英文は、飾り(M)を外すと必ず S と V が残ります。構文とは、その骨組みに名前をつけたものです。
このコーナーでは、入試や英検の長文に出る構文71個を、1つずつ「どこを見れば気づけるか(見抜くサイン)」「なぜその意味になるか(しくみ)」「実際の構造(色分けの図)」「受験生がやりがちな誤訳(わな)」の順で解説します。最後に、長い1文を5つの手順で読む腕だめしと、ゲーム感覚の構文ドリルで仕上げます。
TRY IT
まず体験:飾りを消すと、骨が残る
21語の文です。ボタンを押すと、外しても文がこわれない飾り(M)が消えます。
The students who joined the program last summer finally found the courage to speak English in front of the whole school.
去年の夏にそのプログラムに参加した生徒たちは、ついに全校の前で英語を話す勇気を手に入れた。
残ったのはThe students found the courage.(生徒たちは勇気を手に入れた)。S・V・O の3つだけです。長い文も、まず骨を見つければ意味の中心がわかります。
知ってた? 目から鱗の3連発
「長い文が読めない」の正体は、V を見失っていること
英文の意味を決めるのは V(動詞)です。長い文で迷うのは、たいてい S が長すぎて、どれが本当の V かわからなくなったとき。だから読むときは、S からではなく V から探します。V が決まれば、その左が S、右が O や C です。
英語の文は、飾りを外すと全部「5つの形」のどれかになる
前置詞のカタマリ、副詞、関係詞の節など、外しても文がこわれない部分を M(修飾語)といいます。M をくくって外すと、どんなに長い文も SV・SVC・SVO・SVOO・SVOC の5つのどれかに縮みます。構文は、その骨組みに目印がついたものです。
構文は「丸暗記の訳」ではなく「理屈」で訳せる
たとえばクジラ構文の no more A than B は、no=「差がゼロ」、more than=「比べる」から、「A でないのは B でないのと同じ」と理屈で出せます。意味を丸暗記するより、しくみを知ったほうが、形が少し変わっても読めます。
HOW TO READ
長い1文は、5つの手順で読む
どの構文でも、読む順番は同じです。S からではなく、V から探すのがコツです。
- 1V を探す
まず文の中心になる動詞をさがします。to V・V-ing・関係詞の節の中の動詞は「中の V」なので、本当の V ではありません。
- 2S を決める
V の左にある名詞のカタマリが S です。V までに関係詞や前置詞のカタマリがあれば、それは S の飾りです。
- 3文型を決める
V の右を見ます。何もない=SV、S=の関係=SVC、名詞が1つ=SVO、2つ=SVOO、O=C の関係=SVOC。
- 4M をくくって外す
前置詞のカタマリ・副詞・副詞節・名詞を説明する節を、< > や ( ) でくくって外します。骨だけになると意味が見えます。
- 5前から訳す
骨組みがわかったら、英語の語順のままカタマリごとに意味をとります。最後に、日本語として自然な順に整えます。
記号と色の約束
仮S真S は It のような「仮の主語」と、うしろにかくれた本当の主語。接 は接続詞。カタマリの下の小さな S' V' O' は、節や句の中の要素です。
CHALLENGE
腕だめし:入試級の1文を5手順で
問題をえらび、①〜⑤のボタンを順に押してください。その手順で見るカタマリが光ります。訳は最後に。
The idea that we learn a language best by memorizing long lists of words has been questioned by researchers who found that children pick up new words not from lists but from stories and conversations.
- 1. V を探すlearn・memorizing・found・pick up と動詞らしい語は多いですが、that 節や who 節の中のものは外します。助動詞 has から始まる has been questioned が主節の V です。
- 2. S を決めるV の前の The idea から words までが全部 S です。that 以下は「どんな考えか」を説明する同格の節で、ここを切り離すと S は The idea だけになります。
- 3. 文型を決めるV が受け身(be+過去分詞)なので、うしろに O はいりません。S+V だけの第1文型で、「その考えは疑問視されてきた」が骨組みです。
- 4. M をくくって外すby 以下は「誰によって」を足す副詞句です。中の who 節が researchers を説明し、さらにその中で not from lists but from stories と not A but B が使われています。
- 5. 前から訳す「〜という考えは、疑問視されてきた、研究者たちによって、その人たちは子どもが単語をリストではなく物語や会話から覚えると発見した」と前から追い、最後に日本語の語順に整えます。
訳と、使われている構文
言語は長い単語リストを暗記するのがいちばんよく身につくという考えは、子どもが新しい単語をリストからではなく物語や会話から覚えていることを発見した研究者たちによって、疑問視されてきた。
前から訳〜という考え / 私たちは言語を一番よく学ぶ / 長い単語リストを暗記することで / は疑問視されてきた / 研究者たちによって / その人たちは発見した / 子どもは新しい単語を身につける / リストからではなく / 物語や会話から
ここを見るthat が2回出ますが、役目がちがいます。idea の直後の that は「〜という」の同格、found の直後の that は「〜ということを」の名詞節。名詞のうしろか動詞のうしろかで見分けます。
