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各教科の変更点

特別活動はこう変わる

特活を民主主義の担い手と共生社会の基盤に。子供が学校づくりに参画する方向

更新:2026年11月4日出典:審議まとめ P345〜P364
もくじ(11項目)
  1. ひとことで言うと
  2. 校種ごとに、やさしく解説
  3. 小・中・高で10秒
  4. 特別活動の授業アイデア(次期を先取り)
  5. 主な変更点(審議まとめより)
  6. 今からできる準備
  7. 特別活動とAI
  8. 現行⇔次期 新旧比較
  9. 授業時数・単位
  10. 校種ごとのページ・図解アニメ
  11. ほかの教科も見る

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ひとことで言うと

ひとことで言うと

子供が学級・学校をよりよく創る「社会創造」の活動へ

  1. 特別活動を「確かな民主主義の担い手を育み、共生社会を実現する基盤」と位置付け、三つの視点の「社会参画」を「社会創造」に整理し直す方向が示された。
  2. 児童会・生徒会は校則など学校運営に意見を出す活動、学校行事は子供が創造する活動、学級活動は「学級経営の要」と明確化することが適当とされた。
  3. 学級活動の項目名と内容を整理し自殺予防等も明示する案。評価は「学びに向かう力」の個人内評価とすることが適当とされ、キャリア・パスポートの例示資料は廃止する方向。

校種ごとに、やさしく解説

小学校 特別活動はどう変わる?

やさしく言うと特別活動は、子供が学級や学校という身近な社会をよりよく創る活動として見直す方向です。三つの視点のうち「社会参画」は「社会創造」に整理し直す案です。学級活動は、人間関係や安心して話せる雰囲気をつくる「学級経営の要」と明確にします。クラブ活動は「好き」を追う場として柔軟にする案です。評価は「学びに向かう力」の個人内評価にする方向です。

  1. 学級活動は「学級経営の要」

    学び方が多様になるほど、学級経営が欠かせなくなるとされています。そこで学級活動を、よい人間関係や心理的安全性(安心して発言できる状態)をつくる「学級経営の要」と明確にする方向です。学校の教育活動全体を下から支える役割です。 P349

    教室では、たとえば:たとえば朝の会や学級会で、困っていることを安心して出し合える約束を、子供と一緒に決めることが考えられます。

  2. クラブ活動を「好き」を追う場に

    クラブ活動の意義として、「好き(興味・関心)」を追って個性を伸ばすことを重視する方向です。異学年で行う原則は保ちつつ、学年の縛り(主に4年生以上)を柔軟にできるようにします。特定の期間に集中して行うことや、地域の活動とつなげることも明確にする案です。 P355P356

    教室では、たとえば:たとえば3年生も体験として参加できる期間を設けたり、クラブに関わる地域の教室を掲示して紹介したりすることが考えられます。

  3. 児童会が学校運営に意見を出す

    児童会活動は、校則など学校のルールづくりをはじめ、学校運営に子供が関わる仕組みだと明示する方向です。学校のきまりなどについて子供が提案し、先生との話し合いを通して関わる、といった「意見表明」の記載を設ける案です。 P355

    教室では、たとえば:たとえば児童会が全校アンケートで休み時間のきまりの困りごとを集め、改善案を先生たちに提案する活動が考えられます。

  4. 評価は「学びに向かう力」の個人内評価に

    資質・能力の3つの柱に分けた、目標に準拠した評価は行わない方向です。話し合いなどの中で表れる「学びに向かう力」を、一人一人の伸びとして見る個人内評価にする案です。過度な評価材料集めを抑え、子供のよさや成長を自然に見取ることがねらいです。 P361

    教室では、たとえば:たとえば学級会では、よい姿をその場で言葉にして認めます。記録集めより、子供自身の振り返りを大切にすることが考えられます。

中学校 特別活動はどう変わる?

やさしく言うと中学校でも、生徒が学級や学校という身近な社会をよりよく創る「社会創造」の視点で特別活動を見直す方向です。生徒会活動には、校則など学校運営への「意見表明」を書き込む案です。学級活動の項目数が多い点は、中・高を中心に精選する方向です。学校行事は、生徒たちが創造する活動だと明確にします。AIは役立つ場面がある一方、話し合って決める主体はあくまで生徒です。

  1. 生徒会が校則などに意見を出す

    生徒会活動は、校則など学校のルールづくりをはじめ、学校運営に生徒が関わる仕組みだと明示する方向です。先生の適切な指導が前提です。生活上の課題について生徒が提案し、先生との話し合いを通して学校運営に関わる「意見表明」の記載を設ける案です。 P355

