数字でわかる34本

ネイティブは何語知っている? 何語わかれば英語が読める? 昼寝は何分で効く? 勉強と英語の「数字」を、研究データでスッキリ確認。

✕ウソ
数字N01

英語ネイティブ(20歳)が知っている単語は、約2万語

約2万語ではなく、見出し語で数えて約4万2000語。ただし「1語」の数え方しだいで、数字は大きく変わります。

◯ホント
数字N02

教養ある大人のネイティブの語彙は、約1万7000語(基本語)

数え方を「基本語」にそろえると、約1万7000語。1日に2〜3語ずつ増えていくペースにあたります。

✕ウソ
数字N03

大人になると、もう語彙は増えない

増えます。英語のネイティブは、20歳から60歳までに約6000語、2日に1語のペースで語彙を増やしていました。

△半分ホント
数字N04

英文を辞書なしで楽しく読むには、単語の95%がわかればいい

95%では、十分に理解できた人は半分に届きませんでした。有名な研究の答えは約98%。ただし、その数字にも追試で疑問が出ています。

◯ホント
数字N05

英語の本を読むには8000〜9000語、会話なら6000〜7000語が必要

「知らない単語が50語に1語」まで減らすには、小説や新聞で8000〜9000語、会話で6000〜7000語。研究の推定どおりです。

◯ホント
数字N06

ある程度読むなら4000〜5000語、しっかり読むなら8000語

最低ラインは4000〜5000語で文章の95%、理想ラインは8000語で98%。イスラエルの研究者が出した2本の線です。

◯ホント
数字N07

英語の映画を理解するのに必要な語彙は、約3000語から

よく使う3000語に固有名詞などを加えると、映画のせりふの約95%がわかります。98%には約6000語が必要です。

△半分ホント
数字N08

海外のテレビ番組は、映画より簡単

95%の理解に必要な語彙は、映画もテレビも約3000語で同じ。ところが98%になると、テレビは約7000語と、映画より多く必要でした。

◯ホント
数字N09

単語は文章で10回出会えば、かなり身につく

1回、3回、7回、10回と比べると、文章で10回出会った単語には大きな学習効果がありました。ただし、完全に身につけるには10回では足りないようです。

◯ホント
数字N10

出会う回数と単語の覚えやすさの関係は、r=.34

26の研究、1918人分をまとめると、出会う回数と覚えやすさの相関は0.34。はっきりした関係ですが、回数だけで決まるわけではありません。

◯ホント
数字N11

単語カードなどで覚えた単語、後で残るのは約4割

覚えた直後は約60%の単語の意味を言えても、時間がたつと約39%に下がります。残るのは、おおよそ4割です。

◯ホント
数字N12

英語母語話者が日本語を学ぶには、約2200時間かかる

アメリカ国務省の目安では、日本語は最も難しい「カテゴリー4」で、授業だけで2200時間。フランス語などの3〜4倍です。

◯ホント
数字N13

文法の学習能力は、17.4歳ごろまでほぼ保たれる

約67万人のデータを分析すると、文法を学ぶ力は17.4歳ごろまでほぼ保たれ、そのあと少しずつ下がっていました。

◯ホント
数字N14

エビングハウスの忘却曲線は、現代の再実験でも再現された

約130年前のエビングハウスの実験を、ひとりの若者が70時間かけて再現しました。描かれた忘却曲線は、元の曲線とよく似ていました。

△半分ホント
数字N15

最適な復習間隔は、テストまでの期間の約10〜20%

1週間後のテストなら間隔は20〜40%、1年後なら5〜10%。テストが先になるほど、割合は小さくなります。「10〜20%」は、その間のおおまかな目安です。

◯ホント
数字N16

人間の言語は、どれも1秒あたり約39ビットの情報を伝えている

早口の言語も、ゆっくりの言語も、1秒あたりに伝える情報量はほぼ同じ。17言語の平均は、毎秒約39ビットでした。

◯ホント
数字N17

大人の英語の黙読スピードは、平均で1分間に約238語

