原田英語の English Corner
英語学習法・勉強法
エビデンス番付
ネットや本でよく見る学習法を、論文で1つずつ判定しました。ホント 58件・ビミョー 103件・ウソ 12件。★は研究の確かさ(メタ分析や大規模研究ほど多い)です。記事が増えるたびに自動で更新されます。
効く! 東の番付
判定「ホント」で、研究の確かさ★4以上
全173件の判定一覧
- ホント 【読み返すより思い出す】短い文章を4回勉強するより「1回勉強+テスト3回」の方が1週間後によく覚えていた読み返すより「思い出す練習(テスト)」をした方が、1週間後の記憶がはっきり良かった。直後は逆に見えるのが落とし穴。
- ホント 英単語カード、「小分けにして何周も」より大きな束で回すほうが覚えられる単語は間隔をあけて復習する方が長く覚えていられる。カードを小さな束に分けるより大きな束で回す方が効果的で、最適な間隔は「いつまで覚えたいか」で変わる。
- ホント 英語を話すのが怖いのは、あなただけじゃない。約2万人のデータが示す「外国語不安」の正体外国語を使うときの不安については、1986年に「外国語教室不安」を測る質問紙が作られた。約2万人分をまとめた分析で、不安が強い人ほど成績が低い傾向がはっきり出ている。
- ホント 記憶力を上げる方法7選。いちばん確かなのは「思い出す練習」と「間をあけた復習」記憶力を上げるなら「思い出す練習」「間をあけた復習」「混ぜて解く」「声に出す」「人に教える」「よく寝る」「体を動かす」。読み返しやマーカーは効果が小さい。
- ホント 赤ちゃんは外国語の音も聞き分けていた。1歳ごろまでに弱まる“耳の超能力”生後半年ごろの赤ちゃんは外国語の音の違いも聞き分けられる。でも1歳に近づくと母語に特化し、使わない区別は苦手になっていく。
- ホント 日本人が英語に苦戦するのは才能だけのせいじゃない。日本語と英語は「距離」がとても遠かった英語話者にとって日本語は最難関クラスの言語。母語と学ぶ言語の「距離」が、習得の難しさを大きく左右することが研究で示されていて、日本語から英語への道のりも遠いと考えられる。
- ホント 中1で習う「三単現のs」、なぜ上級者でも言い忘れる? 文法には"身につく順番"があった三単現の-sは「ルールは簡単なのに身につくのがとても遅い」文法の代表。目立たない・意味の情報が少ない・日本語にない、の三重苦が原因と考えられる。
- ホント 授業中のノートPC、自分だけじゃなく「後ろの席の人」の点まで下げていた講義中にパソコンで別のことをすると、本人だけでなく、その画面が見える周りの学生のテストの点も下がった。PC持ち込みを許可した授業で期末試験の点が下がった実験も。
- ホント 英単語は「頭の中の発音」で覚えている? それを邪魔したら外国語の単語が覚えにくくなった意味のない同じ音を口でくり返し続けて頭の中の発音をジャマすると、外国語の単語は覚えにくくなった。新しい単語を覚えるには、頭の中で音をくり返す「音韻ループ」が大事らしい。
- ホント 自信満々で間違えた問題ほど、直したあとは忘れにくい。「ハイパーコレクション効果」の不思議「絶対合ってる!」と思って間違えた答えほど、正解を教わったあとに記憶へ定着しやすい。驚きが注意を引きつけるからと考えられている。
- ホント 読解力が低くても、野球に詳しい生徒は野球の文章をよく覚えていた。長文読解は“背景知識”で変わる読解力が低くても野球に詳しい中学生は、読解力が高く野球を知らない生徒と同じか、それ以上に野球の文章をよく覚えていた。外国語でも、文章をよく理解できた人ほど、文中の新しい単語を覚えて忘れにくかった。
- ホント 日本人の耳には「存在しない母音」が聞こえていた。カタカナ英語の背景にある「耳の錯覚」日本語話者は子音が連続する音を聞くと、実際にはない「ウ」を脳が勝手に補って聞いてしまう。この“耳の錯覚”がカタカナ発音の背景にあると考えられている。
- ホント 数学の問題は「単元ごと」より「ごちゃ混ぜ」で解け。米国の中学生787人の実験でも1か月後のテストに大差同じ種類の問題をまとめて解くより、種類を混ぜて解いた方が、あとのテストで点が高かった。米国の中学生の授業実験でも、1か月後のテストで61%対38%。練習中は混ぜる方が「できない」と感じるのがミソ。
- ホント 習う前にテストを解くと、ほぼ全問まちがえても、あとでその内容をよく覚えられる「事前テスト効果」まだ習っていない内容のテストを先に解くと、間違えても、そのあと文章を読んだり講義動画を見たりしたときに、問われた内容を覚えやすくなる。答えを考えることで、あとで答えに気づきやすくなると考えられている。
- ホント 英語のつづりは英語圏の子にも難しい。欧州13言語の比較で、読みの基礎が身につくまでの時間はつづりが規則的な言語の2倍以上欧州13言語の子どもの読み始めを比べると、多くは1年目で簡単な単語を正確に読めたのに、英語は2倍以上かかった。つづりと音の対応の複雑さが原因とされる。
- ホント 寝る前の単語暗記は効く? 新しい単語は「ひと晩寝ると」脳の辞書に入っていた覚えた単語は、ひと晩眠った後に脳の「辞書」になじむことが実験で示されている。学習から間をあけずに眠ると記憶が残りやすい。ただし睡眠を削っては逆効果。
- ホント 英文に「単語の注釈」があると、覚える単語は約1.7倍。絵や音声を何種類も盛っても伸びなかった英文の難しい単語に意味の注釈(グロス)をつけると、覚える単語は注釈なしの約1.7倍に。母語の注釈や、意味を選ばせる注釈が効きやすい。文字に絵や音声を1つ足すと効果は上がったが、もう1つ足してもそれ以上は伸びなかった。
- ホント 「delve(掘り下げる)」が論文で急増中。ChatGPTが好む英単語が、人の書く論文に広がっていたChatGPT登場後、論文にdelveやunderscoreなど「AIが好む単語」が急増。眼科論文の研究では英語が母語でない国の研究者ほど増え方が大きく、文章の均一化も懸念される。
- ホント 「怒られないため」の英語勉強は、成績とほぼ無関係だった。74本の研究で成績と結びついたのは「楽しい」「大事だから」のやる気74研究の分析で、「楽しい」「大事だから」学ぶやる気は英語の成績と関係していた。「怒られないため」「恥をかかないため」は成績とほぼ無関係。
- ホント 発音の指導は本当に効く? 86本の研究では「効く」。ただし自由な会話でも効くかは、まだはっきりしない86本の研究をまとめると、発音指導の効果は「大きい」と評価された。ただし伸びが見えやすいのは音読など決まった文や単語を読むテストで、自由な会話での効果はまだはっきりしない。
