かぼちゃのランタンを持った はらだくん

期間限定10月31日まで

ハロウィン特集Happy Halloween!

おばけ、魔女、のっぺらぼう。こわくて、ちょっと笑える英語の話を62本集めました。新作13本(やさしい英語の書き下ろし5本、原文で読む名作5本、こども向けの原文の詩3本)と、英単語・スペル・英語のなぞ解きで遊べる4つのゲームも。今年のハロウィンは、英語でぞくっとしよう。

特集の終わりまで
ハロウィンはいつ?
毎年10月31日。11月1日「すべての聖人の日」の前の晩です。
由来は?
アイルランドなどのケルトの祭りサウィンと、キリスト教の行事がまざって生まれました。
なぜかぼちゃ?
もとはカブのちょうちん。アメリカで大きなかぼちゃに変わりました。
英語で言うと?
Trick or treat!(お菓子をくれないと、いたずらするよ!)

こどもと読める版・大人向けのくわしい版を読む →

今年のハロウィン特集は終了しました。たくさん遊んでくれてありがとう!

ゲームはお休み中です。こわい話はこのまま読めます。また来年のハロウィンに会いましょう。

HALLOWEEN GAMES

🎮 ハロウィン・ゲームセンター

どのゲームも4つのレベルから選べます。英単語は Level 0〜6 にそろえてあるので、自分の多読レベルで遊んでみてください。登録なし・無料。

はじめて:Level 0〜1・英検5〜4級ふつう:Level 2〜3・英検3〜準2級むずかしい:Level 4〜5・英検2〜準1級👹 鬼:Level 6・英検1級〜ネイティブ

HALLOWEEN GUIDE

ハロウィンってなに? まるわかりガイド

ハロウィンはいつ? どうしてかぼちゃ? なにをする日? 小さな子どもにそのまま読み聞かせできる「やさしい版」と、ハロウィンの意味・起源・歴史まで分かる「くわしい版」に分けました。

📢 のところは、そのまま声に出して読めます。👩 のところは、おうちの方向けのメモです。

ハロウィンはいつ?

📢 読み聞かせ

ハロウィンは、毎年10月31日。
秋の終わりの、夜のお祭りだよ。

むかしのアイルランドでは、このころから暗くて長い冬が始まると考えられていたんだよ。

ハロウィンは毎年10月31日で、日付は変わりません。イベントは31日より前の週末に開かれることもありますが、ハロウィン当日は31日です。

どうしてかぼちゃなの? ― むかしはカブだった!

📢 読み聞かせ

むかしむかし、アイルランドという遠い国に、けちんぼジャックという男がいました。だれにも、なんにも分けてあげない、いじわるな男です。

ある夜、悪魔がジャックをつれにきました。でも、ジャックはずるがしこい男。悪魔をだまして、「おまえを、ぜったいにつれていかない」と約束させてしまいました。

お話のつづきを読むとじる

📢 読み聞かせ

何年もたって、ジャックは死にました。天国へ行くと、門はあきません。「いじわるばかりしていたから、だめ」。

悪魔のところへ行くと、悪魔は笑いました。「つれていかないと約束したからね。ここにも入れないよ」。

まっくらな道で、悪魔は燃える石炭をひとつ、ぽいっと投げてくれました。ジャックはポケットのカブをくりぬいて、その火を入れ、ランタンにしました。

ジャックは、いまもそのランタンを持って、暗い夜道を歩きつづけている……というお話です。

このお話は、ハロウィンの夜にアイルランドの人たちがカブに顔をほって、火をともした習わしと結びついて、語りつがれてきました。やがてアメリカにわたった人たちが、大きくてほりやすいかぼちゃを見つけて、かぼちゃのランタンになったんだよ。

👩 おうちの方へ

顔をほったかぼちゃは「ジャック・オー・ランタン(jack-o'-lantern)」と呼ばれます。これは昔話(民話)なので、「むかしの人は、こんなお話をしていたんだって」と伝えると、こわがらせずに話せます。

このお話は、特集の英語の読み物「けちんぼジャック(Stingy Jack)」(Level 1・音声と全訳つき)でも読めます。

ハロウィンには、なにをするの?