Scientists have long found it surprisingly difficult to explain exactly why we sleep, which is strange given that nearly every animal studied so far appears to need sleep.
- 1. V を探す主語 Scientists のすぐあとの have long found が V です。long は「長いあいだ」という副詞で、have と found のあいだにはさまっているだけです。
- 2. S を決めるS は文頭の Scientists 1語です。この文は S が短いぶん、V のうしろが長くなっています。
- 3. 文型を決めるfound のあとに it+形容詞が来たら find O C の第5文型を疑います。it は仮の O で、本当の O は to explain why we sleep。「説明することが難しいと思う」が骨組みです。
- 4. M をくくって外すコンマのあとの which は、直前の sleep ではなく前の文全体を受けています。「そしてそれは不思議だ」と考え、given that 以下はその理由を添える部分としてくくります。
- 5. 前から訳す「科学者は長いあいだ感じてきた、それが意外に難しいと、つまり人がなぜ眠るかを説明することが。そしてそれは不思議だ、ほぼすべての動物が睡眠を必要とするらしいことを考えると」と追います。
訳と、使われている構文
科学者たちは、人がなぜ眠るのかを正確に説明するのは意外なほど難しいと、長いあいだ感じてきた。これまで調べられたほぼすべての動物に睡眠が必要らしいことを考えると、これは不思議なことだ。
前から訳科学者たちは長いあいだ感じてきた / それが / 意外なほど難しいと / 人がなぜ眠るのかを正確に説明すること / そしてそれは不思議だ / これまで調べられたほぼすべての動物が睡眠を必要とするらしいことを考えると
ここを見るfound it difficult の it を「それ(前に出た何か)」と訳すと意味が通りません。前に指すものがない it は、うしろの to 以下を先取りしています。コンマ+which も、直前の名詞1語ではなく前の内容を受けることがあります。
Having spent a year in a small town where almost nobody spoke English, the student realized that what had helped her most was the patience of neighbors who were willing to repeat everything slowly.
- 1. V を探すspent・spoke・realized・had helped・was・were と動詞が6つあります。分詞構文・where 節・that 節の中のものを外すと、残るのは the student の直後の realized だけです。
- 2. S を決める文頭の Having spent は -ing で始まるので S ではなく分詞構文です。コンマのあとの the student が S で、分詞構文の意味上の主語もこの学生です。
- 3. 文型を決めるrealized のうしろに that 節が来ているので第3文型です。that 節の中はさらに what had helped her most が S'、was が V' という「S=C」の形になっています。
- 4. M をくくって外す文頭からコンマまでが分詞構文の M です。Having+過去分詞は「主節より前に〜した」を表します。中の where 節は town を説明する関係副詞の節です。
- 5. 前から訳す「1年を過ごして、ほとんど誰も英語を話さない小さな町で、その学生は気づいた、自分をいちばん助けたものは、近所の人たちの辛抱強さだったと」と追い、日本語に整えます。
訳と、使われている構文
英語を話す人がほとんどいない小さな町で1年を過ごして、その学生は、自分をいちばん助けてくれたのは、何でもゆっくりくり返してくれる近所の人たちの辛抱強さだったと気づいた。
前から訳1年を過ごして / ほとんど誰も英語を話さない小さな町で / その学生は気づいた / 彼女をいちばん助けたものは / だった / 近所の人たちの辛抱強さ / 何でもゆっくりくり返してくれる
ここを見るwas を主節の V と思うと、what had helped her most の前の that が浮いてしまいます。that 節の中の V は、その節の中だけで完結させる。節のフタを閉じてから外の V を探すのがコツです。
V-ing ..., S V / p.p. ..., S V名詞 + where / when / why + S V ...what S V / what V ...
It is not the AI system itself that makes its mistakes dangerous but the users who accept its answers without ever asking how those answers were produced.
- 1. V を探すIt is は強調構文の枠なので V から外します。that のすぐあとの makes が本当の V です。accept・asking・were produced は who 節の中にあります。
- 2. S を決めるIt is と that を外すと、not the AI system itself が makes の S だとわかります。文末の but the users も S で、not A but B が強調構文で分断されています。