- ホント 英作文は友だちと添削し合うと伸びる? 実は「直してもらう側」より「直す側」が伸びていた友だち同士の作文添削は、26研究をまとめると中〜大の効果。特に内容面に効き、語彙・文法への効果は小さめ。しかも、添削する側のほうが伸びたという実験も。
- ホント やさしい英語の本を"たくさん読む"だけで力がつく? 多読の研究をまとめて出た答えやさしい本を大量に読む「多読」は、研究をまとめた複数の分析で読解力などに小〜中程度の効果が確認されている。日本の大学生の研究では「読む速さ」が伸びた。ただし単語は多読だけでは定着しにくい。
- ホント 英語の間違いは直してもらうと伸びる。でも先生の「さりげない言い直し」は気づかれにくい間違いを直してもらうと英語の正確さが伸びることは、研究をまとめた複数の分析で示されている。ただし正解をさりげなく言い直されるだけでは気づかないことも多く、自分で直すよう促されるほうが効きやすいという分析もある。
- ホント 英語は「話そうとして詰まった瞬間」に伸びる? スウェインのアウトプット仮説を研究で確かめた話したり書いたりすると「言いたいのに言えない」穴に気づき、文法に目が向く。実験やメタ分析でも、アウトプットは特に「使える知識」を長く残す働きがあった。
- ホント 「え、もう一回言って?」が英語を伸ばす。聞き返しながら話すと理解も文法も伸びるという研究会話で聞き返したり確認したりする「意味のやりとり」が、理解を助け、文法の発達も後押しする。実験では、やりとりを横で見ていた人より、自分で参加した人のほうが伸びていた。
- ホント やる気に頼らない勉強術。「もし〜したら…する」と1行決めるだけで実行率が上がる理由「いつ・どこで・何をするか」を「もし〜なら…する」の形で決めておくと、目標を実行しやすくなる。90以上の研究をまとめた分析でも効果が確認された。
- ホント 「マジカルナンバー7」はもう古い? 人が一度に覚えられるのは4つ前後らしい頭の中で一度に扱える情報は「7つ」より少なく、4つ前後という見方が有力。でも情報を「かたまり」にすれば、実質の量を増やせる。
- ホント 【悲報】教科書がカラフルな人ほど要注意。蛍光ペンの線引きは学習法ランキングで「効果低め」10種類の学習法を比べた有名レビューで、蛍光ペンの線引きは「効果低め」判定。でも使い方を変えれば、テスト対策の道具に変身する。
- ホント テストは「朝イチ」が有利? デンマーク全公立校のデータでわかった休み時間の力デンマークの全公立校の子どものテストを分析したら、1時間遅くなるごとに成績が少し下がった。でも20〜30分の休憩をはさむと、それ以上に回復していた。
- ホント 静かな教室では聞き取れるのに、カフェだと急に無理。外国語の聞き取りが雑音に弱いのには理由があった静かな場所では母語話者とあまり差がなくても、雑音や反響があると外国語の聞き取りは一気に落ちる。日本人と米国人の比較実験でも、雑音下で差が大きく開いた。
- ホント 「文法でつながる単語は近くに置く」は37言語で本当だった。でも日本語はその傾向が弱め文法的につながる単語どうしの距離は、37言語すべてで「でたらめな語順」より短かった。脳の負担を減らす並べ方らしい。ただ日本語などでは、距離の縮め方が控えめ。
- ホント 黙読より「声に出す」方が覚えられる。ただし全部を音読すると効果は薄れる声に出して読んだ言葉は、黙読した言葉より記憶に残りやすい。ポイントは「全部」ではなく「大事な所だけ」声に出すこと。
- ホント 「小学生に説明できる?」ファインマン流勉強法、心理学の「自己説明」の研究と合っていた人は「分かったつもり」になりやすい。簡単な言葉で説明しようとすると穴が見つかり、理解が深まる。これは自己説明の研究とも一致する。
- ホント 言葉だけのノートは損してる? 中身を表す簡単な絵を添えると覚えやすくなる言葉と絵の両方で情報を覚えると、記憶の手がかりが2本になって思い出しやすい。ただし関係ない飾りイラストは逆効果になることも。
- ホント ネイティブの英語は約半分が「できあいの言い回し」だった。フレーズごと覚えると話しやすくなるワケ英語の文章や会話は、平均して約半分が「できあいの言い回し」でできているという分析がある。決まり文句は速く読めることが多く、少人数の実験では決まり文句を多く使う学生ほど「上手」と評価された。
- ホント 習慣化は「21日」じゃなかった。ロンドン大学の実験では約66日、しかも人によって18〜254日新しい行動が「自動的」になるまでの日数は、実験では真ん中の値(中央値)で66日。ただし18日から254日と個人差がとても大きく、1日休んでも大きな影響はなかった。
- ホント なまりがあると、言い間違いを聞き手が「直して」聞いてくれやすい。483人で再確認toが抜けた変な文も、なまりのある人が言うと、聞き手は意図を汲んで解釈しやすい。2017年の発見を483人で追試し、言語障害のある話し手にも広がると確認。
- ホント 赤ちゃんは大人同士の会話より「子ども同士のおしゃべり」を長く聞いていた。アマゾンの村でもスイスでも生後8〜20か月の赤ちゃんは、大人同士の会話より、幼い子ども同士の会話を長く聞いていた。ペルーのアマゾンの村でもスイスの都市でも同じ傾向だった。
- ホント 外国語の単語は「ジェスチャー付き」で覚えると忘れにくい? 脳の“体を動かす場所”まで働いていた新しい単語を、意味に合ったジェスチャーと一緒に覚えると、記憶に残りやすいという実験が複数ある。ただし意味と関係ない動きでは、同じ効果は見られなかった。
- ホント 「多聴」で英語の耳は育つ? 一番安定して伸びたのは"読みながら聞く"やり方だったやさしい英語をたくさん聞く「多聴」は、聞く流暢さを伸ばす効果がありそうだ。13週間の実験では、文字を見ながら聞いた人たちが最も安定して伸びた。続く39週の研究では、聞くだけの人たちも速い英語に強くなった。
- ホント 外国に移り住んだ人のなまり、外国語は「音」で、母語は「イントネーション」でバレていたオーストリアに移住した英国人34人の英語とドイツ語を聞き比べ。ドイツ語は個々の音で、母語の英語はイントネーションで「ネイティブっぽくない」と判断された。
- ホント 英語力があっても話さない日本人。カギは「話せる」という自信と、世界への関心だった英語を「話そうとする気持ち(WTC)」は英語力だけでは決まらない。日本の研究では「話せる」という自信と、世界とつながりたい「国際的志向性」が大きく関わっていた。