📢 読み聞かせ

ハロウィンの日、子どもたちは、おばけや魔女にへんしんします。これを「仮装」というよ。

それから近所の家を回って、「Trick or treat!(トリック・オア・トリート)」と言うと、お菓子がもらえるんだ。

かぼちゃに顔をほって、ランタンも作るよ。水にうかべたリンゴを、手を使わずに口だけでとる「アップル・ボビング」という遊びもあるんだって。

  • 仮装おばけ・魔女・好きなキャラクターに変身
  • トリック・オア・トリート家を回ってお菓子をもらう
  • かぼちゃのランタンかぼちゃに顔をほって明かりに
  • アップル・ボビング水にうかべたリンゴを口でとる

英語で言ってみよう! ハロウィンの英語

親子でいっしょに声に出してみましょう。カタカナは目安です。

  • Trick or treat!トリック・オア・トリート!お菓子をくれないと、いたずらするぞ!(そのままの意味は「いたずらか、ごちそうか」)
  • Happy Halloween!ハッピー・ハロウィーン!楽しいハロウィンを!(会ったとき・別れるときのあいさつ)
  • Here you go!ヒア・ユー・ゴー!はい、どうぞ。(お菓子を渡すとき)
  • Thank you!サンキュー!ありがとう!(お菓子をもらったら)
フレーズと英単語をもっと見るとじる
  • What are you for Halloween?ワット・アー・ユー・フォー・ハロウィーン?ハロウィンは、なにに変身したの?
  • I'm a witch!アイム・ア・ウィッチ!わたしは魔女だよ!(witch を ghost や cat に変えて言ってみよう)
  • Boo!ブー!ばあっ!(おどかすとき)
  • So spooky!ソー・スプーキー!こわーい! ぞくぞくする!

ハロウィンの英単語

  • pumpkinパンプキンかぼちゃ
  • ghostゴウストおばけ
  • witchウィッチ魔女
  • batバットコウモリ
  • black catブラック・キャット黒ねこ
  • spiderスパイダークモ
  • skeletonスケリトンがいこつ
  • candyキャンディあめ・お菓子

Halloween のスペルは、l と e が2つずつ。発音は「ハロウィーン」に近く、最後の「ウィー」を強く読みます。スペル・発音・返し方は「ハロウィン英語 完全ガイド」でもくわしく紹介しています。

おうちでできるハロウィン遊び

  • おばけさがし:紙で作ったおばけを部屋にかくして、みんなで探します。見つけたら「I found a ghost!(おばけ、見つけた!)」。
  • 🧙 仮装ファッションショー:変身したら、ひとりずつ登場。「What are you?」「I'm a witch!」と英語で聞き合うと盛り上がります。
  • かぼちゃの顔づくり:本物のかぼちゃをほるのは大人の仕事。小さい子は、オレンジ色の紙やみかんにペンで顔をかいたり、折り紙でかぼちゃやおばけを折ったりすると安心です。
遊びをもっと見るとじる
  • 🧻 ミイラごっこ:トイレットペーパーを体に巻いてミイラに変身。首と顔には巻かないようにしましょう。
  • アップル・ボビング(やさしいアレンジ):本当は、水を張ったたらいのリンゴを手を使わずに口でとる遊びです。でも小さい子は、浅い水でも顔が入るとおぼれるおそれがあり、かたいリンゴをのどにつまらせることもあります。小さい子とは、水を使わず、ボウルに入れたボールをおたまですくうリレーなどに変えましょう。水を使うときは、大人が必ずそばにつきます。
  • ハロウィン・ビンゴ:絵や英単語のビンゴは、小さい子から楽しめます。下の「作って・遊んで・学ぼう」に、すぐ使えるビンゴやすごろくがあります。

