形容詞・副詞名詞を飾るか、それ以外を飾るか。飾り言葉は2種類しかない

形容詞と副詞は、文の骨組み(SVOC)に色をつける「飾り」の担当です。でも入試では、この飾りの置き場所と相性が徹底的に狙われます。asleep は名詞の前に置けない、price に expensive は使えない、almost は名詞にさわれない、hard と hardly は別の単語――理由がわかれば暗記量は半分以下。語呂と図で、紛らわしい形容詞・副詞をまとめて片づけます。
知ってた? 目から鱗
Q1fast asleep の fast は「速い」という意味?
違います。fast の古い意味は「しっかり固定された」。hold fast(しっかりつかむ)や stand fast(一歩も引かない)にも残っています。fast asleep は「眠りにがっちり固定された」=ぐっすり。「速い」はあとから生まれた意味とされています。
Q2friendly や lovely は副詞ではないって知ってた?
名詞に -ly がつくと形容詞になります(friend→friendly、love→lovely、cost→costly)。副詞になるのは形容詞に -ly がついたとき。だから「親しげに」は friendly ではなく in a friendly way。daily・weekly のように両方を兼ねる語もあります。
Q3alive・asleep・aboard の頭の a- の正体は?
もとは前置詞 on です。alive は on life、asleep は on sleep、aboard は on board が縮んだもの。もともと「前置詞+名詞」なので、名詞の前に置かずに be の後ろで使います。an asleep baby が✕で a sleeping baby が○になるのはこのためです。
Q4形容詞の語順、ネイティブは表で覚えている?
ほとんどのネイティブは規則を説明できません。それでも a big red ball は自然、a red big ball は変だと即座に感じます。「意見→大きさ→新旧→形→色→出身→材料→用途」の順は、大量の英語を浴びて無意識に身につけたもの。学習者も表より例文ごと覚える方が早いです。
Q5hard に -ly がついた hardly が、なぜ「ほとんど〜ない」?
hardly には昔「苦労して・やっとのことで」という意味がありました。「やっとのことで」→「ほとんど〜できない」と、否定寄りに意味が移ったのです。barely・scarcely も同じ仲間。hardly 自体が否定語なので、標準英語では not と一緒に使いません(✕ I can't hardly)。
01形容詞の2つの仕事:くっつくか、説明するか 基礎
形容詞は名詞を飾る・説明する言葉です。仕事のしかたは2つ。名詞に直接くっつく「限定用法」と、be動詞などのあとで補語として説明する「叙述用法」です。「補語」は主語や目的語の“正体・状態”を説明する語のことでした。
名詞の前(ときに後ろ)に直接くっついて、「どんな〜か」を限定する。
a happy girl(幸せそうな女の子)
be / become / look / seem などのあと、または SVOC の C として、主語・目的語の状態を説明する。
The girl is happy. / The news made her happy.
The newsS madeV everyoneO happyC.
その知らせでみんなが幸せな気持ちになった。名詞の後ろから飾るケース
形容詞は基本的に名詞の前ですが、次のときは後ろに回ります。
① -thing / -one / -body につくとき:something new
② 形容詞に語句がくっついて長くなったとき:a basket full of apples
③ 一時的な状態を表す一部の形容詞:the people present(その場にいる人たち)
長い飾りは後ろへ、という英語のクセです。
- Is there anything interesting on TV tonight?
今夜テレビで何かおもしろいものやってる? - She was carrying a box full of old photos.
彼女は古い写真でいっぱいの箱を運んでいた。(full of ~ と長いので後ろから) - This is the only seat available.
空いている席はこれだけです。(available は後ろから飾ることも多い)
the + 形容詞 =「〜な人々」
the rich(お金持ちの人々)、the young(若者たち)、the elderly(お年寄り)、the injured(けが人)のように、the + 形容詞 で「〜な人々」を表します。複数扱いなので動詞は are / have(the unknown「未知のもの」のように「もの・こと」を表すときは単数扱い)。
- The young are often more open to new ideas.
若者は新しい考えを受け入れやすいことが多い。(The young are(複数扱い)) - We should build a society where the elderly can live safely.
お年寄りが安心して暮らせる社会を作るべきだ。
the + 形容詞 は「そういう人たち全体」。1人なら a rich person / a rich man と名詞をつけます。✕ The rich is ~ も誤り(複数扱い)。
the + 形容詞 は、形容詞のうしろに「皆さん」がかくれていると思えばOK。the rich = お金持ちの皆さん、the poor = 貧しい皆さん。「皆さん」だから複数扱い。
分詞から生まれた形容詞(boring / bored など)も「どちらが感情の原因か」で使い分けます。-ing は感情を与える側、-ed は感情を受ける側。くわしくは単元「分詞」で。
動く図解時間軸・変形・イメージ図がアニメーションで動きますアプリで見る確認問題 The movie was so ( ) that I fell asleep.
映画は退屈を「与える側」なので boring。bored は「退屈させられた側(人)」。
確認問題 The government should do more to help ( ).
the + 形容詞 で「〜な人々」。形容詞に -s はつけない。
02副詞の働きと位置:頻度副詞は not の席 基礎
副詞は名詞以外のすべてを飾る便利屋です。動詞・形容詞・ほかの副詞・文全体まで。逆に言うと、副詞は原則として名詞を飾れません(only Ken や the people upstairs のような例外はありますが、「名詞の直前に副詞は置けない」と考えてOK)。この1点が、almost や home の問題を解くカギになります。
| 副詞が飾るもの | 例 | 和訳 |
|---|---|---|
| 動詞 | Ken runs fast. | ケンは速く走る。 |
| 形容詞 | It's very hot. | とても暑い。 |
| 副詞 | He speaks really slowly. | 彼は本当にゆっくり話す。 |
| 文全体 | Luckily, nobody was hurt. | 幸い、誰もけがをしなかった。 |
| 句・節 | I arrived just before noon. | 正午の直前に着いた。 |
頻度副詞は「be の後、一般動詞の前」
always / usually / often / sometimes / seldom / never などの頻度副詞(どのくらいの回数・割合でするかを表す副詞)は、
・be動詞のあと:She is always late.
・助動詞のあと:You can always call me.
・一般動詞の前:I usually walk to school.
に置くのが基本です(sometimes / usually などは文頭・文末にも置けます)。
頻度副詞の位置に迷ったら、その文を not で否定したときの not の位置に置く。He is not late → He is always late/He does not walk → He always walks(肯定文では does が消えて walks に戻る)。
なぜ効く? never(頻度ゼロ)は not の仲間。頻度副詞は「どれくらいの割合でそうか」を表す点で否定語と近いグループと考えると、同じ席に座るのも納得しやすい。
- I have never been to Okinawa.
沖縄には一度も行ったことがない。(完了形の have も助動詞扱い) - Sometimes I study at a café.
ときどきカフェで勉強する。(sometimes / usually は文頭にも置ける) - My brother seldom eats breakfast.
兄はめったに朝食を食べない。(seldom は否定の意味。✕ doesn't seldom)
home / abroad / downstairs は副詞
home(家へ)、abroad(外国へ)、overseas(海外へ)、upstairs(上の階へ)、downstairs(下の階へ)、downtown(繁華街へ)は、それだけで「〜へ」を含む副詞。だから前置詞 to は不要です。
| ✕ | ○ | メモ |
|---|---|---|
| go to home | go home | come home / get home も同じ |
| go to abroad | go abroad | study abroad(留学する) |
| go to downstairs | go downstairs | upstairs も同じ |
| go to overseas | go overseas |
ただし at home(家で)、from abroad(外国から)は前置詞つきでOK
「家にいる」は stay home(主に米)も stay at home も正しい英語です。✕ になるのは「移動」を表すときの go to home / go to abroad。to が「〜へ」、home が「家へ」で、「へ」が二重になってしまうのが原因です。
※go to his home のように所有格などがつくと home は名詞なので、to が必要です。
生徒「海外に行きたい」を I want to go to abroad. って書いたら赤ペン入った…。
先生abroad はそれだけで「外国へ」。to をつけると「外国へへ行きたい」になる。
生徒じゃあ「外国から来た人」は?
先生people from abroad。from(〜から)は abroad に含まれていない意味だから、つけてOK。
確認問題 My father ( ) home before seven.
