ただの to V は「目的」「結果」「感情の理由」など意味が多すぎます。in order をつけると、目的の1つにしぼれます
01しくみ:なぜこの意味になるのか
不定詞 to V(to+動詞の原形)は、文の中で「〜するために」「〜して、その結果」「〜してうれしい」など、いろいろな意味になります。in order to V / so as to V は、その中から 目的だけ を取り出してはっきりさせた形です。He got up early to study. でも意味は通じますが、in order to にすると「勉強するために」という意図がはっきり出ます。
否定は not の位置 に気をつけます。「〜しないために」は in order not to V / so as not to V で、not は to の直前です。I spoke quietly so as not to wake the baby. は「赤ちゃんを起こさないように静かに話した」。目的の否定は not to V だけではあまり言わず、in order not to / so as not to を使います。
目的を節で表す形が in order that S may(can / will)V です。so that とほぼ同じ意味で、より硬い書き言葉です。文の主語と目的の主語が違うときに使えます。to V のまま主語を変えたいときは、in order for 人 to V(人が V するために)も使えます。
型
in order to V / so as to V
〜するために
言いかえ・変形in order not to V / so as not to Vin order that S may (can) Vin order for 人 to V
02例文3つを構造図で読む
色のカタマリは文の要素、カッコはカタマリの種類です。「飾り(M)を消す」を押すと、文の骨組みだけが残ります。黄色の語が、この構文の目印です。
記号と色の約束
仮S真S は It のような「仮の主語」と、うしろにかくれた本当の主語。接 は接続詞。カタマリの下の小さな S' V' O' は、節や句の中の要素です。
She took notes in order to remember the main points.
彼女は要点を覚えておくために、メモをとった。
前から訳彼女はとった / メモを / 要点を覚えるために
- Min order to remember the main points副詞句|目的だけを表す to V
ここを見るin order がついているので、to remember は「覚えるために」という目的に決まります。
We whispered in the library so as not to disturb the other students.
ほかの生徒のじゃまにならないように、私たちは図書館で小声で話した。
前から訳私たちは小声で話した / 図書館で / ほかの生徒のじゃまをしないように
- Min the library副詞句
- Mso as not to disturb the other students副詞句
- 否notnot は to の直前
ここを見るnot の位置は to の直前です。so as not to V で「V しないように」。so not as to とは言いません。
In order that people living in remote villages can see a doctor, the local government started a service that connects patients and hospitals by video.
遠くの村に住む人々が医者にみてもらえるように、自治体は患者と病院をビデオ通話でつなぐサービスを始めた。
前から訳〜するために / 遠くの村に住む人々が / 医者にみてもらえる / 自治体は始めた / サービスを / 患者と病院をビデオでつなぐ
- MIn order that people living in remote villages can see a doctor副詞節|カンマまでが目的
- S'people living in remote villagesliving 以下が people を説明
- Oa service that connects patients and hospitals by video名詞句
ここを見る目的の主語(村の人々)と文の主語(自治体)が違うので、to V ではなく In order that 節を使っています。カンマのあとから主節です。
03誤読のわな
He studied hard for months, only to fail the exam.
✕ やりがち彼は試験に落ちるために、何か月も一生懸命勉強した。
○ 正しく彼は何か月も一生懸命勉強したが、結局試験に落ちてしまった。
to V をすべて「〜するために」と訳した誤りです。only to V は「〜したが、結局…」という結果を表します。目的をはっきりさせたいときに in order to を使うのは、こうした読みちがいを防ぐためです。
04似ている構文と見分ける
05確認問題(3問)
Q1「かぜをひかないように」の意味になるように、空所に入るのは? I wore a thick coat so as ( ) catch a cold.
目的の否定は so as not to V / in order not to V。not は to の直前に置きます。
Q2「目的(〜するために)」を表す to V はどれ?
本を借りるために図書館へ行った、の目的です。1つ目は「成長してパイロットになった」の結果、2つ目は驚いた理由を表す to V です。
Q3ほぼ同じ意味になるように、空所に入るのは? I left early in order to catch the first bus. = I left early ( ) I could catch the first bus.
目的を節で表すのは so that S can V です。so as はうしろに to V が続く形で、S V は続きません。