子どもに聞かれたら? 答え方のコツ

「おばけって、ほんとうにいるの?」
「むかしの人は、ハロウィンの夜はおばけや妖精が出てくると考えていたんだって。だから、おばけのまねをして遊ぶ日なんだよ」
「どうしてお菓子をもらえるの?」
「むかしのイギリスやアイルランドでは、家をたずねて回って、小さなお菓子をもらう習わしがあったんだよ。それがアメリカで、いまのハロウィンになったんだって」
もっと見るとじる
「ハロウィンって、どこのお祭り?」
「遠いアイルランドやスコットランドのお祭りが、アメリカにわたって、それから日本にも来たんだよ」
「こわいよ……」
「だいじょうぶ。みんな、おばけのまねをしているだけだよ。○○ちゃんは、かわいいおばけになってみる?」

👩 おうちの方へ

  • 答えはひとことで短く。くわしく知りたがったら、少しずつ足していけば十分です。
  • 「むかしの人はね」と昔話として話すと、こわがりの子にも伝えやすくなります。
  • 「○○ちゃんは、なにになりたい?」と聞き返すと、会話が広がります。
  • こわがる子には、明るい時間に、かわいいおばけの絵や絵本から始めましょう。

🚦 日本でのマナーと安全

👩 おうちの方へ

  • 知らない家を回らない:日本ではハロウィンを知らない家も多いです。前もって約束した家や、地域・お店のイベントで楽しみましょう。
  • 暗くなる前に、大人といっしょに:子どもだけで夜道を歩かせないようにしましょう。
  • 見やすく、動きやすい仮装に:前が見えにくいお面や、すそが長すぎる衣装はつまずきやすくなります。夕方は光る反射材やライトをつけると安心です。
もっと読むとじる
  • もらったお菓子は、大人が見てから:アレルギーのある子は原材料を確かめましょう。袋が開いているものは食べないようにします。
  • のどにつまりやすい食べ物に注意:かたい豆やナッツは、5歳以下の子には食べさせないよう消費者庁が呼びかけています。あめなども、すわって、大人が見ているところで食べさせましょう。
  • 人ごみ・夜の繁華街は避ける:仮装した大人が集まる街は、小さい子にはあぶないことがあります。東京の渋谷区は、路上飲酒などを条例で規制しています。
  • こわがらせすぎない:おどかすのは、相手が楽しめる範囲で。小さい子やペットにも気をつけましょう。

由来や歴史をくわしく知りたい方は「大人のための(くわしい版)」へ →

ハロウィンの意味・起源・歴史を、原田英語「世界の行事・祝日ナビ」のハロウィンの由来をもとにまとめました。

📛 ハロウィンとは? 名前の意味は「聖人たちの日の前夜」

ハロウィンは毎年10月31日の夜に行われる行事です。名前には、行事の成り立ちがそのまま残っています。

11月1日は、キリスト教の「すべての聖人の日(All Hallows' Day)」。その前の晩が All Hallows' Eve(または All Hallows' Even)です。hallow は古い英語で「聖なる」「聖人」という意味で、holy と同じ根っこから来た言葉です。後半の -een は even(晩)が縮まったもので、スコットランドの人々が Hallowe'en と縮めて呼びました。アポストロフィは「v が抜けた」印です。今はアポストロフィなしの Halloween がふつうです。

もっと読むとじる

hallow は、キリスト教の「主の祈り」の英語 hallowed be thy name(御名があがめられますように)や、『ハリー・ポッターと死の秘宝』の原題 Deathly Hallows にも残っています。つまりハロウィンは、もともととても宗教的な名前でした。