頻度副詞は一般動詞の前。home は副詞なので to は不要。
03数量形容詞と「数値の名詞」の相性 標準
「多い・少ない」を表す形容詞は、後ろの名詞が数えられる(可算)か数えられない(不可算)かで使い分けます。さらに a がつくかどうかで、気持ちがプラスにもマイナスにも振れます。
| 可算名詞(複数形) | 不可算名詞 | |
|---|---|---|
| たくさんの | many / a large number of | much / a great deal of / a large amount of |
| 少しはある | a few | a little |
| ほとんどない | few | little |
| かなり多くの | quite a few / not a few | quite a little(やや古風) |
| ほんの少ししかない | only a few | only a little |
| どちらにも使える | a lot of / lots of / plenty of | a lot of / lots of / plenty of |
「少しはある」。コップに水が少し入っている。
I have a few friends in Osaka.(大阪に友だちが何人かいる)
「ほとんどない」。コップがほぼ空っぽ。否定語の仲間。
I have few friends in Osaka.(大阪には友だちがほとんどいない)
a few / a little は a があるから「少しはある」。a がなければ「ほとんどない」。quite a few は「かなり(quite)あるある」で「かなり多い」。ただし only a few / only a little は a があっても「ほんの少ししかない」とマイナス寄りなので注意。
a number of + 複数名詞 =「たくさんの〜」で複数扱い:A number of students were absent.
the number of + 複数名詞 =「〜の数」で単数扱い:The number of students is increasing.
number の大きさは large / small で言う:a large number of ~。
数値の名詞は large / small、high / low
population(人口)、salary(給料)、income(収入)、price(値段)などは、それ自体が「1つの数値」を表す名詞です。audience(観客)も、観客1人1人ではなく「観客の集まり1つ」を表すので同じ扱いです。だから「人口が多い」は many ではなく large、「値段が高い」は expensive ではなく high。数値そのものは「大きい・小さい」「高い・低い」で言います。
| 名詞 | 多い・高い | 少ない・低い | ✕ 使えない |
|---|---|---|---|
| population(人口) | large | small | many / much / few |
| audience(観客) | large | small | many / few |
| income / salary(収入・給料) | high / large | low / small | expensive / cheap |
| price / cost(値段・費用) | high | low | expensive / cheap |
| number / amount(数・量) | large | small | many / much |
| traffic(交通量) | heavy | light | many(The traffic is much. も✕。ただし There isn't much traffic. は○) |
物が高いなら This bag is expensive. 値段が高いなら The price of this bag is high.
- Tokyo has a large population.
東京は人口が多い。 - The price of this bag is too high.
このバッグの値段は高すぎる。(= This bag is too expensive.) - The traffic is heavy this morning.
今朝は交通量が多い(道が混んでいる)。
「多い」を訳すとき、名詞が人や物そのもの(students, cars)なら many、数値を表す名詞(population, number, price, salary)なら large / high。
なぜ効く? many は「1人、2人…」と中身を数える語。population は「人口という1つの数値」なので、中身を数える many ではなく、数値の大小を表す large を使う。
「ジンコウ・キュウリョウ・ネダン・カンキャク」とリズムで唱える。どれも数字で表す名詞なので、many / few / expensive / cheap ではなく large / small / high / low。
確認問題 Hurry up! There is ( ) time left.
time は不可算名詞なので little / a little。「急げ!」とあるので「ほとんどない」の little。
確認問題 The city has a ( ) population.
population は数値を表す名詞なので large / small。many / much は使えない。
04時の副詞:ago / before / since、already / yet / still 標準
「〜前」を表す ago と before は、どこから数えるかが違います。ago は今から、before は過去のある時点から(または単独で「以前に」)。タイムラインで見ると一発です。
動く図解時間軸・変形・イメージ図がアニメーションで動きますアプリで見る必ず期間とセット(three days ago)。過去形と使う。現在完了とは使えない。
I met Ken three years ago.
期間つきなら過去の基準時から数えて、過去完了と使うことが多い。単独なら「以前に」で現在完了・過去形どちらもOK。
He said he had met her three years before.
I have seen this movie before.
ago は「過去の一点」を指すので、「今とつながる」現在完了とはぶつかります。
✕ I have met him three years ago.
○ I met him three years ago.
○ I have known him for three years.(3年間ずっと知っている)
since は「〜以来ずっと」
since は起点を示して現在完了と組みます:I have lived here since 2020./since I was a child。期間の長さを言うなら for:✕ since three years → ○ for three years。It has been three years since ~.(〜してから3年になる)も頻出。
| 語 | 肯定文 | 否定文 | 疑問文 |
|---|---|---|---|
| already | もう・すでに | (ふつう使わない) | もう?(驚き・意外) |
| yet | (ふつう使わない) | まだ〜ない | もう〜した? |
| still | まだ(続いている) | still + 否定:まだ〜ない(いらだち) | まだ〜なの? |
- I've already finished my homework.
もう宿題は終わったよ。 - Have you finished your homework yet?
もう宿題は終わった? - Have you already finished your homework?
えっ、もう宿題終わったの?(疑問文の already は驚き) - It's still raining.
まだ雨が降っている。 - Ken still hasn't replied to my message.
ケンはまだ私のメッセージに返事をくれない。(still は否定語の前)
ago は「今の自分のアゴ」から指をさして数える。before は「過去のある場面」に立ってから数える。どこに立って数えるかだけの違い。
have yet to do = まだ〜していない
have yet to do は「これから〜しなければならない状態にある」=「まだ〜していない」。否定語がないのに否定の意味になるので、難関大の和訳・同意文で狙われます。The winner has yet to be decided.(勝者はまだ決まっていない)
確認問題 I bought this bike two years ( ).
今から2年前で、動詞は過去形 bought なので ago。before は過去の基準時から数えるとき、since は現在完了とともに「〜以来」。
確認問題 “Is Emma here?” “No, she hasn't arrived ( ).”
否定文の「まだ〜ない」は yet。still を使うなら She still hasn't arrived. と否定語の前に置く。
05紛らわしい副詞:-ly がつくと意味がワープする 標準
hard(一生懸命に)に -ly をつけた hardly は「ほとんど〜ない」。-ly をつければ同じ意味の副詞になる、とは限りません。-ly なしの形は「そのまま・物理的」、-ly つきは「ひねった・比喩的」な意味になるものが多い。これを軸にすると一気に整理できます。
| -ly なし | 意味 | -ly あり | 意味 |
|---|---|---|---|
| hard | 一生懸命に・激しく | hardly | ほとんど〜ない |
| late | 遅く | lately | 最近(現在完了と使うことが多い) |
| near | 近くに | nearly | ほぼ・危うく |
| high | (物理的に)高く | highly | 非常に・高く(評価して) |
| deep | (物理的に)深く | deeply | (心が)深く・非常に |
| close | (距離が)近くに | closely | 綿密に・注意深く |
| short | 急に・不足して | shortly | まもなく |
| free | 無料で | freely | 自由に・遠慮なく |
| pretty | かなり | prettily | かわいらしく |
| most | 最も | mostly | 主に・たいていは |
most / mostly / almost の3兄弟は下で別に整理
- Ken studied hard for the exam.
ケンは試験に向けて一生懸命勉強した。 - I could hardly believe my eyes.
自分の目がほとんど信じられなかった。(hardly は否定語。✕ couldn't hardly) - Have you seen Emma lately?
最近エマに会った? - The bird flew high in the sky.
鳥は空高く飛んだ。 - Everyone speaks highly of her.
誰もが彼女を高く評価している。(speak highly of ~(〜をほめる)、think highly of ~(〜を高く評価する)) - I was deeply moved by the speech.
そのスピーチに深く感動した。 - The police are watching him closely.
警察は彼を注意深く見張っている。 - The concert will begin shortly.
コンサートはまもなく始まります。
ハードルが高すぎて「ほとんど跳べない」= hardly = ほとんど〜ない。hard(一生懸命)に跳んでも hardly(ほとんど)越えられない、とセットでイメージする。
「一生懸命働く」のつもりで hardly を使うと「ほとんど働かない」に大変身。
○ He works hard.(一生懸命働く)
○ He hardly works.(ほとんど働かない)
また hardly はそれ自体が否定なので、not と重ねない:✕ I can't hardly ~
high / deep / close / free など「形容詞と同じ形の副詞」は物理的・具体的な意味、-ly をつけると抽象的・比喩的な意味に。文脈が「空・海・距離・お金」の話なら -ly なし、「評価・感情・注意・態度」の話なら -ly あり、が目安(当てはまらない組もあるので、表の語は1つずつ確認)。
なぜ効く? もともと形容詞と同じ形の副詞(hard, fast, high など)は古くからの具体的な意味を保ち、-ly 形は後から抽象的な意味を担うように分化していったと考えられている。
most は最上級「最も」、mostly は「主に・大部分は」。
What do you like most?(何が一番好き?)