- 3. 文型を決めるmakes its mistakes dangerous は make O C の第5文型です。its mistakes が O、dangerous が C で「誤りを危険なものにする」となります。
- 4. M をくくって外すwho 以下は users を説明する形容詞節です。中の without ever asking 〜 は accept にかかります。ここをくくると、B の側は the users だけになります。
- 5. 前から訳す「〜なのは、AIシステムそのものではない、誤りを危険にしているのは。そうではなく使い手だ、答えを受け入れる、どう作られたかを一度も問わずに」と追い、「〜のは A ではなく B だ」に整えます。
訳と、使われている構文
AIの誤りを危険なものにしているのは、AIシステムそのものではなく、その答えがどうやって作られたのかを一度も問わずに受け入れてしまう使い手のほうだ。
前から訳〜なのは / AIシステムそのものではなく / 〜が / その誤りを危険にしている / 使い手のほうだ / その答えを受け入れる / どうやって作られたのかを一度も問うことなく
ここを見るIt is not A that 〜 but B は、強調構文の中に not A but B を割りこませた形です。but B が文末まで飛ばされているので、but のうしろを見て「not A と同じ形の名詞」を探すと、何を比べているかが見えます。
A study was recently published that showed how bees, which many of us regard as simple insects, can learn to solve puzzles by watching other bees, a skill once thought to belong only to animals with large brains.
- 1. V を探すA study のすぐあとの was recently published が V です。that 以下には showed・regard・can learn と動詞が続きますが、すべて that 節の中のものです。
- 2. S を決めるS は A study の2語だけです。本来は A study that showed 〜 was published ですが、主語が長くなりすぎるので、that 節を V のうしろへ回しています。
- 3. 文型を決めるwas published は受け身なので O はいりません。「ある研究が最近発表された」という S+V の第1文型で、文の骨組みはここで終わっています。
- 4. M をくくって外すthat 節は離れた A study を説明します。中の which 節はコンマではさんだ挿入で、外すと how bees can learn 〜 がつながります。文末の a skill 〜 は前の内容の言いかえです。
- 5. 前から訳す「ある研究が最近発表された、それはハチが(単純な虫と思われているが)ほかのハチを見てパズルを解けるようになると示した、それは脳の大きな動物だけの能力と考えられていた」と追います。
訳と、使われている構文
多くの人が単純な虫と見なしているハチが、ほかのハチを見てパズルの解き方を身につけられることを示した研究が、最近発表された。それはかつて、脳の大きな動物だけがもつと考えられていた能力だ。
前から訳ある研究が最近発表された / それは示した / ハチが / 多くの人は単純な虫と見なしているが / パズルを解けるようになることを / ほかのハチを見ることで / それはかつて脳の大きな動物だけのものと考えられていた能力だ
ここを見るpublished の直後の that を「〜ということが発表された」と読むと、showed の主語がなくなって行きづまります。that のうしろに S が欠けていたら関係代名詞。前のほうに説明される名詞(study)がないか探します。
A + V ... + who / which / that 〜(A を説明)名詞 / 文, which V ...S, 〈挿入〉, V ...
Not until the printing press made books cheap enough for ordinary families to own did many Europeans begin to think of reading as something that everyone, not just priests and scholars, should be able to do.
- 1. V を探すmade は until 節の中の動詞です。節が終わったところに did があり、うしろの begin と組んで did begin。これが主節の V で、did だけが S の前に飛び出しています。
- 2. S を決めるdid と begin にはさまれた many Europeans が S です。Not until 〜 という否定の副詞が文頭に出たので、疑問文と同じ「did+S+原形」の語順になっています。
- 3. 文型を決めるthink of A as B は「A を B と見なす」で、A が O、as B が C にあたります。reading が O、as something 以下が C で、「読むことを〜だと考える」が骨組みです。
- 4. M をくくって外す文頭から own までが Not until の副詞節です。中は make O C で、cheap enough for 〜 to own が「持てるほど安い」。最後の that 節のコンマ部分も挿入として外します。
- 5. 前から訳すNot until A did B は「A するまで B しなかった」、つまり「A して初めて B した」です。「印刷機が本を家庭でも持てるほど安くして初めて、多くの人は読むことを〜と考えはじめた」と整えます。
訳と、使われている構文
印刷機によって本がふつうの家庭でも持てるほど安くなって初めて、多くのヨーロッパ人は、読むことを聖職者や学者だけでなく誰もができるべきことだと考えはじめた。