英語の発音は「ハロウィーン」に近く、最後の -ween を強く読みます。

ハロウィンの起源:ケルトの祭り「サウィン」とキリスト教

ハロウィンの起源の一つは、アイルランドやスコットランド、マン島のゲール人(ケルト系の人々)が11月1日ごろに祝っていた季節の節目「サウィン(Samhain)」です。もう一つの流れが、すぐあとで説明するキリスト教の「すべての聖人の日」です。つづりは Samhain ですが、読み方は「サウィン」に近く、英語のローマ字読みとは違います。9世紀ごろからアイルランドの物語に登場し、10世紀の物語では「1年の4つの祭り」の最初に数えられています。

サウィンは、収穫が終わり、暗く長い冬が始まる日でした。この夜はこの世とあの世の境目がうすくなると考えられ、「アオス・シー(aos sí)」と呼ばれる妖精や精霊がうろつくとされました。人々は食べ物や飲み物を供えてごきげんをとり、人も家畜も冬を越せるように願いました。

もっと読むとじる

18〜19世紀の記録には、身を守り、けがれをはらう力があるとされた特別なかがり火が出てきます。アイルランド東部のウォードの丘は、サウィンの大きな集まりとかがり火の場所だったと考えられています。

そこへキリスト教が重なります。8世紀、ローマ教皇グレゴリウス3世の時代に11月1日が聖人をたたえる日とされ、835年にはフランク王国が11月1日を「すべての聖人の日(All Saints' Day)」と公式に定めました。翌11月2日は、亡くなった人のために祈る「死者の日(All Souls' Day)」です。

ハロウィンは、ゲール人の季節の祭りと、キリスト教の「聖人と死者を思う日々」が長い時間をかけて混ざり合ってできた夜です。どちらか一方だけが「本当の由来」というわけではありません。

ハロウィンの歴史:アイルランドからアメリカへ(年表)

大きな転機は19世紀です。ジャガイモ飢饉などで何百万人ものアイルランド人が北アメリカへ移り住み、スコットランドの人々とともにハロウィンの習慣を持ちこみました。新大陸でかぼちゃと出会い、仮装やトリック・オア・トリートと結びついて、今のアメリカのハロウィンができていきます。

年表を見るとじる
9世紀ごろ
アイルランドの物語に、冬の始まりの祭り「サウィン」が登場する。
835年
フランク王国が11月1日を「すべての聖人の日」と公式に定める。
16世紀
スコットランドで、仮装して家々を回る「ガイジング」が記録される。
1785年
スコットランドの詩人ロバート・バーンズが、詩「Halloween」で占いや遊びの夜を描く。
1837年
アメリカ英語で、くりぬいたかぼちゃを jack-o'-lantern と呼んだ記録が現れる。
19世紀なかば〜後半
ジャガイモ飢饉などで多くのアイルランド人が北米へ移り、ハロウィンが広まる。
1866年
カナダ・キングストンの新聞が、ハロウィンのかぼちゃちょうちんを記録する。
1917年
カナダ・オンタリオ州の新聞に「tricks or treats」の叫び声が書かれる(最古の記録)。
1920年
ミネソタ州アノーカで、初期のハロウィン・パレードが開かれる。
1950年
フィラデルフィアで、ユニセフ募金のトリック・オア・トリートが始まる。
1983年
東京・原宿のキデイランドが、日本初とされるハロウィン・パレードを開く。
1997年
東京ディズニーランドの仮装イベントと、川崎市の「カワサキ・ハロウィン」が始まる。

ジャック・オー・ランタン:もとはカブ、けちんぼジャックの伝説

ハロウィンのかぼちゃのちょうちんジャック・オー・ランタン(jack-o'-lantern)は、もとはカブでした。アイルランドやスコットランドでは、カブやビーツの仲間をくりぬいて顔を彫っていました。

アイルランドには、こんな民話が伝わっています。悪魔をだました「けちんぼジャック(Stingy Jack)」は、死んだあと、生きている間の行いのせいで天国に入れず、悪魔との約束のせいで地獄にも入れませんでした。行き場のないジャックは、くりぬいたカブに火を入れたランタンを持って、今もさまよっている、というお話です。