The team is mostly first-year students.(チームは主に1年生だ)
「ほとんど・もう少しで」。名詞は飾れないので ✕ almost people。
I almost missed the bus.(もう少しでバスに乗り遅れるところだった)
Almost all people ~(ほとんどすべての人)
almost は副詞なので名詞 people を直接飾れません。most people か almost all (the) people に。almost everyone / almost nothing / almost always は、every- / no- / always の「全部・ゼロ」の部分を飾っているのでOK(almost all と同じ理屈)。詳しくは単元「代名詞」の most / almost で。
| 語 | 意味 | 例文 |
|---|---|---|
| sometime | (未来・過去の)いつか | Let's have lunch sometime next week. |
| sometimes | ときどき | I sometimes walk to school. |
| some time | しばらくの間 | It took some time to get used to it. |
| some times | 何回か(まれ) | I've been there some times.(ふつうは a few times) |
some time はスペース(すき間)=時間のすき間=しばらく。sometimes は s =複数回=ときどき。何もつかない sometime は1回きりの「いつか」。
確認問題 I've been very busy ( ). I haven't had time to relax.
「最近」は lately(現在完了と相性がよい)。late は「遅く」、later は「後で」。
確認問題 The new teacher is ( ) respected by the students.
「高く評価されて・非常に」という抽象的な意味なので highly。high は物理的な高さ。
06程度の副詞と語順:very / much・enough・so / such・too / either 応用
形容詞・副詞の原級(-er / -est をつけないもとの形)、-ing 形の形容詞、形容詞化した -ed 形(感情など)。
very tall / very interesting / very tired
比較級・最上級、動詞の性格が強い過去分詞(「〜された」という変化を表すもの。ややかたい言い方)。
much taller / much the best / much improved
| very | much / far / even / a lot | |
|---|---|---|
| 原級 | very tall ○ | ✕ much tall |
| 比較級 | ✕ very taller | much / far / even / a lot taller ○ |
| 最上級 | the very best ○(the の後ろ) | much / by far the best ○(the の前) |
| 動詞 | ✕ I very like it. | I like it very much. ○ |
最上級は very なら the の後ろ、much / by far なら the の前
空所の直後が比較級(-er / more ~)なら、very は選択肢から即消去。much / far / even / still / a lot のどれか。
なぜ効く? very は「程度が高い」ことを表す語で、「差の大きさ」は表せない。比較級を強めるのは「差が大きい」という意味の much や far。
enough は「形容詞の後ろ、名詞の前」
enough は形容詞・副詞を飾るときは後ろ、名詞を飾るときは前に置きます(time enough のように名詞の後ろに置くのは古風な言い方)。
○ He is old enough to drive.(✕ enough old)
○ We have enough money to buy it.
enough の後ろに to do / for 人 が続くのが定番。
enough は形容詞・副詞のおしりについて、名詞のあたまに立つ。old enough、fast enough/enough time、enough water。
動く図解時間軸・変形・イメージ図がアニメーションで動きますアプリで見るso と such:a の位置が逆
such は名詞を中心に飾る(形容詞の仲間):such a kind man。
so は形容詞を飾る(副詞):so kind。名詞まで言うなら so kind a man(かたい)。
さらに so は many / much / few / little の前にも使う:so many people(✕ such many people)。
| ○ | ✕ | 理由 |
|---|---|---|
| such a kind man | so a kind man | so は形容詞を先に連れてくる |
| so kind a man(かたい) | such kind a man | such は a の前 |
| such kind people | so kind people | a がない複数・不可算なら such |
| so many people | such many people | many / much / few / little には so |
| too big a problem | a too big problem | too も so と同じ語順 |
| 言いたいこと | 肯定 | 否定 |
|---|---|---|
| 〜も(文末) | I like it, too. | I don't like it, either. |
| 私も | So do I. / Me too. | Neither do I. / Me neither. |
| (強めて)〜さえ | even | not even |
否定文の「〜も」は too ではなく either
- “I'm hungry.” “So am I.”
「おなかすいた」「私も」(前の文が be動詞なら so am I) - “I didn't finish the homework.” “Neither did I.”
「宿題終わらなかった」「私も」(Neither + 倒置(did I のように動詞が主語の前に出る形)。Me neither. はくだけた言い方) - Ken can't swim, and his brother can't either.
ケンは泳げないし、弟も泳げない。
So do I.(私もそうだ)は倒置。So I do. は「(言われてみれば)確かにそうだ」と同意する別の表現。
“You look tired.” “So I am.”(確かに疲れてるよ)
この違いは難関大の会話問題で狙われます。
確認問題 This problem is ( ) easier than the last one.
比較級 easier を強めるのは much(far / even / a lot も可)。very は原級用、more easier は二重比較で誤り。
確認問題 It was ( ) a hot day that we went swimming.
a hot day(a + 形容詞 + 名詞)の前なので such。so なら so hot a day の語順になる。
07叙述用法だけ・限定用法だけの形容詞 応用
ほとんどの形容詞は「a happy girl」と「The girl is happy.」の両方で使えます。でも中には、補語にしかなれないもの(叙述用法のみ)と、名詞の前にしか置けないもの(限定用法のみ)があります。入試の大定番です。
| 叙述用法のみ | 意味 | 名詞の前に置くなら |
|---|---|---|
| alive | 生きている | living / live [laɪv](a living thing / live fish) |
| asleep | 眠っている | sleeping(a sleeping baby) |
| awake | 目が覚めている | (前に置く形はまれ) |
| alone | ひとりで | lone(a lone traveler) |
| alike | 似ている | similar(similar ideas) |
| afraid | 怖がって | frightened / scared(a frightened child) |
| aware | 気づいて | (be aware of ~ の形で) |
| ashamed | 恥じて | (be ashamed of ~ の形で) |
| content | 満足して | contented / satisfied(a contented smile) |
| worth | 〜の価値がある | (be worth ~ / -ing の形で) |
a- で始まる語が多い
a- 形容詞はなぜ名詞の前に置けない?
asleep や alive の a- は、もともと前置詞 on(〜の状態で)の名残です。asleep は「on sleep(眠りの中で)」、alive は「on life(生の中で)」。つまり中身は in bed のような前置詞句。✕ an in-bed baby と言えないのと同じで、✕ an asleep baby とは言えないのです。afraid や alone のように on 出身ではない a- 形容詞も、同じく補語の位置で使うのが原則です。
alive, asleep, awake, alone, alike, afraid, aware, ashamed ── この a- で始まる形容詞たちは(able / angry / active のようなふつうの形容詞は別)、名詞の前ではなくアト(be動詞のあと=補語の位置)で言う。名詞の前に置きたくなったら sleeping / living / frightened などに着替えさせる。
- The baby is asleep.
赤ちゃんは眠っている。 - Don't wake the sleeping baby.
眠っている赤ちゃんを起こさないで。(✕ the asleep baby) - Is the fish still alive?
その魚、まだ生きてる? - They sell live fish at that market.
あの市場では生きた魚を売っている。(live は [laɪv] と発音) - The twins look alike.
その双子はよく似ている。(✕ alike twins) - This museum is worth visiting.
この博物館は訪れる価値がある。
alone は「ひとりで」という状態(寂しいかどうかは関係なし)、lonely は「寂しい」という気持ち。I live alone, but I'm not lonely.(一人暮らしだけど寂しくはない)また lonely は a lonely boy と名詞の前にも置けます。
| 限定用法のみ | 意味 | 注意 |
|---|---|---|
| main | 主な | ✕ This reason is main. |
| only | 唯一の | an only child(一人っ子) |
| elder / eldest | 年上の(兄弟姉妹) | ✕ He is elder than me. → older |
| mere | ほんの・単なる | a mere child(ほんの子ども) |
| sheer | まったくの | sheer luck(まったくの幸運) |
| live [laɪv] | 生きている | 補語なら alive |
| drunken | 酔っぱらった | 補語なら drunk(He is drunk.) |
| wooden / woolen | 木製の/ウールの | 補語なら be made of wood がふつう |
| former / latter | 前の/後の | the former president |
| upper / inner / outer | 上の/内の/外の | the upper floors |
elder は兄弟姉妹の年上を表す限定用法専用の語。比較の than とは使えません。
○ my elder sister
✕ My sister is elder than me.
