もくじ(12項目)
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ひとことで言うと
小中も「総合的な探究の時間」へ。一人一人の探究を深める方向
- 小中学校の「総合的な学習の時間」も「総合的な探究の時間」に名前を変え、小学校から高校まで同じ名前・一貫した目標にすることが適当とされた。
- 小学校の総合は「探究の領域」と新しい「情報の領域」の2つで構成し、情報の領域はミニ探究ユニットと情報ブロックで学ぶ方向が示された。
- クラス共通の「テーマ探究」と一人一人の「マイ探究」を組み合わせ、学校行事との代替ルールや計画・評価の書き方もはっきり・シンプルにする方向。
校種ごとに、やさしく解説
小学校 総合的な学習の時間/総合的な探究の時間はどう変わる?
やさしく言うと小学校の「総合的な学習の時間」は、小中高でそろえて「総合的な探究の時間」という名前に変える方向です。小学校では「探究の領域」に加えて、新しく「情報の領域」を設け、2つの領域で構成する案です。情報の領域は、情報を使う力を育て、探究を支える役割です。クラス共通の「テーマ探究」と一人一人の「マイ探究」を、発達の段階に応じて組み合わせることも示されています。
名前が「総合的な探究の時間」に
教育課程の基準上の名前を、「総合的な学習の時間」から「総合的な探究の時間」に変える方向です。小学校から高校まで一貫した名前にするためです。前回、高校で名前を変えたことが探究を進めるのに役立ったことも理由に挙げられています。 P343
教室では、たとえば:たとえば年度初めに、子供と「探究ってどんなこと?」を話し合います。課題を自分たちで決める場面を入れた計画が考えられます。
新しい「情報の領域」と2つの領域
小学校の総合に「情報の領域」を加え、「探究の領域」と合わせた2つの領域にする案です。情報の領域には、探究の流れの中で情報を使う力を学ぶ小単元「ミニ探究ユニット」を置きます。探究に入れにくい基礎は「情報ブロック」という小さなまとまりで学ぶ考え方です。 P328P329
教室では、たとえば:たとえば年度の初めに、写真の撮り方や調べた情報の整理の仕方を、身近な課題を解決しながら短く学ぶ単元が考えられます。
「テーマ探究」と「マイ探究」を組み合わせる
学級や学年で共通の課題を立てる「テーマ探究」と、一人一人の興味から課題を立てる「マイ探究」という整理が示されました。どちらも大切で、発達の段階や子供の実態に合わせて組み合わせることが必要とされています。時期を分けて1年に複数のテーマを扱う例もあります。 P322P323
教室では、たとえば:たとえば1学期は学年共通の地域テーマ、2学期はそこから一人一人が見つけた問いを追う、という組み合わせが考えられます。
探究の成果を「外化」する機会
テーマ探究でもマイ探究でも、成果を表現する「外化」の機会を設けることを、学習指導要領ではっきりさせる方向です。外化とは、書く・話す・作るなどで、考えたことを外に表すことです。表現することが、各教科の学びにもつながると考えられています。 P323
教室では、たとえば:たとえば学期末に、探究の成果をレポートやポスター、作品にまとめ、家の人や地域の人に伝える場をつくることが考えられます。
中学校 総合的な学習の時間/総合的な探究の時間はどう変わる?
