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高校の先生へ

高校はどう変わる?

高校の先生が知りたいことを、高校の分だけ1ページに。何が変わる・変わらない・教科ごとの変更点・指導案・準備まで、かみ砕いて解説します。

全面実施2032年度の入学生から教科等14指導案7本全面実施まであと1,975日
高校の英語の先生はこちら外国語(英語)がどう変わるかは、英語のページにまとめています。
もくじ(14項目)
  1. ひとことで:高校はどう変わる?
  2. 高校の大きな変化
  3. 変わらないこと
  4. 先生の毎日はどう変わりそう?
  5. 教科ごとの変更点(高校・14教科等)
  6. 高校の英語(外国語)
  7. 高校のAI活用
  8. 高校の指導案(試案)
  9. 高校の授業アイデア
  10. 高校の先生の準備チェックリスト
  11. 高校の先生のよくある疑問
  12. 図解アニメで見る
  13. 高校の授業に使える原田英語のサイト
  14. ほかの校種・全校種共通も見る

ひとことで:高校はどう変わる?

ひとことで言うと

単位の数え方を細かくし、学校が科目を組み立てる自由を広げる案です。

たとえると

たとえるなら、千円札でしか払えなかったお店で、五百円玉も使えるようになるようなものです。1単位を35コマから17コマに細かくし、半年ごとの学びも単位にしやすくします。たとえ話で、制度はまだ案の段階です。

いつから?

高校の学習指導要領の改訂(告示)は2027年度末(令和9年度末)の予定です。実施は2032年度(令和14年度)の入学生から学年ごとに進む見込みです。単位制の見直しは、2029年度か2030年度(令和11年度か12年度)に先に始める方向です。どれも予定で、変わることがあります。

全面実施2032年度の入学生から(学年ごとに。2034年度に全学年)(見込み)
移行期間(一部を先に始める)2029〜2031年度(時期・内容は今後検討)
告示(正式に決まる)2027年度末の予定
教科書2032年度から学年ごとに新しい教科書(2030年度から検定)

文部科学省「改訂スケジュール(イメージ)」と審議まとめによる見込み。答申・告示で変わることがあります。

高校の大きな変化

  1. 1単位を17コマに(新単位)

    いまは35コマで1単位なので、半年だけの学びは単位にしにくい仕組みです。次期は1単位を細かくし、50分の授業17コマを1単位の標準にする案です(新単位)。半期の学びでも単位を認めやすくなります。卒業に必要な単位は148新単位とすることが適当とされました。2学期制への移行を前提にしたものではないとされています。 P42P46

    いままで50分×35コマで1単位、卒業には74単位が必要です。
    これから(方向)50分×17コマを1単位の標準にし、卒業は148新単位とする案です。
  2. 科目を学校で組み替えられる

    内容が重なっていても、別々の科目として学ぶ必要がある、という課題が指摘されました。次期は、科目の目標の趣旨を損なわないなど3つの要件のもと、学校の判断で科目の内容を移したりまとめたりできる案です。必履修科目も対象です。既存の科目の内容だけで作った「組替え後科目」は、単位数の上限を設けない方向です。 P42P43P44P45

    いままで原則として、科目の間で内容を移したり入れ替えたりはできません。
    これから(方向)一定の要件のもと、学校の判断で必履修科目も含めて組み替えられる方向です。
  3. 減単(単位を減らす)の見直し

    減単とは、標準より少ない単位で科目を学ぶことです。いまの必履修科目は、原則として減単できません。次期は、生徒の実態などに照らして必要な場合、一定の限度の下で認める考え方に改める案です。たとえば今は減らせない2単位の必履修科目(4新単位)も、1新単位の範囲で減らせます。ただし教科の合計が3新単位以下になる減単はできません。 P47

    いままで必履修科目の減単は「原則不可」で、2単位の科目は減らせません。
    これから(方向)「一定の限度の下で可」を基本とし、2単位の科目も減らせる方向です。
  4. 英語・数学の履修免除

    すでに十分な力がある生徒のための仕組みの案です。社会的に信頼された外部試験の合格など、3つの要件をすべて満たす場合に、必履修科目の履修を免除し、ほかの科目に振り替えられます。まずは外国語と数学からです。英語ではCEFRのB2レベル相当以上が考えられるとされています。学校が必ず実施しなければならない仕組みではありません。 P42P48P49

    いままで高い力がある生徒も、必履修科目を初めから履修する必要があります。
    これから(方向)要件を満たせば、学校の判断で履修を免除し、上位の科目などに振り替えられる方向です。
  5. 週30コマの標準をなくす

    週30コマが標準とされているため、3年間で90単位以上を履修するのが一般的です。これは卒業に必要な単位を大きく超えています。次期は、週当たりの授業時数の標準を示さない案です。卒業に必要な単位を修得できる範囲で、各学校が週の時間割を柔軟に組めるようになります。 P42P51

    いままで週30コマが標準で、3年間で90単位以上の履修が一般的です。
    これから(方向)週30コマの標準は示さず、学校ごとに週の時間割を組める方向です。
  6. 学校独自の科目を広げる

    学校独自の教科・科目(学校設定教科・科目)を、卒業単位にもっと多く入れられるようにする案です。普通科では、卒業単位の4割程度にあたる28単位(56新単位)までとすべきとされました。地域社会学科などの「その他普通教育を主とする学科」では、必履修以外の全て(70新単位)まで認める方向です。 P45P50

    いままで普通教育を主とする学科では、学校設定教科・科目を卒業単位に入れられるのは20単位までです(専門学科は今も上限なし)。
    これから(方向)普通科は56新単位、「その他普通教育を主とする学科」は70新単位まで広げる案です。
  7. 英語・国語・数学の科目が変わる

    英語の科目名は、「英語コミュニケーション(総合)(仮称)」と「英語コミュニケーション(発信)(仮称)」に変わる方向です。単位数は今と同じです。数学Ⅰには「数学ガイダンス」「社会を読み解く数学」が加わり、最大8新単位程度に増える案です。数学A・B・Cは一つの選択科目にまとめます。国語は選択科目を組み直します。 P80P81P82

    いままで英語は英語コミュニケーションと論理・表現、数学はⅠ〜ⅢとA・B・Cです。
    これから(方向)3教科で科目名や構成が変わり、ほかの教科は現行どおりの方向です。
  8. 情報Ⅰ・Ⅱの充実

    高校の情報科は、中学校までの積み上げが十分でないため、基礎に時間が割かれていると指摘されました。次期は、情報Ⅰ・Ⅱの内容を充実させ、データサイエンスやAIに関する内容を強める方向です。大学に進まない生徒も含め、高校卒業生全員に力を育てるとしています。数理・データサイエンス・AIを、日常や仕事で使いこなせる力(リテラシーレベル)です。 P72P74

    いままで情報Ⅰ(必履修)・情報Ⅱがあるものの、基礎に時間がかかっています。
    これから(方向)データサイエンスやAIの内容を強め、全員にリテラシーレベルの力を育てる方向です。

変わらないこと

多くの教科の科目名・単位数

科目の再編や名前の変更が示されたのは、外国語・国語・数学の3教科です。それ以外の教科の科目は、名前も単位数も現行と同様とされています。国語の必履修科目の構成と単位数、英語の単位数も今のままです。 P80

年間35週の授業週数

小・中学校は「年間40週を標準」に改める方向ですが、高校の全日制は事情が違います。標準と実態に大きなずれはないとして、年間35週を標準とする今の決まりを維持することが適当とされました。 P51

3つの力の柱で育てる

知識・技能、思考力・判断力・表現力等、学びに向かう力・人間性等という3つの柱で力を育てる考え方は続きます。次期は、その示し方を、力のつながりが見えるように整理し直す方向です。 P7P13P16

「総合的な探究の時間」

高校の「総合的な探究の時間」という名前はそのままです。小・中学校のほうが、高校と同じ名前にそろえる方向です。小学校から高校まで、一貫して「探究」を大切にする形になります。 P77

先生の毎日はどう変わりそう?