○ My sister is older than me.
(アメリカ英語では my older sister が普通)
学校文法では「drunk は叙述、drunken は限定」と整理されますが、実際には drunk driving / a drunk driver のように drunk を名詞の前に置く言い方もごく普通です。入試では He is drunk. と a drunken man の組み合わせで問われることが多いので、「補語なら drunk」を確実に。
確認問題 Be quiet. Don't wake the ( ) baby.
名詞の前なので限定用法の sleeping。asleep は叙述用法のみ。sleepy は「眠そうな」で、眠っている赤ちゃんには合わない。
確認問題 The fish we caught this morning is still ( ).
be動詞の後の補語なので叙述用法の alive。live(生きている)は名詞の前だけで使う限定用法の形容詞。
08用法で意味が変わる形容詞と、形容詞の語順 応用
同じ形容詞でも、名詞の前(限定)と補語(叙述)で意味がガラッと変わるものがあります。「名詞の前だと“どれか”を決める意味、補語だと“状態”の意味」と考えると整理できます。名詞の後ろに置いたとき(the people present など)も、補語と同じ“状態”の意味になります。
| 語 | 叙述(補語・名詞の後ろ) | 限定(名詞の前) |
|---|---|---|
| present | 出席している・その場にいる | 現在の(the present situation) |
| certain | 確かな・確信している | ある〜・一定の(a certain woman / to a certain extent) |
| late | 遅れた(be late for ~) | 故〜(the late Mr. Sato)/遅い時間の(a late lunch) |
| ill | 病気で(be ill in bed) | 悪い(ill health / ill effects) |
| responsible | 責任がある(the person responsible) | 責任感のある(a responsible person) |
| concerned | 関係している(the people concerned) | 心配そうな(a concerned look)※補語の be concerned about ~ は「〜を心配している」 |
- All the members were present at the meeting.
メンバー全員が会議に出席していた。 - The present situation is serious.
現在の状況は深刻だ。 - I'm certain that she will win.
彼女が勝つと確信している。 - A certain student left this note.
ある生徒がこのメモを置いていった。 - The book was written by the late Dr. Tanaka.
その本は故田中博士によって書かれた。 - Please find the person responsible.
責任者(その件に責任のある人)を探してください。(a responsible person なら「責任感のある人」)
the people present(出席者)、the person responsible(当事者・責任者)、the people concerned(関係者)のように前にも後ろにも置ける形容詞は、名詞の後ろに回ると「今その場でそういう状態にある」意味、前に置くと「いつもそういう性質」の意味になりやすい。
なぜ効く? 名詞の前は「どんな種類の〜か(恒常的な性質)」、後ろは「その時どうなっているか(一時的な状態)」を表すのが英語の傾向。
ill は名詞の前だと「悪い」の意味が基本:ill health(不健康)、ill effects(悪影響)、ill will(悪意)。「病気の人」は a sick person がふつう(ただし seriously ill patients のように副詞がつけば名詞の前でも「病気の」)。
形容詞を2つ以上並べるときには、だいたい決まった順番があります。ネイティブは無意識に守っていて、崩すと不自然に感じます。
| 順番 | 種類 | 例 |
|---|---|---|
| 1 | 意見・評価 | nice, beautiful, cute |
| 2 | 大きさ | big, small, little |
| 3 | 年齢・新旧 | old, new, young |
| 4 | 形 | round, square |
| 5 | 色 | red, white |
| 6 | 起源・国籍 | Japanese, Italian |
| 7 | 材料 | wooden, leather, cotton |
| 8 | 目的・用途(名詞的) | running(shoes), sleeping(bag) |
その前に冠詞・数詞(a / the / two / the first three)が来る
偉(い=意見)・大(だい=大きさ)・ね(年齢)・貝(か=形、い=色)・で(出身・起源)・座(ざ=材料)・も(目的)。「貝殻でイス(座)まで作るなんて偉大ね!」という場面を思い浮かべて唱える。
- a nice big old house
すてきな大きい古い家(意見 → 大きさ → 年齢) - a small round wooden table
小さな丸い木のテーブル(大きさ → 形 → 材料) - a pair of new red running shoes
新しい赤いランニングシューズ1足(年齢 → 色 → 目的)
語順に迷ったら、その物から取り外せない性質ほど名詞の近くに置く。材料・起源は変わらない→名詞のすぐ隣、意見は人によって変わる→一番外側。
なぜ効く? 語順は「主観的な評価 → 客観的な事実」の順に並ぶ傾向がある、という説明がよく知られている。名詞と一体化した性質ほど名詞にくっつく。
確認問題 She bought ( ) bag.
大きさ(small)→ 色(black)→ 材料(leather)の順。「偉大ね、貝で座も」の だ → い → ざ。
確認問題 All the students ( ) voted for the plan.
名詞の後ろに置いた present で「出席している」。the students present = 出席した生徒たち。
09紛らわしい形容詞14組:語尾と語呂で一撃 応用
considerable と considerate、economic と economical…。同じ語根(単語の中心になる部分。consider- や econom-)から生まれた形容詞は、語尾(接尾辞)が意味の違いを決めています。まず語尾の「性格」をつかみ、そのうえで1組ずつオリジナル語呂でとどめを刺します。
| 語尾 | 性格 | 例 |
|---|---|---|
| -able / -ible | 〜できる・〜されるに値する(受け身寄り) | respectable(尊敬されるに値する) |
| -ful | 〜で満ちた(人の気持ち・する側) | respectful(敬意に満ちた) |
| -ive | 〜する性質・傾向がある | imaginative(想像する力がある) |
| -ous | 〜の性質を多くもつ | industrious(勤勉な) |
| -ic | 〜の(分野・関係) | economic(経済の) |
| -ical | 〜的な(性質・評価) | economical(節約的な) |
| -ish | 〜っぽい(しばしば悪い意味) | childish(子どもっぽい) |
| -like | 〜らしい(良い意味が多い) | childlike(子どもらしい) |
語尾の性格はあくまで傾向。最後は1語ずつ確認する
| ペア | 意味 | オリジナル語呂 |
|---|---|---|
| considerable / considerate | かなりの(量・程度)/思いやりのある | コンシダラブルはダラダラ大量、コンシダレートは誰にでもハート |
| economic / economical | 経済の・経済学の/節約になる・安上がりな | エコノミカルは出費が“カル(軽)”い |
| imaginable / imaginary / imaginative | 想像できる限りの/架空の/想像力豊かな | エイブル=できる、アリー=ありえへん、ティブ=クリエイティブ |
| industrial / industrious | 産業の・工業の/勤勉な | インダストリアルは工場が“ある”、インダストリアスは“明日(あす)”も働く |
| respectable / respectful / respective | 立派な・まともな/敬意を示す/それぞれの | ブルは“される”側、フルは“する”側、ティブは“手分け”してそれぞれ |
| sensible / sensitive / sensual | 分別のある・賢明な/敏感な・傷つきやすい/官能的な・感覚的快楽の | センシブルはシブい大人の分別、センシティブは繊細ティブ、センシュアルは五感が“ある” |
| successful / successive | 成功した/連続した | サクセスフルは成功いっぱい、サクセッシブは“作戦次々” |
- It took a considerable amount of time.
かなりの時間がかかった。 - It was very considerate of you to call me.
電話をくれるなんて本当に思いやりがあるね。 - Japan's economic growth slowed in the 1990s.
1990年代に日本の経済成長は鈍った。 - This car is very economical on fuel.
この車はとても燃費がいい。 - She had an imaginary friend as a child.
彼女は子どものころ空想上の友だちがいた。 - After the game, the players went back to their respective schools.
試合後、選手たちはそれぞれの学校に戻った。 - My skin is sensitive to the sun.
私の肌は日光に弱い。 - The team won five successive games.