やさしく言うと中学校の「総合的な学習の時間」も、「総合的な探究の時間」という名前に変える方向です。学校行事を総合の時間で代わりに行えるかのルールを、より分かりやすくする案です。修学旅行や職場体験は、探究として成り立つ部分について代替できるとされています。探究の形として「研究系」「行動系」「創作系」を示す方向です。AIを使うときの注意点も示されています。
学校行事の代替ルールをはっきりさせる
総合で学校行事を代わりに行えるかは、総合と特別活動の両方の目標に照らして判断します。儀式的行事や、「文化的行事」「健康安全・体育的行事」の準備(学習発表会を除く)は、総合で代替しないことが原則です。修学旅行や職場体験などは、探究として成り立つ部分を代替できる方向です。 P336
教室では、たとえば:たとえば修学旅行で、事前に自分で問いを立て、現地で調べ、帰ってから発表するまでを探究として組み立てることが考えられます。
「研究系」「行動系」「創作系」の探究
探究の課題に注目すると、「研究系」「行動系」「創作系」という形があると示す方向です。形によって探究の進め方は違います。決まった手順を順番に回すこと自体が目的にならないよう注意します。創作系は、アイデアを作品として形にする探究です。 P324
教室では、たとえば:たとえば、地域の魅力を伝える動画やアプリを作るなど、創作系の探究を選べる形にしておくことが考えられます。
名前も「総合的な探究の時間」に
中学校でも、教育課程の基準上の名前を「総合的な探究の時間」に変える方向です。小中高で名前をそろえることで、総合の中心が「探究」だとはっきりさせるねらいがあります。目標も小中高を通じて一貫した形で整理されています。 P343
教室では、たとえば:たとえば、今の総合の時間の使い方を見直し、探究とは言えない活動に時間を使っていないかを学年で確かめることが考えられます。
情報技術は積極的に。AIは「偽の熟達」に注意
総合では、体験を土台にしつつ、情報技術をとくに積極的に使うことを明確にする方向です。一方でAIを使うと、高度に見えても力が付いていない「偽の熟達」が起きるおそれが指摘されています。学習の過程を省くことによる学習効果の低下も心配されています。 P328P330
教室では、たとえば:たとえば生成AIで情報を集めたあと、実際に人に話を聞いたり現地で確かめたりする時間を必ず入れることが考えられます。生徒が使うときは、学校が認めたサービスを、年齢制限や保護者の同意を確かめたうえで先生の指導の下で使い、名前や写真などの個人情報は入力させません(文部科学省の生成AIガイドラインP19)。
高校 総合的な学習の時間/総合的な探究の時間はどう変わる?
やさしく言うと高校の「総合的な探究の時間」は、名前は今のままです。標準単位数は、新しい単位の数え方で6〜12とする案です(今は3〜6単位)。高校段階では、自分の在り方生き方に関わる「マイ探究」を、自分で進められるようになることを目指すとされています。また、高校の道徳教育で在り方生き方を考える中心的な場面に、総合を加える方向です。
自分で進める「マイ探究」をめざす
高校段階で、自分の在り方生き方に関わる「マイ探究」を自律的に進められるようになることを目指すとされています。そのためには、小中から「テーマ探究」と「マイ探究」の両方を経験することが大切です。先生が任せきりにせず、見取りや形成的な評価で関わる役割も解説で示す方向です。 P323
教室では、たとえば:たとえば1年でテーマ探究の進め方を学び、2・3年で一人一人が自分の問いを立てて探究するという3年間の流れが考えられます。
在り方生き方を考える「中核的な指導の場面」に
高校の道徳教育では、公民科(公共、倫理)と特別活動が、人間としての在り方生き方を考える中心的な場面とされています。ここに総合を新しく加える方向です。ただし、総合の中で道徳教育のための時間を別にとる必要はないとされています。 P305
教室では、たとえば:たとえば探究の振り返りで、「この探究を通して自分は何を大切にしたいと思ったか」を書く時間を設けることが考えられます。
卒業前の「節目としての探究」
最終学年などで「節目としての探究」を位置付けることが望ましいとされています。学習の成果や自分の変化を実感するための探究です。卒業研究のようなものです。ただし、細かな条件を国が決めることはしない方向です。 P325