前から訳印刷機が本をふつうの家庭でも持てるほど安くするまで / 〜しなかった / 多くのヨーロッパ人は / 考えはじめる / 読むことを / 聖職者や学者だけでなく誰もができるべきものとして
ここを見る文頭の Not until 節の中には made という V があるので、ここを主節と読みがちです。節の終わりに助動詞 did が裸で出てきたら倒置の合図。not が until 節に移っているので、訳では「〜して初めて」とします。
It is not until A that BNever / Little / Rarely + 助動詞 + S + V形容詞/副詞 enough to V
So deeply rooted in our minds is the belief that intelligence is fixed at birth that many students give up on a subject the moment they find it difficult.
- 1. V を探すis が2回出ます。2つ目の is は「intelligence is fixed」で that 節の中のもの。主節の V は1つ目の is で、文頭の So deeply rooted in our minds のすぐあとにあります。
- 2. S を決める文頭は rooted で終わる形容詞のカタマリなので S にはなれません。is のうしろの the belief 以下が S です。長い S をうしろに回して、文の終わりに重みを置いています。
- 3. 文型を決めるS is C の第2文型が、C+V+S の順に倒置されています。もとに戻すと The belief 〜 is so deeply rooted in our minds that 〜。「その思いこみは心に深く根づいている」が骨組みです。
- 4. M をくくって外す1つ目の that は belief の中身を言う同格、2つ目の that は文頭の So と組む「結果」の that です。2つ目の that 以下を「だから〜」としてくくります。
- 5. 前から訳す「あまりに深く心に根づいている、その思いこみは、知能は生まれつき決まっているという。その結果、多くの生徒は科目をあきらめる、難しいと感じたとたんに」と追い、「〜ので…」に整えます。
訳と、使われている構文
知能は生まれつき決まっているという思いこみが心にあまりに深く根づいているので、多くの生徒は、ある科目を難しいと感じたとたんにあきらめてしまう。
前から訳とても深く心に根づいている / のは / 知能は生まれつき決まっているという思いこみ / なので / 多くの生徒は科目をあきらめる / それを難しいと感じたとたんに
ここを見る文頭の So を見たら、うしろに that が来ると予想して読みます。この文は that が2つあり、先に出る that は belief の中身、あとに出る that が So と組む結果の that。名詞の直後かどうかで分けられます。
With answers to almost any question available in seconds, those who design, and those who simply use, the apps that shape how we learn rarely stop to ask what is lost when the mind no longer has to struggle.
- 1. V を探すdesign・use・shape・learn はどれも who 節や that 節の中の動詞です。節をすべて閉じたあとに残る rarely stop が主節の V で、rarely は「めったに〜ない」という否定の副詞です。
- 2. S を決めるWith 句のあとのコンマから learn までが S です。design のあとのコンマで O が抜けているのが目印で、design と use の両方の O が、うしろにまとめて置かれた the apps 〜 です。
- 3. 文型を決めるstop のうしろの to ask は目的を表す不定詞で、stop の O ではありません。S+V の第1文型で、「作る人も使う人もめったに立ち止まらない」が骨組みです。
- 4. M をくくって外す文頭の With 〜 available は with O C で「答えが数秒で手に入る状態で」。文末の to ask 以下は「問うために」で、中の what 節が ask の O になっています。
- 5. 前から訳す「答えが数秒で手に入る状況で、アプリを作る人も使う人も、めったに立ち止まらない、問うために、何が失われるのかを、頭がもう苦労しなくてよくなったとき」と追い、日本語に整えます。
訳と、使われている構文
ほぼどんな質問の答えも数秒で手に入るいま、私たちの学び方を形づくるアプリを作る人も、ただ使うだけの人も、頭が苦労しなくてよくなったときに何が失われるのかを、立ち止まって問うことはめったにない。
前から訳ほぼどんな質問への答えも数秒で手に入る状態で / 作る人たちも、ただ使う人たちも / 私たちの学び方を形づくるアプリを / めったに立ち止まらない / 問うために / 何が失われるのか / 頭がもう苦労しなくてよくなったとき
ここを見るthose who design, のコンマで O が抜けたまま文が進むのが共通関係の合図です。design the apps と use the apps をまとめた形なので、the apps を design にも use にもつなげて読みます。
(A and B) X / X (A and B)with O C(C=V-ing / p.p. / 形容詞 / 前置詞句)what S V / what V ...
ALL 71
構文図鑑 全71構文
カテゴリ・レベルでしぼりこめます。英語でも日本語でもさがせます。