- ホント 夜に暗記して、寝て、朝に復習。睡眠をはさむと覚え直しが速く、1週間後も忘れにくかった夜に覚えて寝て朝に復習したグループは、同じ間隔でも起きたまま過ごしたグループより覚え直しが速く、記憶も長持ちした。
- ホント 「strong rain」はなぜ不自然? 上級者も間違える"単語の組み合わせ"の科学heavy rain のような「語の組み合わせ」は上級者でも誤りやすく、母語の影響が大きい。同じ組み合わせに15回ほど出会うと、読みながら聞くだけでも身につきやすい。
- ホント 英語のジョーク、単語力は同じでも英語に多く触れる学生だけに「なるほど!」の脳波が出た英語のジョークを読む学習者の脳波を測ると、「ズレに気づく」段階は英語に触れる量が多い学生も少ない学生も同じ。「なるほど!」と解き直す段階は、英語に多く触れている学生だけに現れた。
- ホント 勉強中のBGM、歌詞ありはNG? 好きな曲でも読解の成績が下がった実験歌詞のある音楽は、読解や暗記のように「言葉を使う勉強」のジャマになりやすい。好きな曲でも同じ。単純作業ならBGMもアリ。
- ホント 「あとで人に教える」つもりで勉強すると覚えやすい。ただしカンペを見ながら教えると効果が消えた「人に教えるつもり」で学ぶと整理されて記憶に残る。実際に教えるなら、メモを見ずに説明するのがカギだった。
- ホント 同じ話を「4分→3分→2分」で3回。言語学者ネーションの“4/3/2”で英語の流暢さが上がる理由同じ内容を時間を縮めながら3回話す「4/3/2」は、話すスピードを上げ、言いよどみを減らす。ただし正確さや複雑さは伸びにくく、目的に合わせた使い分けがコツ。
- ホント 英語のイディオムは「生まれた場面」を知ると忘れにくい。単語の頭の音がそろう言い回しも覚えやすかったイディオムは元の場面(語源)を知ると、意味を推測しやすく、記憶にも残りやすかった。「time will tell」のように頭の音がそろう言い回し(頭韻)も覚えやすいが、自分では気づきにくい。
- ホント 海外ドラマで英語を学ぶなら「1シリーズを続けて見る」のがよさそう同じシリーズのドラマを続けて見ると、同じ単語に何度も出会える。288話の台本分析で、同じシリーズの番組のほうが単語の種類が少なく、難しい単語のくり返しは多かった。
- ホント 洋画で英語の耳を鍛えるなら「日本語字幕」は逆効果? 英語字幕でなまりに慣れたという実験外国語の映像を見るとき、その言語の字幕は聞き取りの練習を助け、母語の字幕はむしろ邪魔になったという実験がある。
- ホント 英語を聞くだけでぐったり…その「リスニング疲れ」、語彙力が低いほど強かった英語を第2言語として使う256人を調査。語彙が少ない人や英語力の自己評価が低い人は、英語を多く使うほど「聞き疲れ」が強かった。
- ホント 中学英語の「to」「of」「and」が聞き取れない。英語学習者がつまずく“小さな単語”の研究英語学習者は、名詞や動詞より「to」「of」「a」のような短い機能語を聞き落としやすい。母語や英語レベルが違っても同じ傾向が出た。
- ホント 勉強の前に20分歩くと集中力が上がる? 効果は小さめ、運動のあとは少し休んでから軽〜中くらいの運動のあとは、注意力などの頭の働きが少し良くなるという研究が多い。ただし効果は小さめ。運動を終えてすぐ(10分以内)より、少しひと息ついてからのほうが効果が出やすかった。
- ホント 暗記がつらい人へ。覚える前に「なぜ?」と自分に聞いて答えを考えると記憶に残りやすくなる「なぜそうなるの?」と自分に問いかけて答えを考えると、知識どうしがつながって覚えやすくなる。学習法レビューでも「中くらいの効果」と評価。
- ホント 地味な英語の「書き取り」はリスニングに効く? 書き取りを含む訓練には中くらいの効果聞いた英語を書き取るディクテーションは、音から単語を切り出す力を鍛える練習になる。こうした「音の解読」訓練は、研究をまとめると聞き取りに中程度の効果があった。
- ホント 日本人の英語の「わかりやすさ」と強く関連していたのは、「えーと」と文の途中の沈黙、話す速さだった日本人英語学習者30人のスピーチを分析。英語母語話者の「わかりやすい」評価と最も強く関連していたのは、「えーと」の多さ、文の途中の沈黙、話す速さだった。
- ホント 単語の練習は「片方向」だけじゃもったいない。両方向で思い出すと翌日に差が出た外国語の単語を、いつも同じ向きで思い出すより「両方向」で思い出す練習をした方が、特に24時間後の難しい向きのテストで成績が良かった。
- ビミョー 「人は1日で7割忘れる」は誤解だった? 忘却曲線の正しい読み方と復習のベストタイミング忘却曲線の数字は「忘れた量」ではなく「覚え直しで節約できた時間」。でも、時間をあけて復習すると強く残るのは本当。
- ビミョー 親が宿題を手伝う家庭ほど、成績は低め? 研究をまとめて分かった「成績と結びつく関わり方」親の関わりは子どもの成績とプラスに結びつく。でも「宿題を手伝う」だけは逆にマイナスの関係。中学生で成績といちばん強く結びついていたのは、勉強の意味や将来について話す関わり方だった。
- ビミョー 語学の才能は遺伝する? 6,000組の双子が教えてくれた「半分ホント」の答え英国の双子研究では、学校の外国語の成績の個人差の約4〜7割が遺伝で説明された。でも遺伝率は「運命」ではなく、環境が変われば変わる数字だ。
- ビミョー 「子どもは大人より早く外国語を覚える」はウソだった? 最初は大人が速い、でも…同じ期間で比べると、最初の数か月は大人や10代の方が子どもより速く伸びる。一方、移住などで長い年月その言語に浸かると、幼いころに始めた人の方が最終的に高いレベルに届きやすい。
- ビミョー 「1万時間やれば一流」は語学にも当てはまる? 元の研究をやり直したら再現されなかった「1万時間の法則」の元になった研究は追試で再現されなかった。練習量は大事だが、成績の差のうち練習で説明できるのは分野により約1%〜24%。語学は「時間×質」がカギ。
- ビミョー 「早生まれは不利」はどこまで本当? 4月生まれと3月生まれ、テストの点から人間関係まで同じ学年の中で遅く生まれた子(早生まれ)は、小中学生のテストの点が低めになりやすい。日本のデータでも確認されている。ただしテストの点の差は学年とともに縮み、長期的な影響は研究で分かれる。
- ビミョー 幼い子は、同じ内容でも画面越しだと対面より覚えにくい。ビデオ通話だけでは言葉を覚えられなかった実験も幼い子は、同じ内容でも画面越しだと対面より学びにくい「ビデオ欠損」がある。年齢とともに縮まり、大人の関わり方しだいで差は小さくできる。