    教室では、たとえば:たとえば生徒会が服装や持ち物のきまりについて全校の意見を集め、根拠を添えて先生方と話し合う場をつくることが考えられます。

  2. 学級活動の内容を整理し、数をしぼる

    学級活動(1)は、アで学級内の課題、イで学級内の組織や役割、ウで学級をこえた学校の課題を扱うと区別する案です。(2)(3)は、とくに中・高で項目数が多いとの指摘から精選する方向です。SOSの出し方に関する教育などへの対応もはっきりさせます。 P354

    教室では、たとえば:たとえば年間計画の学級活動の題材を一覧にし、重なっているものをまとめて、生徒が話し合う時間を確保することが考えられます。

  3. 学校行事は生徒が創る。「文化・学習発表的行事」

    学校行事は、子供たちが創造する活動だと明確にする方向です。また「文化的行事」の名前に学習発表会の要素を加え、「文化・学習発表的行事(仮称)」とする案です。「好き」や「得意」を伸ばした成果を発表する場として位置付けます。 P355P357

    教室では、たとえば:たとえば文化祭で、総合や部活動で取り組んだ成果を発表する枠を設け、企画から生徒が担う形が考えられます。

  4. AIは補助に。決めるのは生徒

    中学校の生徒会で、総会の議事録をAIでまとめて運営を効率化するといった例が示されています。一方で、合意形成や意思決定の主体は、あくまで子供たちが担うことが留意点とされています。誤った情報への注意も必要です。 P362

    教室では、たとえば:たとえば生徒会の企画づくりで生成AIに案を出させ、それをたたき台に生徒どうしで話し合って決めることが考えられます。生徒が使うときは、学校が認めたサービスを、年齢制限や保護者の同意を確かめたうえで先生の指導の下で使い、名前や写真などの個人情報は入力させません(文部科学省の生成AIガイドラインP19)。

高校 特別活動はどう変わる?

やさしく言うと高校でも、生徒が身近な社会をよりよく創る「社会創造」の視点で特別活動を見直す方向です。ホームルーム活動は「学級経営の要」として、生徒指導の土台の役割もはっきりさせます。生徒会活動には学校運営への「意見表明」を書き込む案です。「合意形成」と「意思決定」の意味も整理されました。キャリア・パスポートは、国の例示資料を廃止する方向で見直されます。

  1. ホームルーム活動は「学級経営の要」

    ホームルーム活動を、よい人間関係や心理的安全性をつくる「学級経営の要」と明確にする方向です。特別活動、とくにホームルーム活動は、全ての生徒を対象にした生徒指導の中心的な場とされています。一人一人の個性や背景を尊重することも重視されます。 P349P350

    教室では、たとえば:たとえば年度初めのホームルームで、発言しやすい話し合いのルールを生徒と一緒に作ることが考えられます。

  2. 生徒会が学校運営に意見を出す

    生徒会活動は、校則など学校のルールづくりをはじめ、学校運営に生徒が関わる仕組みだと明示する方向です。生徒が提案し、先生との話し合いで学校運営に関わる「意見表明」の記載を設ける案です。学校運営協議会への参画なども関連し得るとされています。 P355

    教室では、たとえば:たとえば生徒会が学校生活の改善案をまとめ、管理職や学校運営協議会に説明する機会をつくることが考えられます。

  3. 「合意形成」と「意思決定」を整理

    合意形成は、違う意見や背景を認め合い、対立と向き合いながら「納得解」をつくることとされました。納得解とは、みんなが受け入れられる答えです。意思決定は、自分の価値観に照らし、責任をもって行動を選ぶことです。進め方の流れも参考として示す方向です。 P360

    教室では、たとえば:たとえば文化祭の出し物決めで、すぐ多数決にせず、意見を広げてから比べて絞る時間をとることが考えられます。

  4. キャリア・パスポートの見直し

    キャリア・パスポートは、国の例示資料にそったワークシート作りが目的化しているとの指摘があります。そこで例示資料を廃止し、見通しと振り返りのための多様な取組に変える方向です。記録はクラウドなどで個人が管理し、学校による引継ぎは求めない方向です。 P359

    教室では、たとえば:たとえば学期の始めと終わりに、自分の目標と振り返りを端末のフォルダに短く書きためる形が考えられます。

小・中・高で10秒

小学校クラブ活動は学年(主に4年以上)の縛りや実施時期を柔軟に。児童会は学校運営に意見を
中学校生徒会(小は児童会)が校則など学校運営に意見を出す活動に。評価は個人内評価へ
高校ホームルーム活動(小中は学級活動)を「学級経営の要」に。キャリア・パスポート例示資料は廃止
高校の科目—