もっと読むとじる

jack-o'-lantern という言葉は、1660年代ごろのイギリスでは、まず沼地にふわふわ光る不思議な火(日本の「狐火」のようなもの)や、ちょうちんを持った夜回りの男を指していました。Jack は「どこにでもいる男」を表す名前です。

19世紀、ジャガイモ飢饉などで北アメリカへ移り住んだアイルランドの人々は、カブよりずっと大きくてやわらかいかぼちゃに出会います。1837年にはアメリカ英語で、くりぬいたかぼちゃを jack-o'-lantern と呼んだ記録が現れ、1866年にはカナダ・オンタリオ州キングストンの新聞が、ハロウィンのかぼちゃちょうちんを記録しています。

けちんぼジャックのお話は、特集の読み物「Stingy Jack(けちんぼジャック)」(Level 1・音声と全訳つき)で、やさしい英語で読めます。

🍬 ハロウィンに何をする? 習わしの由来

トリック・オア・トリート
ご先祖は、中世のイングランドやアイルランドの「ソウリング(souling)」です。貧しい人が家々を回って死者のための祈りを約束し、「ソウルケーキ」という小さなお菓子をもらいました。スコットランドでは16世紀に、仮装して家々を回る「ガイジング(guising)」が記録されています。「tricks or treats」という言葉の最古の記録は、1917年のカナダ・オンタリオ州の新聞です。家々でお菓子をもらう形は、北米で1920〜1950年ごろに広まりました。
アップル・ボビング
水を張ったたらいにリンゴを浮かべ、両手を背中で組んだまま口だけでくわえて取る、パーティーの定番ゲームです。スコットランドでは「ドゥーキング(dooking)」と呼ばれます。アイルランドには、天井から糸でつるしたリンゴに手を使わずかじりつく「スナップ・アップル(snap-apple)」という遊び方もありました。もとは恋占いで、最初にリンゴをくわえた人がいちばん早く結婚できる、などと言われていました。
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仮装
魔女・おばけ・がいこつなど、死や闇を思わせる姿が定番です。こわさを笑いに変えるのがハロウィン流。白いシーツをかぶるおばけは、手作りできる仮装の代表です。
占いとパーティー
1785年、スコットランドの詩人ロバート・バーンズは、そのものずばり「Halloween」という長い詩を書き、若者たちが恋占いに夢中になる田舎の夜を描きました。ハロウィンは昔から、こわい夜であると同時に、占いと遊びの夜でもありました。
「いたずらの夜」からパレードへ
20世紀のはじめ、北米のハロウィンは「いたずらの夜」としても有名で、1933年には各地の荒っぽい騒ぎが「ブラック・ハロウィン」と呼ばれました。困った町は、若者のエネルギーをパレードやパーティーに向けようとしました。ミネソタ州アノーカは1920年に初期のハロウィン・パレードを開いています。

⛪ 10月31日・11月1日・11月2日 ― キリスト教(西方教会)では何の日?

  • 10月31日ハロウィン(All Hallows' Eve)聖人たちの日の前夜
  • 11月1日すべての聖人の日(諸聖人の日)All Saints' Day/All Hallows' Day
  • 11月2日死者の日All Souls' Day:亡くなった人のために祈る

ハロウィンは、キリスト教の祝日そのものではなく、11月1日の前の晩です(ここで紹介したのは、カトリックなど西方教会の暦です。日付や祝い方は教派・地域によって違います)。サウィンも11月1日ごろの祭りだったため、季節の祭りとキリスト教の日々が同じ時期に重なりました。「死者が帰ってくる夜」というイメージは、境目がうすくなるというサウィンの考えと、死者のために祈る11月2日が重なってできたものです。なお、ドイツでは10月31日は宗教改革記念日でもあり、一部の州では祝日です。

日本のハロウィンはいつから?