教室では、たとえば:たとえば3年生で、それまでの探究を論文や発表にまとめ、後輩や地域の人に聞いてもらう場をつくることが考えられます。
総合は教育課程の「出島」
総合は学校の裁量が大きく、教科の壁や、学校と社会の壁をこえる「出島」のような役割が期待されています。地域の人や団体、企業などと連携し、質の高い探究を進める方向です。外部の人の関わり方や、つなぎ役の体制についての考え方も示すとされています。 P320P338
教室では、たとえば:たとえば地域の企業や大学に協力を頼み、生徒の問いに合わせて専門家から助言をもらえる仕組みを作ることが考えられます。
小・中・高で10秒
| 小学校 | 名称が「総合的な探究の時間」に。「探究の領域」と新しい「情報の領域」の2領域で構成 |
|---|---|
| 中学校 | 名称が「総合的な探究の時間」に。修学旅行・職場体験は探究として成り立つ部分だけ代替可 |
| 高校 | 名称は現行どおり。自分の在り方生き方に関わる「マイ探究」を自分で進められる姿を目指す |
| 高校の科目 | 名称・単位数は現行どおり |
総合的な学習の時間/総合的な探究の時間の授業アイデア(次期を先取り)
主な変更点(審議まとめより)
小学校の総合は、これまでの探究にあたる「探究の領域」と、新しい「情報の領域」の2つで組み立てる方向が示されました。情報の領域は、情報技術を使いながら小さな探究をする「ミニ探究ユニット」と、基礎を学ぶ小さなまとまり「情報ブロック」を組み合わせて学びます。例として「マイルールをつくる」「プログラムでオリジナルロボットを動かす」「生成AIの特性やリスクを踏まえた作品制作」などが挙げられています。情報の領域は探究の領域や各教科の学びを支える土台という位置付けで、例えば1学期に集中して置くなどの計画の工夫例を国が示すとされています。動画教材や研修資料も国が先頭に立って用意するとされています。 P78P328P329P330
総合の時間を学校行事に充てられるかは、総合と特別活動の両方の目標・内容に照らして、実際の学習の中身で判断するとされました。「儀式的行事」と、「文化的行事」「健康安全・体育的行事」の準備(学習発表会を除く)は、原則として総合で代替しないとされています。修学旅行などの「旅行(遠足)・集団宿泊的行事」や職場体験などの「勤労生産・奉仕的行事」は、探究として成り立つ部分だけ代替できるとされています。総合の本来の趣旨と離れた活動に時数が使われている例があるため、とくに中学校向けに、修学旅行や職場体験を質の高い探究として行う事例を示すとされました。 P336
先生が学年・学級で共通のテーマを決める「テーマ探究」と、子供一人一人の「好き」や「得意」を起点にする「マイ探究」をバランスよく組み合わせる方向です。目指すのは、高校段階で自分の在り方生き方に関わるマイ探究を自分で進められるようになることです。「1年間1テーマ」だけでなく、1年に複数テーマを時期を分けて行う、両方を並行して行うなど、年間指導計画の参考例を示すとされました。マイ探究は「子供に任せればよい」という意味ではなく、先生の見取りや指導の役割も解説で示すとされています。 P322P323
テーマ探究・マイ探究のどちらでも、探究の成果を論述・レポート・プレゼン・作品制作などで表す(外化する)機会を適切に設けることが、学習指導要領で明確化する方向です。外化を通して言語能力や情報活用能力が育ち、各教科の学びにもつながるという考え方です。また、各学校段階の最終学年などで、学びの成果や自分の変化を実感する「節目としての探究」を位置付けることが望ましいとされます。細かな要件は国は求めず、幅広い事例を参考資料で示し、探究の成果物のアーカイブなど学校図書館との連携の仕方も示すとされています。 P323P325