授業では、単元を通して身に付けたい理解や力から計画を立てる形が求められる方向です。評価では、態度のABCをやめ、所見欄での一人一人の伸びの評価(個人内評価)と、思考・判断・表現の評価に「◯」を書き添えることを組み合わせる案です。評定を学年末だけにまとめてもよいと明確に示すべきとされています。時間割は、週30コマの標準がなくなり、半期ごとの科目選びもしやすくなる方向です。ICTは、デジタル学習基盤を常に使える前提で考えます。

教科ごとの変更点(高校・14教科等)

気になる教科の「ポイントを開く」を押してください。ひとことの要点・くわしいポイント・教室での例・指導案が開きます。

国語必履修は現代の国語Ⅰ・言語文化Ⅰ。選択は現代の国語Ⅱ・言語文化Ⅱと発展4科目に再編ポイントを開く閉じる

やさしく言うと高校の国語は、必履修の2科目の枠組みと単位数を保つ方向です。名前は「現代の国語Ⅰ」「言語文化Ⅰ」(いずれも仮称)とする案です。選択科目は、標準の2科目と発展の4科目に組み替える案です。理系で「論理国語」だけ、といった学びの偏りをなくすことがねらいです。古典は、文法と口語訳に偏った指導の見直しが示されています。

必履修は「現代の国語Ⅰ」「言語文化Ⅰ」

必履修は今の枠組みと単位数を保つ方向です。論理的に考える力や伝え合う力を中心に育てる「現代の国語Ⅰ」(仮称)を置きます。感性や情緒を理解し、豊かに想像し表現する力を育てる「言語文化Ⅰ」(仮称)も置きます。この2科目を必履修とする案です。 P80P137

教室では、たとえば:今の「現代の国語」「言語文化」の年間計画を、科目のねらいに合う教材と活動か点検しておく。それが準備の一例です。

選択科目は「標準2科目+発展4科目」に

今の選択4科目(各4単位)を組み替える案です。標準科目「現代の国語Ⅱ」「言語文化Ⅱ」(各8新単位、仮称)を、大多数の生徒が学ぶことを想定して置きます。その上に「論説と批評」「対話と表現」「文学と創作」「古典と文化」(各4新単位、仮称)を置きます。 P80P137

教室では、たとえば:理系クラスの国語の履修を点検し、標準2科目を置いた場合の教育課程の案を教科会で試しに作る。そんな準備が考えられます。

教材は「科目のねらい」で選ぶ

教材は、その科目で主に育てる力に合うかで判断する整理です。論理的な力を育てる科目でも、ねらいに合えば文学作品を扱えるとしています。感性を育てる科目でも、論説文や批評文を扱えるとしています。実用文は報道文や広告などを中心に扱うと明記する方向です。 P138

教室では、たとえば:論理の科目で、小説の一場面について書かれた批評文を読み、根拠の示し方を分析する。そうした組み合わせが考えられます。

古典を身近に、文法偏重を見直す

高校の古典は、身近で親しみのあるものと捉え、関心をもつことを重視する方向です。小中との学びの接続を強めるとしています。文語文法と口語訳に偏った指導を見直すことも示されています。言語文化への理解を深める学習の充実もあげられています。 P136

教室では、たとえば:口語訳の確認に時間をかけすぎず、古典の表現が今の言葉や文化にどうつながるかを話し合う時間をとる。そんな授業が一例です。

この教科の指導案(試案):根拠を確かめて提案しよう

国語のページで高校の変更点をすべて見る

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社会・地理歴史・公民科目名は現行どおり。地理総合に導入単元を新設、「公共」の事柄・課題は13→10に精選ポイントを開く閉じる

やさしく言うと高校の地理歴史科・公民科は、科目名と単位数は今と同じとされています。そのうえで、探究的な学びを進める見直しが示されています。地理総合には導入単元「地理と私たち」(仮称)を設ける方向です。「公共」の事柄や課題は13から10にしぼる案です。調べる技能では、情報の妥当性を吟味する視点をより重視する方向です。

地理総合に導入単元

地理総合の大項目Aを再編し、導入単元「地理と私たち」(仮称)とする方向です。地理を学ぶ意味に気付き、科目の見通しをもつための単元です。景観観察で集めた情報をGIS(地図に情報を重ねる仕組み)で見える形にすることが示されています。 P151

教室では、たとえば:学校周辺の景観を撮影し、GISの地図上に並べて気付いたことを話し合う。そこから1年間の学びを見通す授業が考えられます。

歴史は生徒の「問い」を生かす

歴史の3科目では、生徒が課題意識を問いとして表すことを明記する方向です。教師はその問いを後の学習で生かします。教科書の歴史用語は、網羅的に載せない編集が大事だと周知するとしています。その方向は「教科書等における用語の精選方針(仮称)」で示すとしています。 P152P155

教室では、たとえば:単元の初めに生徒が出した問いを掲示し、単元のまとめで「自分の問いにどう答えるか」を書かせる。そんな流れが一例です。

「公共」は13の事柄・課題を10に

公共では、主題を設定しやすくするため、13の事柄や課題を10にしぼる案です。たとえば「職業選択」と「雇用と労働問題」を一つにまとめる例が示されています。協働して追究する活動では、細かな制度の解説より基本的な原理に焦点を当てるとしています。 P152P154

教室では、たとえば:「働き方」をテーマに、職業選択と労働問題をまとめて扱い、原理をもとに意見を比べる。そんな授業が考えられます。

妥当性を吟味し、主権者として行動へ

高校では、批判的に情報を扱う視点をより重視し、「その妥当性を吟味しながら」調べまとめる方向です。主権者教育では、現実の政治的な事象も扱う方向が示されています。選挙管理委員会などとの連携を進めます。政治的中立性の確保が重要とされています。 P148P157P158

教室では、たとえば:同じ政策について立場の違う資料を読み比べ、出典と根拠を確かめてから模擬投票をする。そんな学習が一例です。

この教科の指導案(試案):アルバイトから考える「働くルール」

社会・地理歴史・公民のページで高校の変更点をすべて見る

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数学数学Ⅰに「社会を読み解く数学」等を加え最大8新単位程度に。数A・B・Cは1科目に統合する案ポイントを開く閉じる

やさしく言うと高校の数学は、科目の組み立てが変わる案です。必履修の数学Ⅰに「数学ガイダンス」と「社会を読み解く数学」を新しく入れる方向です。そのため数学Ⅰは最大8新単位程度とし、数学Ⅱは6新単位に減らす案です。数学A・B・Cは一つの新しい選択科目にまとめる案です。新科目の名前は「数理活用」などが例としてあげられ、まだ決まっていません。

