what は the thing(s) which を1語にまとめたもの。先行詞を飲みこんでいるので、what 節はまるごと1つの名詞になります
01しくみ:なぜこの意味になるのか
関係代名詞の what は the thing(s) which(〜するもの・こと)です。先行詞を中に含んでいるので、what の前に名詞はいりません。what 節は全体で名詞のカタマリ(名詞節)になり、文の S・O・C や前置詞の目的語になります。後ろは which のときと同じく、S か O か C が欠けた文です。疑問詞の what(何を〜か)とは形が同じなので、「〜こと」と「何〜か」のどちらが文に合うかで選びます。
決まった言い方も理屈で読めます。what S is は、is の後ろの C が欠けた形で「S が今そうであるもの」、つまり 今の S(人柄・ありさま)。what S was なら昔の S です。what S has は「S が持っているもの」で財産。what is called / what we call は「〜と呼ばれているもの」で「いわゆる」。what is more は「さらに大事なことには」→「そのうえ」です。
what little money S has は「S が持っている少ないお金のすべて」。what+名詞は all the 名詞 that と同じ意味で、little / few がつくと 「少ないながらも全部」(なけなしの)になります。「少ししか〜ない」と否定に訳すと、意味が逆になるので注意します。
型
what S V / what V ...
〜すること・〜するもの
言いかえ・変形what S is / what S haswhat is called / what we callwhat is more / what is worsewhat little 〜 / what few 〜
02例文3つを構造図で読む
色のカタマリは文の要素、カッコはカタマリの種類です。「飾り(M)を消す」を押すと、文の骨組みだけが残ります。黄色の語が、この構文の目印です。
記号と色の約束
仮S真S は It のような「仮の主語」と、うしろにかくれた本当の主語。接 は接続詞。カタマリの下の小さな S' V' O' は、節や句の中の要素です。
What you do every day matters more than what you do once a year.
毎日やることのほうが、年に一度やることより大切だ。
前から訳あなたが毎日することは / 大切だ / より多く / あなたが年に一度することより
- SWhat you do every day名詞節|what 節がまるごと S
- 関What節の中で O
- Vmattersmatter「重要である」
- Mthan what you do once a year副詞句
- O'what you do once a yearここも what 節
ここを見るWhat you do every day の do には O がなく、その穴を What が埋めています。what 節は day で終わり、matters が主節の V です。
Thanks to the new coach, the team is not what it was two years ago.
新しいコーチのおかげで、チームは2年前とはまるで別物だ。
前から訳新しいコーチのおかげで / チームは / ではない / 2年前にそうだったもの
- MThanks to the new coach副詞句
- Cwhat it was two years ago名詞節|what S was=昔の S
- 関what節の中で C
ここを見るwas の後ろの C(主語の中身を説明する語)が欠けていて、その穴が what です。「2年前にそうであったもの」→「2年前のチーム」と訳します。
What surprised the researchers most was that the students spent what little free time they had reading in the library.
研究者たちがいちばん驚いたのは、生徒たちがわずかな自由時間をすべて図書館での読書にあてていたことだった。
前から訳研究者たちをいちばん驚かせたのは / だった / 生徒たちが使っていたこと / 持っている少ない自由時間のすべてを / 図書館で本を読んで
- SWhat surprised the researchers most名詞節
- 関What節の中で S
- VwasWhat 節のあとの本当の V
- Cthat the students spent what little free time they had reading in the library名詞節
- V'spentspend 時間 V-ing「〜して過ごす」
- O'what little free time they hadなけなしの自由時間のすべて
ここを見る文頭の What 節は was の前まで。what little +名詞+S V は「少ないながら S が持つ〜のすべて」で、ここでは自由時間を全部読書に使ったという意味です。
03誤読のわな
She owes what she is today to her grandmother.
✕ やりがち彼女は、今日自分が何者なのかを祖母に負っている。
○ 正しく今日の彼女があるのは、祖母のおかげだ。
owe A to B は「A は B のおかげだ」。A にあたる what she is today を「何者か」と疑問で訳すと、文がくずれます。is の C が欠けた what 節で、「今の彼女(の人柄・立場)」です。
04似ている構文と見分ける
05確認問題(3問)
Q1空所に入るのは? ( ) I need now is a good night's sleep.
空所から now までが S で、need の O が欠けています。先行詞がないので、先行詞を含む What(〜するもの)が入ります。
Q2英文の意味として正しいのは?
He gave the child what little money he had.
what little money he had は「彼が持っていた少ないお金のすべて」。「少ししか〜ない」という否定ではなく、少ないながらも全部です。
Q3「〜すること・もの」の意味の what を含むのはどれ?
What she said は「彼女が言ったこと」で、said の O が欠けた名詞節が文の S です。ほかの2つは「何時」「どんな種類の」とたずねる疑問詞です。