特別活動の授業アイデア(次期を先取り)

主な変更点(審議まとめより)

全校種 学級活動(ホームルーム活動)の項目名と内容を整理し直す

学級活動の(1)〜(3)の項目名を見直し、小中高のつながりが分かるよう内容の構成も整理する案です。(1)アは「学級における生活づくりへの参画」とし、アは学級内の課題、イは学級内の組織や役割、ウは学級を越えた学校の課題を扱うと区別する案です。ウで学校の課題を扱うときも学級での話し合いを原則としつつ、学年や異学年で話し合う場合の扱いは、学級活動で育てたい力に照らして適切に判断すべきとされました。(2)(3)は特に中高で項目数が多いため精選し、SOSの出し方に関する教育や生命の安全教育など現代的な課題への対応をはっきりさせる方向です。 P353P354

全校種 学級活動を「学級経営の要」、生徒指導・特別支援の「要」と明確化

教育課程が柔軟になり学び方が多様になるほど、学級経営が欠かせなくなるとされました。標準授業時数の中に時間がある学級活動を、学びの土台となる人間関係や心理的安全性をつくる「学級経営の要」と明確化することが適当とされました。学級経営が目指すものは、一人一人の子供と学級全体のウェルビーイング(心身・社会的に良い状態)として広くとらえます。また、特別活動(特に学級活動)は、すべての子供を対象とする生徒指導の第1層(発達支持的生徒指導)の要とされ、学級活動(2)は第2層(課題未然防止教育)も担います。学級活動(2)で自殺予防等を扱うことを「内容の取扱い」に明示し、障害の有無を含む多様な個性や背景を尊重することも内容に明記する案です。 P349P350P95

全校種 評価を「学びに向かう力」の個人内評価とし、過度な評価材料集めを抑える案

現行は3観点それぞれで目標に準拠した評価を行い、各活動ごとに十分満足できる場合に「○」をつけていますが、国の示す評価と現場の実態にずれがあると指摘されました。次期は、資質・能力の3つの柱に分けた目標準拠の評価は行わず、話し合いなどの過程で表れる「学びに向かう力」を一体的に個人内評価することが適当とされました。総括的な評価は、成長が特に顕著な場合に「○」をつける形です。教師の声かけなどの形成的評価と、子供自身の振り返り(自己評価)や話し合い(相互評価)を一層重視し、過度な評価材料集めを抑えるとしています。 P361P346

全校種 児童会・生徒会活動に「学校運営への意見表明」を書き込む

児童会・生徒会活動は、教師の適切な指導のもと、校則など学校のルールづくりをはじめ学校運営に子供が関わる仕組みであることを明示するとされました。例えば、学校のきまりなど生活上の課題について子供が提案し、教師等との話し合いを通して学校運営に関わる、といった「意見表明」に関わる記載を設けることが適当とされています。現在の「学校行事への協力」は内容を見直し、教師等が子供の声を聴く要素を加える方向です。委員会からの改善提案、学校運営協議会への子供の参画、学校評価で子供の意見を聞く取組とも関連し得るとされ、詳しくは解説で示すことが適当とされています。 P355P363P364

全校種 学校行事は「子供たちが創造する活動」に。文化的行事は「文化・学習発表的行事(仮称)」へ

学校行事は子供たちが企画や運営も含めて主体的に役割を担い創造する活動だと明確にする方向です。ただし、安全の確保など教師の適切な指導、行事の目的や発達の段階、教師に過度な負担を生じさせないことに留意するとされました。「好き」や「得意」の成果を発表する場として、「文化的行事」の名称に学習発表会の要素を加え「文化・学習発表的行事(仮称)」とする案です。また、総合で学校行事を代替する扱いを整理し、儀式的行事や、文化的行事・健康安全・体育的行事の準備(学習発表会を除く)は総合で代替しないことを原則とする案です。修学旅行や職場体験などは、探究として成り立つ部分について代替を可能とする方向です。 P356P357

全校種 キャリア教育の役割分担と「キャリア・パスポート」の見直し

特別活動はキャリア教育の「要」として、学習の見通しと振り返りを通じて将来の生き方を考える役割を担い、各教科等はその実践の場とされました(例:総合は興味・関心にもとづく探究、家庭科はライフキャリア、社会科は主権者教育)。「キャリア・パスポート」は、例示資料にそったワークシート作りが目的化しているとの指摘から、事務連絡にもとづく「例示資料」を廃止し、見通し・振り返りのための多様な取組に変える方向で見直すべきとされました。記録の蓄積はクラウド上などでの個人管理を基本とし、学校による引継ぎは求めない方向です。 P358P359P95