数学Ⅰに「社会を読み解く数学」

数学Ⅰだけで卒業する生徒にも大切な内容として、「社会を読み解く数学」を新設する案です。実社会の場面をもとに、場合の数と確率、統計的な推測、行列、数列の基礎を学びます。数学ガイダンスも数学Ⅰに置き、単位数は最大8新単位程度とする案です。 P80P81P167P172

教室では、たとえば:スマートフォンの料金プランやくじの期待値など、身近な場面を数理モデルで比べる授業。そんな学びが方向に沿う例として考えられます。

数学A・B・Cを一つの新科目に

数学A・B・Cの区分をなくし、内容を選べる一つの新しい選択科目にまとめる案です(2〜12新単位)。内容は場合の数と確率、統計的な推測、行列、数列、幾何ベクトル、複素数と複素数平面に整理します。名前は「数理活用」などが例とされています。 P80P167P172

教室では、たとえば:文系志望の生徒にも統計と行列を選ばせるなど、進路に合わせて内容を組み合わせた履修モデルを校内で試しに作る。そんな準備が考えられます。

数学Ⅱは減らして総量はそのまま

数学Ⅰが増える分、数学全体の学習量が増えないよう調整する方向です。選択科目の内容を他の科目へ移したり、しぼったりします。数学Ⅱは6新単位(今の3単位分)に減らす案です。数学Ⅰ→Ⅱ→Ⅲの順序は今どおり維持するとされています。 P80P81P171P172

教室では、たとえば:数学Ⅱの年間計画で、他科目へ移る可能性のある単元に印をつけ、時間配分を見直す準備をしておく。そんな対応が一例です。

外部試験で数学Ⅰの免除も

信頼できる外部試験で、数学Ⅰより上の級(数学Ⅱ・B相当など)に合格した生徒が対象です。学校などの判断で数学Ⅰの履修を免除できる方向です。代わりに発展的な学校設定科目などを学びます。入試対策の早修に濫用するのは極めて不適切とされています。 P175P176

教室では、たとえば:才能のある生徒のために、数学Ⅰの時間に発展的な課題研究を行う学校設定科目の案を考えておく。そんな検討が考えられます。

この教科の指導案(試案):データで主張を確かめる

数学のページで高校の変更点をすべて見る

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理科「科学と人間生活(8新単位)」1科目で必履修を満たす道を新設。各基礎科目に科学ガイダンスポイントを開く閉じる

やさしく言うと高校の理科は、「○○基礎」と「○○」という科目の基本的な枠組みを保つ方向です。そのうえで、必履修の満たし方に新しい道を加える案です。「科学と人間生活(8新単位)」1科目だけで満たせるようにします。各基礎科目には「科学ガイダンス」を置く方向です。科目を組み合わせた柔軟な開設も考えられるとしています。暗記に偏らない授業づくりも促されます。

「科学と人間生活(8新単位)」の道

今は「科学と人間生活」と基礎科目1つ、または基礎科目3つで必履修を満たします。これに加えて「科学と人間生活(8新単位)」を新設する案です。物理・化学・生物・地学の各分野には学習事項が2つずつあり、今はそのうち1つを選んで履修します。これを、両方とも履修できるようにすることが適当とされています。 P184P188

教室では、たとえば:理科を4分野すべて学ばずに卒業する生徒向けに、生活と結び付いた幅広い内容で1年間を組む。そんな科目設計が考えられます。

基礎科目に「科学ガイダンス」

科学ガイダンスは高校では各基礎科目に置く方向です。実際には、最初に学ぶ基礎科目の冒頭である程度まとめて学びます。ほかの基礎科目では、内容を重点化して扱うとしています。検証の方法や研究とのつながりは、科目の内容と関連付けて学ぶとされています。 P187

教室では、たとえば:物理基礎の最初の数時間で、仮説と検証の考え方や研究倫理を、簡単な実験を通して学ぶ。そんな導入が一例です。

科目を組み合わせた柔軟な開設

高校の教育課程を柔軟にする仕組みが検討されています。たとえば「物理基礎+物理」を5〜6単位で、4つの基礎科目の組合せを6〜8単位で開くことが考えられるとしています。ただし時数を減らしても、知識・技能の定着が疎かにならないよう注意が必要です。 P190

教室では、たとえば:4つの基礎科目の共通部分を整理し、分野をまたぐ探究の時間を生み出す年間計画を試しに作る。そんな検討が考えられます。

暗記より原理と魅力を

「統合的な理解」は、高校でもできるだけ平易でシンプルに示すとされています。用語の暗記や計算に偏らず、探究で導かれる原理・法則やその魅力を理解する授業を促すためです。教科書の内容も、必ず扱うものと必要に応じて扱うものを分かるようにすることが考えられています。 P186P189

教室では、たとえば:公式を覚える前に、実験データからグラフを描き、自分たちで規則性を見つける時間をとる。そんな授業が方向に沿う例です。

この教科の指導案(試案):物質を分ける・見分ける

理科のページで高校の変更点をすべて見る

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理数理数探究基礎・理数探究は現行どおり。文理横断(STEAM)の課題も充実し、全校で指導ポイントを開く閉じる

やさしく言うと高校の共通教科「理数」(理数探究基礎・理数探究。審議まとめでは「理数科」と表記)は、科目の枠組みと学習内容を大きく変えない方向です。今の内容は、探究に最低限必要なものと考えられているためです。そのうえで、探究のテーマを科学・数学に偏らせず、文理をこえた課題も充実することが望ましいとされています。数学・理科の先生だけでなく、全校で指導する体制が望ましいとされています。

文理をこえたテーマも

社会の事象や学際的なテーマも本来想定されていますが、現場では選ばれにくいとされています。そこで、探究の対象の例を科学・数学に偏らせず、文理横断・文理融合(STEAM)の課題も充実する方向です。数学的な事象の例の追加も検討するとしています。 P195P196P197

教室では、たとえば:地域の交通渋滞を、データ分析と住民へのインタビューの両方から探究する。そんなテーマ設定が、この方向に沿う一例です。

目標と見方・考え方の言葉

目標の「課題を解決するために必要な資質・能力」は、「数理的・科学的に探究する資質・能力」に改める案です。対象は「様々な事象」から「事象や社会の課題」に改めることが望ましいとされています。見方・考え方には、批判的思考(クリティカル・シンキング)の重要性をふまえた記載を入れる方向です。 P197

教室では、たとえば:探究の中間発表で、互いの仮説や根拠に「本当にそう言えるか」と質問し合う時間を設ける。そんな場面づくりが考えられます。

全校で指導する体制へ

指導を担当する先生を、数学・理科以外にも広げるべきとの指摘があります。そこで、全校で指導する体制を作ることが望ましいとされています。全ての教員が自主的・協働的に関われる仕掛けづくりが重要で、国による好事例の周知が必要とされています。 P195P196P198

教室では、たとえば:社会科や国語科の先生が、テーマに応じて探究グループの相談役を担当する。そんな校内の役割分担が一例として考えられます。

時間の確保と、問い・評価への支援

探究には十分な時間が必要です。理数探究で総合的な探究の時間に代えられる今の仕組みがあります。次期改訂の案として、単位数を細かく分けて増やしたり減らしたりできる仕組みも示されています。これらの活用が有効とされています。問いの立て方や評価は、国が先行事例や参考資料で示していくべきとされています。 P196P198