日本で最初のハロウィン・パレードとされるのは、1983年10月に東京・原宿のキデイランドが開いたものです。1997年には東京ディズニーランドで仮装したお客さんが集まるイベントが始まり、同じ年に神奈川県川崎市で「カワサキ・ハロウィン」のパレードも始まりました。

もっと読むとじる

2010年代になると、東京・渋谷に仮装した若者が大勢集まるようになり、トラブルも起きました。渋谷区は2019年に、ハロウィンや年越しの時期の路上飲酒などを規制する条例をつくり、2023年には区長が「ハロウィン目的で渋谷に来ないで」と呼びかけています。日本のハロウィンは「子どもがお菓子をもらう夜」より「大人の仮装イベント」として広まったのが特徴です。

よくある誤解

「ハロウィンはアメリカ生まれ」
ルーツはアイルランドやスコットランドなどのゲール人の祭りです。アメリカは、移民が持ちこんだ習慣が今の形に育った場所です。
「本当の意味は怖い」
もとは冬を越せるように願う季節の祭りと、聖人や死者を思うキリスト教の日々です。こわい夜であると同時に、占いや遊びの夜でもありました。
もっと読むとじる
「アメリカでは祝日」
アメリカでハロウィンは祝日ではありません。学校も会社もふつうにあります。それでも、売上の大きさでクリスマスに次ぐ行事とよく言われるほど盛り上がります。
「ジャック・オー・ランタンは最初からかぼちゃ」
アイルランドやスコットランドではカブなどを彫っていました。かぼちゃになったのは、北アメリカへ渡ってからです。マン島では今もカブをくりぬく伝統が残っています。
「ハロウィンは10月30日」
ハロウィンは毎年10月31日です。名前のとおり「11月1日の前夜」なので、31日の夜が本番です。

👧 小さな子ども向けの説明は「こどもといっしょに(やさしい版)」へ →

ハロウィンのよくある質問

ハロウィンはいつ? 10月30日と31日のどっちですか?

ハロウィンは毎年10月31日です。日付は決まっていて、年によって変わりません。日本ではイベントや仮装パーティーを31日より前の週末に開くこともありますが、ハロウィン当日は31日の夜です。

ハロウィンはいつから、いつまでですか? 飾りはいつまで飾る?

ハロウィン当日は10月31日の1日だけです。アメリカでは10月の初めから家の飾りつけなどの準備が始まります。飾りを片づける日に決まりはないので、31日が終わったら、11月のはじめに片づけると季節に合わせやすいでしょう。

ハロウィンとは? 本当の意味は何ですか?

ハロウィン(Halloween)は、11月1日の「すべての聖人の日(All Hallows' Day)」の前の晩、All Hallows' Eve が縮まった名前で、「聖人たちの日の前夜」という意味です。アイルランドなどのゲール人が祝った冬の始まりの祭り「サウィン」と、キリスト教の聖人と死者を思う日々が、長い時間をかけて混ざり合ってできた行事です。

ハロウィンの起源は? どこの国で始まったのですか?

もとになったのは、アイルランドやスコットランド、マン島のゲール人が11月1日ごろに祝っていた季節の祭り「サウィン(Samhain)」と、キリスト教の「すべての聖人の日」「死者の日」という二つの流れです。19世紀に多くのアイルランド人やスコットランド人が北アメリカへ移り住んで習慣を持ちこみ、アメリカで今のような形に広まりました。

キリスト教ではハロウィンは何の日ですか?

西方キリスト教の多くの教会では、11月1日が「すべての聖人の日(諸聖人の日、All Saints' Day)」、11月2日が亡くなった人のために祈る「死者の日(All Souls' Day)」です。ハロウィンはその前の晩、10月31日の夜にあたります。ハロウィンそのものは教会の祝日ではなく、日付や位置づけは教派・地域によって違います。

ハロウィンは死者が帰ってくる日と信じられていたのはなぜですか?

