全教科の変更点
審議まとめ第2部(各教科等)を、1教科ずつ「3行要約」「主な変更点」「新旧比較」「高校の科目・時数」に整理しました。学校全体で次期学習指導要領を共有するときにどうぞ。
全教科を小・中・高ごとに1行で見られる10秒早見表もあります(PDFあり)。
各教科等
国語
「話や文章の機能」で話す・書く・読むをつなぎ、高校の選択科目を再編
くわしく社会・地理歴史・公民
中学に分野横断単元を設ける案、用語を精選し、情報の真偽を確かめる力と主権者教育を重視
くわしく算数・数学
小中高で目標・分野をそろえ、高校は数学ABCを統合し数学Ⅰに新内容を加える案
くわしく理科
小中高を4分野でそろえ、科学ガイダンス新設・高校必履修に新パターンを設ける案
くわしく理数
探究テーマを文理横断に広げ、数学・理科以外の先生も関わる全校体制へ
くわしく生活
体を通した体験と多様な表現の往還を軸に、幼小接続や動物飼育も見直し
くわしく芸術(音楽・図画工作・美術・書道等)
発想から表現までを一続きの学びに。高校は「芸術そのもの」を学ぶ機会も
くわしく家庭
5領域に再編し中学は家庭科を独立させる方向。高校はホームプロジェクトを探究型に
くわしく情報・技術、情報
中学に新教科「情報・技術科」、小学校総合に「情報の領域」を設け、高校情報はAI強化する案
くわしく体育・保健体育
小1〜4は「運動遊び」中心に、態度は「運動との関わり方」として教える方向
くわしく外国語
AI時代に学ぶ意義を見直し、語彙・文法を精選して発信力を強める方向
くわしく産業教育(専門教科)
指導項目型から資質・能力型へ。職業に関する全教科でAI・データ活用を充実し、産業界との連携も強める方向
くわしく道徳
骨格は維持し「考え、議論する道徳」を実装へ。1教材を複数時間で深く学ぶ
くわしく総合的な学習の時間/総合的な探究の時間
名称を小中高で統一し、小に「情報の領域」を新設する案。マイ探究重視と評価の簡素化
くわしく特別活動
特活を民主主義の担い手と共生社会の基盤に。子供が学校づくりに参画する方向
くわしく総則・学校段階・特別の教育課程
総則
多様な子供を包み込む柔軟な教育課程へ、総則の組み立てと共通ルールを見直す
くわしく幼児教育
遊びの深まりで資質・能力を育て、0歳から小学校へ学びをつなぐ
くわしく特別支援教育
まず通常の学級で支え、合理的配慮を総則に位置付ける方向。通級で教科の指導も可能にする案
くわしく定時制・通信制(高等学校)
通信制高校の学びの質を守るため、単位の中身と指導の基準をはっきりさせる
くわしく不登校児童生徒に係る特別の教育課程
支援センター等で学ぶ不登校の小中学生に、時数や評価を柔軟にできる教育課程を新設する方向
くわしく特定分野に特異な才能のある児童生徒に係る特別の教育課程
才能ある小中学生が、一部の教科に代えて高度な学びに取り組める教育課程を新設する方向
くわしく一覧表:教科ごとの1行要約
| 教科等 | 1行要約 | 高校の科目 |
|---|---|---|
| 国語 | 「話や文章の機能」で話す・書く・読むをつなぎ、高校の選択科目を再編 | 審議まとめの案(P82「構成(案)」)では、必履修科目は現行の枠組みを維持し「現代の国語Ⅰ」(仮称、4新単位)と「言語文化Ⅰ」(仮称、4新単位)の2科目。選択科目は現行の「論理国語… |
| 社会・地理歴史・公民 | 中学に分野横断単元を設ける案、用語を精選し、情報の真偽を確かめる力と主権者教育を重視 | 地理歴史(地理総合・地理探究・歴史総合・日本史探究・世界史探究)と公民(公共・倫理・政治・経済)の科目名・構成は現行のままとする案(P82の「構成(案)」の表)。科目内では、地理総… |