教室では、たとえば:探究の過程をポートフォリオに残し、問いの変化や試行錯誤も評価の材料にする。そんな評価の工夫が考えられます。

理数のページで高校の変更点をすべて見る

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芸術(音楽・図画工作・美術・書道等)Ⅰの科目で芸術の全体像や学ぶ意味を考える機会を設ける。書道は字形等を〔共通事項〕にポイントを開く閉じる

やさしく言うと高校の芸術科は、音楽・美術・工芸・書道から科目を選んで学びます。次期は、どの科目でも「芸術そのもの」について考える機会を設ける方向です。Ⅰを付した科目(選択必履修科目)の最初に芸術の全体像や学ぶ意味を考え、まとめでは探究的な学習を行う例が示されています。書道は、字形などの具体的な指示を〔共通事項〕に整理する方向です。

Ⅰの科目の最初に「芸術とは何か」を考える

高校芸術科は内容が各科目の専門に寄りやすく、教科として目指す「芸術との関わり」が意識されにくいとされました。そこで、Ⅰを付した科目の導入で、芸術の全体像や学ぶ意味を考える機会を設ける方向です。教科書も、芸術そのものと各科目の学びを結び付ける構成が期待されています。 P217P219

教室では、たとえば:音楽Ⅰの最初の時間に、身近な広告やゲームの音楽を例に「芸術は生活のどこにあるか」を話し合う、といった導入が考えられます。

科目のまとめに探究的な学習を

科目のまとめの段階などで、芸術分野に関わる探究的な学習を設定する例が示されています。身に付けた力をもとに、芸術の意味や価値を追求するねらいです。自分や社会にとって芸術がどう関わるかを重視し、将来の芸術文化との関わりを自覚できるようにする方向です。 P217

教室では、たとえば:美術Ⅰの終わりに、まちの公共空間にあるアートを調べ、「まちにアートがある意味」を発表する探究が考えられます。

書道は〔共通事項〕で柔軟に

書道では、字形や全体の構成などを分野ごとに具体的に示していました。次期は、それらを〔共通事項〕の「書を構成する要素などの働き」として整理し、柔軟に指導できるようにする方向です。線質・字形・構成などが生む「書の表現性」を重視し、鑑賞の技能も明確にします。 P216P219

教室では、たとえば:同じ言葉を、線の太さや字形を変えて何通りか書き、印象の違いを話し合ってから作品の構想を決める、といった授業が考えられます。

社会とのつながりと、過程を見る評価

高校芸術科の目標は、作品のメッセージ性や社会への影響力なども意識できるよう改善する方向です。美術では、多様なメディアと関わらせて発想や構想をすることも示されています。評価は、複数の題材をまとめて総括できることや、制作の過程の姿を捉えることが示されています。 P214P216P221

教室では、たとえば:映像作品の制作で、途中の構想メモや試作を端末に記録し、完成作品と合わせて評価する、といった進め方が考えられます。

芸術(音楽・図画工作・美術・書道等)のページで高校の変更点をすべて見る

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家庭ホームプロジェクト等を各領域の「生活の課題と実践」に。家庭総合に新F領域を追加ポイントを開く閉じる

やさしく言うと高校家庭科も、領域を5つ(家庭総合は6つ)に再編する方向です。ホームプロジェクトと学校家庭クラブ活動は、各領域の中の「生活の課題と実践」(仮称)に位置付け直す方向です。家庭総合には、新しいF領域「総合生活実践」(仮称)を設ける案です。家庭基礎と家庭総合の役割の違いもはっきりさせる方向です。家庭総合の履修年次も柔軟にする方向です。

ホームプロジェクトは「生活の課題と実践」に

ホームプロジェクトと学校家庭クラブ活動は、形だけになっているとの声もあるとされました。そこで、独立した領域ではなく、各領域の中に「生活の課題と実践」(仮称)として置く方向です。名前は「個人探究」「協働探究」(いずれも仮称)とし、家庭基礎・家庭総合の両方で行います。 P224P228

教室では、たとえば:食生活の学習のあとに、各自が家庭の朝食の課題を選んで改善を試す「個人探究」を組み込む、といった計画が考えられます。

家庭総合に新しいF領域「総合生活実践」

家庭総合には、新しいF領域「総合生活実践」(仮称)を設ける案です。「福祉」「子育て」「防災」「生活文化」「環境」など、5つの領域を貫くテーマの方向性を設定します。ホームルームでテーマを決め、生徒が自ら課題を考えて問題解決的な学習を行う方向です。 P227P232

教室では、たとえば:「防災」をテーマに、非常食の調理や家具の固定などを領域をまたいで調べ、地域に提案する学習が考えられます。

家庭基礎と家庭総合の役割を分ける

家庭基礎は、自分の生活を営み、家庭や地域の生活を支える力を育てる科目と整理されています。家庭総合は、それに加えて生活を多面的にとらえ、地域の生活を向上させる力を育てる科目です。食生活では、家庭基礎は調理実習、家庭総合は調理実験を通した科学的な理解で整理する方向です。 P227P231

教室では、たとえば:家庭総合で、加熱時間を変えて野菜の色や食感を比べる調理実験を行い、理由を科学的に説明する授業が考えられます。

履修の柔軟化とデジタルの活用

家庭総合を複数の年次に分けて履修させる場合に「連続する2か年」とする今の規定は、柔軟な教育課程の妨げになるとして見直す方向です。住生活では、家庭総合で3Dを使って住まいを計画する内容とします。調理や製作の様子を動画で撮って分析するなど、端末の活用例も示されています。 P224P228P232P233

教室では、たとえば:3Dで間取りを作り、高齢の家族も暮らしやすい住まいを計画して、段差や動線について意見を交わす、といった授業が考えられます。

家庭のページで高校の変更点をすべて見る

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情報・技術、情報情報Ⅰ・Ⅱの構成は維持。AI・データサイエンスを加え、両科目の最後にPBL(課題解決学習)ポイントを開く閉じる

やさしく言うと高校の情報科は、情報Ⅰ(必履修)と情報Ⅱ(選択)の構成を維持する方向です。そのうえで、AIやデータサイエンスに関する内容を新たに加えます。情報Ⅰ・Ⅱとも、最後に学んだことを総合的に使うPBL(課題解決型の学習)の項目を置く案です。情報Ⅱは、一定の幅で単位数を柔軟に配当できる方向です。AI時代でも、プログラミングの学習は大切とされています。

科目構成は維持し、AIとデータを加える

情報Ⅰが必履修になったのは前回の改訂で、共通テストへの追加は令和7年度です。安易な変更は現場の混乱を招くとして、情報Ⅰ・Ⅱの構成は維持する方向です。大学などの数理・データサイエンス・AI教育とのつながりをふまえ、AIやデータサイエンスの内容を加えます。 P242

教室では、たとえば:身近なデータを集めて簡単な予測モデルを作り、予測が外れる理由もグループで話し合う、といった授業が考えられます。

新しい内容項目の案

情報Ⅰは5項目の案です(仮称)。「情報の仕組みと社会との関わり」「情報デザインとデザイン思考」が入ります。さらに「データ分析とモデル化・シミュレーション」「アルゴリズムとシステム開発」「PBLによる課題解決の実践」です。情報Ⅱには、単独でAIを扱う項目などが加わります。 P242P255