- ビミョー 英語の絵本は、子どもに質問しながら読むと言葉が伸びる? 研究をまとめると、効果は思ったより小さかった絵本を「質問しながら」読むと子どもの語彙が伸びやすいという研究がある。ただし効果は中くらい以下で、長く続くかははっきりしない。
- ビミョー 英語の「速読術」は本当に可能? 心理学者の結論は「速く読むほど理解は落ちる」、でも正攻法はあった理解を保ったまま読む速さを2〜3倍にする「速読術」は、心理学の研究ではほぼ否定されている。一方、やさしい英語をたくさん読むと、理解を落とさずに読む速さは伸びた。
- ビミョー 「赤シート学習」は効く? 最強クラスの勉強法だが「すぐ答えを見る」「1回で外す」は損赤シートで答えを隠して思い出すのは、記憶研究で強い効果が知られる「想起練習」そのもの。ただし、思い出す前に答えを見たり、覚えたと思った単語をすぐ外したりすると効果が落ちる。
- ビミョー 「やり抜く力(グリット)」は特別な力? 6万人超の研究まとめでは「まじめさ」とほぼ同じだった「やり抜く力」は成績と関係はあるが、その強さはほどほど。しかも「まじめさ(誠実性)」とほぼ同じものだった。双子研究では、ほかの性格の特徴にグリットを加えても、成績の予測はほとんど良くならなかった。
- ビミョー 男子校・女子校は成績が伸びる? 160万人分の研究では「差はほぼなし」、でも抽選で高校が決まったソウルでは…21か国・160万人分の研究をまとめた分析では、条件をそろえると男女別学と共学の学力差はほぼゼロ。一方、高校が抽選で決まっていたソウルのデータでは別学にプラスの結果も出ていた。
- ビミョー AI添削で英作文はうまくなる? 研究のまとめは「効く」、でも頼りきると自力が育たない恐れも自動添削ツールで英作文の質は上がる、という研究のまとめ(メタ分析)がある。ただ、AIに頼りきると自分の力が育たない恐れも。使い方しだいで結果が変わる。
- ビミョー 「バイリンガルは頭がいい」は本当? 20年続いた大論争の"現在地"「2言語を話す人は注意の切り替えなどが得意」という説は大論争に。成人を調べた152研究をまとめた分析では、「よい結果ほど論文になりやすい偏り」を補正すると、はっきりした優位は見られなかった。
- ビミョー スマホは机に置くだけで集中力を奪う? 話題になった研究、やり直したら差が出なかった2017年の研究は「置くだけで頭の働きが下がる」と報告。でも追試や研究をまとめた分析では効果ゼロ〜小さめと割れている。通知や使用はやっぱり集中の敵。
- ビミョー 少人数クラスで成績は上がる? アメリカの大実験は「上がる」、イスラエルの再検証は「効果ゼロ」米国1万人超のくじ引き実験では少人数クラスで成績が上がった。でもイスラエルのより新しいデータで再検証すると効果が消え、各国の研究をまとめた報告も「効果はあっても小さい」。
- ビミョー 「テストで良い点ならお小遣い」は効く? 200校以上の実験で点数はほぼ伸びず米国200校以上で「成績にお金」を配った実験では、テストの点はほぼ伸びず。「本を読んだらお金」は一部で効果。ごほうびは「何に」「いつ」渡すかが勝負。
- ビミョー 「英語を話す未来の自分」を思い描く人ほどやる気は強い。でも3万人超のデータでは成績との関係は弱かった「英語を使いこなす理想の自分」を思い描く人ほど「がんばる気」は強い。でも3万人超のデータでは、実際の成績との関係は弱かった。イメージは具体的な計画とセットにするのがよいとされる。
- ビミョー 英単語は何語覚えればいい?「2000語」と「8000語」、どちらにも根拠がある理由日常的な話を聞き取るだけなら、2000〜3000語族(変化形をまとめて1語と数えた数)でもかなり分かるという研究がある。でも、本を辞書なしで楽しむには8000〜9000語族ほど、映画なども含む話し言葉でも6000〜7000語族ほど必要という研究がある。目的で必要な数は違う。
- ビミョー 「能力は伸びる」と信じれば成績が上がる? 成長マインドセット、研究をまとめると効果は小さかった「能力は努力で伸びる」と考える成長マインドセット。多くの研究をまとめた大規模な分析では、成績との関係も、それを教える授業などの効果も、平均すると小さかった。ただし一部の生徒には効果も。
- ビミョー フォニックスは英語を「読める」ようにする? 38の実験のまとめと、外国語として学ぶ子への効き方文字と音のルールを体系的に教えるフォニックスは、英語圏では読み始めに効果あり。外国語として学ぶ子では、音の力は伸びるが読解への効果はまだはっきりしない。
- ビミョー 「自信があるから伸びる」?「伸びたから自信がつく」? 勉強の研究の答えは「両方向」自信と成績は互いに影響し合う関係だった。ただし自信が後の成績に与える効果は小さめで、「勉強をうまく管理できる」という自信が外国語(フランス語)の成績と最も強く結びついていた。
- ビミョー 単語帳 vs 文脈で覚える、勝つのはどっち? 研究をまとめた答えは「両方」だった単語帳やカードで意図的に覚えると、直後のテストで平均6割ほどを覚えられる(時間がたつと減る)。文章の中で偶然出会うだけだと1〜2割ほど。ただ、文脈で何度も出会うと使い方まで身につく。役割が違うので両方必要。
- ビミョー 「イラスト付き単語帳」は覚えやすい? 実験では訳語に勝てなかった。原因は「分かったつもり」外国語の単語を絵で覚える方法は、訳語で覚える方法より成績が上がらなかった実験がある。原因は「絵があると覚えた気になる」過信。過信をなくすと、絵の効果が現れた。
- ビミョー 「単語の音と意味は無関係」は本当? 世界4千超の言語で見つかった“鼻にはn”の偏り言語学の大原則「音と意味は無関係」。だが世界の言語の約3分の2を調べると、「鼻」にn、「小さい」にiなど、無関係な言語どうしで同じ音の偏りが見つかった。
- ビミョー 外国語で考えると冷静になれる?「外国語効果」は本物か、研究者の間で割れる結果外国語で読むと、言い回しにだまされにくくなったり、道徳的な判断が変わったりする「外国語効果」。多くの研究をまとめた分析では確認されたが、再現できなかった研究もある。
- ビミョー 「“え?”は世界共通の単語」は本当か。10言語の会話録音から迫った“聞き返し”の進化論聞き返しの「え?」「huh?」は無関係な言語でも驚くほど同じ形。研究チームは、会話という共通の環境が形をそろえた“学んで覚える単語”だと主張した。
- ビミョー 数学に不安がある親が宿題をよく手伝う家庭では、子どもの算数の伸びが小さかった。小学生438人の追跡調査数学に不安を感じる親が宿題をよく手伝う家庭では、子どもの算数の伸びが小さく、算数への不安も大きくなっていた。手伝う回数が少ない家庭では関係が見られなかった。