サウィンは、収穫が終わって暗く長い冬が始まる節目でした。この夜は、この世とあの世の境目がうすくなり、妖精や精霊がうろつくと考えられていたため、人々は食べ物や飲み物を供えてごきげんをとりました。そこに、亡くなった人のために祈るキリスト教の「死者の日」が重なり、死者の魂が近づく夜というイメージが強まりました。

ハロウィンの本当の意味は怖いって本当ですか?

「本当は怖い儀式」というわけではありません。もとは冬を無事に越せるように願う季節の祭りと、聖人や亡くなった人を思うキリスト教の行事です。昔からこわい夜であると同時に、占いや遊びを楽しむにぎやかな夜でもありました。

ハロウィンはなぜかぼちゃ? もとはカブだったって本当?

本当です。アイルランドやスコットランドでは、カブなどをくりぬいてちょうちんを作っていました。北アメリカへ渡った人々が、カブよりずっと大きくてやわらかいかぼちゃを使うようになり、かぼちゃのジャック・オー・ランタンが定番になりました。

ハロウィンの英語のスペルと発音は?

スペルは Halloween です。l と e を2つずつ書きます。発音は「ハロウィーン」に近く、最後の「ウィー」を強く読みます。昔は Hallowe'en とも書きました。

トリック・オア・トリートの意味と、言われたときの返し方は?

Trick or treat! は直訳すると「いたずらか、ごちそうか」で、「お菓子をくれないと、いたずらするぞ」という意味です。お菓子を渡すときは Here you go!(はい、どうぞ)や Happy Halloween!、もらったら Thank you! と言います。

ハロウィンにしてはいけないことは?

日本ではハロウィンを知らない家も多いので、約束していない家を勝手に回るのはやめましょう。暗い道を子どもだけで歩かせない、前が見えにくい仮装で出歩かない、中身が開いているお菓子は食べない、路上で騒いだりお酒を飲んだりしない、なども大切です。東京の渋谷区は、路上飲酒などを条例で規制しています。

小学生や保育園で盛り上がるハロウィンゲームは?

英語のハロウィン・ビンゴ、紙のおばけを探す宝さがし、トイレットペーパーを巻いてミイラを作るミイラごっこ、仮装を見せ合うファッションショー、ハロウィンの単語クイズなどが盛り上がります。水を使うアップル・ボビングは、小さい子には水を使わない遊び方に変えて、大人が必ずそばにつきましょう。

ハロウィンの由来と歴史(世界の行事・祝日ナビ) 原田英語「世界の行事・祝日ナビ」ハロウィンの由来と歴史を、もっとくわしく最初のちょうちんは、かぼちゃではなく「カブ」だった? ケルトの祭りサウィンから、アメリカへ渡った歴史、海外など12の国・地域の祝い方まで。やさしい英語の説明文・会話・英語クイズ・ワークシートつきです。ハロウィンの由来を読む

NEW STORIES

ハロウィンの新作(やさしい英語)

特集のために書き下ろしたハロウィンの超定番5本と、こども向けの原文の詩3本(マザーグース・サンドバーグ・スティーヴンソン)。音声・全訳つき。

BOOKSHELF

原文で読む、ハロウィンの新作5本

ワイルド、ストーカー、ディケンズ、M・R・ジェイムズ、W・W・ジェイコブズ。パブリックドメインの原文を一字も変えずに、全訳つきで。

BOOKSHELF

はじめてでも読める(Level 0〜2)

ちょっとだけこわくて、くすっと笑える。小学生から読めるおばけと魔女の話。

BOOKSHELF

🏮 日本の怪談・妖怪

雪女、耳なし芳一、のっぺらぼう、ろくろ首。小泉八雲の『怪談』は原文でも。

BOOKSHELF

🦇 世界のこわい名作(Level 3〜5)

