原田英語の英語大全勉強法ぜんぶ入り

構文 15比較の構文lv3 入試標準

the last 名詞 to V / (that) S V最も〜しそうにない…

見抜くサインthe last+名詞のうしろに to V・関係詞節。「最後の」では意味が通らない

原田英語2026-10-11 更新例文はすべてオリジナル

3秒でわかる

「〜する人の列」のいちばん最後は、いちばん〜しそうにない人。順番の最後が、可能性の最低になります

01しくみ:なぜこの意味になるのか

the last は「最後の」ですが、the last person to V は「V しそうな人を順に並べたときの、いちばん最後の人」です。最後にしか出てこない人は、まず V しない人。そこから「最も V しそうにない人」「決して V しない人」という意味になります。last はもともと late の最上級なので、「一番〜」の仲間だと考えると理屈が通ります。

うしろには to V のほか、関係詞節も来ます。the last thing I wanted(一番望んでいなかったこと)、the last place you would look(一番探しそうにない場所)。日本語にするときは「決して〜しない」「〜するはずがない」「一番困る」のように、否定に直すと自然になります。

見分けのポイントは、本当に順番の最後なのかどうかです。the last train to Osaka(大阪行きの最終電車)のように時間の順番なら、そのまま「最後の」と訳します。人の性格や、思いがけない出来事を語る文で the last+名詞+to V・S V が出てきたら、否定の意味を疑います。

型

the last 名詞 to V / (that) S V

最も〜しそうにない…

言いかえ・変形the last person to Vthe last thing S wantthe last 名詞 who S V

02例文3つを構造図で読む

色のカタマリは文の要素、カッコはカタマリの種類です。「飾り(M)を消す」を押すと、文の骨組みだけが残ります。黄色の語が、この構文の目印です。

記号と色の約束
S主語「何が・だれが」。名詞のカタマリ
V動詞「どうする・どうだ」。文の中心
O目的語「何を・だれに」。V の動作を受ける
C補語S や O の中身を説明する(S=C、O=C)
M修飾語外しても文がこわれない飾り
[ ]名詞のはたらき名詞句・名詞節。S・O・C になる
( )形容詞のはたらき名詞をうしろから説明する
< >副詞のはたらき動詞や文全体を説明する。M

仮S真S は It のような「仮の主語」と、うしろにかくれた本当の主語。接 は接続詞。カタマリの下の小さな S' V' O' は、節や句の中の要素です。

例文 1

My grandmother is the last person to give up on a crossword puzzle.

My grandmotherSisV[the last person to give up on a crossword puzzle]Cthe last person中心to give up on a crossword puzzleM'

祖母は、クロスワードパズルを途中で投げだすような人では決してない。

前から訳祖母は / である / いちばん最後の人 / クロスワードパズルをあきらめる

  1. Cthe last person to give up on a crossword puzzle名詞句
  2. M'to give up on a crossword puzzleto V が person を説明

ここを見る「クロスワードをあきらめる人」の列でいちばん最後=まずあきらめない人。is(現在形)で人柄を語っているので、「決して〜しない」と否定で訳します。

例文 2

Catching a cold the week before the final match was the last thing she needed.

[Catching a cold the week before the final match]SwasV[the last thing she needed]Cthe last thing中心she neededM'

決勝戦の前の週に風邪をひくなんて、彼女にとっては一番困ることだった。

前から訳決勝戦の前の週に風邪をひくことは / だった / いちばん最後のもの / 彼女が必要とする

  1. SCatching a cold the week before the final match名詞句|動名詞のカタマリが主語
  2. Cthe last thing she needed名詞句
  3. M'she needed関係代名詞 that の省略

ここを見るthe last thing S need は「必要なものの列の最後」=「一番いらないもの」。そこから「一番困ること」と訳せます。thing のあとに関係代名詞が省略されています。

例文 3

Mika, who had always been afraid of speaking in front of others, was the last student her classmates expected to volunteer as the leader of the debate team.