- ビミョー 楽しみで本を読んでいた子は、数学の伸びまで大きかった。その結びつきは親の学歴より強いイギリスの約3,600人の追跡研究で、10歳や16歳のころ楽しみで本をよく読んでいた子は、10〜16歳の間に語彙が大きく伸び、数学の伸びとも結びついていた。その関係は親の学歴よりも強かった。
- ビミョー 英単語を「10回書いて覚える」は逆効果? 書き写しが記憶をジャマした実験と、上手な使い方新しい単語を覚える最初の段階で書き写しや文作りをすると、覚えられる量が減った実験がある。一方、つづりの記憶には書くことが役立つ。
- ビミョー 「バイリンガルは認知症が4年遅れる」は本当? 話題の研究とその後の反論病院の記録では、2言語を話す人は認知症の症状が出る年齢が4年ほど遅かった。ただ、追跡調査では「なりにくい」とまでは言えず、議論が続いている。
- ビミョー 「英語脳」は存在する? 英語も母語と同じ脳の回路を使い、母語もこっそり働いていた英語専用の「別の脳」ができるわけではない。英語も日本語とほぼ同じ言語ネットワークを使い、上達すると働き方が"省エネ"になる。英語で大学生活を送れる人でも、母語は無意識に動いていた。
- ビミョー 【慶應の入試に出たテーマ】水色と青を別の名前で呼ぶロシア語話者は、その2色を速く見分ける水色と青を別の単語で呼ぶロシア語の話者は、その境目をまたぐ2色を、同じ側の2色より速く見分けた(英語話者にはこの差がなかった)。言葉は、色を見分ける判断に少しだけ影響するらしい。
- ビミョー 「どうせ無理」は失敗で身につく? 学習性無力感の説を、50年後に提唱者自身が「逆だった」と見直した無力感は失敗から“学習”されると考えられてきた。しかし50年後、提唱者自身が主に動物の脳研究をもとに「あきらめは初期設定で、学ぶのは『自分でコントロールできる』という感覚」と考え直した。
- ビミョー 話す前の準備は「1分」が境目? 正確さが上がった実験と、IELTSで点数が変わらなかった実験話す前の準備で一番安定して伸びるのは流暢さ。正確さは「1分」が境目という実験も。ただしIELTSを使った研究では1〜2分の準備で点数は変わらなかった。
- ビミョー 「英語を使う活動中心の授業は文法ドリルより伸びる」は本当? 「効果大」の研究まとめに"待った"がかかった理由タスク型授業は52本の研究をまとめた分析(メタ分析)で「効果大」とされたが、分析し直すと効果は小さめに修正され、比べ方にも疑問が出た。今は「タスク+文法の説明や直し」が現実解。
- ビミョー AIの発音チェックは効く? 研究のまとめでは、ひとりより「友だちと一緒に使う」ほうが大きく伸びた音声認識(ASR)を使った発音練習は、研究をまとめると中程度の効果。ただし短期間ではASRなしの練習と差がなく、ひとり練習では効果が小さく、リズムや抑揚への効果も小さめだった。
- ビミョー 同じスピーチを何回繰り返せば上手くなる? 日本人学習者の実験では「5回目」まで速くなった同じ話を繰り返すと、その場の流暢さははっきり上がる。日本人の実験では5回目まで話す速さが伸びた。ただ新しい話題に持ち越せるかは、繰り返し方しだい。
- ビミョー 英語と日本語の「2行字幕」で見ると単語は覚えやすい? 視線を測ったら"母語の行"を長く読んでいた英語と母語を同時に出す「2行字幕」は、単語の意味を覚えるのには有利な面があった。ただ視線は母語の行に集中し、英単語のつづりは英語字幕だけのほうが覚えやすかった。
- ビミョー スマホで英単語は覚えられる? まとめると効果はあり。でもスマホ語学の研究で“質の基準”を満たしたのは1割未満だったスマホの単語学習は、多くの研究をまとめると従来の学び方よりはっきり上だった。ただ質の高い研究は少なく、効果が出た研究ほど発表されやすい偏りも。効くのはスマホより中身の仕組みかも。
- ビミョー 英語で教科を学ぶと英語も伸びる? もともと得意な生徒が集まっていた分を差し引くと、効果はほぼ消えた研究も英語で教科を学ぶ授業は、研究をまとめた分析では英語力に中くらいの効果。でも「もともと得意な生徒が選ばれていた」影響を除くと効果はほぼ消える研究も。教科の理解が下がった実験もある。
- ビミョー 「ゲームで英語が伸びた」は本当? 単語をよく知る生徒は、遊びながら推測し、調べ、メモしていたゲームに限らない「授業外のデジタル学習」と外国語の力には、47研究・約2万2千人分をまとめた分析で中くらいの関連。ゲーム単独では、遊び方やジャンルで結果が分かれた。
- ビミョー リスニングは「聞き方」を教わると伸びる? 平均では中くらいの効果、ただし初級者では伸びが見えないことも予測→確認→ふり返りという「聞き方」を教える指導は、45研究をまとめた分析で中くらいの効果。ただし日本の初級大学生では伸びが確認できず、効くレベルには幅がありそう。
- ビミョー 「パパは日本語、ママは英語」でバイリンガルに? 研究が示した決め手は、ルールより言葉に触れる量「一人一言語」ルールは成功の保証にならない。子どもの2言語の力を左右していたのは、ルールよりそれぞれの言語に触れる量だった。
- ビミョー 「break」の意味が多すぎる問題。“中心のイメージ”から覚えると、知らない使い方も推測しやすくなった多義語は意味を一つずつ暗記するより、中心の意味(コア)を手がかりにしたほうが比喩的な意味の推測と記憶に効いた。ただし訳語で教えるのと同じくらいの効果だった研究もある。
- ビミョー 「英語は子どものうちに始めないと手遅れ」は本当? 約67万人の文法テストが出した答えネイティブ並みの文法を目指すなら、早く始めるほど有利という大規模研究がある。でも大人が「使える英語」を身につけることは十分可能。
- ビミョー ゲーム機を買ってあげたら成績は下がる? 「くじ引き実験」と19万人データの答えが違ったくじ引きでゲーム機をすぐもらった男の子は、4か月後にもらう子より読み書きの成績が低かった。でも19万人のデータではゲーム頻度と学力の差はごくわずか。カギは「何の時間を削るか」。
- ビミョー カタカナ語になっている英単語は覚えやすい。でも覚えた直後は、文の中で使うのが意外と難しかったカタカナ語になっている英単語は日本人学習者にとって形を思い出しやすかった。一方、文の中で使うのは覚えたてだとむしろ難しい場合があった。
- ビミョー リスニング試験の「設問の先読み」は本当に効く? 研究が示した“効く読み方・危ない読み方”設問を先に見ると点が上がる場合がある一方、選択肢だけを見る形式では正答が減ったという日本人学習者の研究も。受験者は先読みの効果を実際より高く感じやすい。