これまで例示されていた「3観点を10の要素に分けた評価規準を単元ごとに作る」やり方は負担が大きいとして見直し、目標に照らした評価の視点例を5要素程度で示す方向です。細かな評価場面の設定や評価材料の集めすぎは求めず、先生の形成的評価(その場でのフィードバックや支援)と、子供の自己評価(振り返り)・相互評価の機会を一層重視するとされました。全体計画には育てたい資質・能力を短く書き、「学習活動・指導方法・指導体制・評価」は単元計画に書けばよく、全体計画への記載は必須としない方向です。総合の目標・内容は、学校教育目標だけでなく校長が作る学校運営の「基本的な方針」とも関連を図り、学校の目標を決める視点として「重点化」(重視する要素をしぼる)と「付加」(指導要領にない要素を加える)を示すとされました。 P333P334P335
探究は「興味・関心や問題意識に基づき課題を設定し、知識や方略を使い、試行錯誤しながら新たな価値の創造を繰り返す学習のプロセス」と分かりやすく言い直すとされました。「課題の設定→情報の収集→整理・分析→まとめ・表現」の4つの流れは典型例であって、順に回すこと自体を目的にしないと明確化し、「振り返り」は各コマや一定のまとまりごとなど様々な場面で随時行うものとして、4つの流れに並ぶ独立した一段階には位置付けない方向です(振り返りを軽く見るという意味ではなく、自己評価としての振り返りは一層重視されます)。課題に注目した探究の形として「研究系」「行動系」「創作系」があり、形によって進め方が違うことを参考資料で示すとされました。AI時代に作品を作り上げる経験が大切だとして、「創作系」も推進するとされています。 P321P324P325
総合では、体験が土台であることを前提に、小中高を通じて教育課程全体の中でもとくに積極的に情報技術を使うことが求められると明確化すべきとされました。そのため中学校の情報・技術科、高校の情報科など情報活用能力を育てる「要」の教科ととくに緊密に連携するとされています。AIを使う場合は、一見高度に見えても力が育っていない「偽の熟達」に注意し、元の情報を確かめること、試行錯誤の記録、その場で説明して質問に答えること、現場体験や実験などAIに代わりにくい経験を重視することが考えられるとされます。具体的な使い方はガイドライン等で示される予定です。 P328P330
総合は、各教科で得た学びを「道具」として使い、自分にとって切実な課題に挑む「試合」の場と位置付けるとされました。学習者が課題・プロセス・成果のすべてを自分で決められるもの(パターン4)を「探究」、一部を決められるものを「探究的な学び」と整理し、各教科は探究的な学び、総合は探究を担いつつ互いに行き来すると整理されています。道徳は「学びを方向付ける人間性」、総合は「初発の思考や行動を起こす力・好奇心」、特別活動は「他者との対話や協働」を育てることに向く、と整理されます。キャリア教育は特別活動が「要」、総合は実社会との関わりの中で探究を通して実践する場とされ、学校行事の「文化的行事」は学習発表会の要素を加えた「文化・学習発表的行事(仮称)」に改める案です。 P320P325P326P327P337
総合は学校の裁量が大きく、教科や学校と社会の壁を越える教育課程上の「出島」として、地域・企業・大学などとの連携が期待されます。社会側の関わり方は「出会い」「伴走」「協働」の3段階程度のイメージで示すとされ、コーディネーターや社会教育士の活用、費用の工夫の事例も紹介するとされています。子供が外部に協力を頼むときは、事前に自分で下調べし、相手の時間や立場を尊重するといった注意点を指導することが必要とされます。また新しい「裁量的な時間」でマイ探究を深掘りする場合は、総合との役割分担や連携を図ることを明確化するとされました。 P335P338P339P340P342
今からできる準備
総合的な学習の時間/総合的な探究の時間とAI
AIは人間の知的活動のあり方を含め、社会を構造的に変えつつあります。AIが簡単に情報を示す時代に、判断や人生の主導権を持ち続けるためにも、批判的に情報と向き合い、真偽や意味を問い直す力が一層重要とされています。 P319
ネット上の情報やAI要約を切り貼りするだけの「調べ学習」に終わる例が見られることが課題とされています。 P76
小学校の総合を「探究の領域」と「情報の領域」の2つで構成し、情報活用能力を探究の基盤として育てます。「生成AIの特性やリスクを踏まえた作品制作を行う」などのミニ探究ユニットも例示されています。 P74P77P329資料P116
