
📈 覚えた単語もテストし続けると、後日の記憶が大きく向上
△半分ホント教科書は、何度もサッと読み流せば覚えられる(7回読み)
日をあけた読み直しには意味があります。ただ、読むだけでは細かい点や応用は残りにくいのです。
◯ホント白紙に覚えていることを書き出す(ブレインダンプ)と、記憶に残る
何も見ずに白紙へ書き出すのは、研究で効果が確かめられた「思い出す練習」そのものです。
△半分ホント勉強は「アウトプット7:インプット3」がベスト
📈 意味のない音の列では、読むだけより数時間後の記憶が約4倍
△半分ホント間違いノートを作れば、同じミスをしなくなる
📈 間違えた後に正解を見せると、見せない場合より1週間後の正答が494%増
△半分ホント単語や漢字は、何回も書けば覚えられる
書くと文字の「形」は覚えやすくなります。でも、読みや意味まで覚えられるとは限らず、写すだけでは逆効果のことも。
△半分ホント勉強はキリの悪いところでやめると、記憶に残る(ツァイガルニク効果)
「途中でやめると、続きをやりたくなる」は支持されました。でも「途中のことほどよく覚えている」は確認されませんでした。
△半分ホントシュリーマンの「音読と作文」で、外国語は短期間で身につく
📈 口頭での誤り訂正に、持続する効果(15研究・827人)
△半分ホントフランクリン流「名文を見ずに書き直す」と、文章がうまくなる
📈 自分で作り出した情報は、読むだけより記憶に残る(効果量0.40)
◯ホントフランクリンの「毎晩つける反省表」で、習慣は変えられる
📈 進み具合の記録で目標達成が向上(効果量0.40、138研究)
△半分ホントダーウィン流「反対の事実はすぐメモ」で、思い込みを防げる
📈 自分に合う情報を選ぶ偏りは、中程度(効果量0.36)
△半分ホントイーロン・マスク流「まず全体の骨組みから学ぶ」と、細かいことも覚えやすい
📈 事前知識と事後の成績の相関は0.53、伸びとの相関はほぼ0
◯ホントダ・ヴィンチ流「見ないで描いて手本と重ねる」と、よく覚えられる
📈 テストの後に答え合わせをすると、正しく思い出せる量がさらに増えた
△半分ホントリンカーンの言う通り、声に出して読むとよく覚えられる
📈 全員が音読する場合、見分けるテストで効果量0.37
△半分ホント南方熊楠のように本を書き写せば、知識が身につく
📈 ノートを取って見直す学習の効果は大きい(33研究)
△半分ホントファインマンの黒板の言葉「自分で作れないものは、理解していない」にならって学ぶと、理解が深まる
📈 自分に説明するよう促すと、効果量0.55(69の効果量)
✕ウソ手当たり次第の独学でも、科学は身につく(キュリー夫人は「実りが少なかった」と回想)
📈 助けのない発見学習は、直接の指導より劣る(効果量0.38)
?未決着ナッツを食べると、頭が良くなる
📈 大学生がクルミを8週間:推論テストは11.2%上昇、記憶は変化なし
✕ウソDHA(魚の油)のサプリを飲むと、子どもの読む力や記憶力が上がる
📈 追試の376人で、読み・作業記憶・行動に一貫した差なし
✕ウソチョコレートを食べると、記憶力が上がる
📈 平均73歳の2262人が3年間カカオ抽出物:認知機能に差なし
△半分ホントブルーベリーを食べると、子どもの記憶力が上がる
📈 7〜10歳の54人:2時間後の単語の記憶は向上、読む力は変化なし
△半分ホント緑茶に入っている成分(テアニン)で、集中力が上がる
📈 カフェイン50mg+テアニン100mgで、注意の切り替えが速く正確に
✕ウソイチョウ葉エキスで、記憶力が良くなる
📈 健康な人のメタ分析:記憶への効果量はd=-0.04でほぼゼロ
△半分ホントテスト前にブドウ糖をとると、記憶力が上がる
📈 ブドウ糖25gで、出来事の記憶は向上。知識を思い出す課題はほぼ変化なし
◯ホント水分が足りないと、頭の働きが落ちる
📈 体重の2%を超える脱水で、認知課題の成績が低下(効果量-0.28)
✕ウソエナジードリンクは、カフェインだけのときより頭がさえる
📈 32論文を検討:カフェイン以外の成分が働きを高める証拠は乏しい
?未決着マルチビタミンを飲むと、頭が良くなる
📈 高齢者3562人:記憶の差は、加齢による変化の約3.1年分と推定
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