チームは5連勝した。
| ペア | 意味 | オリジナル語呂 |
|---|---|---|
| literal / literary / literate | 文字どおりの/文学の/読み書きができる | リテラルはルールどおり、リテラリーはリーディング(文学)、リテレートはリテラシーあり |
| historic / historical | 歴史上重要な/歴史の・史実に基づく | ヒストリックは歴史に“くっきり”、ヒストリカルは歴史“カルタ”(歴史もの) |
| childish / childlike | 子どもっぽい(悪い意味)/子どもらしい・純真な(良い意味) | ライク(like)はいいね、イッシュ(ish)はイヤッシュ👎 |
| social / sociable | 社会の・社交の/人付き合いのよい | ソーシャブルは“付き合いエイブル” |
| regrettable / regretful | (物事が)残念な/(人が)後悔している | ブルは残念な出来事、フルは胸いっぱいの後悔 |
| favorable / favorite | 好意的な・好都合な/お気に入りの | フェイバリットは推し1位、フェイバラブルは“ラブ”が吹く追い風 |
| momentary / momentous | 一瞬の/重大な | モーメンタリーは一瞬で“足りー”、モーメンタスは歴史に“足す”大事件 |
- Don't take his words in the literal sense.
彼の言葉を文字どおりの意味にとってはいけない。 - This is a historic day for our town.
今日はわが町にとって歴史的な日だ。 - I love historical novels.
私は歴史小説が大好きだ。 - Stop being so childish.
そんなに子どもっぽいことはやめなさい。 - She looked at the snow with childlike wonder.
彼女は子どものような驚きの目で雪を見つめた。 - Emma is very sociable and makes friends easily.
エマはとても人付き合いがよく、すぐに友だちができる。 - We received a favorable reply from the company.
その会社から好意的な返事をもらった。 - It was a momentous decision for the country.
それはその国にとって重大な決断だった。
respectable(尊敬される側)⇔ respectful(尊敬する側)、regrettable(残念な出来事)⇔ regretful(後悔している人)。説明する相手がその気持ちをもつ人なら -ful、評価される側(a respectable doctor のような人でも、物・事でも)なら -able。
なぜ効く? -able は「〜されうる」という受け身の性格、-ful は「〜で満ちている」=その感情を内側にもっている、という性格があるから。
a historic building は「歴史的に有名な・重要な建物」、a historical building は「歴史に関係する(昔の)建物」。ニュースで「歴史的勝利」と言うなら a historic victory。「歴史小説」は historical novel。-ic は「記念すべき」、-ical は「歴史というジャンルの」。
確認問題 It was very ( ) of you to help me carry my bags.
「思いやりのある」は considerate(It is 形容詞 of 人 to do の形)。considerable は「かなりの(量)」。
確認問題 Emma is a ( ) student who studies every day without fail.
「勤勉な」は industrious(明日も働くアス)。industrial は「産業の」。
10人を主語にしない形容詞・形式主語 It を主語にしない形容詞 応用
日本語の「私は都合がいい」をそのまま英語にすると ✕ I am convenient. ── これは「私は(誰かにとって)便利な人です」という意味になってしまいます。convenient は「物事・時間が都合がよい」ことを表すので、主語は時間や物事。英語の形容詞には、主語になれるものの種類が決まっているものがあるのです。
| 形容詞 | ✕ 人が主語 | ○ 正しい形 |
|---|---|---|
| convenient | Are you convenient on Friday? | Is Friday convenient for you? |
| possible | He is possible to come. | It is possible for him to come. |
| necessary | You are necessary to go. | It is necessary for you to go./You need to go. |
| difficult / easy / hard | I am difficult to solve it. | It is difficult for me to solve it. |
| dangerous / safe | Children are dangerous to swim here. | It is dangerous for children to swim here. |
「人にとって〜だ」は It is 形容詞 for 人 to do
動く図解時間軸・変形・イメージ図がアニメーションで動きますアプリで見るtough 構文:目的語が主語に出る
tough(難しい)のような形容詞でよく使う形なので「tough 構文」と呼ばれます。It is difficult to answer this question. の目的語 this question を主語に出して、This question is difficult to answer. と言えます。このとき to answer の後ろは空っぽ。主語がもともと目的語だった印です。easy / hard / difficult / impossible / pleasant などで使えます。
① 後ろに目的語を残す:✕ This question is difficult to answer it.
② 受動態にする:✕ This question is difficult to be answered.
主語は to do の目的語が移動してきたものなので、to do は能動のまま、後ろは空けておきます。
He is impossible to please. はOK
impossible は「人を主語にしない」代表ですが、tough 構文なら人も主語になれます。He is impossible to please. = It is impossible to please him.(彼を喜ばせるのは不可能だ=気むずかしい)。人が please の目的語だからOK。✕ He is impossible to pass the exam.(彼は pass の主語なのでダメ)。
| 形式主語 It にできない | ✕ | ○ |
|---|---|---|
| able | It is able to finish today. | We are able to finish today./It is possible to finish today. |
| sure | It is sure that he will win. | It is certain that he will win./I'm sure (that) he will win. |
| happy / glad / sorry | It is happy that you came. | I'm happy (that) you came. |
| anxious / eager | It is anxious to know the result. | I'm anxious to know the result. |
able と sure は It を主語にできない。形式主語(to do や that 節の代わりに仮に主語の席に置く It)を使うなら possible / certain
話し手が「Sはきっと〜する」と確信している。
He is sure to win.(彼はきっと勝つ=私はそう確信している)
主語自身が「自分は〜する」と確信している。
He is sure of winning.(彼は自分が勝つと確信している)
likely と certain は両刀づかい
likely(〜しそうだ)と certain(確実だ)は、人も It も主語にできます。
He is likely to come. = It is likely that he will come.
She is certain to pass. = It is certain that she will pass.
sure は It is sure that ができない点で certain と違います。
It is 形容詞 of 人 to do か for 人 to do か迷ったら、「人 is 形容詞」が成り立つか試す。You are kind. は成り立つ → It is kind of you to help me./You are difficult. では意味が通らない → It is difficult for you to ~。
ただしあくまで目安。You are important. のように形は成り立っても、人の性格を評価する意味でなければ for(It is important for you to ~)。
なぜ効く? kind / nice / careless / rude / wise / stupid など人の性格を評価する形容詞は、to do した「人そのもの」を評価しているので of。difficult / easy / necessary は「行為」の難しさを言っているので、人は「〜にとって」の for。
| of 人(人の性質を評価) | for 人(行為の性質を言う) |
|---|---|
| kind / nice / good(親切な) | difficult / hard / easy |
| careless / stupid / foolish(不注意な・愚かな) | necessary / important / essential |
| wise / clever / smart(賢い) | possible / impossible |
| rude / polite(失礼な・礼儀正しい) | dangerous / safe / natural |
確認問題 Would Friday afternoon be ( ) for you?
都合を聞くときは「時間が主語」で convenient for 人。comfortable は「快適な」、able / capable は人が主語になる形容詞で、時間を主語にできない。
確認問題 It was careless ( ) you to leave your phone on the train.
careless は人の性質を評価する形容詞。You were careless. が成り立つので of 人。for 人 は difficult / necessary のように「行為」の性質を言う形容詞で使う。
11難関大の差がつくポイント:文修飾副詞・-ly 形容詞・ハイフン形容詞 難関
副詞は置く場所で意味が変わります。とくに文頭+コンマの副詞は、動詞ではなく文全体に対する話し手のコメント(「幸いにも」「当然ながら」「正直に言うと」)になることがよくあります(Slowly, he opened the door. のように、動作の様子を表す副詞を前に出しただけの場合もあります)。これが文修飾副詞です。
文全体へのコメント。「幸いにも、彼は死ななかった」
Happily, he did not die.
死に方の様子。「彼は幸せな死に方をしなかった」
He did not die happily.
- Naturally, she got angry.
当然ながら、彼女は怒った。 - She speaks English naturally.
彼女は自然に英語を話す。 - Honestly, I don't remember.
正直に言うと、覚えていない。 - He answered the question honestly.
彼はその質問に正直に答えた。 - Clearly, the plan failed.