- ビミョー 英単語は「語呂+イメージ」で一瞬で覚えられる? キーワード法の実力と、意外な弱点外国語の単語を似た音の日本語とイメージで結ぶ「キーワード法」は、覚えた直後には強力。ただし時間がたつと忘れやすいという報告もあり、使いどころが大事。
- ビミョー 学校でスマホ禁止にすると成績は上がる? イギリスは「上がった」、スウェーデンは「変化なし」スマホ禁止で成績が上がったイギリスの研究がある一方、スウェーデンでは効果なし。2025年の英国調査では、禁止校と許可校で生徒の心の健康に差はなかった。
- ビミョー 知らない英単語は「推測してから辞書」が最強? 実験では、意味を先に見て覚えるのと記憶は同じくらいで、時間だけ多くかかった文脈から推測→単語リストや辞書で確認→暗記の手順は、最初から意味を教わって暗記するのと記憶量は同程度で、時間は大幅に多くかかった。
- ビミョー 英作文の赤ペンは「全部直す」か「1つに絞る」か。日本の大学生で比べたら、効果は引き分けだった冠詞だけ直す添削と他の誤りも直す添削を日本の大学生で比べると、どちらも効果があり差はなかった。全部直す添削も新しい作文で効いた。
- ビミョー 部活をやると成績は下がる? 115の研究では「週1〜2時間」のスポーツがいちばん成績と結びついていたスポーツへの参加は学力と小さなプラスの関係があり、特に週1〜2時間ほどの「ほどほど」が最も良かった。ただし質の高い研究は少なく、スポーツが成績を上げる原因なのかははっきりしない。
- ビミョー AIと英会話の練習は効く? 研究のまとめは「中くらいの効果」、でも"飽き"に注意コンピューターとの会話練習は、17本の研究をまとめると中程度の効果。ただ最初は楽しくても人間相手より飽きやすい「新しさ効果」が課題で、使い方の工夫がカギ。
- ビミョー 「th」は後回しでいい? 日本人の発音、先に直すべきは v と b、l と r だった発音の間違いには通じにくさに響くものと響かないものがある。日本人学習者では v を b、l を r と言う間違いが「理解しやすさ」の評価を下げ、th の間違いの影響ははっきりしなかった。
- ビミョー 洋画を「吹替」で見る国と「字幕」で見る国、英語力に差は出る? 各国のデータで検証外国のテレビ番組を字幕で放送する国は、吹替の国より英語力が高い傾向がある。子どもの調査でも字幕付きの映画はプラス。ただ原因は字幕だけではない。
- ビミョー 連続記録やバッジで語学は続く? 研究が示した「効く仕組み・逆効果な仕組み」ポイントやバッジなどのゲーム要素は、学習成果に小さめのプラス効果がある。ただし、ランキング表とバッジを取り入れた大学の授業で、やる気が下がった実験もあった。
- ビミョー 英語は「口元を見る」と聞き取れる? 日本人は静かな場所だと唇の情報をあまり使わないという研究があった人は耳だけでなく唇の動きも使って音を聞いている。ところが日本語話者は、静かな環境では唇の情報をあまり使わない傾向があった。
- ビミョー 大人の外国語学習は「脳トレ」になる? 高齢者の実験は結果が割れた外国語学習で注意や実行機能が伸びた研究がある一方、高齢者160人の実験では記憶も知能も比較グループと差がなかった。脳トレより「楽しみ」で続けるのが現実的。
- ビミョー シュリーマンの「1言語6週間」学習法を検証。方法は今の研究でも筋がいいが、「6週間」はうのみ禁物シュリーマンの「音読・作文・添削・暗唱」は、今の研究から見ても筋がいい。ただ「6週間でペラペラ」は本人の自伝だけが根拠で、話を盛るクセも指摘されている。
- ビミョー 「理解できる英語を浴びるだけで話せる」は本当? クラッシェンのインプット仮説、40年の評価「少しだけ難しい、理解できる英語」を大量に浴びることは確かに語学の土台。でも、それだけでは話す・書く正確さが育ちにくいことも、カナダの研究などで分かってきた。
- ビミョー 「英語は強い音が等間隔」は測ったら成り立たなかった。でも日本語とのリズムの差は本物「英語は強勢が等間隔で来る言語」という説明は、実測すると成り立たなかった。でも英語と日本語のリズムが違うのは本当で、正体は母音と子音の並び方だった。
- ビミョー 単語帳は「英→日」だけでいい? 研究では「日→英」で覚えたほうが“使える単語”が増えていた英語を見て日本語を言う練習だけでは、英語を言える・書ける力は伸びにくい。日本語から英語を思い出す練習のほうが、つづりや文法の使い方まで幅広く身についた。
- ビミョー 文法用語を言えなくても英語は話せる? "説明できる文法"と"使える文法"の研究文法を「説明できる知識」と「とっさに使える知識」は別物だった。用語の暗記だけでは話せないが、説明できる知識は練習しだいで"使える知識"の土台になりうる。
- ビミョー 「返り読み禁止」「頭の中で音読するな」は本当? 目が前に戻れないようにしたら、理解が落ちた読み返しをできなくすると理解度が下がった。黙読中も、特に「 」で書かれたセリフの文では、声に反応する聴覚野の領域が強く働くことが脳画像で示されている。読み返しも頭の中の声も、読むときに自然に起きている働きだった。
- ビミョー 夏休みで学力は下がる? 「夏に格差が広がる」という有名な説は、測り方を見直すと揺らいだ研究をまとめた古い分析では夏休みで学力が約1か月分低下。でも測り方を見直した研究では「夏に格差が広がる」定説ははっきりせず、格差の多くは入学前にできていた。
- ビミョー 英語を話すと性格が変わる? バイリンガルは英語で答えると性格テストで「外向的」と出たバイリンガルが使う言語によって、性格テストの結果や話し方が変わる研究がある。ただ「別人格」ではなく、場面に合わせた“出し方”の変化と考えられる。
- ビミョー 【検証】ChatGPTで英語は伸びる? 41研究のまとめと「伸びない使い方」生成AIを使った語学学習には平均して中程度のプラス効果が報告されている。ただし効果が特に大きいのは1〜7日の短期研究で、「AIに書かせる」だけでは力がつかない可能性も。
- ビミョー 英語は早く始めた子が勝つ? 学校の授業だけなら、後から始めた子が追いつく研究が多い英語に囲まれて暮らす環境なら早く始めるほど有利。でも週数時間の授業中心の環境では、早く始めた子の優位は小さく、後から始めた子が追いつく研究が多い。
- ビミョー 「ノートは手書きが最強」説、同じ実験をやり直したら差はほぼ消えていた2014年の有名研究は「手書きの勝ち」。でも同じ実験のやり直し(追試)では差はほぼ消え、研究をまとめた分析でも差は小さめ。勝負を分けるのは道具より「自分の言葉でまとめるか」。