教室では、たとえば:学校行事の案内を使う人の立場で作り直し、アンケートの声をもとに改善する、といった情報デザインの授業が考えられます。

PBLで作って、使って、直す

情報Ⅱは、学校の実情に応じて一定の幅で単位数を柔軟に配当できる方向です。差が出るのは主に「PBLによる価値創造の実践」で、作ったものを実際に使い、改善を重ねる過程を学ぶとされています。評価も、課題解決や価値創造の過程を重視する方向です。 P242P256P261

教室では、たとえば:学校の困りごとを解決するアプリを作って実際に使ってもらい、意見をもとに何度も改良する、といった授業が考えられます。

AI時代のプログラミングと科目の組み替え

AIでプログラムを作れる時代でも、プログラミングの学習は不要にならないとされています。AIへの指示や、できたコードの妥当性を確かめる力が一層大切だからです。単位の柔軟化で、情報Ⅰと数学Ⅰの一部を一体化した科目などの工夫例も示されています。 P249P259

教室では、たとえば:生成AIが書いたプログラムを動かして誤りを見付け、直した経緯を記録して提出する、といった授業が考えられます。

この教科の指導案(試案):シミュレーションで改善策を試す

情報・技術、情報のページで高校の変更点をすべて見る

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保健体育専門教科「体育」を「スポーツ」に改称。保健は健康・安全の「概念」と「原則」を軸にポイントを開く閉じる

やさしく言うと高校は、中3から高3までの「卒業後も運動やスポーツに多様な楽しみ方で関わる時期」に含まれます。高2以上で示す技能は、今の中3〜高1程度を基本とする方向です。専門教科の「体育」は「スポーツ」に名称を変える案です。保健は、個人と社会生活における健康・安全を総合的に学ぶ方向です。体育と保健の関連も一層大切にします。

技能の水準は高すぎないように

指導内容が積み上がりすぎないよう、高2以上で示す技能は、今の中3〜高1程度を基本とする方向です。そのうえで、生徒の状況に応じて発展的な学習に取り組む余地も分かりやすく示すとされています。仲間とともに楽しさを十分に味わえるようにするねらいです。 P272

教室では、たとえば:高2のバレーボールで、技能を高めるだけでなく、チームで楽しめるルールや役割を生徒が考える、といった授業が考えられます。

選択制で、自分に合う楽しみ方を考える

中3からは、興味・関心に応じた選択制を続ける方向です。基本の考え方は3つです。運動やスポーツを主体的に選ぶこと(自己選択)と、生涯スポーツの多様な楽しみ方に触れることです。そして、自分にとっての楽しみ方を考えることです。 P270

教室では、たとえば:種目を選ぶ前に、卒業後に続けたい運動との関わり方を考え、選んだ理由を書いてから取り組む、といった授業が考えられます。

専門教科「体育」は「スポーツ」に

専門教科の「体育」は、性格をより正確に表すため「スポーツ」に名称を改める案です。「する」に偏りがちな指導を改め、「みる」「支える」「知る」を含めて学びます。スポーツを通じた社会課題の解決もふまえ、スポーツの推進を担う人を育てることを軸にする方向です。 P265P271

教室では、たとえば:地域のスポーツ大会の運営を手伝い、観客や選手が過ごしやすくなる工夫を提案する、といった学習が考えられます。

保健は社会との関わりも含めて総合的に

高校の保健は、ライフステージや社会との関わりを意識し、総合的に学びを深める方向です。体育と保健の関連も大切にします。例として、体育「実生活に生かす運動の計画」と保健「健康に関する環境づくりと社会参加」をつなげることが挙げられています。 P268P271

教室では、たとえば:自分の生活に合う運動計画を立て、続けやすい環境を地域の施設や制度から考えてまとめる、といった授業が考えられます。

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外国語(英語)英語コミュニケーション→同(総合)、論理・表現→英語コミュニケーション(発信)に改称ポイントを開く閉じる

やさしく言うと高校では、科目の名前を変える案が出ています。「英語コミュニケーション」は「英語コミュニケーション(総合)」になる案です。「論理・表現」は「英語コミュニケーション(発信)」になる案です(どちらも仮称)。発信の科目では、話す・書く活動を中心にした授業へ改める方向です。CEFR B2レベル相当以上の英語力などを条件に、必履修科目の免除・振替を認める案もあります。

科目名を「総合」と「発信」に変える案

両方の科目名に「英語コミュニケーション」を付け、英語で伝え合うことが中心だと示す案です。「総合」は5つの領域をまとめて扱う科目です。「発信」は、話すこと(やり取り・発表)と書くことで発信力を強める選択科目です。科目名はどちらも仮称です。 P281資料(外㉒)P22

教室では、たとえば:たとえば、総合の科目で読んだ話題を発信の科目の意見文や話し合いでも使うなど、2科目の内容をつなぐ計画が考えられます。

発信の科目は「使う」授業へ

今の「論理・表現」では、授業で英語を使う機会が十分でない実態があると指摘されています。新しい発信の科目では、スピーチやディベートなどに加え、「日常的な会話」も扱う方向です。書くことは、書く過程を大切にする指導を強める考え方です。 P277資料(外㉓)P23

教室では、たとえば:たとえば、相手の話に質問や感想を返して会話を続ける活動を、毎時間のはじめに短く入れることが考えられます。

入学初期に学習状況をつかみ、中学の学びを使う

高校では入学してすぐの時期に、生徒の学習状況をきちんとつかむことが示されています。そのうえで、中学校で学んだことを繰り返し使い、考えて表現する活動を重視します。高校の「社会的な話題」にも、身近なものを含める方向です。 P281資料(外㉒)P22

教室では、たとえば:たとえば最初の単元で、中学校の文法を使う短い発表をさせ、つまずきをつかんでから年間計画を調整することが考えられます。

B2相当以上の力がある生徒の免除・振替

必履修の英語コミュニケーション(総合)Ⅰ(仮称)について、外部試験を使った免除・振替の案が示されています。必要な英語力はCEFR B2レベル相当以上が適切とされています。ただし、B2相当があれば免除できるわけではありません。社会的に信頼された外部試験の合格、振替先の科目で力を発展的に育てられること、本人の実態や希望から振替の方が大きな成果が見込めること、の3つをすべて満たす場合が対象です。そのうえで、学校として実施できる場合に限る仕組みとされています。振替先には、発展的な学習や英語以外の外国語を学ぶ学校設定科目などが考えられています。細かい中身は解説等で定めるとされています。 P48P49P284

教室では、たとえば:たとえば英語科で、対象になりそうな生徒がいるかを確かめます。振替先の科目を学校で用意できるかを、早めに話し合うことが考えられます。

この教科の指導案(試案):Tips for a Great Start/Our Town, Our Visitors

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産業教育(専門教科)全専門教科でAI・データ活用と経営の学びを充実。課題研究は履修学年を示さないポイントを開く閉じる

やさしく言うと農業・工業・商業など、専門高校で学ぶ専門教科の話です。学習指導要領の書き方を「何ができるようになるか」が分かる形に改める方向です。職業に関する全ての教科で、AIやデータサイエンスを使った学びと、経営やビジネスの学びを充実させる案です。産業界との連携は、出前授業などの単発で終わらせず、続く協働にすることが求められています。課題研究も、学校が柔軟に組めるよう見直す方向です。

「何ができるようになるか」で書き直す

今の専門教科は「〔指導項目〕を指導する」という書き方です。これを、「何ができるようになるか」が分かる資質・能力ベースの書き方に、抜本的に改めるべきとされています。観点の「知識及び技術」も、ほかの教科と同じ「知識及び技能」にそろえる方向です。 P288