明らかに、計画は失敗した。
副詞が文頭にあってコンマで切れていたら、It is 形容詞 that ~ に言いかえてみる。Happily, he did not die. = It is fortunate that he did not die.。言いかえられたら文修飾(Honestly, 〜「正直に言うと」のように言いかえにくい文修飾副詞もあります)。
なぜ効く? 文修飾副詞は「この文の内容について私はこう評価する」という、文の外側からのコメント。だから It is ~ that 文 の形に開ける。
| -ly なのに形容詞 | 意味 | 副詞的に言うなら |
|---|---|---|
| friendly | 友好的な | in a friendly way / manner |
| lovely | すてきな | (副詞としては使わない) |
| lonely | 寂しい | (副詞としては使わない) |
| lively | 生き生きした | in a lively way |
| likely | ありそうな | (ふつう形容詞) |
| costly | 高くつく | (副詞としては使わない) |
| elderly | 年配の | (副詞としては使わない) |
| cowardly | おくびょうな | in a cowardly way |
名詞 + -ly は形容詞になることが多い(friend + ly / love + ly / cost + ly)
friendly は形容詞なので動詞 smiled を飾れません。○ She smiled at me in a friendly way./○ She gave me a friendly smile.。「名詞 + -ly」は形容詞、「形容詞 + -ly」は副詞、が原則です(lonely・elderly のような例外や、daily / weekly のように形容詞にも副詞にもなる語もあるので、表の語は1つずつ確認)。
数詞 + ハイフン + 名詞 は単数形
a five-year-old boy(5歳の男の子)、a ten-minute walk(徒歩10分)、a three-day trip(3日間の旅行)のように、ハイフンで1つの形容詞にしたときは、名詞部分は単数形。✕ a five-years-old boy。ただし The boy is five years old. と補語で言うときは複数形。
- It's a ten-minute walk from the station.
駅から歩いて10分です。(= It's ten minutes' walk from the station.) - My sister has a three-year-old son.
姉には3歳の息子がいる。
worth -ing に受動態はいらない
This book is worth reading.(この本は読む価値がある)。本は「読まれる」側なのに being read にしません。✕ worth being read。tough 構文と同じく、主語の this book が reading の目的語(read this book の this book)にあたる形だからです。同じ意味で It is worth reading this book. / It is worthwhile to read this book. とも言えます。
have yet to / be yet to は否定の意味
I have yet to meet him.(まだ彼に会っていない)。否定語がないのに否定。「これから会う予定が残っている」→「まだ会っていない」。和訳問題で「まだ会わなければならない」と訳すと失点します。be yet to do も同じで、The results are yet to be announced.(結果はまだ発表されていない)。
確認問題 ( ), the rain stopped just before the game started.
文頭+コンマで文全体に「幸運にも」とコメントする文修飾副詞 Fortunately。形容詞 Fortunate / Unfortunate、名詞 Fortune では文を修飾できない(Unfortunate は意味も逆)。
確認問題 My brother is a ( ) student.
名詞の前でハイフンでつないだ形容詞にするときは、year を単数に。補語なら My brother is fifteen years old.。
12超上級:ネイティブの形容詞・副詞感覚 超難関
最後に、学校文法の「ルール」と実際の英語の感覚がずれるところ、そして最難関大の読解で差がつく語感を見ていきます。入試の4択では学校文法で答え、読解・英作文ではネイティブの感覚も持っておくのが最強です。
Drive safe. は間違いじゃない
Drive safe.(気をつけて運転してね)、Go slow.(ゆっくり行け)、Think big.(大きく考えろ)── -ly のない形容詞と同じ形の副詞は「単純副詞(flat adverb)」と呼ばれ、古くからある正式な形です。ただし書き言葉や入試では safely / slowly が無難。real good(すごくいい)のような real の副詞用法は、アメリカ英語のくだけた口語です。
very をつけられない形容詞
freezing(凍えるほど寒い)、huge(巨大な)、exhausted(へとへとの)、delighted(大喜びの)のように、それ自体に「とても」が含まれている形容詞(極端形容詞)は、very より absolutely / really / totally と相性がよいです。
○ It's absolutely freezing.
○ It's very cold.
✕ It's absolutely cold.(ふつう言わない。cold は程度をもつ普通の形容詞)
perfect / unique のような「それ以上がない」語に very をつけるのも、かたい文章では避けられます。
| 普通の形容詞(very と) | 極端形容詞(absolutely と) |
|---|---|
| very cold | absolutely freezing |
| very big | absolutely huge |
| very tired | absolutely exhausted |
| very good | absolutely fantastic |
| very hungry | absolutely starving |
only は置く場所で意味が変わる
only は「直後(または近く)の語」を限定します。
Only Ken ate the cake.(ケンだけが食べた)
Ken ate only the cake.(ケンはケーキだけを食べた)
会話では Ken only ate the cake. と動詞の前に置いて、強勢で「どこを限定するか」を示すことも多く、書き言葉ではあいまいになりがち。和訳問題では only がどこにかかるかを必ず確認します。
| 語 | おおまかな強さ | ニュアンス |
|---|---|---|
| fairly | まあまあ | ほどほどに良い・悪くない |
| pretty | かなり | 口語的。良い・悪いどちらにも |
| rather | かなり・思ったより | 意外さ・やや否定的な響きが多い |
| quite | かなり/まあまあ | 米では「かなり」、英では「まあまあ」寄りのことも |
強さは文脈と言い方で変わる目安
Hopefully, ~ と literally
Hopefully, it will stop raining.(雨がやむといいな)は、かつて「hopefully は“希望をもって”の意味だけ」と批判されましたが、今は文修飾副詞として完全に定着しています。また literally(文字どおり)は、口語で I was literally dying.(死ぬほど〜だった)のように強調に使われることがあり、辞書にもその用法が載るようになりました。ただし書き言葉では避けるのが無難です。
many a + 単数名詞(文語)
Many a student has made the same mistake.(多くの生徒が同じ間違いをしてきた)。many a + 単数名詞 + 単数動詞 は、「1人1人がたくさん」という文語的な言い方。意味は many students と同じでも、動詞は単数です。
生徒海外ドラマで Drive safe! って言ってた。safely じゃないの?
先生それは単純副詞といって、昔からある正しい形。あいさつみたいな決まり文句では safe の方がむしろ自然。
生徒じゃあテストで safe って書いてもいい?
先生入試の文法問題なら drive safely が安全。ルールを知ったうえで、場面で使い分けられるのが上級者。
確認問題 “How was the weather in Hokkaido?” “It was absolutely ( )!”
absolutely は極端形容詞(freezing=凍えるほど寒い)と組む。cold / cool / chilly は程度をもつ普通の形容詞で、very や really と組む。
確認問題 ( ) student has dreamed of studying abroad.
student が単数・動詞も has なので many a + 単数名詞 + 単数動詞。Many なら Many students have ~。
瞬間英作文チャレンジ
日本語を見て、3秒で英語にして声に出す。カードをタップすると答えが出ます。
超絶テク
空所が名詞を飾る・補語になる → 形容詞。動詞・形容詞・副詞・文全体を飾る → 副詞。まずかかり先を矢印で決めてから、選択肢の語尾(-ly など)を見る。
なぜ効く? 形容詞と副詞の違いは「何を飾るか」だけ。意味で選ぶ前に、文の中での役割を決めれば形が自動的に決まる。
She sings (beautiful → beautifully)./She is (beautiful).
always / usually / often / sometimes / never の位置は、その文を not で否定したときの not の位置と同じ。be動詞・助動詞の後、一般動詞の前(sometimes / usually などは文頭・文末にも置ける)。
なぜ効く? 頻度副詞は「どのくらいの割合でそうか」を表す語で、頻度ゼロの never や not と近いグループ。同じグループは同じ席に座る、と考えると覚えやすい。
She is not late → She is always late./He doesn't walk → He always walks.
go / come / get / return の後ろの home・abroad・overseas・upstairs・downstairs・downtown には to をつけない。at home / from abroad のように「へ」以外の前置詞はOK。go to his home のように所有格がつく名詞の home なら to が必要。
なぜ効く? これらの副詞は、それ自体に「〜へ」の意味を含んでいる。to をつけると「へ」が二重になる。
go home / go abroad / come back from abroad
population・audience・number・amount は large / small、price・salary・income・cost・rate は high / low、traffic は heavy / light。many / much / expensive / cheap は使わない(ただし There isn't much traffic. の much traffic は○)。
なぜ効く? これらの名詞は中身の人や物ではなく「1つの数値」(audience は「観客の集まり1つ」)を表す。数値は数えるものではなく、大小・高低で表すもの。
a large population / a high price / heavy traffic
a few / a little は肯定的(少しはある)、few / little は否定的(ほとんどない)。文の前後が「だから安心」なら a あり、「だから困る」なら a なし。
なぜ効く? a は「1つのまとまりとして存在する」ことを示す冠詞、と考えるとわかりやすい。a がつくと「ある」ことに焦点が当たる。
There is little hope.(望みはほとんどない)/There is a little hope.(望みは少しある)
文に ago があれば動詞は過去形。現在完了の文で期間を言うなら for、起点を言うなら since。
なぜ効く? ago は「今から見た過去の一点」を指すので、今とつながる現在完了と矛盾する。
I met him two years ago./I have known him for two years.
