原田英語の英語大全勉強法ぜんぶ入り

構文 34条件・譲歩・時lv3 入試標準

whether A or B / whether or not〜かどうか/〜であろうとなかろうと

見抜くサインwhether 節を消して文が成り立てば副詞節、文が欠ければ名詞節

原田英語2026-10-11 更新例文はすべてオリジナル

3秒でわかる

whether は「2つのうちどちらか」。決まっていない話が文の中に入れば「〜かどうか」、外に置かれれば「どちらでも」です

01しくみ:なぜこの意味になるのか

whether の中心にあるのは「2つのうち、どちらなのか(まだ決まっていない)」という意味です。この whether 節が文の S・O・C(主語・目的語・補語)になると、名詞節(文の中で名詞のはたらきをする節)として 「〜かどうか」。文の外側に付け足されると、副詞節として 「〜であろうとなかろうと」 になり、「どちらに転んでも主節は変わらない」という譲歩(相手の言い分を一歩ゆずって認めること)を表します。

見分けは、whether 節を消してみることです。残りが文として成り立てば副詞節、動詞の目的語や主語が消えて文が欠ければ名詞節です。特に文頭の Whether に注意します。節のあとにカンマがあって S V が続けば副詞節、カンマなしでいきなり V が来れば、Whether 節そのものが主語の名詞節です。

名詞節の「〜かどうか」は if でも言えますが、if が使えるのは、ほぼ動詞の目的語のときだけです。主語の位置、前置詞のうしろ、副詞節、そして直後に or not を置く形(whether or not)では whether しか使えません。

型

whether A or B / whether or not

〜かどうか/〜であろうとなかろうと

言いかえ・変形whether S V or notwhether or not S Vif S V(名詞節で目的語のときだけ)

02例文3つを構造図で読む

色のカタマリは文の要素、カッコはカタマリの種類です。「飾り(M)を消す」を押すと、文の骨組みだけが残ります。黄色の語が、この構文の目印です。

記号と色の約束
S主語「何が・だれが」。名詞のカタマリ
V動詞「どうする・どうだ」。文の中心
O目的語「何を・だれに」。V の動作を受ける
C補語S や O の中身を説明する(S=C、O=C)
M修飾語外しても文がこわれない飾り
[ ]名詞のはたらき名詞句・名詞節。S・O・C になる
( )形容詞のはたらき名詞をうしろから説明する
< >副詞のはたらき動詞や文全体を説明する。M

仮S真S は It のような「仮の主語」と、うしろにかくれた本当の主語。接 は接続詞。カタマリの下の小さな S' V' O' は、節や句の中の要素です。

例文 1

I don't know whether the test is on Friday or on Monday.

ISdon't knowV[whether the test is on Friday or on Monday]Owhether接the testS'isV'on Friday or on MondayM'

テストが金曜なのか月曜なのか、私は知らない。

前から訳私は知らない / テストがあるのか / 金曜になのか、月曜になのか

  1. Owhether the test is on Friday or on Monday名詞節|know の目的語
  2. M'on Friday or on MondayA or B

ここを見るwhether 節を消すと I don't know だけになり、何を知らないのかが消えてしまいます。know の目的語なので名詞節「〜かどうか」です。この位置なら if に置きかえることもできます。

例文 2

Whether you win or lose, the experience will make you stronger.

<Whether you win or lose>MWhether接youS'win or loseV'the experienceSwill makeVyouOstrongerC

勝っても負けても、その経験はあなたを強くする。

前から訳あなたが勝とうと負けようと / その経験は / するだろう / あなたを / より強く

  1. MWhether you win or lose副詞節|どちらでも主節は変わらない
  2. V'win or loseA or B
  3. Cstrongermake O C「O を C にする」

ここを見るWhether 節を消しても the experience will make you stronger は文として完成しています。だから副詞節で「〜であろうと」。カンマのあとに S(the experience)が来るのも目印です。

例文 3

Whether or not a new word survives depends less on who invented it than on how many people find it useful in daily life.