よく言われる「1分間に300語」は多すぎました。190の研究をまとめると、大人の黙読の平均は、ノンフィクションで1分間に238語です。

◯ホント
数字N18

人間の短期記憶の容量は、3〜5個程度

有名な「7±2」は大まかな目安でした。覚え方の工夫を封じて測ると、限界は3〜5個、平均すると約4個です。

◯ホント
数字N19

昼寝の効果は、たった6分でも現れる

平均6分以内しか眠らなかった人でも、起きていた人より単語をよく思い出せました。眠り始めること自体に意味があるようです。

◯ホント
数字N20

先生たちは、脳に関する神話の約半分を信じていた

イギリスとオランダの教師242人に聞くと、脳についての思い込み(神経神話)の49%を正しいと答えていました。

◯ホント
数字N21

学習者の72%が、効果の低い勉強法の方が効いたと感じていた

実験では90%の人が「間をあける」方法で得をしていたのに、72%は「まとめて覚える」ほうが効いたと感じていました。

◯ホント
数字N22

キーワード法(語呂合わせ)で、正答率は46%から72%へ

ロシア語の単語テストで、キーワード法のグループは72%、自由に覚えたグループは46%の正解でした。

◯ホント
数字N23

英語不安と成績の相関は、r=-.36

23か国・約2万人分の研究をまとめると、外国語への不安が強い人ほど、成績が低い傾向がはっきり出ました。

◯ホント
数字N24

単語の注釈付きで読むと、単語の習得率は約1.7倍に

42の研究をまとめると、単語に注釈がついた英文を読んだ人は、直後のテストで45.3%、注釈なしは26.6%の単語を覚えていました。

◯ホント
数字N25NEW

先生の話を聞くだけの授業だと、単位を落とす人が1.5倍に増える

225の研究をまとめると、先生の話を聞くだけの授業では、学生が参加する授業より、不合格になる人が1.5倍多くなっていました。

◯ホント
数字N26NEW

起きている時間のほぼ半分、人は今していることと別のことを考えている

スマホで人の頭の中を調べると、目の前にないことを考えている時間は、目の前のことを考えている時間とほぼ同じくらいありました。

◯ホント
数字N27NEW

13〜18歳に推奨される睡眠時間は、1日8〜10時間

アメリカ睡眠医学会の専門家たちの結論は「13〜18歳は8〜10時間」。受験生も例外ではありません。

◯ホント
数字N28NEW

たった3秒弱の中断で、作業のミスは2倍になる

平均2.8秒の割り込みで、手順の順番を間違えるミスは2倍に。4.4秒なら3倍になりました。

◯ホント
数字N29NEW

同じ文章でも、スマホやパソコンより紙で読むほうがよく理解できる

17万人以上が参加した54の研究をまとめると、紙で読んだほうが、小さいながらもはっきりと理解度が上でした。

◯ホント
数字N30NEW

本を読む量と言葉の力の結びつきは、学年が上がるほど強くなる

99の研究をまとめると、自由に読む本の量と言葉の力の結びつきは、学年が上がるほど強くなっていました。

✕ウソ
数字N31NEW

読んだことは10%、体験したことは90%覚えている(ラーニングピラミッド)

学び方ごとに「記憶に残る割合」を示す数字には、実験の裏づけがありません。出典をたどっても行き止まりで、数字も図ごとにバラバラです。

◯ホント
数字N32NEW

夏休みの間に、学力は約1か月分逆戻りする

39の研究を見直すと、夏休み明けの学力テストの点は、学年に直して約1か月分下がっていました。

◯ホント
数字N33NEW

スマホをよく使う人ほど、成績は少しだけ低い

10年分の研究をまとめると、スマホをよく使う人ほど成績が低い傾向がありました。ただし、結びつきは弱めです。

◯ホント
数字N34NEW

小さいころに読み聞かせをしてもらった子ほど、言葉の力が高い

親が就学前の子に本を読む回数は、子どもの言葉の伸びや、のちの読む力と、中くらいの強さで結びついていました。

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