形容詞で始まる文は、主語が長すぎて前に置けなかった合図。be のうしろで主語を拾い直せば、ふつうの S V C に戻ります
01しくみ:なぜこの意味になるのか
S+V+C(S は C だ)の C(補語:主語の中身を説明する語)を文頭に出し、S を be 動詞のうしろへ回した形です。Those who can laugh at their mistakes are happy. を Happy are those who ... とすると、文の頭で「幸せだ」と言い切り、だれのことかは最後にゆっくり説明できます。
主語が長いと、この倒置がよく起きます。英語は重い(長い)カタマリを文の最後に置きたがるので、関係詞のついた長い主語を前に置くと、are happy が文末にぽつんと残ってバランスが悪くなるのです。Gone are the days when ...(〜の時代は過ぎ去った)も、過去分詞 gone が C として前に出ています。
So great was the noise that ... は The noise was so great that ... の so great を前に出した形で、うしろは疑問文と同じ語順になります(So tired was he that ... のように代名詞でも倒置します)。Such was S that ... の such は「それほどのもの」という C で、「S はたいへんなものだったので〜」と訳します。文頭が形容詞で、すぐうしろに be 動詞があったら、be のうしろで主語を探しましょう。
型
C + V + S
S は C だ(C を強める)
言いかえ・変形Happy are those who ...So + 形容詞 + be + S + that ...Such + be + S + that ...Gone are the days when ...
02例文3つを構造図で読む
色のカタマリは文の要素、カッコはカタマリの種類です。「飾り(M)を消す」を押すと、文の骨組みだけが残ります。黄色の語が、この構文の目印です。
記号と色の約束
仮S真S は It のような「仮の主語」と、うしろにかくれた本当の主語。接 は接続詞。カタマリの下の小さな S' V' O' は、節や句の中の要素です。
Happy are those who can laugh at their own mistakes.
自分の失敗を笑いとばせる人は幸せだ。
前から訳幸せだ / 人たちは / 自分の失敗を笑える
- CHappyC が文頭へ
- Sthose who can laugh at their own mistakes名詞句|those who 〜「〜する人々」
ここを見るもとは Those who can laugh at their own mistakes are happy. 主語が長いので、C の Happy を先に言い切っています。are が複数なのは those に合わせたから。
So strong was the wind that the school trip was postponed.
風がとても強かったので、遠足は延期になった。
前から訳とても強かった / 風は / それで遠足は延期された
- CSo strongso+形容詞がまとめて前へ
- Mthat the school trip was postponed副詞節|so 〜 that の結果
ここを見るもとは The wind was so strong that ... です。So strong を前に出すと、was the wind と be 動詞が主語の前に来ます。
Gone are the days when students had to visit a library to find information that is now available on their phones in seconds.
今ならスマホで数秒で手に入る情報を探すのに、図書館まで行かなければならなかった時代は過ぎ去った。
前から訳過ぎ去った / 時代は / 生徒が図書館に行かなければならなかった / 情報を探すために / 今ではスマホで数秒で手に入る
- CGone過去分詞の C「過ぎ去った」
- Varethe days に合わせて複数
- Sthe days when students had to visit a library to find information that is now available on their phones in seconds名詞句
- M'when students had to visit a library to find information that is now available on their phones in seconds関係副詞 when が days を説明
ここを見るもとは The days when ... are gone. 主語が20語近くあるので、are gone を先に出して文の頭を軽くしています。主語の中にも that 節(関係代名詞)が入っています。
03誤読のわな
Such was his excitement that he forgot to eat lunch.
✕ やりがちそのような彼の興奮は、昼ごはんを食べ忘れたことだった。
○ 正しく彼はあまりに興奮していたので、昼ごはんを食べるのも忘れた。
Such を「そのような」と名詞にかけて読むと、文がつながりません。もとは His excitement was such that ...(興奮はそれほどのものだったので〜)。such が C で、was のうしろの his excitement が主語です。
04似ている構文と見分ける
05確認問題(3問)
Q1英文の意味として正しいのは?
Such was the demand for tickets that the concert sold out in ten minutes.
もとは The demand for tickets was such that ...。such(それほどのもの)が C として前に出ています。「需要がそれほど大きかったので〜」と訳します。
Q2次の英文の主語はどれ? Lucky were the students who got seats near the stage.
Lucky は C(補語)、were は V。were のうしろの the students who ... が主語です。もとは The students who got seats near the stage were lucky.
Q3空所に入るのは? So tired ( ) that he fell asleep on the train.
So+形容詞が文頭に出ると、うしろは疑問文の語順(was he)になります。主語が代名詞でも倒置します。tired は形容詞なので did は使えません。
