The Old Man and the Dancing Oni(こぶとりじいさん)の挿絵

The Old Man and the Dancing Oni

こぶとりじいさん

  • 📖 277 words
  • ⏱ 約3分
  • 🔊 1:39
  • YL 0.5–0.9
  • 英検5〜4級目安
  • 📝 全訳つき

あらすじほっぺたに大きなこぶのあるおじいさんが、山の中で鬼たちの宴会に出くわしてしまいます。思わずおどりだしたおじいさん。すると……。

日本の昔話

キーワード(8語)本文の点線の語はタップで意味が出ます
  • kobuこぶ
  • cheekほお・ほっぺた
  • lumpかたまり・こぶ
  • cheerful明るく陽気な
  • grumpyいつも不機嫌な
  • clapped拍手した
  • smoothつるつるの
  • stiffかたい・ぎこちない
音声に合わせて文が光ります0:00 / 1:39

Google Cloud TTS(Chirp 3 HD・アメリカ英語・Orus)

Long ago, there were two old men. They both had a big kobu on the right cheek. A kobu is a big round lump, like a small ball.

むかしむかし、二人のおじいさんがいました。二人とも、右のほっぺたに大きなこぶがありました。こぶというのは、小さなボールのような、大きくて丸いふくらみのことです。

One old man was cheerful. He loved to sing and dance. The other old man was grumpy. He did not like anything.

一人のおじいさんは陽気な人で、歌ったり踊ったりするのが大好きでした。もう一人のおじいさんは気むずかし屋で、何ひとつ好きなものがありませんでした。

One day, the cheerful old man went to the mountain to cut wood. It started to rain, so he hid inside a big tree. He fell asleep.

ある日、陽気なおじいさんは、山へたきぎを切りに出かけました。雨がふってきたので、大きな木のうろの中に身をかくしました。そのうちに、眠ってしまいました。

When he woke up, it was night. He heard music. Ten, ten, ten! He looked out. Oni were having a party! Red oni, blue oni, big oni, small oni. They were drinking and dancing.

目がさめると、もう夜になっていました。どこからか、音楽が聞こえてきます。テン、テン、テン!外をのぞいてみると、なんと鬼たちが宴会をしていました!赤鬼、青鬼、大きな鬼、小さな鬼。鬼たちはお酒を飲んで、踊っていました。

The music was so fun. His feet started to move. He jumped out of the tree and danced! He danced like a monkey. He danced like a fish. The oni laughed and clapped.

音楽があまりに楽しいので、おじいさんの足は、ひとりでに動きだしました。おじいさんは木のうろから飛び出して、踊りはじめました!サルのように踊り、魚のように踊りました。鬼たちは笑って、手をたたきました。

"You are a great dancer!" said the oni boss. "Come again tomorrow night. To make sure you come back, we will keep this." He pulled off the old man's kobu. Pop! It did not hurt at all.

「おまえは踊りの名人だな!」と、鬼の親分が言いました。「明日の夜も来い。必ずもどってくるように、これをあずかっておくぞ」親分は、おじいさんのこぶをもぎ取りました。ポン!ちっとも痛くありませんでした。

The old man went home with a smooth cheek. The grumpy old man saw it. "I want to do that, too!"

おじいさんは、つるつるのほっぺたになって家に帰りました。それを、気むずかし屋のおじいさんが見ていました。「わしもやってみたい!」

The next night, he went to the oni party. But he did not like dancing. He moved like a stiff old stick. He stepped on an oni's foot. He sang very badly.

次の夜、気むずかし屋のおじいさんは、鬼の宴会に出かけていきました。でも、踊りなど好きではありません。体は古い棒きれのようにかちこちで、ぎこちなくしか動けません。鬼の足をふんでしまいました。歌も、ひどく下手でした。

"Boring! Terrible!" shouted the oni boss. "Take your kobu back!" He threw the kobu at him. Pop! It stuck on his left cheek.

「つまらん!ひどいもんだ!」と、鬼の親分がどなりました。「こぶを返してやる!」親分がこぶを投げつけると、ポン!こぶは、おじいさんの左のほっぺたにくっつきました。

So the grumpy old man went home with two kobu, one on each side. And he was grumpier than ever.

こうして気むずかし屋のおじいさんは、右と左に一つずつ、こぶを二つもつけて家に帰りました。そして、前よりもっと気むずかしくなりました。

📖 全訳をまとめて読む 読み終わってからの答え合わせに

むかしむかし、二人のおじいさんがいました。二人とも、右のほっぺたに大きなこぶがありました。こぶというのは、小さなボールのような、大きくて丸いふくらみのことです。

一人のおじいさんは陽気な人で、歌ったり踊ったりするのが大好きでした。もう一人のおじいさんは気むずかし屋で、何ひとつ好きなものがありませんでした。

ある日、陽気なおじいさんは、山へたきぎを切りに出かけました。雨がふってきたので、大きな木のうろの中に身をかくしました。そのうちに、眠ってしまいました。

目がさめると、もう夜になっていました。どこからか、音楽が聞こえてきます。テン、テン、テン!外をのぞいてみると、なんと鬼たちが宴会をしていました!赤鬼、青鬼、大きな鬼、小さな鬼。鬼たちはお酒を飲んで、踊っていました。

音楽があまりに楽しいので、おじいさんの足は、ひとりでに動きだしました。おじいさんは木のうろから飛び出して、踊りはじめました!サルのように踊り、魚のように踊りました。鬼たちは笑って、手をたたきました。

「おまえは踊りの名人だな!」と、鬼の親分が言いました。「明日の夜も来い。必ずもどってくるように、これをあずかっておくぞ」親分は、おじいさんのこぶをもぎ取りました。ポン!ちっとも痛くありませんでした。

おじいさんは、つるつるのほっぺたになって家に帰りました。それを、気むずかし屋のおじいさんが見ていました。「わしもやってみたい!」

次の夜、気むずかし屋のおじいさんは、鬼の宴会に出かけていきました。でも、踊りなど好きではありません。体は古い棒きれのようにかちこちで、ぎこちなくしか動けません。鬼の足をふんでしまいました。歌も、ひどく下手でした。

「つまらん!ひどいもんだ!」と、鬼の親分がどなりました。「こぶを返してやる!」親分がこぶを投げつけると、ポン!こぶは、おじいさんの左のほっぺたにくっつきました。

こうして気むずかし屋のおじいさんは、右と左に一つずつ、こぶを二つもつけて家に帰りました。そして、前よりもっと気むずかしくなりました。

日本語訳:多読ベスト

押すと、この端末の読書記録(100万語メーター)に語数が加わります。

理解度チェック Quick Quiz

読み終わったら、3問だけ。間違えても大丈夫。多読は「だいたいわかる」で十分です。

Q1. Why did the cheerful old man hide in a tree?

Q2. Why did the oni take the kobu?

Q3. How many kobu did the grumpy old man have at the end?

この読み物の使い方 3ステップ

  1. 聞きながら読む 音声に合わせて光る文を目で追う(聞き読み)。わからない語は飛ばしてOK。
  2. 音声なしで読む ⏱計測ボタンで読む速さ(WPM)を測ってみる。
  3. 耳だけで聞く 🎧聞くだけモードで、文字を見ずに内容がわかるか試す。🔁1文リピートで音読・シャドーイングも。

聞き読みの効果とやり方/多読三原則

次に読む

Level 1 の読み物をもっと見る →