The Wolf and the Dog(オオカミと犬)の挿絵
Level 1 Beginnerイソップ物語

The Wolf and the Dog

オオカミと犬

  • 📖 261 words
  • ⏱ 約3分
  • 🔊 1:38
  • YL 0.5–0.9
  • 英検5〜4級目安
  • 📝 全訳つき

あらすじやせておなかをすかせたオオカミが、まるまる太った犬に出会います。「いいなあ、ぼくもそんな暮らしがしたい」と言うと……。

イソップ寓話(タウンゼンド英訳 1867年)をもとに再話

キーワード(9語)本文の点線の語はタップで意味が出ます
  • thinやせた
  • cousinいとこ
  • shinyつやつやした
  • master主人
  • collar首輪
  • chainくさり
  • log丸太
  • drag引きずる
  • free自由な
音声に合わせて文が光ります0:00 / 1:38

Google Cloud TTS(Chirp 3 HD・アメリカ英語・Aoede)

One night, a thin, hungry wolf walked in the forest. He had no food for many days. Then he met a big dog. The dog was fat and strong, and his fur was shiny.

ある夜、やせて腹ぺこのオオカミが、森の中を歩いていました。オオカミはもう何日も、食べ物にありついていなかったのです。そこで、大きな犬に出会いました。犬はまるまると太っていて力強く、毛はつやつやと光っていました。

"Hello, cousin," said the wolf. "You look so healthy! Who gives you all that food?"

「やあ、いとこどの」と、オオカミは言いました。「ずいぶん元気そうだな! だれがそんなにたくさん食べ物をくれるんだい?」

"My master gives it to me," said the dog. "I get meat and bread every day. I sleep in a warm house too."

「ご主人さまがくれるのさ」と、犬は答えました。「毎日、肉とパンがもらえる。それに、あたたかい家で眠れるんだ」

"Wow," said the wolf. "I am always hungry and cold. I want a life like yours."

「すごいな」と、オオカミは言いました。「おれはいつも腹ぺこで、寒い思いをしている。おまえのような暮らしがしたいよ」

"Then come with me," said the dog. "My master can feed you too. You just help him a little."

「それなら、一緒に来いよ」と、犬は言いました。「ご主人さまは、おまえにも食べさせてくれるさ。ちょっとお手伝いをすればいいだけだ」

The wolf was very happy. They walked together toward the village. But under the moon, the wolf saw something strange. There was a heavy wooden collar around the dog's neck. A long chain hung from it, and at the end of the chain there was a heavy log.

オオカミは大喜びでした。二ひきは一緒に村へ向かって歩いていきました。ところが月明かりの下で、オオカミはおかしなものに気づきました。犬の首のまわりに、重い木の首輪がはまっていたのです。そこから長いくさりがぶら下がっていて、くさりの先には重い丸太がついていました。

"What is that on your neck?" asked the wolf.

「首についているそれは何だい?」と、オオカミはたずねました。

"Oh, that," said the dog. "It is my collar. My master puts it on me in the day. I drag this log everywhere. I can't run far. But it is not so bad. I get food every day."

「ああ、これか」と、犬は言いました。「首輪だよ。昼間、ご主人さまがつけるんだ。この丸太をどこへでも引きずっていくのさ。遠くまでは走れない。でも、そんなに悪くないよ。毎日食べ物がもらえるんだから」

The wolf stopped walking. "You can't run where you want?" he asked.

オオカミは足を止めました。「行きたいところへ走っていけないのか?」と、オオカミはたずねました。

"No," said the dog. "Not always."

「ああ」と、犬は答えました。「いつもってわけにはいかないね」

"Then thank you, but no," said the wolf. "I am hungry, but I am free. With a heavy chain like that, I can't even enjoy my food! Good night, cousin." And he ran back into the forest under the bright moon.

「それなら、ありがたいが、ことわるよ」と、オオカミは言いました。「おれは腹ぺこだが、自由だ。そんな重いくさりをつけていたら、食べ物を味わうこともできやしない! おやすみ、いとこどの」そう言うと、オオカミは明るい月の下、森の中へかけもどっていきました。

📖 全訳をまとめて読む 読み終わってからの答え合わせに

ある夜、やせて腹ぺこのオオカミが、森の中を歩いていました。オオカミはもう何日も、食べ物にありついていなかったのです。そこで、大きな犬に出会いました。犬はまるまると太っていて力強く、毛はつやつやと光っていました。

「やあ、いとこどの」と、オオカミは言いました。「ずいぶん元気そうだな! だれがそんなにたくさん食べ物をくれるんだい?」

「ご主人さまがくれるのさ」と、犬は答えました。「毎日、肉とパンがもらえる。それに、あたたかい家で眠れるんだ」

「すごいな」と、オオカミは言いました。「おれはいつも腹ぺこで、寒い思いをしている。おまえのような暮らしがしたいよ」

「それなら、一緒に来いよ」と、犬は言いました。「ご主人さまは、おまえにも食べさせてくれるさ。ちょっとお手伝いをすればいいだけだ」

オオカミは大喜びでした。二ひきは一緒に村へ向かって歩いていきました。ところが月明かりの下で、オオカミはおかしなものに気づきました。犬の首のまわりに、重い木の首輪がはまっていたのです。そこから長いくさりがぶら下がっていて、くさりの先には重い丸太がついていました。

「首についているそれは何だい?」と、オオカミはたずねました。

「ああ、これか」と、犬は言いました。「首輪だよ。昼間、ご主人さまがつけるんだ。この丸太をどこへでも引きずっていくのさ。遠くまでは走れない。でも、そんなに悪くないよ。毎日食べ物がもらえるんだから」

オオカミは足を止めました。「行きたいところへ走っていけないのか?」と、オオカミはたずねました。

「ああ」と、犬は答えました。「いつもってわけにはいかないね」

「それなら、ありがたいが、ことわるよ」と、オオカミは言いました。「おれは腹ぺこだが、自由だ。そんな重いくさりをつけていたら、食べ物を味わうこともできやしない! おやすみ、いとこどの」そう言うと、オオカミは明るい月の下、森の中へかけもどっていきました。

日本語訳:多読ベスト

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このお話の教訓 Moral

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Freedom is better than a full stomach.

たとえおなかがすいていても、自由がいちばん。

理解度チェック Quick Quiz

読み終わったら、3問だけ。間違えても大丈夫。多読は「だいたいわかる」で十分です。

Q1. Why did the wolf want the dog's life?

Q2. What was on the dog's neck?

Q3. What did the wolf choose?

この読み物の使い方 3ステップ

  1. 聞きながら読む 音声に合わせて光る文を目で追う(聞き読み)。わからない語は飛ばしてOK。
  2. 音声なしで読む ⏱計測ボタンで読む速さ(WPM)を測ってみる。
  3. 耳だけで聞く 🎧聞くだけモードで、文字を見ずに内容がわかるか試す。🔁1文リピートで音読・シャドーイングも。

聞き読みの効果とやり方/多読三原則

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