[Whether or not a new word survives]SWhether or not接a new wordS'survivesV'dependsV<less on who invented it>MlessM'on前who invented itO'<than on how many people find it useful in daily life>Mthan接on前how many people find it useful in daily lifeO'

新しい言葉が生き残るかどうかは、誰が作ったかよりも、どれだけ多くの人が日常生活でそれを便利だと感じるかで決まる。

前から訳新しい言葉が生き残るかどうかは / 左右される / 誰がそれを作ったかによってよりも / どれだけ多くの人がそれを便利だと思うかによって / 日常生活で

  1. SWhether or not a new word survives名詞節|カンマなしで depends が続く
  2. Vdependsdepend on「〜しだいだ」
  3. Mless on who invented it副詞句
  4. O'who invented it誰がそれを作ったか
  5. Mthan on how many people find it useful in daily life副詞句|on がそろっている
  6. O'how many people find it useful in daily lifefind O C「O を C と思う」

ここを見る文頭の Whether 節のあとにカンマがなく、すぐ depends が来ます。Whether 節が主語の名詞節なので「〜かどうかは」と訳します。「〜であろうと」と読むと depends の主語がなくなります。

03誤読のわな

Whether the plan works or not will be clear by next week.

✕ やりがち計画がうまくいってもいかなくても、来週までにははっきりするだろう。

○ 正しく計画がうまくいくかどうかは、来週までにははっきりするだろう。

文頭の Whether を見て、反射的に「〜であろうと」と訳した誤りです。or not のあとにカンマがなく、すぐ will be が来ています。Whether 節が主語なので名詞節「〜かどうか」です。

04似ている構文と見分ける

05確認問題(3問)

Q1副詞節(〜であろうとなかろうと)の whether はどれ?

Q2英文の意味として正しいのは?

I asked my friend whether she wanted tea or coffee.

Q3空所に入るのは? We'll go hiking tomorrow whether it is sunny ( ) not.

英文法大全でくわしく

ドリルで手を動かす

構文ドリルV はどれ? S はどこまで? 文型は? どの構文? 10問ずつ、正解すると構造図が出ますはじめる
X でポストLINEB!

条件・譲歩・時のほかの構文

31unless S VS が V しない限りunless は「〜という例外がない限り」。主節が原則で、unless 節はそこからぬけ出す唯一の出口です条件・譲歩・時lv2 高校基礎32Once S V, S Vいったん S が V すると接続詞の once は「一度」でも「かつて」でもありません。「スイッチが入ったら、あとはずっと」を表します条件・譲歩・時lv2 高校基礎33as long as S V / as far as S V〜する限り(条件)/〜の範囲ではlong は時間の長さ、far は距離の遠さ。「〜する間はずっと」が条件に、「〜が届く所までは」が範囲になりました条件・譲歩・時lv3 入試標準35no matter what / who / how 〜何を/誰が/どんなに〜してもmatter は動詞で「問題になる」。no matter what は「何であろうと問題ではない」。だから主節はどんな場合でも変わりません条件・譲歩・時lv3 入試標準36However 形容詞/副詞 S Vどんなに〜でもHowever のうしろがカンマなら「しかし」、形容詞なら「どんなに〜でも」。点が1つあるかないかで、訳がまるで変わります条件・譲歩・時lv3 入試標準37形容詞/副詞/無冠詞名詞 as S V〜だけれどもYoung as he is は「若いので」ではなく「若いけれど」。前に飛び出した語は、書き手が「そこは認める」と差し出した事実です条件・譲歩・時lv4 難関大38provided (that) S V〜という条件で/もし〜ならprovided は「与えられた」。「that 以下が前提として与えられたなら」と読むと、条件の意味が自然に出てきます条件・譲歩・時lv3 入試標準39It will not be long before S V(現在形)まもなく〜する直訳は「〜するまでに長い時間はない」。before を「〜の前」と訳さず、「〜するまで」と前から読むと一瞬で意味が見えます条件・譲歩・時lv3 入試標準