全教科 × 小・中・高 早見表
英語以外も含む全15教科等の変更点を、校種ごとに1行で。すべて審議まとめ(2026年10月5日)が示す告示前の案・方向性で、今後変わることがあります。くわしくは教科名をクリック。
国語
話や文章の「機能」で3領域をつなぐ
- 小学校話す・聞く、書く、読むを「話や文章の機能」でつなぐ。手書きの書写を引き続き重視
- 中学校3領域を「話や文章の機能」でつなぐ。知識は「運用しながら」「教養として」深める2面に
- 高校必履修は現代の国語Ⅰ・言語文化Ⅰ。選択は現代の国語Ⅱ・言語文化Ⅱと発展4科目に再編
高校の科目:選択4科目を標準2科目+発展4科目に再編
※高校の新科目名(現代の国語Ⅰ・Ⅱ、言語文化Ⅰ・Ⅱ、論説と批評ほか発展4科目)と「話や文章の機能」は仮称。
社会・地理歴史・公民
分野横断の単元と情報の真偽を確かめる力
- 小学校4年「県内の特色ある地域」は3地域→2地域に精選。情報の正しさを確かめる技能を加える
- 中学校3分野をつなぐ分野横断の単元A・Bを設け、Cをまとめ単元に位置付け直す。地域調査は単元Bで
- 高校科目名は現行どおり。地理総合に導入単元を新設、「公共」の事柄・課題は13→10に精選
高校の科目:科目名・単位数は現行どおり
※中学校の単元A「社会へのまなざし」・B「私たちと社会」・C「よりよい社会を目指して」、地理総合の導入単元「地理と私たち」は仮称。
算数・数学
6分野で整理し、証明と批判的思考を重視
- 小学校割合・比・分数の内容と順序を見直し。証明につながる「論理的に説明する活動」を充実
- 中学校数学の全体像や社会とのつながりを学ぶ「数学ガイダンス(仮称)」を新設する案。証明も充実
- 高校数学Ⅰに「社会を読み解く数学」等を加え最大8新単位程度に。数A・B・Cは1科目に統合する案
高校の科目:数A・B・Cを1科目に統合。数Ⅰ増・数Ⅱ減
※数学A・B・Cを統合した新選択科目の名称は「数理活用(仮称)」などの案で検討中。「数学ガイダンス」は仮称。いずれも2026年10月の審議まとめ段階の案で、今後変わり得る。
理科
4分野で統一、「科学ガイダンス」新設
- 小学校分野をまたぐ課題を学ぶ「理科と日常生活」を新設。内容を物理・化学・生物・地学の4分野で整理
- 中学校「科学とは何か」や研究倫理を学ぶ「科学ガイダンス(仮称)」を新設する案
- 高校「科学と人間生活(8新単位)」1科目で必履修を満たす道を新設。各基礎科目に科学ガイダンス
高校の科目:「科学と人間生活」を4新単位と8新単位の2形に
理数
文理横断のテーマで全校が関わる探究へ
- 小学校—
- 中学校—
- 高校理数探究基礎・理数探究は現行どおり。文理横断(STEAM)の課題も充実し、全校で指導
高校の科目:科目名・単位数は現行どおり
音楽・図画工作・美術・芸術
発想から表現までを一続きの学びに
- 小学校音楽は「歌唱」と「器楽」を「歌唱・器楽」に統合。図工は発想から表すまでを思考・判断・表現に
- 中学校美術は発想から工夫して表すまでを「思考・判断・表現」に。鑑賞にも「技能」を示す
- 高校Ⅰの科目で芸術の全体像や学ぶ意味を考える機会を設ける。書道は字形等を〔共通事項〕に
高校の科目:科目名・単位数は現行どおり
家庭
中学で独立教科に、領域は5つに再編
- 小学校領域を「家族・家庭と生涯発達」「食生活」など5つに再編。「住まいの主な働き」は高校へ
- 中学校技術・家庭科から「家庭科」が独立した教科に。金銭管理と消費者の権利を新B領域で統合
- 高校ホームプロジェクト等を各領域の「生活の課題と実践」に。家庭総合に新F領域を追加
高校の科目:科目名・単位数は現行どおり(家庭総合にF領域)
※5領域の名称、「生活の課題と実践」、家庭総合のF領域「総合生活実践」は仮称。
情報・技術/情報
中学に「情報・技術科」、小は総合で情報
