so は形容詞に、such は名詞のカタマリにかかります。a の位置が違うのは、かかる相手が違うからです
01しくみ:なぜこの意味になるのか
such 〜 that ... は so 〜 that と同じく「とても〜なので…」ですが、such がかかるのは 名詞のカタマリ です。such a kind teacher は「それほど親切な先生」で、such は a kind teacher 全体を強めています。だから語順は such + a +形容詞+名詞。so を使うと so kind a teacher となり、a の位置が変わります。
語順の違いは、so と such の品詞から説明できます。so は副詞なので、すぐうしろの形容詞 kind にかかります。kind が so に引っぱられて前に出るので so kind a teacher。such は名詞につく語なので、a kind teacher をそのまま包みます。数えられない名詞や複数形のときは a がなく、such good weather / such long lines となります。
such を見たら、うしろに that があるかを確かめます。なければ「そのような」というただの形容詞かもしれません。また、Such was his surprise that ... のように such が文頭に出て倒置することもあり、「彼の驚きはたいへんなもので…」と訳します。
型
such (a) 形容詞 名詞 that S V
とても〜な(名詞)なので…
言いかえ・変形so 形容詞 a 名詞 that S Vsuch that S V(such が補語)Such is (was) S that ...(倒置)
02例文3つを構造図で読む
色のカタマリは文の要素、カッコはカタマリの種類です。「飾り(M)を消す」を押すと、文の骨組みだけが残ります。黄色の語が、この構文の目印です。
記号と色の約束
仮S真S は It のような「仮の主語」と、うしろにかくれた本当の主語。接 は接続詞。カタマリの下の小さな S' V' O' は、節や句の中の要素です。
It was such a hot day that the pool was full of children.
とても暑い日だったので、プールは子どもでいっぱいだった。
前から訳それは / だった / それほど暑い日 / プールが子どもでいっぱいになるほど
- SIt天気・日を表す it
- Csuch a hot day名詞句|such+a+形容詞+名詞
- Mthat the pool was full of children副詞節
ここを見るsuch は a hot day という名詞のカタマリ全体を強めています。so を使えば so hot a day ですが、ふだんは such を使う形がずっと多く見られます。
The speaker told such funny stories that nobody looked at their phone.
講演者がとてもおもしろい話をしたので、だれもスマホを見なかった。
前から訳講演者は / 話した / それほどおもしろい話を / だれもスマホを見ないほど
- Osuch funny stories名詞句|複数形なので a がない
- Mthat nobody looked at their phone副詞節
ここを見るstories が複数形なので such a ではなく such funny stories です。that のうしろは nobody looked at ... と欠けのない文なので、関係詞ではありません。
Our town had such heavy snow last winter that the trains that connect it to the city stopped running for almost a week.
去年の冬、私たちの町はとてもひどい大雪で、町と都市を結ぶ電車がほぼ1週間止まった。
前から訳私たちの町は / 持った / それほどひどい雪を / 去年の冬に / 町と都市を結ぶ電車が / 止まるほど / ほぼ1週間
- Osuch heavy snow名詞句|snow は数えられないので a がない
- Mlast winter副詞句
- Mthat the trains that connect it to the city stopped running for almost a week副詞節
- S'the trains that connect it to the city2つ目の that は関係代名詞
- O'runningstop V-ing「〜するのをやめる」
ここを見るsuch と that の間に last winter がはさまっています。that が2つ出ますが、1つ目は such とセットの接続詞、2つ目は trains を説明する関係代名詞です。
03誤読のわな
The coach gave us such clear advice that we finally understood our weak points.
✕ やりがちコーチは、私たちがついに弱点を理解した、とても分かりやすいアドバイスをくれた。
○ 正しくコーチのアドバイスがとても分かりやすかったので、私たちはついに自分たちの弱点が分かった。
that 以下を advice を説明する関係詞節と読んだ誤りです。that のうしろは we understood our weak points で、S も O もそろった欠けのない文です。欠けのない that 節は関係詞ではなく、such とセットの「結果」の that です。
04似ている構文と見分ける
05確認問題(3問)
Q1正しい英文は?
such は名詞のカタマリ an exciting game の前に置きます。so を使うなら so exciting a game の語順です。
Q2空所に入るのは? There were ( ) many people at the station that we couldn't move.
many は形容詞なので so many です。such many とは言いません。such を使うなら such a lot of people となります。
Q3英文の意味として正しいのは?
Such was the noise that nobody could hear the announcement.
Such が文頭に出た倒置で、もとは The noise was such that ...(騒音はたいへんなもので…)。「ひどい騒音だったので、聞こえなかった」と訳します。