教室では、たとえば:たとえば科目のシラバスを、扱う項目の一覧からではなく、「この科目を終えたら何ができるか」から書き直すことが考えられます。

全ての専門教科でAI・データの学びを

職業に関する全ての教科で、AIやデータサイエンスを使った学びを充実させる方向です。専門教科の情報に関する科目は、「情報Ⅰ」の学びを土台に、専門分野での活用を深めます。専門教科の「情報」には、「データサイエンス、AI」の分野を新しく設ける方向です。 P289P294P296

教室では、たとえば:たとえば農業科で、センサーで集めた温度や水分のデータを整理し、栽培の工夫を考える実習が考えられます。

産業界との連携を「単発」から「続く協働」へ

産業界との連携は約90%の専門高校で行われています。一方で、数回の出前授業や講演にとどまるなど、深さに課題があるとされました。今後は目的を共有し、計画から評価まで一緒に進める続いた関係の中で、理論と実践を行き来することが大切とされています。 P287P298

教室では、たとえば:たとえば地元企業と年度初めに目標を話し合い、課題研究の途中と最後に助言や評価をもらう形にすることが考えられます。

課題研究の見直しと、評価の工夫

「課題研究」は、解説で履修学年を示さず、学校が柔軟に組めるようにする方向です。導入の段階で、実社会の課題を探究する活動を入れるべきとされています。評価では、レポートや作品などのパフォーマンス課題を取り入れ、外部の人からの評価材料も生かす方向です。 P289P299

教室では、たとえば:たとえば作品の評価で、完成品だけでなく途中の記録や口頭での説明も組み合わせます。生徒自身が考えたかを確かめる工夫です。

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道徳道徳科はなし。在り方生き方の中核的な指導の場面に、公共・倫理・特活に加え総合を追加ポイントを開く閉じる

各教科・特別活動・社会科と道徳科の連携をはっきりさせる

道徳科は「道徳教育の要」として、各教科等で行う道徳教育を補い、深め、まとめる役割を持ちます。各教科の「内容の取扱い」にある道徳教育の記載は維持したうえで、その趣旨を解説でより具体的に示すとされました。特に特別活動とは、道徳科で考え議論したことを学級のルールづくり(合意形成)や自分の行動選択(意思決定)に生かす関係を、参考資料で分かりやすく示すとしています。主権者教育を進める社会科・特別活動の方向性とも連携し、道徳的価値やその葛藤を扱うことを解説で示すとされました。 P302P303P304

全体計画・道徳教育推進教師・高校の「中核的な指導の場面」の見直し

総則の道徳教育の記載は現行を維持するのが基本です。そのうえで、高校の全体計画も小中と同じく「重点目標」を書くなど、小・中・高で書き方をそろえるとされました。「道徳教育推進教師」は役割の共通理解が十分でないため、国が役割や、過度な負担なく取り組める実践例の資料を提供するとされています。高校では「人間としての在り方生き方に関する中核的な指導の場面」に、公民科(公共、倫理)と特別活動に加えて総合的な探究の時間を新たに位置付けることが提案されています。ただし、総合で道徳教育のための時間を別にとる必要はないと注意されています。 P304P305P100

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総合的な学習の時間/総合的な探究の時間名称は現行どおり。自分の在り方生き方に関わる「マイ探究」を自分で進められる姿を目指すポイントを開く閉じる

やさしく言うと高校の「総合的な探究の時間」は、名前は今のままです。標準単位数は、新しい単位の数え方で6〜12とする案です(今は3〜6単位)。高校段階では、自分の在り方生き方に関わる「マイ探究」を、自分で進められるようになることを目指すとされています。また、高校の道徳教育で在り方生き方を考える中心的な場面に、総合を加える方向です。

自分で進める「マイ探究」をめざす

高校段階で、自分の在り方生き方に関わる「マイ探究」を自律的に進められるようになることを目指すとされています。そのためには、小中から「テーマ探究」と「マイ探究」の両方を経験することが大切です。先生が任せきりにせず、見取りや形成的な評価で関わる役割も解説で示す方向です。 P323

教室では、たとえば:たとえば1年でテーマ探究の進め方を学び、2・3年で一人一人が自分の問いを立てて探究するという3年間の流れが考えられます。

在り方生き方を考える「中核的な指導の場面」に

高校の道徳教育では、公民科(公共、倫理)と特別活動が、人間としての在り方生き方を考える中心的な場面とされています。ここに総合を新しく加える方向です。ただし、総合の中で道徳教育のための時間を別にとる必要はないとされています。 P305

教室では、たとえば:たとえば探究の振り返りで、「この探究を通して自分は何を大切にしたいと思ったか」を書く時間を設けることが考えられます。

卒業前の「節目としての探究」

最終学年などで「節目としての探究」を位置付けることが望ましいとされています。学習の成果や自分の変化を実感するための探究です。卒業研究のようなものです。ただし、細かな条件を国が決めることはしない方向です。 P325

教室では、たとえば:たとえば3年生で、それまでの探究を論文や発表にまとめ、後輩や地域の人に聞いてもらう場をつくることが考えられます。

総合は教育課程の「出島」

総合は学校の裁量が大きく、教科の壁や、学校と社会の壁をこえる「出島」のような役割が期待されています。地域の人や団体、企業などと連携し、質の高い探究を進める方向です。外部の人の関わり方や、つなぎ役の体制についての考え方も示すとされています。 P320P338

教室では、たとえば:たとえば地域の企業や大学に協力を頼み、生徒の問いに合わせて専門家から助言をもらえる仕組みを作ることが考えられます。

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特別活動ホームルーム活動(小中は学級活動)を「学級経営の要」に。キャリア・パスポート例示資料は廃止ポイントを開く閉じる

やさしく言うと高校でも、生徒が身近な社会をよりよく創る「社会創造」の視点で特別活動を見直す方向です。ホームルーム活動は「学級経営の要」として、生徒指導の土台の役割もはっきりさせます。生徒会活動には学校運営への「意見表明」を書き込む案です。「合意形成」と「意思決定」の意味も整理されました。キャリア・パスポートは、国の例示資料を廃止する方向で見直されます。

ホームルーム活動は「学級経営の要」

ホームルーム活動を、よい人間関係や心理的安全性をつくる「学級経営の要」と明確にする方向です。特別活動、とくにホームルーム活動は、全ての生徒を対象にした生徒指導の中心的な場とされています。一人一人の個性や背景を尊重することも重視されます。 P349P350

教室では、たとえば:たとえば年度初めのホームルームで、発言しやすい話し合いのルールを生徒と一緒に作ることが考えられます。

生徒会が学校運営に意見を出す

生徒会活動は、校則など学校のルールづくりをはじめ、学校運営に生徒が関わる仕組みだと明示する方向です。生徒が提案し、先生との話し合いで学校運営に関わる「意見表明」の記載を設ける案です。学校運営協議会への参画なども関連し得るとされています。 P355

教室では、たとえば:たとえば生徒会が学校生活の改善案をまとめ、管理職や学校運営協議会に説明する機会をつくることが考えられます。

「合意形成」と「意思決定」を整理

合意形成は、違う意見や背景を認め合い、対立と向き合いながら「納得解」をつくることとされました。納得解とは、みんなが受け入れられる答えです。意思決定は、自分の価値観に照らし、責任をもって行動を選ぶことです。進め方の流れも参考として示す方向です。 P360