[Mika who had always been afraid of speaking in front of others]SMika中心who had always been afraid of speaking in front of othersM'wasV[the last student her classmates expected to volunteer as the leader of the debate team]Cthe last student中心her classmates expected to volunteer as the leader of the debate teamM'

人前で話すのをずっとこわがっていたミカが、ディベート部のリーダーに名乗り出るとは、クラスのだれも思っていなかった。

前から訳ミカは / 人前で話すのをずっとこわがっていた / だった / いちばん最後の生徒 / クラスメートが名乗り出ると予想した / ディベート部のリーダーとして

  1. SMika who had always been afraid of speaking in front of others名詞句
  2. M'who had always been afraid of speaking in front of othersカンマ+who:ミカの補足
  3. Cthe last student her classmates expected to volunteer as the leader of the debate team名詞句
  4. M'her classmates expected to volunteer as the leader of the debate teamexpect O to V の O が抜けた形

ここを見るthe last student のうしろは (whom) her classmates expected 〜 to volunteer。名乗り出そうな生徒を予想した列で最後=一番意外な人、と読みます。

03誤読のわな

Sota is the last person to complain about extra practice.

✕ やりがちソウタは、追加の練習について最後に文句を言った人だ。

○ 正しくソウタは、追加の練習に文句を言うような人では決してない。

the last を時間の順番「最後に」と読むと、ソウタも文句を言ったことになります。is(現在形)で人柄を語っているので、「文句を言う人の列の最後=まず言わない人」と否定で訳します。

04似ている構文と見分ける

05確認問題(3問)

Q1英文の意味として正しいのは?

A noisy café is the last place to study for an exam.

Q2「最も〜しそうにない」の意味で the last が使われている文は?

Q3空所に入るのは? Losing my phone on the trip was the ( ) thing I wanted.

英文法大全でくわしく

ドリルで手を動かす

構文ドリルV はどれ? S はどこまで? 文型は? どの構文? 10問ずつ、正解すると構造図が出ますはじめる
X でポストLINEB!

比較の構文のほかの構文

08as 〜 as ...…と同じくらい〜1つ目の as は「同じくらい」という副詞、2つ目の as は比べる相手を連れてくる接続詞。同じ as でも役目がちがいます比較の構文lv1 中学〜高109比較級 than any other 単数名詞ほかのどの〜よりも…(=最も…)最上級を使わずに「一番」を言う形。比べる相手を「ほかの全員」にすれば、勝ち残るのは1人だけです比較の構文lv2 高校基礎10The 比較級 S V, the 比較級 S V〜すればするほど、ますます…この the は冠詞ではなく「その分だけ」という副詞。だからうしろに名詞がなくても the+比較級が言えます比較の構文lv2 高校基礎11no more than 〜 / no less than 〜わずか〜 / 〜もno は「差がゼロ」。more を消せば「上回る分がない」=たった〜、less を消せば「足りない分がない」=〜も比較の構文lv3 入試標準12not so much A as BA というより(むしろ)B元は「A の度合いは B ほど大きくない」。比べると B のほうが当てはまるから「A というより B」になります比較の構文lv3 入試標準13A is no more B than C is (D)A が B でないのは C が D でないのと同じno=差ゼロ、more than=比べる。「A の B らしさは、C の D らしさと差がゼロ」と読めば、丸暗記はいりません比較の構文lv4 難関大14all the 比較級 for 名詞 / because S V〜だから、それだけいっそう…the は「その分だけ」。理由の分だけ上がるのが all the 比較級、少しも上がらないのが none the 比較級です比較の構文lv3 入試標準16A is to B what C is to DA と B の関係は C と D の関係と同じwhat は「〜であるもの」。「A の B に対するあり方は、C の D に対するあり方だ」が元の意味です比較の構文lv4 難関大