| 算数・数学 | 小中高で目標・分野をそろえ、高校は数学ABCを統合し数学Ⅰに新内容を加える案 | 必履修の数学Ⅰ(「数学ガイダンス」「社会を読み解く数学」を新設する案)、数学Ⅱ・数学Ⅲ(数学Ⅰ→Ⅱ→Ⅲの履修順序は維持)に加え、現行の数学A・B・Cを統合した1つの新選択科目を設け… |
| 理科 | 小中高を4分野でそろえ、科学ガイダンス新設・高校必履修に新パターンを設ける案 | 物理・化学・生物・地学の分野別に、選択必履修の「○○基礎」と選択科目「○○」を置き、「○○基礎」→「○○」の順に学ぶ枠組みは維持(P188)。分野横断の「科学と人間生活」も続け、内… |
| 理数 | 探究テーマを文理横断に広げ、数学・理科以外の先生も関わる全校体制へ | |
| 生活 | 体を通した体験と多様な表現の往還を軸に、幼小接続や動物飼育も見直し | |
| 芸術(音楽・図画工作・美術・書道等) | 発想から表現までを一続きの学びに。高校は「芸術そのもの」を学ぶ機会も | 科目構成(音楽・美術・工芸・書道の各Ⅰ〜Ⅲ)は現行のままとし、標準単位数は各2単位→各4新単位とする案(単位の数え方の変更による。P80・P82)。科目ではなく内容面で、Ⅰを付した… |
| 家庭 | 5領域に再編し中学は家庭科を独立させる方向。高校はホームプロジェクトを探究型に | 科目は「家庭基礎」「家庭総合」のまま(名称変更なし)とする案。標準単位数は家庭基礎2単位→4新単位、家庭総合4単位→8新単位とする案(単位の数え方の変更による。P80・P82)。「… |
| 情報・技術、情報 | 中学に新教科「情報・技術科」、小学校総合に「情報の領域」を設け、高校情報はAI強化する案 | 情報Ⅰ(共通必履修)と情報Ⅱ(選択)の2科目構成は維持する案(科目名も同じ)。内容項目は、情報Ⅰ「情報の仕組みと社会との関わり」「情報デザインとデザイン思考」「データ分析とモデル化… |
| 体育・保健体育 | 小1〜4は「運動遊び」中心に、態度は「運動との関わり方」として教える方向 | 共通教科「保健体育」の科目は「体育」「保健」のままで、科目名の変更は示されていない(P82の表)。専門学科の教科「体育」は「スポーツ」に名称変更する案で、科目は現行の構成(スポーツ… |
| 外国語 | AI時代に学ぶ意義を見直し、語彙・文法を精選して発信力を強める方向 | |
| 産業教育(専門教科) | 指導項目型から資質・能力型へ。職業に関する全教科でAI・データ活用を充実し、産業界との連携も強める方向 | 原則履修科目(基礎的な科目)で基礎を学び、専門的な学習を経て「課題研究」等で深める現行の科目構成の考え方を継続することが必要とされた(P288)。そのうえで必要に応じて科目の統廃合… |
| 道徳 | 骨格は維持し「考え、議論する道徳」を実装へ。1教材を複数時間で深く学ぶ | |
| 総合的な学習の時間/総合的な探究の時間 | 名称を小中高で統一し、小に「情報の領域」を新設する案。マイ探究重視と評価の簡素化 | 高校はもともと「総合的な探究の時間」で名称は変わらない。標準単位数は現行3~6単位が、新しい単位の数え方(1単位=17コマ)で6~12新単位とする案が示されている(P80・P82)… |
| 特別活動 | 特活を民主主義の担い手と共生社会の基盤に。子供が学校づくりに参画する方向 |
出典:中央教育審議会 初等中等教育分科会 教育課程部会「次期学習指導要領等に向けた審議まとめ」(2026年10月5日)。P○ は本体PDFのページ、資料P○ は資料編のページ(クリックで該当ページが開きます)。