- ビミョー 英語で「I'm sad」と言っても脳は静まらない? 気持ちの言語化は“よく使う母語”で効く感情に名前をつけると扁桃体(不安や恐れに反応する脳の部分)の反応が下がる効果は、よく使う母語でだけ見られた。2言語を同じくらい使う人はどちらの言語でも下がらなかった。
- ビミョー 「果物の英単語」をまとめて覚えるのは逆効果? 似た単語ほど頭の中で混ざりやすかった似た意味の単語を一度にまとめて覚えると、混ざって間違えやすくなるという研究がある。2018年の研究では覚えた量にはっきりした差はなかったが、取り違えのミスはやはり増えた。
- ビミョー 前の席の方が成績がいい? 席をくじ引きで決めた大学の授業で、後ろの席は不合格が約6倍大学の物理の授業で席をくじ引きで決めたら、後ろの席から始めた学生は前の席から始めた学生よりF評価(不可)が6倍近くに。一方、10年分のデータで差がなかった研究もあり、結論はまだ揺れている。
- ビミョー 水中で覚えた単語は水中で思い出しやすい? 有名なダイバー実験は、やり直すと再現されなかった覚えた場所で思い出しやすい「文脈依存記憶」はあるが効果は小さめ。有名なダイバー実験は、やり直した実験では再現されず。場所を変えて勉強する工夫が有効かも。
- ビミョー 宿題は多いほど成績が上がる? スペインの中学生7,700人の調査では「1日1時間」ほどが目安宿題と成績には、中高生ではプラスの関係がある。でも量を増やすほど伸びるわけではなく、スペインの調査では1日1時間ほどが目安。大事なのは「自分でやる」ことだった。
- ビミョー 制服で学校は落ち着く? 成績は上がる? アメリカの研究では「ほぼ変わらない」6000人超の追跡データでは、制服のある学校の子が行儀や出席で目立って良いわけではなかった。成績への効果も、ほかの研究ではほぼなし。一方「授業中の規律」とは関係する調査も。
- ビミョー 語彙サイズテストで「あなたの英単語力」は測れる? 研究者が教える、正しい受け方と読み方語彙サイズテストは、自分の単語力の「だいたいの位置」を知るのに便利。ただし選択式は当てずっぽうで高めに出やすく、数字は「誤差つきの目安」として読むのが正解。
- ビミョー 「語源で覚える英単語」は本当に効く? 接頭辞・語根の研究が示した"効く範囲"と落とし穴接頭辞・接尾辞などの「単語のパーツ」を知ると語彙が広がる。ただ効果は中くらいで、分解が当てにならない単語もあるので"補助輪"として使うのが正解。
- ビミョー TOEIC 900点でも話せないのはなぜ? L&Rの点数と「話す力」の関係を研究で読むTOEIC L&Rの点数は聞く・読む力の自己評価とはっきり対応。話す力の予測にはスピーキングテストが最適だが、L&Rの点を加えるとさらに正確になった。
- ビミョー 朝勉強と夜勉強、結局どっちが正解? 答えは「あなたの体内時計」しだいだった「朝が最強」とは言い切れず、頭が冴える時間帯は人によって違う。10代は体内時計が夜型に傾きやすい。暗記は寝る前、試験本番の時間帯に合わせる工夫も。
- ビミョー 英語日記は効く? 研究で分かった「書くだけで伸びる力」と「書くだけでは伸びにくい力」書くことは、話すよりゆっくり考えられるので文法に目が向きやすく、言葉の「穴」にも気づける。ただし正確さを伸ばすには、ときどき添削を受けるのが効果的。
- ビミョー 英語の歌でフレーズは覚えられる? 「歌って覚えた人」が勝った実験と、その限界外国語のフレーズは、話すより歌って覚えたほうが思い出しやすいという実験がある。ただし歌が助けになるのは主に決まった形のフレーズを覚えることで、歌だけで英語力全体が伸びるという証拠はない。
- ビミョー 「朝ごはんを食べる子は成績がいい」は本当? 36研究のまとめが教える「関係がある≠原因」の落とし穴朝ごはんを食べる子ほど成績が良い傾向は多くの研究で見られ、授業中の集中にもプラス。でも家庭環境などの影響も大きく、「食べれば成績アップ」とは言い切れない。
- ビミョー 前置詞は「丸暗記」より「イメージ」? 図で教える方法を実験で確かめた前置詞の「核となるイメージ」から意味の広がりを教える方法は、正誤を伝えるだけの指導より翻訳テストで成績がよかった実験がある。ただ効果が小さい研究もあり、万能ではない。
- ビミョー 試験直前に不安を紙に書くと点数が上がる? Science掲載の有名な実験、追試では再現されず2011年の実験では、試験直前に約10分、テストへの不安を紙に書き出した生徒は、特に不安が強い人ほど成績が良かった。ただ、その後の大規模な追試や大学の授業での実験では、同じ効果は見られなかった。
- ビミョー 2つの言語を切り替える50分の練習で、気が散りにくくなった? ただし「テストに慣れただけ」の可能性も数字を2つの言語で切り替えて言う50分の練習のあと、「気をそらされない力」のテスト成績が上がった。ただし比較グループがなく、テストへの慣れの影響も否定できない。
- ビミョー 同時通訳の訓練で脳の一部が厚くなった。でもプロの通訳者には逆に小さい部分も通訳の訓練で脳の一部が厚くなった研究がある一方、プロ通訳者では神経細胞の集まる部分(灰白質)が少ない部位も。脳は変わるが「大きい=賢い」ではなかった。
- ビミョー 集中が切れたら「40秒だけ緑を見る」? 研究でわかった集中リセット術と、その限界40秒、緑の景色の写真を見ると注意力が回復したという実験がある一方、再現しなかった研究も。短い休憩は疲れを和らげ、自然に触れると頭の働きが少し良くなる方向の証拠がある。
- ビミョー 英語で夢を見たら上達のサイン? 上手な人ほど見やすいが、ペラペラでなくても見る外国語が上手な人ほどその言語の夢を見やすい、という関係は報告されている。ただ「ペラペラでないと見ない」わけではなく、環境や直前の経験も大きく影響する。
- ビミョー 英作文は「書いてから、お手本と見比べる」がよさそう。書く途中で詰まった所ほど、お手本の表現を覚えていた先に英作文を書き、後でお手本と比べると、学習者は自分が困った部分の表現をお手本から見つけて取り込んだ。困った所に関係する表現ほど、時間をおいた書き直しでも使われていた。
- ビミョー 英作文で「日本語で書いてから訳す」はダメ? 英語が苦手な人ほど訳すほうが良かった実験日本語で書いて英訳する方法と英語で直接書く方法を比べると、英語が苦手な学生は訳したほうが内容や構成が良くなる傾向があった。得意な学生は訳してもあまり良くならなかった。
- ビミョー 「明日から本気出す!」宣言が、かえって努力を減らすかも。ニューヨーク大の心理学者が見た落とし穴「こういう自分になる」という目標を人に知られると、もう達成した気分になって努力が減ることがある。ただし進捗を報告する宣言は逆に効くことも。