空所の直後が比較級なら very は即消去。much / far / even / still / a lot を選ぶ。最上級なら much / by far(the の前)か very(the の後)。
なぜ効く? very は程度の高さ、much / far は差の大きさを表す。比較級は差を言う形なので much 系。
much taller / by far the best / the very best
enough が形容詞・副詞を飾るなら後ろ(old enough)、名詞を飾るなら前(enough money)。並べ替えで enough を見たら真っ先に位置を確定させる。
なぜ効く? 形容詞・副詞を後ろから飾る副詞は enough だけ、と言ってよいほど特殊な語。だからこそ入試の並べ替えで狙われる。
He is old enough to drive./We don't have enough time.
a が空所の直後にある(_ a kind man)→ such。形容詞が空所の直後で、その後に a がある(_ kind a man)→ so(too / as / how も)。many / much / few / little の前 → so。
なぜ効く? such は名詞のカタマリ全体を飾る形容詞的な語なので a の前。so は形容詞だけを飾る副詞なので、形容詞を連れて a の前に出る。
such a kind man / so kind a man / so many people
asleep / alive / alone / alike / afraid / aware / ashamed が名詞の直前にあれば誤り。sleeping / living / live / lone / similar / frightened に着替える(ただし aware は politically aware citizens のように副詞がつけば名詞の前にも置ける)。
なぜ効く? asleep / alive などの a- は前置詞 on の名残で、中身は前置詞句。前置詞句は名詞の前に置けない。afraid / alone のように on 出身でない語も、同じく叙述用法で使う。
✕ an asleep baby → ○ a sleeping baby
It is 形容詞 ___ 人 to do の空所は、「人 is 形容詞」が成り立てば of、成り立たなければ for(目安。You are important. のように形は成り立っても、人の性格を評価する意味でなければ for)。
なぜ効く? of は人の性質を評価する形容詞(kind, careless など)、for は行為の性質を言う形容詞(difficult, necessary など)。
It's kind of you to help me.(You are kind. ○)/It's hard for me to wake up early.(I am hard. ✕)
respectable / respectful、regrettable / regretful のペアは、説明する相手が「評価される側」(人でも物・事でもよい)なら -able、「その感情をもつ側の人」なら -ful。
なぜ効く? -able は「〜されうる・〜に値する」、-ful は「〜で満ちている」という接尾辞の性格の違い。
a respectable doctor(立派な医者)/be respectful to elders(年上に敬意を払う)
語呂・暗記フック
偉(い=意見)・大(だい=大きさ)・ね(年齢)・貝(か=形、い=色)・で(出身・起源)・座(ざ=材料)・も(目的)。貝殻でイスまで作った人を「偉大ね!」とほめる場面を思い浮かべる。a nice big old round red Italian wooden dining table まで並べられる。
この a- 形容詞たちは(able / angry のようなふつうの形容詞は別)、名詞の前ではなく「アト(be動詞のあと)」で言う。名詞の前に置きたいときは sleeping / living / frightened に着替えさせる。
ハードルが高すぎて「ほとんど跳べない」。hard(一生懸命)に跳んでも hardly(ほとんど)越えられない。
some time はすき間(スペース)=時間のすき間=しばらく。sometimes は s =複数回=ときどき。何もつかない sometime は1回きりの「いつか」。
a がつくと「少しはある」、a がないと「ほとんどない」。quite a few は「かなり(quite)あるある」で「かなり多い」。only a few / only a little は a があっても「ほんの少ししかない」側。
ジンコウ・キュウリョウ・ネダン・カンキャク、とリズムで唱える。数字で表す名詞には many / few / expensive / cheap を使わない。
-able の「ダラブル」はダラダラ続くほどの量=かなりの。-ate の「レート」はハートの「ート」=思いやり。It's considerate of you ~ で使う。
like は「いいね」のほめ言葉、-ish は「イヤッシュ」の悪口。childlike curiosity(子どものような好奇心)はほめ言葉、childish behavior(幼稚なふるまい)は悪口。
-ous の「アス」は「明日も働く」勤勉な人。-al の「アル」は「工場がある」産業の。an industrious student / an industrial city。
enough は形容詞・副詞のおしりにつき、名詞のあたまに立つ。old enough to drive、enough time to finish。
ひっかけ図鑑
「眠っている赤ちゃん」を asleep で作らせる。a- 形容詞は叙述用法のみ。
✕ ✕ Don't wake the asleep baby.
○ ○ Don't wake the sleeping baby.
日本語の「〜へ行く」に引かれて to を入れさせる。abroad / home は「〜へ」を含む副詞。
✕ ✕ I want to go to abroad someday.
○ ○ I want to go abroad someday.
日本語の「値段が高い」をそのまま訳させる。price は数値なので high / low。
✕ ✕ The price of this watch is expensive.
○ ○ The price of this watch is high./This watch is expensive.
「3年前に会ったことがある」を現在完了で作らせる。ago は過去形専用。
✕ ✕ I have met him three years ago.
○ ○ I met him three years ago.
「一生懸命」のつもりで hardly を選ばせる。hardly は「ほとんど〜ない」。
✕ ✕ He studied hardly for the test.
○ ○ He studied hard for the test.
「ずっと背が高い」を very taller にさせる。比較級は much / far / even。
✕ ✕ Ken is very taller than me.
○ ○ Ken is much taller than me.
「そんなにたくさんの」を such many にさせる。many / much / few / little の前は so。
✕ ✕ I've never seen such many people.
○ ○ I've never seen so many people.
「私は都合がいい」を直訳させる。convenient は時間・物事が主語。
✕ ✕ I'm convenient on Friday.
○ ○ Friday is convenient for me.
「ほとんどの人」を almost people にさせる。almost は副詞で名詞を飾れない。
✕ ✕ Almost people have smartphones now.
○ ○ Most people / Almost all people have smartphones now.
friendly / lovely の -ly に引かれて副詞扱いさせる。名詞 + -ly は形容詞になることが多い。
✕ ✕ She smiled at me friendly.
○ ○ She smiled at me in a friendly way.
生徒のギモン
a があるかないかで、few の意味がなぜ逆になるの?
量そのものより「話し手の気持ち」の違いです。同じ3人でも、「3人もいる」と思えば a few、「3人しかいない」と思えば few。a は「1つのまとまりとして存在する」ことに光を当てる冠詞なので、a がつくと「ある」側、a がないと「ない」側に気持ちが傾きます。コップに水が少し入っているのを「まだある」と見るか「もうない」と見るかの違いです。
fast はなぜ -ly がないのに副詞なの? fastly は?
fast は形容詞(速い)と副詞(速く)が同じ形の単語で、fastly という語は今の英語では使いません。hard / late / high / early なども同じ仲間です。英語の古い時代には、形容詞に語尾をつけて副詞を作っていましたが、その語尾が消えて形容詞と同じ形になったものが残っている、と説明されます。Drive safe. の safe もこの仲間の生き残りです。
形容詞の語順を間違えると、意味が通じなくなるの?