首なし騎士、ドラキュラ、フランケンシュタイン、オペラ座の怪人。名作の再話で一気読み。

L3

The Legend of Sleepy Hollow

スリーピー・ホローの伝説

842語約8分 名作文学

L3

The Monkey's Paw

猿の手

981語約9分 名作文学

L3

Hansel and Gretel

ヘンゼルとグレーテル

888語約8分 世界の名作童話

L3

The Spirit in the Bottle

ガラスびんの中のおばけ

888語約8分 世界の名作童話

L3

Godfather Death

死神の名付け親

847語約8分 世界の名作童話

L3

Rumpelstiltskin

ルンペルシュティルツヒェン

836語約8分 世界の名作童話

L4

The Canterville Ghost

カンタヴィルの幽霊

1,671語約15分 名作文学

L4

The Tell-Tale Heart

告げ口心臓

1,634語約15分 名作文学

L4

Dracula

ドラキュラ

1,290語約12分 名作文学

L4

The Hound of the Baskervilles

バスカヴィル家の犬

1,085語約10分 名作文学

L4

The Boy Who Went to Learn About Fear

こわがることをおぼえるために旅に出た若者の話

1,542語約14分 世界の名作童話

L4

The Devil with the Three Golden Hairs

金の毛が三本ある悪魔

1,389語約13分 世界の名作童話

L5

Frankenstein

フランケンシュタイン

2,071語約19分 名作文学

L5

Dr Jekyll and Mr Hyde

ジキル博士とハイド氏

2,043語約19分 名作文学

L5

The Phantom of the Opera

オペラ座の怪人

1,558語約14分 名作文学

L5

The Fall of the House of Usher

アッシャー家の崩壊

2,010語約18分 名作文学

L5

Vasilisa and Baba Yaga

うるわしのワシリーサとバーバ・ヤガー

1,825語約17分 世界の民話

BOOKSHELF

原文で読む、本物の恐怖(Level 6)

ポー、W・W・ジェイコブズ、ビアス、サキ。19世紀の本物の英語で、背筋をこおらせる。

L6

The Tell-Tale Heart

告げ口心臓

2,146語約20分 原文で読む名作

L6

The Black Cat

黒猫

3,915語約36分 原文で読む名作

L6

The Fall of the House of Usher

アッシャー家の崩壊

前編・後編7,163語 原文で読む名作

L6

The Monkey's Paw

猿の手

3,941語約36分 原文で読む名作

L6

The Raven

ポー「大鴉(おおがらす)」

1,088語約10分 英語の名詩とマザーグース

L6

The Pit and the Pendulum

落とし穴と振り子

6,147語約56分 原文で読む名作

L6

The Oval Portrait

楕円形の肖像画

1,291語約12分 原文で読む名作

L6

The Premature Burial

早すぎた埋葬

5,456語約50分 原文で読む名作

L6

The Boarded Window

板張りの窓

1,828語約17分 原文で読む名作

L6

The Damned Thing

呪われたもの

3,287語約30分 原文で読む名作

L6

The Open Window

開いた窓

1,209語約11分 原文で読む名作

L6

Gabriel-Ernest

ガブリエル=アーネスト

2,445語約22分 原文で読む名作

L6

A Christmas Carol

クリスマス・キャロル

丸ごと1冊・全8章28,478語 原文で読む名作

L6

Strange Case of Dr Jekyll and Mr Hyde

ジキル博士とハイド氏

丸ごと1冊・全11章25,608語 原文で読む名作

L6

The Story of the Youth Who Went Forth to Learn What Fear Was

こわがることをおぼえるために旅に出た若者の話

3,806語約35分 原文で読む名作

L6

Teeny-Tiny

ちっちゃな女の人

330語約3分 原文で読む名作

はらだくんからひとこと:こわい話は、続きが気になって英語をどんどん読み進められるジャンル。わからない語は飛ばして、ドキドキを楽しんでね。音声つきの話は で聞きながら読むと、夜のふんいきが倍増するよ!