教室では、たとえば:たとえば文化祭の出し物決めで、すぐ多数決にせず、意見を広げてから比べて絞る時間をとることが考えられます。

キャリア・パスポートの見直し

キャリア・パスポートは、国の例示資料にそったワークシート作りが目的化しているとの指摘があります。そこで例示資料を廃止し、見通しと振り返りのための多様な取組に変える方向です。記録はクラウドなどで個人が管理し、学校による引継ぎは求めない方向です。 P359

教室では、たとえば:たとえば学期の始めと終わりに、自分の目標と振り返りを端末のフォルダに短く書きためる形が考えられます。

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全教科×小・中・高の早見表へ

高校の英語(外国語)

目標を3つの柱で整理し、語彙リスト・新科目名・AI活用で「発信力」を強める改訂(審議まとめ段階の方向性。告示前のため変わる可能性あり)

科目名を変える案

「英語コミュニケーションⅠ・Ⅱ・Ⅲ」は「英語コミュニケーション(総合)Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ」、「論理・表現Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ」は「英語コミュニケーション(発信)Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ」にする案が示された(いずれも仮称)。両方に「英語コミュニケーション」を置き、英語でのコミュニケーションが中核だと示す。英訳名も趣旨が伝わるよう検討する。 P281資料(外㉒)P22

新単位で表すが、標準単位数の位置付けは現行相当

1単位の学習量を35コマから17コマに細分化するため、英コミュ(総合)Ⅰは6新単位(必履修)、Ⅱ・Ⅲは8新単位、英コミュ(発信)Ⅰ~Ⅲは4新単位。外国語科の必履修科目の単位数等に変化はないとされている(1単位当たりの換算が変わるため、コマ数はわずかに減る)。 P80P81P82資料(外㉔)P24

英コミュ(総合)は領域統合をいっそう重視

中学校の学習内容の確実な習熟を図りながら、5領域を総合的に扱い、読んだり聞いたりしたことを基に話す・書く領域統合を重視する。教材は、聞く・読む力を育てる教材と、発信に使える言語材料でできた教材の2段階で単元を作る例が示されている。 資料(外㉓)P23

英コミュ(発信)は発信力をさらに強化

話すこと[やり取り][発表]、書くことで発信力を強める選択科目。現行のスピーチ・プレゼン・ディベート・ディスカッションに「日常的な会話」を加え、「論理の構成や展開」を充実、書くことはプロセス重視、オンライン上で書いて伝え合うやり取りも位置付ける。 資料(外㉒)P22資料(外㉓)P23資料(外㊻)P46

論理・表現の「文法解説中心」を改める

論理・表現では文法事項を網羅的に指導するため文法解説と問題演習中心の授業になっている場合がある。新科目では教材をコミュニケーション活動中心の単元構成にし、AIを含むデジタル学習基盤も使ったフィードバックの工夫を解説で示す。 P277資料(外㉓)P23

科目間のカリキュラム・マネジメント

英コミュ(総合)と英コミュ(発信)を並行して履修する場合、総合で扱った話題や言語材料を発信でも使うなどのカリマネが重要。教師の努力だけに任せず、教材間の連携を進め、学習指導要領でも工夫をうながす。 資料(外㉒)P22

高校のAI活用

次期学習指導要領では、生成AIを「使う/使わない」を目的に合わせて先生が決め、AIの答えをうのみにせず確かめる力を育てる方向です。高校の授業での具体例を見てみましょう。

高校の指導案(試案)

高現代の国語1年

根拠を確かめて提案しよう

本時のねらい 同じテーマで立場の異なる2つの意見文を読み比べて、主張と根拠の関係や論理の展開を捉え、根拠の確かさを観点に沿って吟味することがで…

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高数学Ⅰ1年

データで主張を確かめる

本時のねらい 「好みに差がない」と仮定したときに結果が起こる程度を実験とシミュレーションで調べ、それを基に主張の妥当性を判断するとともに、その…

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高公共1年

アルバイトから考える「働くルール」

本時のねらい 高校生のアルバイトをめぐる情報の真偽を公的な資料で確かめ、本人が納得した約束でも無効になる場合がある理由を、契約自由の原則と労働…

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高化学基礎1年

物質を分ける・見分ける

本時のねらい ペーパークロマトグラフィーの実験を通して、調べた水性ペンの黒インクについて、色素の分かれ方から成分の構成を考え、班ごとの結果を比…

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高情報Ⅰ1年

シミュレーションで改善策を試す

本時のねらい 購買の待ち時間を表すモデルを要素と仮定を明示して作成し、生成AIが示したモデルの誤りを見つけて直したうえで、条件を変えたシミュレ…

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高英語コミュニケーション(総合)Ⅰ(仮称)1年

Tips for a Great Start

本時のねらい 高校生活を始めるための先輩のアドバイスを読んで概要や要点を捉え、自分にとって役立つと考えるアドバイスを、理由や体験を添えて伝え合…

指導案を見る
高英語コミュニケーション(発信)Ⅱ(仮称)2年

Our Town, Our Visitors

本時のねらい 町の観光についてのディスカッションで、相手の意見を受け止めながら、資料を根拠にして自分の意見を伝え合い、グループとしての提案を一…

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高校の授業アイデア

高高1(言語文化)1単位時間(50分)

古典の「ものの見方」を今の暮らしに移す

口語訳で終わらせず、作者のものの見方を借りて現代を書くと、古典が自分の言葉になります。

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高高1(公共)1単位時間(50分)

アルバイトのトラブルを「原理」で考える

細かい制度を覚える前に、どんな原理がぶつかっているかを見つけ、利益を比べて判断します。

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高高1(数学Ⅰ「データの分析」)1単位時間(50分)

20人中15人が「おいしい」は偶然?

コイン投げのシミュレーションで、主張を「偶然」と比べて判断する考え方を体験します。

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高高1(物理基礎「落体の運動」)1単位時間(50分)

都合の悪いデータ、消していい?

「重い球は速く落ちる」というレポートを、全データで検証し直して科学の誠実さを考えます。

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高高1(理数探究基礎)1単位時間(50分)

「〇〇すると成績が上がる」を問いに変える

よく聞く主張を、測れる・比べられる・確かめられる探究の問いに磨き上げます。

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高高2(理数探究)1単位時間(50分)

複数教科の先生と「問いの壁打ち」会

数学・理科以外の先生にも計画を見てもらい、文理横断の視点で探究を深めます。

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高高1(音楽Ⅰ・美術Ⅰ・工芸Ⅰ・書道Ⅰ)1単位時間(50分)

これも芸術?身の回りから描く「芸術マップ」

駅のサインも和菓子もゲームの背景も。並べて比べて、芸術の広がりと自分との関わりを考えます。

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高高2(家庭総合)1単位時間(50分)

「防災」を5つの領域で串刺し!総合生活実践の始動

家族・お金・食・衣・住の5つの視点で「防災」を見直し、一人一人が地域で実践する課題を決めます。

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高高1(情報Ⅰ)1単位時間(50分)

同じデータでも答えが変わる?予測モデル比べ

「明日のパンは何個?」気温だけで予測するか、曜日も入れるか。モデルの前提を問い直します。

手順を見る
高高1(保健)1単位時間(50分)

事故マップで見つける「起きる理由」と「防ぐ原則」

地域の事故データを地図に落とし、要因の重なりを「概念」に、働きかけ方を「原則」にまとめます。

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高高校2年1単位時間(50分)