意味はたいてい通じますが、ネイティブには強い違和感があります。a red big car と言っても車は想像できますが、「なんだか変な英語」と感じられます。ただし、あえて順番を変えて強調することもあります(a big, RED car のように、「赤い」を目立たせたいときなど)。入試の並べ替えでは、基本の順番どおりに並べれば正解です。
tired や interested は very と much のどっち?
very です。tired / interested / surprised / pleased など、感情や状態を表す -ed は形容詞として定着しているので、very で強めます(very tired, very interested)。much は、動詞の性格が強い過去分詞(much improved, much admired)や比較級に使います。迷ったら、「感情・状態(〜している)」を表すなら very、「〜された(動作・変化)」の意味が強いか比較級なら much、と考えます。
hardly と scarcely と barely は同じ?
hardly と scarcely はほぼ同じ「ほとんど〜ない」で、scarcely の方が少しかたい響きです。barely は「かろうじて〜する」で、肯定寄りの気持ち。I barely passed the test. は「ぎりぎりで合格した(合格はした)」、I hardly studied. は「ほとんど勉強しなかった」。barely は「できた」側、hardly は「できなかった」側に重心があります。
the late Mr. Sato の late はなぜ「故〜」になるの?
late にはもともと「少し前の・最近の」という意味があり、「最近まで生きていた」→「故〜」という意味が生まれた、と説明されます。the late president なら「亡くなった前大統領」。一方、補語で He was late. と言えば「遅刻した」。名詞の前か補語かで意味が変わる代表選手です。
sometimes は文のどこに置いてもいいの?
sometimes はかなり自由で、文頭(Sometimes I ~)、文中(I sometimes ~)、文末(~ sometimes)のどこでも使えます。usually / often もある程度は文頭に置けますが、always / never / seldom は基本的に文中(not の位置)です。迷ったら文中の not の位置に置けば、どの頻度副詞でも間違いにはなりません。
超絶おもしろコラム
asleep の正体は「on sleep」だったa- で始まる形容詞が名詞の前に置けない理由は、1000年前の英語にある。
「眠っている赤ちゃん」は a sleeping baby。an asleep baby とは言えない ── 入試でおなじみのこのルール、ただの「例外」として丸暗記していませんか。実はちゃんとした理由があります。
■ a- は前置詞 on の抜けがら
古い英語では、「眠りの中で」を on sleep のような前置詞句で言っていました。やがて on が弱く発音されて a- になり、くっついて1語になったのが asleep です。同じように、alive は on life(生の中で)、aboard は on board(船の上で)、ashore は on shore(岸の上で)、afloat は on float(浮いた状態で)、away は on way(道の途中へ)から来たと言われています。
つまり asleep の中身は、in bed や on duty(勤務中)と同じ前置詞句。英語では前置詞句を名詞の前に置いて an in-bed baby とは言えません。だから asleep も名詞の前に置けない。「a- 形容詞は叙述用法のみ」というルールは、この“前置詞句だった過去”の名残なのです。
■ very asleep とは言わない
この正体を知ると、ほかの不思議も解けます。「ぐっすり眠っている」は very asleep ではなく fast asleep や sound asleep、「すっかり目が覚めている」は wide awake。前置詞句は very で強めにくいので、専用の相棒がついているわけです。
■ すべてが on 出身ではない
ただし、a- で始まる形容詞がすべて on の子孫というわけではありません。afraid はもともと「おびえさせる」という動詞の過去分詞から、alone は all one(まったく1人で)から来たと言われます。それでも afraid や alone まで「補語の位置で使う」仲間になっているのは、形の似た語どうしが使い方までそろっていく、という言葉の引力のせいかもしれません。
■ 名残はほかにも
古い英語やわらべ歌には、go a-fishing(釣りに行く)のように、-ing の前に a- がつく言い方が残っています。これも on fishing(釣りの最中)の名残と考えられています。
asleep を見たら「中に on が眠っている」と思い出してください。丸暗記のルールが、1000年分の物語に変わります。
なぜ a big red ball で、a red big ball ではないのかネイティブは語順のルールを習っていないのに、なぜか全員が守っている。
a big red ball(大きな赤いボール)を a red big ball と言うと、ネイティブは「なんか変」と感じます。ところが、ほとんどのネイティブはこの語順のルールを学校で習った覚えがありません。意識せずに守っている、不思議なルールなのです。
■ ルールの中身
おおまかな順番は「意見 → 大きさ → 年齢 → 形 → 色 → 起源 → 材料 → 目的」。この単元では「偉大ね、貝で座も」で覚えました。a lovely little old white Japanese cotton towel のように6つも並べることはまずありませんが、2〜3個並べるときにこの順番が効いてきます。
■ なぜこの順番なのか
よく言われる説明は、「名詞と切り離せない性質ほど、名詞の近くに置く」というものです。木でできていること(wooden)や、日本製であること(Japanese)は、その物から取り外せない性質。色も、塗り直さない限り変わりません。一方、「すてき」(lovely)かどうかは人によって違う主観的な評価です。主観的なものほど外側、客観的なものほど内側 ── こう考えると、多くの語順が説明できます。
■ ルールを破る有名な例外
ところが、a big bad wolf(大きな悪いオオカミ)という童話でおなじみの言い方は、「意見(bad)→ 大きさ(big)」の順番を破っています。これについては、別のルールが勝っているという説明が知られています。tick-tock、ping-pong、zigzag、hip-hop のように、似た音を重ねるとき英語には「i → a → o」の母音の順に並べる傾向があり、big bad もその順番に従っている、というのです。語順のルールより、音のリズムのルールが優先された例と言えそうです。
■ 日本語はどうか
日本語では「大きな赤いボール」も「赤い大きなボール」も、英語ほどの違和感はありません。語順に厳しい英語と、比較的ゆるやかな日本語。並べ替え問題で形容詞が2つ以上出てきたら、日本語の感覚ではなく「偉大ね、貝で座も」を信じてください。
-ly のない副詞たち:hard と hardly が別れた日fast に -ly がつかないのは、手抜きではなく「古い形の生き残り」。
「速く走る」は run fast。runs fastly とは言いません。一方で「ゆっくり走る」は run slowly。なぜ fast には -ly がつかないのでしょうか。
■ 副詞の語尾は2種類あった
古い英語では、形容詞から副詞を作る方法が主に2つありました。1つは語尾に -e をつける方法、もう1つは -lice という語尾をつける方法です。-lice はもともと「〜の形をした、〜のような」という意味で、今の like と親戚だと言われています。
時代が進むと、語尾の -e は発音されなくなり、やがて消えてしまいました。すると、副詞は形容詞とまったく同じ形になります。これが fast / hard / late / high / deep などの「単純副詞(flat adverb)」です。一方、-lice は -ly に変わって生き残り、副詞を作る代表的な語尾になりました。
■ hard と hardly が分かれた
ここで、同じ hard から2つの副詞が並び立つことになります。古い形の hard(一生懸命に・激しく)と、-ly つきの hardly です。hardly は最初「激しく・厳しく」「苦労して」のような意味でも使われていましたが、「苦労してやっと」→「かろうじて」→「ほとんど〜ない」と意味が移っていったと考えられています。同じ親から生まれたのに、今では正反対に近い意味。late(遅く)と lately(最近)、near(近くに)と nearly(ほとんど)も、同じように役割を分け合った兄弟です。
■ 「-ly をつけないのは間違い」説
18世紀ごろから、「副詞には -ly をつけるべきだ」と考える文法家たちが現れ、drive slow のような単純副詞を「誤り」とみなす風潮が広がったと言われます。でも Go slow. や Drive safe. は、実は古くからある正統な形。今でも道路標識や決まり文句に生き残っています。
入試では slowly / safely を選ぶのが安全ですが、洋画のセリフで Drive safe! と聞いても「文法ミスだ」と思う必要はありません。それは1000年前から続く、副詞の古い顔なのです。
最終まとめ(暗記カード)
- 形容詞は名詞を飾る、副詞は名詞以外を飾る。まずかかり先を決める
- 限定用法(a happy girl)と叙述用法(She is happy.)。the + 形容詞 = 〜な人々(複数扱い)
- 頻度副詞は not の席:be動詞・助動詞の後、一般動詞の前
- home / abroad / downstairs は副詞:go home(✕ go to home)
- a few / a little =少しはある、few / little =ほとんどない、quite a few =かなり多い
- population・audience は large / small、price・salary は high / low、traffic は heavy / light
- ago は今から(過去形)、before は基準時から(過去完了が多い)、since は起点(現在完了)
- already 肯定・驚き/yet 否定・疑問/still 継続(still + 否定)/have yet to do =まだ〜していない
- hard / hardly、late / lately、near / nearly、high / highly、short / shortly:-ly で意味がワープ
- very + 原級、much + 比較級。enough は形容詞の後ろ・名詞の前
- such a kind man = so kind a man。so many(✕ such many)
- asleep / alive / alone / afraid などの a- 形容詞は叙述用法のみ。main / elder / mere / live は限定用法のみ
- present / certain / late / ill は用法で意味が変わる。語順は「偉大ね、貝で座も」
- convenient / possible / necessary は人を主語にしない。able / sure / happy は形式主語 It にできない(✕ It is able to 〜)
- Happily, he did not die.(文修飾)⇔ He did not die happily.(動詞修飾)
ACTION
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