- ビミョー なまりのある英語は「信じてもらえない」? 有名な実験を、別の研究者がやり直した結末外国なまりで話された雑学は「本当らしくない」と判断された、という2010年の実験が有名。でもその後の追試では同じ結果が出ないことが多かった。
- ビミョー 留学しなくても「海外の同世代」とオンラインで話すと英語は伸びる? 日本の高校生の研究と、研究の弱点海外の学生とのオンライン交流で、日本の高校生の話す意欲や会話力が、交流しなかった生徒より伸びたという報告がある。ただし研究は小規模で、比べる相手のない研究もある。
- ビミョー 2つの言語を話す脳は何が違う? 脳画像研究の「すごい発見」と、知っておきたい注意点外国語を学ぶと、神経細胞が集まる脳の「灰白質」が一部で増える、という脳画像研究がある。ただ研究ごとに結果がばらつき、「バイリンガルの脳は優れている」とまでは言えない。
- ビミョー 留学は何か月で効果が出る? 3〜4週間でも伸びた力と、伸びにくかった力3〜4週間の短期留学でも、リスニングや話す流暢さが伸びたという研究がある。一方、個々の文法項目の伸びは、むしろ国内で学ぶ人のほうが大きかったという研究も。
- ビミョー シャドーイングでまず伸びるのは「話す力」より「聞き取る力」? 研究で見えた実力と限界シャドーイングは「音の聞き取り」を鍛える効果が報告されている。ただし研究は小規模・短期間が多く、上級者や会話力への効果はまだはっきりしない。
- ビミョー 単語の長さを決めるのは「使う頻度」か「文脈での予想しやすさ」か。MITの新説と、その後の“逆転劇”「よく使う単語ほど短い」に、2011年MITが「本当の決め手は文脈での予想しやすさ」と挑戦。だが後の再分析では、やはり頻度が強いという結果も。
- ビミョー 語学アプリだけで英語は話せる? 研究から見えた「得意な力」と「課題」語学アプリは、単語や文法、読む・聞く力の入門には効果が報告されている。一方で、話す・書く力への効果はまだはっきりせず、続ける人が減っていく問題も。
- ビミョー 「音読で英語力が伸びる」は本当? 日本人学習者の研究で見えた、伸びる力とまだ分からない力音声に合わせたくり返し読みやシャドーイングは、読む速さや音の聞き取りを伸ばすという研究がある。ただ「音読だけで話せるようになる」証拠はまだない。
- ビミョー 「独り言英語」は効くのか? セルフトークの研究からわかったこと・わからないこと独り言(自分への語りかけ)が集中や気持ちの整理を助けるという研究がある。英語の独り言は「言えない」に気づく練習として理にかなうが、直接の効果検証はまだ少ない。
- ビミョー 25分集中+5分休憩の「ポモドーロ」、科学で検証したら意外とビミョーだった時間で区切って休むと疲れや気の散りが減ったという研究がある一方、逆の結果の研究も。「25分」が特別という証拠はなく、成績や作業量の差はどの研究でも出なかった。
- ウソ 「英語ネイティブは早口すぎる」は本当? 実は日本語のほうが1秒あたりの音節数は多かった言語ごとの話す速さを測ると、日本語は1秒あたりの音節数が多い“早口”言語だった。ただ1音節の情報量が少ないため、17言語を比べた研究では、伝わる情報の速さはどの言語もほぼ同じだった。
- ウソ 「大人はLとRを聞き分けられない」はウソ。日本人で実証された"いろんな声"トレーニング日本人の大人でも、たくさんの話者・たくさんの単語でLとRを聞き分ける訓練をすると、聞き分けが上達し、数か月後まで保たれ、発音まで良くなったという研究がある。
- ウソ 「読みにくいフォントで記憶力アップ」説、確かめ直したらほぼ全滅だった読みにくい字体で勉強すると記憶に残る、という2011年の研究は大きな話題に。でもその後、ほかの研究者が同じような実験で確かめ直すと効果が出ないことが多く、今は否定的な見方が主流。
- ウソ 「文法なんて勉強するな」は本当? 49本の研究をまとめたら、むしろ逆だった文法をはっきり教える「明示的指導」は、教えない指導より効果が大きいことが、研究をまとめた複数の分析で示されてきた。ただし、テストの形式が明示的指導に有利という指摘もある。
- ウソ 「字幕なしで見るのが一番」は本当? 研究のまとめでは、英語字幕ありのほうが内容理解も単語学習も上だった英語の映像に英語字幕を付けて見ると、字幕なしより内容理解と単語学習が伸びやすいことが、複数の研究をまとめたメタ分析で示された。字幕は「ズル」ではない。
- ウソ 「聞き流すだけで話せる」は本当? 赤ちゃんでも、録画の外国語からは音を学べなかった意味の分からない英語を流しておくだけで話せるようになる、という証拠はない。赤ちゃんでさえ、録画の外国語からは音の聞き分けを学べなかった。
- ウソ 「英語は高周波、日本語は低周波」説を音響データで検証したら、ほぼ誤解だった「英語は高い周波数の言語だから日本人には聞こえない」説は、話し声の音響分析とは合わない。聞き取れない本当の原因は、耳の性能ではなく「音の分類のクセ」にある。
- ウソ 英語の授業で日本語を使うのは悪いこと?「英語だけ」より単語が身についた実験と、その落とし穴母語での短い説明は、英語だけの説明より単語が身につきやすいという研究結果が少なくない。ただし研究の質はまちまちで、使いすぎれば英語に触れる時間が減る。
- ウソ 発音練習、"ネイティブっぽさ"より強弱とリズムが先?「伝わる発音」の研究ネイティブ並みの発音は必須ではない。カナダの研究では、強勢やリズムを中心に習ったクラスだけが、その場で話す英語のわかりやすさまで伸びた。個々の音より先に練習したい所がある。
- ウソ 「翻訳アプリがあるから英語はいらない」は本当? 機械翻訳の研究が示す“学ぶ意味”機械翻訳は、あるネット通販サイトの輸出を約1割増やすほど強力。でも医療の場面では誤訳も報告されている。翻訳の良し悪しを見抜くには、やはり英語の力が必要になる。
- ウソ 「ネイティブみたいに話せないと通じない」はウソだった。世界の英語は“非ネイティブ同士”が主役強いなまりがあっても、英語はちゃんと通じることが多いという研究がある。今の英語は非ネイティブ同士の共通語として使われる場面が多く、目標は「伝わること」でいい。
- ウソ 「1日5分で英語ペラペラ」は計算が合わない。米国務省の"2200時間"の正しい読み方米国務省の外交官研修では、英語話者が日本語で仕事レベルに達するのに約2200時間の授業が目安。1日5分なら70年以上かかる計算に。量と集中の両方が必要。