全校種 「合意形成」「意思決定」の意味と進め方を示す

合意形成は、多様な意見や価値観、背景を認め合い、対立や葛藤と向き合いながら「納得解」(みんなが受け入れられる案)をつくっていくこと、意思決定は自分の価値観に照らして責任をもって行動を選ぶことと整理されました。合意形成の典型的な流れは「課題の設定→発散(意見表明・受容)→収束(吟味・創造)→実践・振り返り」、意思決定は「課題の設定→発散(情報収集・相互参照)→収束(自己理解・自己決定)→実践・振り返り」とされ、解説等で参考として示すことが適当とされています。安易な多数決や予定調和に流されず、納得解や暫定解をつくることが重視されています。ただし実践を特定の型にはめるものではないと注意されています。 P345P359P360

小 クラブ活動を「好き」の追求の場として柔軟にする

クラブ活動の意義として「好き(興味・関心)の追求による個性の伸長」を重視する方向です。時間が全国的に減っていることもふまえ、学校のクラブは「好き」や「得意」を追う「きっかけの一つ」と位置付け、放課後子供教室や地域クラブ活動など地域の活動とつなげます。異学年の原則は残しつつ、学年の縛り(主として4年生以上)や活動内容を柔軟にできること、特定の期間に集中して行えること、文化・学習発表的行事(仮称)と連携できること、教師が適切に関わる前提で社会教育団体等が活動を担えることを明確化する案です。裁量的な時間でクラブ活動の学びを深める連携も解説等で示すことが適当とされています。 P355P356

全校種 三つの視点と用語の見直し(「社会創造」「主体的」など)

前回整理された「人間関係形成」「社会参画」「自己実現」の三つの視点のうち、「社会参画」を、身近な社会をよりよく創ることを重視した「社会創造」に整理し直すべきとされました。目標と見方・考え方の記載も見直す方向です。また、同調圧力につながるとの指摘がある「集団」という語は、具体的な対象があるときは「学級」「学年」「学校」などと書き分ける方向です。「主体的」「自主的」「自発的」は原則として「主体的」にそろえ、「~に対応させる」という意味の「適応」は見直す方向です。特別活動の英語訳も「Tokkatsu(Student-Led Activities for Civic and Personal Development)」と定めることが適当とされました。 P351P352

全校種 デジタル・AIの活用と裁量的な時間との関係

意見や少数意見の可視化、活動記録や振り返りの蓄積、グループウェアでの連絡などの活用イメージを解説等で示す方向です。AIは生徒会の議事録まとめや企画づくりの補助などに役立つ場合がある一方、合意形成や意思決定の主体はあくまで子供であること、効率化が目的にならずリアルな体験や協働を重視することが留意点とされました。また、裁量的な時間でいじめ防止やソーシャルスキルなど特別活動に関わる活動をする場合は、特別活動との役割分担や連携を図ることを明確化する方向です。年度途中に子供の発議で決まった活動の時間を裁量的な時間で確保する在り方は今後検討とされています。 P362P363

今からできる準備

特別活動とAI

「生成AI時代の主権者」を育てる

多様な他者との対話や協働で、ルールづくりや学校生活の改善、行事などに子供が主体となって参画することで、「生成AI時代の主権者」として確かな民主主義の担い手を育てる領域として位置付けを明確にするとされています。 P351P352

AIを含むデジタル学習基盤の活用のあり方を示す

合意形成や意思決定の考え方の整理、学習評価の改善とともに、AIを含むデジタル学習基盤の活用についても具体的なあり方を示すとされています。 P346

特別活動でのAIの活用例と留意点

中学校の生徒会で、総会の議事録をAIでまとめて運営を効率化した例や、いじめ防止月間の企画の練り上げ、ポスターや動画づくりに使った例があります。一方、合意形成や意思決定の主体はあくまで子供であること、誤情報などの負の側面をふまえること、効率化を目的にせずリアルな体験や協働を重視することが留意点とされています。 P362資料P186

授業でのヒント
  • 生徒会の議事録整理や企画の練り上げにAIを使い、話し合いや決定は子供自身が行う(根拠P362)
  • AIを使っても、実際に活動する体験や仲間との協働の時間を減らさない(根拠P362)