マイ探究の中間レビュー会

試行錯誤の記録をもとに、その場で説明し質問に答える場をつくります

手順を見る
高高校1・2年1単位時間(50分)

進路の迷いを「意思決定」の流れで整理する

情報を集め、他者の考えと比べ、自分の価値観に照らして次の一歩を決めます

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高高校1・2年(課題研究の導入段階)1単位時間(50分)

地域産業の課題をデータで見つける

課題研究の入口で、実社会の課題を科学的な根拠から見いだします

手順を見る
高高校3年(課題研究)1単位時間(50分)

外部の専門家と評価規準を共有する発表会

評価規準を事前に共有し、専門家の意見を評価材料の一つとして生かします

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高高校2年(商業科の例)1単位時間(50分)

AIで傾向をつかみ、要因は自分で考える

販売データの分析にAIを使いつつ、要因の考察と根拠の確認は自分で行います

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高高1(4〜5月)英語コミュニケーション(総合)Ⅰ(仮称)1単位時間(50分)

中学の英語で十分伝わる!自己紹介アップデート

高1の4月、中学校の既習事項を使い倒して自分を語り直し、学習状況もつかみます。

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高高1 英語コミュニケーション(総合)Ⅰ(仮称)2単位時間(50分×2)

読んで終わりにしない!読む→話す→書く

読んだ内容を基に、話して考えを深め、書いてまとめる。領域統合の基本の型です。

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高高1・2 英語コミュニケーション(発信)Ⅰ(仮称)20分(帯活動)

会話が止まらない!聞き返し・つなぎ方トレーニング

聞き返す・確かめる・広げる。会話を続ける方略を、毎時間の帯活動で身に付けます。

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高高2 英語コミュニケーション(発信)Ⅱ(仮称)2単位時間(50分×2)

わたしたちの町、どうする?地域課題ミニディベート

地域の課題を論題に、根拠を集めて主張し、相手の主張に応じます。

手順を見る
高高2 英語コミュニケーション(発信)Ⅱ(仮称)2単位時間(50分×2)

AIの添削、採用する?しない?意見文の書き直し

まず自分で書き、AIの提案を理由付きで取捨選択し、最後は仲間に読んでもらいます。

手順を見る
高高1・23単位時間(準備2時間+交流1時間)

画面の向こうの高校生と、地域の「ふつう」を比べよう

オンライン交流で地域の暮らしを紹介し合い、共通点と違いから話を広げます。

手順を見る
高高2・31単位時間(50分)

AI翻訳で消える「気持ち」を探せ

日本語のあいまいさや気配りがAI翻訳でどう変わるかを比べ、自分で英文を書き直します。

手順を見る
高高1〜31単位時間(50分)+学期ごとの振り返り

卒業後も伸び続ける!わたしの英語学習デザイン

「英語を使う自分」を思い描き、目標・方法・振り返りを自分で設計します。

手順を見る

高校の先生の準備チェックリスト

全教科の先生

チェックはこの端末のブラウザだけに保存されます。

英語の先生

チェックはこの端末のブラウザだけに保存されます。

時期別ロードマップ・全体の準備チェックへ

高校の先生のよくある疑問

新単位になると、学習量は減りますか?
単位の数え方を細かくする案で、今の1単位はおおむね2新単位にあたります。卒業に必要な単位も74単位から148新単位になります。必履修科目全体の学習時間は、今の1330コマから1326コマと、わずかに減る計算が示されています。 P46P81
外部試験で基準を満たした生徒は、必ず免除しないといけませんか?
いいえ。要件を満たす生徒がいても、必ず免除しなければならない仕組みではありません。時間割が合わない、希望者が少ないといった事情もあるためです。学校として実施できる場合に選べる仕組みとされています。振替先の科目などは、今後解説等で具体的に定めるとされています。 P48P49
2学期制にしないといけませんか?
いいえ。新しい単位の数え方は、2学期制への移行を前提にしたものではないとされています。2学期制の学校は、前期・後期で単位を認めやすくなる利点があります。3学期制でも、新単位の数を2の倍数にすれば、これまでと同じように運用できるとされています。 P46
単位制の見直しは、いつから使えますか?
2029年度か2030年度(令和11年度か12年度)に先に始める方向です。具体の年度は、都道府県教育委員会などの検討状況を見て決まります。その前の2028年度からは「高校版サキドリ研究校」を指定し、事例づくりを進める方向です。 P51
数学Ⅰの時間は増えますか?
数学Ⅰに「数学ガイダンス」と「社会を読み解く数学」を加え、最大8新単位程度とすることが適当とされました。今の3単位(6新単位)より増える案です。そのぶん数学Ⅱを6新単位(3単位)に減らすなど、数学全体の学習量が増えないよう調整する方向です。 P80P81
情報Ⅰの指導が不安です。支えはありますか?
国が、授業でそのまま使える授業動画を含む教材を作り、少なくとも1年に1度は新しくする方向です。高校情報科の免許を持つ先生を増やすため、全国規模の免許法認定講習なども進めるとされています。AIの利活用に関するガイドラインも改定される方向です。 P75P89

図解アニメで見る

高校の授業に使える原田英語のサイト

指導法

英語指導法ラボ

論文でウラ取りした英語の教え方。授業アクティビティ100本以上(ワークシートつき)、指導法、指導案の書き方、評価、第二言語習得、TESOLまで。

サイトを開く
授業ツール

英語の先生の玉手箱

ルーレット・タイマー・ビンゴ・フラッシュカード・プリント作成など、登録不要ですぐ使える授業ツール412種。

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アクティビティ

英語授業アクティビティ大全1000

中学・高校の授業アクティビティ1,000本を学年・時間・技能で検索。英日対訳の指示文と音声つきで ALT との授業にも。

サイトを開く
AI活用

AIプロンプト2000本

中高の英語の先生用700本・小学校外国語の先生用300本。指導案・教材・テスト・評価づくりを生成AIで時短。

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英単語

究極の英単語帳6868

CEFR-J Wordlist 全6,868語。音声・例文・語源・ゲーム・PDF単語帳つき。基盤語彙リストに備える語彙指導に。

サイトを開く
行事

世界の行事・祝日ナビ

ハロウィンもクリスマスも、由来から英語で。世界の行事145とワークシート。季節の帯活動や異文化理解の題材に。

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日本文化

日本文化ナビ

日本のことを英語で語れる1,200項目。3段階の英文と音声。地域や日本の文化を発信する単元に。

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英語ニュース

時事英語ジュニア

中高生のためのやさしい英語ニュース。2レベル・和訳・クイズつき。社会的な話題を読んで意見を伝える活動に。

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時事英語

時事英語ナビ

ニュースの英語5,500語超を辞書に。英和・和英・音声・例文。高校の発信やディスカッションの語彙集めに。

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スラング

スラング辞典

英語のスラング・略語・若者言葉9,900語。生徒が SNS や動画で出会う「教科書にない英語」の確認に。

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多読

原田英語の多読ベスト

レベル別の無料多読1,800本超。全作品に全訳つき。たくさん読んで語彙に何度も出会う活動に。

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出典:中央教育審議会 初等中等教育分科会 教育課程部会「次期学習指導要領等に向けた審議まとめ」(2026年10月5日)。P○ は本体PDFのページ、資料P○ は資料編のページ(クリックで該当ページが開きます)。