- 小学校教科は作らず総合に「情報の領域」を新設。3・4年は最大30、5・6年は最大35コマ程度
- 中学校技術分野を新教科「情報・技術科(仮称)」に。1・2年は最大70、3年は最大35コマ程度
- 高校情報Ⅰ・Ⅱの構成は維持。AI・データサイエンスを加え、両科目の最後にPBL(課題解決学習)
高校の科目:科目名・単位数は現行どおり
※「情報・技術科」は資料編では仮称で、2領域で構成する案。小・中のコマ数は学習活動を積み上げた「各学年最大」の見込みで、標準授業時数の実数は今後示される。新教科・領域は小学校が令和10年度、中学校が令和11年度から段階的に先行実施。
体育・保健体育
「動き」と多様な楽しみ方を軸に
- 小学校1〜4年は「遊び」の要素を取り入れ、運動名でなく身に付けたい「動き」を軸に示す
- 中学校「体育理論」を「スポーツ理論」に改称。公正・協力などは「運動との関わり方」として学ぶ
- 高校専門教科「体育」を「スポーツ」に改称。保健は健康・安全の「概念」と「原則」を軸に
高校の科目:共通教科は現行どおり。専門教科体育→スポーツ
外国語(英語)
英語は「コミュニケーション活動」中心へ
- 小学校外国語活動と外国語科の形は維持。読む・書くの段階を細かく示し、語順の違いに気付かせる
- 中学校文法事項は使用頻度の高いものに絞る。「社会的な話題」は「身近な社会的な話題」に
- 高校英語コミュニケーション→同(総合)、論理・表現→英語コミュニケーション(発信)に改称
高校の科目:英コミュ→(総合)、論理・表現→(発信)に改称
※高校の新科目名「英語コミュニケーション(総合)」「英語コミュニケーション(発信)」は仮称。単位数(学習量)は現行と同じ。外部試験でCEFR B2レベル相当以上の英語力を確認することなどを要件に、英語コミュニケーション(総合)Ⅰの免除・振替を学校の判断で可能とする案。対象試験・振替先・実施条件は今後、解説等で具体化(P48〜49、P284)。
道徳
1つの教材を複数時間でじっくり考える
- 小学校1つの教材を翌週などにまたいで複数時間で扱う。「深める教材」は高学年8・中学年4が目安
- 中学校複数時間での扱いと「深める教材」(13程度が目安)。教師が交代で学級を回る授業も可
- 高校道徳科はなし。在り方生き方の中核的な指導の場面に、公共・倫理・特活に加え総合を追加
高校の科目:—
※「深める教材」の数は教科書のイメージとしての目安で、読み物教材と合わせて35コマ分。
総合的な学習/探究の時間
小中も「総合的な探究の時間」に
- 小学校名称が「総合的な探究の時間」に。「探究の領域」と新しい「情報の領域」の2領域で構成
- 中学校名称が「総合的な探究の時間」に。修学旅行・職場体験は探究として成り立つ部分だけ代替可
- 高校名称は現行どおり。自分の在り方生き方に関わる「マイ探究」を自分で進められる姿を目指す
高校の科目:名称・単位数は現行どおり
特別活動
「社会参画」から「社会創造」へ
- 小学校クラブ活動は学年(主に4年以上)の縛りや実施時期を柔軟に。児童会は学校運営に意見を
- 中学校生徒会(小は児童会)が校則など学校運営に意見を出す活動に。評価は個人内評価へ
- 高校ホームルーム活動(小中は学級活動)を「学級経営の要」に。キャリア・パスポート例示資料は廃止
高校の科目:—
産業教育(専門高校)
全専門教科でAI・データと経営を
- 小学校—
- 中学校—
- 高校全専門教科でAI・データ活用と経営の学びを充実。課題研究は履修学年を示さない
高校の科目:必要に応じ科目を統廃合。情報科にAI等の分野
出典:中央教育審議会 初等中等教育分科会 教育課程部会「次期学習指導要領等に向けた審議まとめ」(2026年10月5日)。P○ は本体PDFのページ、資料P○ は資料編のページ(クリックで該当ページが開きます)。
※ 科目名などの「(仮称)」は省略している場合があります。告示前の方向性です。