The Lucky Teakettle(ぶんぶく茶釜)の挿絵

The Lucky Teakettle

ぶんぶく茶釜

  • 📖 257 words
  • ⏱ 約3分
  • 🔊 1:29
  • YL 0.5–0.9
  • 英検5〜4級目安
  • 📝 全訳つき

あらすじお寺の和尚さんが買った古い茶釜。火にかけたとたん、「あちちち!」としっぽと足が出てきました。じつはこの茶釜の正体は……。

日本の昔話

キーワード(8語)本文の点線の語はタップで意味が出ます
  • monkお坊さん
  • templeお寺
  • chagama茶釜
  • teakettle湯わかし・やかん
  • furry毛におおわれた
  • tanukiたぬき
  • junk manくず屋・古道具屋
  • tricks芸・わざ
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Long ago, an old monk lived in a temple. He loved green tea. One day, he bought an old chagama at the market. A chagama is an iron teakettle.

むかしむかし、あるお寺に、年をとったおしょうさんが住んでいました。おしょうさんは、お茶が大好きでした。ある日、おしょうさんは市場で古い茶釜を買いました。茶釜というのは、お湯をわかすための鉄のかまのことです。

"What a nice kettle," he said. He filled it with water and put it on the fire.

「なんとよい茶釜だろう」おしょうさんはそう言って、茶釜に水を入れ、火にかけました。

"Hot! Hot! Hot!" shouted the kettle. A furry tail came out. Four little legs came out. A face came out! It was a tanuki. A tanuki is a raccoon dog. Tanuki can change into things.

「あつい!あつい!あつい!」と、茶釜がさけびました。ふさふさのしっぽが出てきました。小さな足が四本出てきました。それから、顔まで出てきました!なんと、それはタヌキだったのです。タヌキは、英語では raccoon dog といいます。タヌキは、いろいろなものに化けることができるのです。

The tanuki ran around the room. The monk was so surprised that he fell over. Then the tanuki turned back into a kettle.

タヌキは、部屋の中をかけまわりました。おしょうさんはびっくりして、ひっくり返ってしまいました。そのあと、タヌキはまた茶釜の姿にもどりました。

"This kettle is strange," said the monk. He sold it to a junk man for a little money.

「この茶釜は、どうもおかしいぞ」おしょうさんはそう言って、茶釜をくず屋に安く売ってしまいました。

That night, the kettle spoke to the junk man. "Please do not put me on a fire. I am a tanuki. My name is Bunbuku. I can do tricks. Let's make a show together!"

その夜、茶釜がくず屋に話しかけました。「どうか、わたしを火にかけないでください。じつは、わたしはタヌキなのです。名前はぶんぶくといいます。わたしは芸ができます。一緒に見世物をやりましょう!」

So the junk man made a little stage. People came from all over. Bunbuku had a kettle body and tanuki legs. He walked on a rope. He danced with a fan. He did flips in the air. "Wow!" everyone shouted.

そこで、くず屋は小さな舞台をこしらえました。あちこちから、大勢の人が見に来ました。ぶんぶくは、体は茶釜、足はタヌキです。ぶんぶくは綱渡りをしました。扇を持って踊りました。空中で宙返りもしました。「すごい!」と、みんなは声をあげました。

The junk man became rich. But Bunbuku was getting tired. "Thank you, my friend," said the man. "You worked so hard. Now please rest."

くず屋はお金持ちになりました。けれども、ぶんぶくはだんだん疲れてきました。「ありがとうよ、相棒」と、くず屋は言いました。「本当によくがんばってくれたね。もう休んでおくれ」

He took Bunbuku back to the temple with half of the money. The monk was happy. He never put Bunbuku on the fire again. And the lucky kettle stayed at the temple for a long, long time.

くず屋は、もうけたお金の半分をそえて、ぶんぶくをお寺に連れていきました。おしょうさんは喜んで、それからは二度とぶんぶくを火にかけませんでした。こうして福を呼ぶ茶釜は、いつまでもいつまでも、そのお寺にいたということです。

📖 全訳をまとめて読む 読み終わってからの答え合わせに

むかしむかし、あるお寺に、年をとったおしょうさんが住んでいました。おしょうさんは、お茶が大好きでした。ある日、おしょうさんは市場で古い茶釜を買いました。茶釜というのは、お湯をわかすための鉄のかまのことです。

「なんとよい茶釜だろう」おしょうさんはそう言って、茶釜に水を入れ、火にかけました。

「あつい!あつい!あつい!」と、茶釜がさけびました。ふさふさのしっぽが出てきました。小さな足が四本出てきました。それから、顔まで出てきました!なんと、それはタヌキだったのです。タヌキは、英語では raccoon dog といいます。タヌキは、いろいろなものに化けることができるのです。

タヌキは、部屋の中をかけまわりました。おしょうさんはびっくりして、ひっくり返ってしまいました。そのあと、タヌキはまた茶釜の姿にもどりました。

「この茶釜は、どうもおかしいぞ」おしょうさんはそう言って、茶釜をくず屋に安く売ってしまいました。

その夜、茶釜がくず屋に話しかけました。「どうか、わたしを火にかけないでください。じつは、わたしはタヌキなのです。名前はぶんぶくといいます。わたしは芸ができます。一緒に見世物をやりましょう!」

そこで、くず屋は小さな舞台をこしらえました。あちこちから、大勢の人が見に来ました。ぶんぶくは、体は茶釜、足はタヌキです。ぶんぶくは綱渡りをしました。扇を持って踊りました。空中で宙返りもしました。「すごい!」と、みんなは声をあげました。

くず屋はお金持ちになりました。けれども、ぶんぶくはだんだん疲れてきました。「ありがとうよ、相棒」と、くず屋は言いました。「本当によくがんばってくれたね。もう休んでおくれ」

くず屋は、もうけたお金の半分をそえて、ぶんぶくをお寺に連れていきました。おしょうさんは喜んで、それからは二度とぶんぶくを火にかけませんでした。こうして福を呼ぶ茶釜は、いつまでもいつまでも、そのお寺にいたということです。

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理解度チェック Quick Quiz

読み終わったら、3問だけ。間違えても大丈夫。多読は「だいたいわかる」で十分です。

Q1. What happened when the monk put the kettle on the fire?

Q2. What did Bunbuku do in the show?

Q3. Where did Bunbuku go at the end?

この読み物の使い方 3ステップ

  1. 聞きながら読む 音声に合わせて光る文を目で追う(聞き読み)。わからない語は飛ばしてOK。
  2. 音声なしで読む ⏱計測ボタンで読む速さ(WPM)を測ってみる。
  3. 耳だけで聞く 🎧聞くだけモードで、文字を見ずに内容がわかるか試す。🔁1文リピートで音読・シャドーイングも。

聞き読みの効果とやり方/多読三原則

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