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現行⇔次期 新旧比較

黄色のマーカー=次期で新しく入る・強調される言葉赤の取り消し線=現行から消える・変わる言葉

学級活動(ホームルーム活動)の項目名

現行
(1)学級や学校における生活づくりへの参画、(2)日常の生活や学習への適応と自己の成長及び健康安全、(3)一人一人のキャリア形成と自己実現。
次期(審議まとめの案・告示前)
(1)学級や学校における生活の創造、(2)日常生活における自己の成長と健康安全、(3)将来に向けた自己の成長とキャリア形成(いずれも案)。
P354 ※現行の項目名は資料編m4 P165。(2)から「適応」の語が外れる点はP351の用語整理とも関係。

学級活動(1)ア

現行
学級や学校における生活上の諸問題の解決(否定的な状況の改善に限ってとらえられがちと指摘)。
次期(審議まとめの案・告示前)
学級における生活づくりへの参画(アは学級内の課題、ウは学級を越えた学校の課題と区別。ウも学級での話合いが原則)とする案。

学級活動(2)の項目(中学校)

現行
ア自他の個性の理解と尊重、よりよい人間関係の形成、イ男女相互の理解と協力、ウ思春期の不安や悩みの解決、性的な発達への対応、エ心身ともに健康で安全な生活態度や習慣の形成、オ食育の観点を踏まえた学校給食と望ましい食習慣の形成の5項目。
次期(審議まとめの案・告示前)
ア相互の理解と尊重、よりよい人間関係、イ生命尊重と思春期の悩み、ウ心身の健康と安全、エ学校給食と食育の4項目(案)。アに「男女の性別や障害の有無、異なる文化を含む」多様な個性の尊重を含める。
P350P354 ※現行と次期案の項目は資料編m4 P165・P166・P168による。高校ホームルーム活動(2)は5項目→3項目案(資料編m4 P167)。自殺予防等を扱うことは本文P350で「内容の取扱い」に明示するとされる。

三つの視点

現行
人間関係形成・社会参画・自己実現。
次期(審議まとめの案・告示前)
人間関係形成を基盤に、社会創造・自己実現が往還的に高まる関係として整理(「社会参画」を「社会創造」に)する方向。

評価の仕方

現行
知識・技能、思考・判断・表現、主体的に学習に取り組む態度ごとに目標に準拠した評価を行い、各活動ごとに十分満足できる場合に「○」。
次期(審議まとめの案・告示前)
3つの柱に分けた目標準拠の評価は行わず、「学びに向かう力」を一体的に個人内評価。成長が特に顕著な場合に「○」を付記。形成的評価・自己評価・相互評価を重視(案)。

キャリア・パスポート

現行
事務連絡(H31)にもとづく様式例(例示資料)を参考に各学校が作成・蓄積。
次期(審議まとめの案・告示前)
例示資料を廃止し、見通し・振り返りのための多様な取組へ見直す方向。蓄積はクラウド上などでの個人管理を基本とし、学校による引継ぎは求めない方向。
P359P95 ※現行の位置付けは資料編m4 P174・P175による。

児童会・生徒会活動の役割

現行
児童会・生徒会の役割として「学校行事への協力」が規定されている。
次期(審議まとめの案・告示前)
「学校行事への協力」を見直し、校則など生活上の課題について子供が提案し、教師等との話合いを通して学校運営に関わるなど、学校運営への意見表明の記載を設けることが適当とされた。

学校行事の種類(文化的行事)

現行
「文化的行事」。学習発表会は解説で具体例として挙がっている。
次期(審議まとめの案・告示前)
学習発表会の要素を名称に加え「文化・学習発表的行事(仮称)」とする案。

現行の学習指導要領・解説の原文(公式PDF)は資料室にまとめています。

授業時数・単位

特別活動の時数を変えるという記述はない。学級活動は標準授業時数に含まれ、児童会・生徒会活動、クラブ活動、学校行事は標準授業時数に含まれず各学校が適切な時数を充てる(P349注)。調整授業時数は学校行事・クラブ活動・生徒会活動等の時数の上乗せには使えない(P32)。ソーシャルスキル育成などは特別活動(学級活動)への調整授業時数の上乗せで対応することも考えられる(P33)。クラブ活動の時間は全国的に減少傾向で、時数の確保を求めることも難しいとされる(P355)。

校種ごとのページ・図解アニメ

ほかの教科も見る

出典:中央教育審議会 初等中等教育分科会 教育課程部会「次期学習指導要領等に向けた審議まとめ」(2026年10月5日)。P○ は本体PDFのページ、資料P○ は資料編のページ(クリックで該当ページが開きます)。