IT
it の構文 7
文頭の It が「何も指していない」とき。後ろに本当の主語がかくれています

COMPARE
比較の構文 9
than と as が出たら、何と何を比べているかを先に決める

NOT
否定の構文 8
not の位置と、not が何を打ち消しているか。ここで訳が逆になります

SO / TOO
程度・目的・結果 6
so・such・too・enough。「どれくらい」と「その結果どうなる」がセット

IF / EVEN
条件・譲歩・時 9
文頭の副詞節がどこで終わり、主節がどこから始まるか

IF ONLY
仮定法の構文 6
時制を1つ過去にずらして「現実ではない」を表す。if がなくても仮定法

WHO / WHICH
関係詞で読む構文 8
名詞の後ろに続く長い説明。どこまでが説明かが読めれば長文は怖くない

TO / -ING
不定詞・分詞の構文 6
動詞が形を変えて、文の中で名詞・形容詞・副詞の仕事をする

INVERSION
倒置・省略・挿入・同格 8
語順がくずれた文を、ふつうの語順に戻して読む

NOUN
無生物主語・名詞構文 4
モノが主語の文、名詞に動詞がかくれた文。直訳をやめると自然な日本語になる
見つかりませんでした。別の言い方でさがしてみてください。
LOOK-ALIKES
似ている構文、ここで見分ける
入試の誤訳は、たいてい「形が似ている別の構文」とのとりちがえです。
It is 〜 that … :強調構文か、形式主語か
It is と that を消して、残りで文が完成すれば強調構文(We first met in Kyoto.)。完成しなければ形式主語です。強調構文の that の後ろは、何かが1つ欠けた形になります。
so that:目的か、結果か
so と that が離れていて、間に形容詞・副詞があれば「とても〜なので」。so that がくっついていて、後ろに can・will があれば「〜するために」です。
that 節:同格か、関係代名詞か
that の後ろが完全な文(S も O も欠けていない)なら同格「〜という」。後ろの文に欠けた部分(told の目的語)があれば関係代名詞です。
whether:名詞節か、副詞節か
whether 節の後ろにすぐ V(doesn't matter)が来れば、節全体が S の名詞節「〜かどうか」。カンマのあとに S V が続けば副詞節「〜であろうと」です。
as:理由か、譲歩か
形容詞や副詞が as の前に飛び出していたら譲歩「〜だけれども」。as が文頭にあって、ふつうの語順で S V が続くなら理由「〜なので」です。
not … because:「だから〜ない」か「だからといって〜ない」か
not が because 節まで打ち消すと「簡単だから勉強しているのではない」。後ろに but because が続けば、こちらの読みに決まります。
2 WEEKS
2週間で全部まわすプラン
1日20〜30分。読むだけで終わらせず、例文を声に出して、ドリルで確かめます。
it の構文・否定・程度。1日に5〜6構文。例文を「骨だけ」ボタンで骨にしてから、声に出して読む
比較・条件と譲歩・仮定法。誤読のわなを先に読み、自分の訳と比べる
関係詞・不定詞と分詞・倒置。長い3つ目の例文を、見ないで構造図にかけるか試す
無生物主語・名詞構文と、似ている構文の見分け方。訳を自然な日本語に整える練習
腕だめし8問と構文ドリル。まちがえた構文のページだけ戻って、確認問題を解き直す
構文ドリルV はどれ? S はどこまで? 文型は? どの構文? 334文から10問ずつはじめるVIDEOS
動画で学ぶ英文解釈
日本の先生の英文解釈の講座から、このコーナーと一緒に使いやすいものを選びました。見方の目安つきです。
最初に1本だけ見るならこれ。品詞と文の要素から入る基礎講座なので、このコーナーの「5手順」の前提がそろいます。見たあとに、上の「骨だけにする」を試してください。
長文に出る構文の総復習。動画で出てきた構文を、このコーナーの図鑑で1つずつ引き、3つ目の長い例文で確かめると定着します。
難しい構文をまとめて扱う長い講座です。一気に見ず、倒置・省略・共通関係など、図鑑でつまずいたカテゴリの部分だけ見るのがおすすめです。
英文解釈の参考書を使ったノートの作り方の実演です。このコーナーの例文も、同じように「英文を写す → 記号を書きこむ → 訳す」で進められます。
1文ずつ「これは何?」とつっこみながら読む精読の実演です。TOEIC の英文ですが、構文を意識して読む手順は入試と同じです。
BOOKS
紙の参考書と組みあわせるなら
このコーナーで型を知り、参考書で「考える順番」を深めます。
FAQ
よくある質問
英文法と英語構文は何がちがいますか?
英文法は「時制」「関係詞」のように文法の項目ごとの決まりです。構文は、その決まりが組み合わさってできる「文の型」で、not A but B や It is 〜 that … のように、目印の語と訳し方がセットになっています。文法を知っていても、型として見抜けないと長文で気づけません。
何から始めればいいですか?
まず上の「5手順」と「記号と色の約束」を読み、図鑑の lv1・lv2 の構文から始めてください。高校生なら「it の構文」「否定の構文」「程度・目的・結果」の3カテゴリが入り口に向いています。
大学入試や英検の何級に役立ちますか?
lv1〜2 は共通テストや英検2級、lv3 は国公立・私立大の二次試験や英検準1級、lv4 は難関大の下線部和訳や英検1級の長文に出るものです。和訳問題がある大学では、構文を見抜けるかが点数を分けます。
構文の訳は丸暗記したほうが早いですか?
訳の丸暗記は、形が少し変わると使えなくなります。各ページの「しくみ」で、なぜその意味になるかを先に理解し、例文を声に出して読んで型ごと覚えるのが近道です。
例文の英語はどこから取っていますか?
すべて原田英語のオリジナルです。入試問題や参考書の英文は使っていません。音声は合成音声で、ページの英文だけを読み上げます。
英語大全でくわしく:精読・返り読み・語順

精読と多読は敵じゃない。「教習所」と「路上運転」の関係だった
精読:1文を正確に読む
英文を後ろから訳す読み方は、千年前の漢文の読み方の名残だった
返り読みをやめる
英語は「結論が先、説明はあと」。語順のクセを知ると長文が前から読める
語順がすべて:英語の骨格
共通テスト英語は80分で5,000語超。文法より「読む体力」の試験
大学入試(共通テスト・個別試験)
「文法なんて要らない」は研究と逆。説明を受けた人のほうが伸びていた
文法は勉強すべき?明示的知識と暗示的知識