AIなどデジタル技術で、だれでもアイデアを作品にできるようになりました(デジタル技術の民主化)。一方、おすすめされ続けるコンテンツを消費し続ける誘因も増えています。AIに操られず人生を舵取りするため、作品を作り上げる「創作者」としての経験を重ねる「創作系」の探究を進めます。 P324資料P103
AIは効果的に使える一方、高度に見えても実際は力が育っていない「偽の熟達」のおそれや、認知的負荷の低下・記憶や理解の弱化・批判的思考の低下などの負の影響も議論されています。AIは「仮説を立てる」「論じる」など高度な認知も代わりにできる点が特徴だという指摘もあります。 P330資料P117
AIで得た情報の元になった一次情報(発信者・時期・妥当性)を確かめることに加え、試行錯誤の過程、口頭での説明(その場で説明し質問に答える)、AIに代わりにくい現場体験・協働・実験・観察、AIを使う中で自分の成長を自覚すること、を重視する対応が考えられています。発達段階に応じたAI活用のあり方は、ガイドライン等で示す必要があるとされています。 P330
- AIで得た情報は、元の一次情報の発信者・時期・妥当性を確かめさせる(根拠P330)
- 探究の成果は、その場で要点を説明し質問に答える口頭発表で確かめる(根拠P330)
- AIに代わりにくい現地調査・実験・観察・協働を探究の中心に置く(根拠P330)
- 6年生で「生成AIの特性やリスクを理解して創作しよう」のような単元を行う(根拠P251、資料編m4 P116)
現行⇔次期 新旧比較
小学校の総合の構成
「情報の領域」はなく、各学校が定める探究の学習として行う
「探究の領域」と「情報の領域」の2つの領域で構成する案。情報の領域は内容を国が具体的に示し、「ミニ探究ユニット」と「情報ブロック」を組み合わせて学ぶ
探究の質を考える視点
「高度化」(整合性・効果性・鋭角性・広角性の4要素)と「自律化」(自己課題・運用・社会参画の3要素)で示され、分かりにくいとの指摘がある
「課題の質」「プロセスの質」「成果の質」の3つの視点に整理して参考資料等で示す
探究のプロセス
平成20年改訂の「課題の設定、情報の収集、整理・分析、まとめ・表現」の4つの流れ。順に回すこと自体が目的化している例がある
4つの流れは典型的な姿の一例とし、課題の設定を強調。「振り返り」は様々な場面で随時行うものとし、プロセスの独立した一段階には位置付けない。課題によって「研究系」「行動系」「創作系」で進め方が違うことを示す
評価規準のつくり方
3観点を10の要素(視点)に分けた詳しい評価規準を単元ごとに作る扱いが例示され、細かな評価場面や評価材料集めが必要になっている(指導要録には身に付いた力を文章で端的に記述)
文章で記述する基本は維持しつつ、評価の視点例を5要素程度に絞る。細かな評価場面の設定は求めず、形成的評価と自己評価・相互評価を一層重視
総合で学校行事を代替できる範囲
代替できる例として修学旅行等の「旅行(遠足)・集団宿泊的行事」と職場体験等の「勤労生産・奉仕的行事」、できない例として「文化的行事」「健康安全・体育的行事」の準備が挙げられるが、解説に曖昧さが残る
両方の目標・内容に照らした学習の実態で判断。「儀式的行事」と、文化的行事・健康安全・体育的行事の準備(学習発表会を除く)は原則代替しない。旅行・勤労生産の行事は探究として成り立つ部分だけ代替可能
総合の目標を決めるよりどころ
各学校の総合の目標は学校教育目標との関連を図る
学校教育目標に加えて、校長が作る学校運営の「基本的な方針」とも関連を図る。目標を定める視点として「重点化」「付加」を示す
現行の学習指導要領・解説の原文(公式PDF)は資料室にまとめています。
高校の科目構成
高校はもともと「総合的な探究の時間」で名称は変わらない。標準単位数は現行3~6単位が、新しい単位の数え方(1単位=17コマ)で6~12新単位とする案が示されている(P80・P82)。高校段階で、自分の在り方生き方に関わる「マイ探究」を自分で進められるようになることが目指される(P323)。高校の総則にある「人間としての在り方生き方に関する中核的な指導の場面」に、特別活動・公民科(公共、倫理)に加えて総合を新たに位置付ける方向だが、道徳教育のために別に時間をかける必要はない(P327)。学校設定科目と総合的な探究の時間を組み合わせるなど、科目の柔軟な組替えの例も示されている(P43)。
授業時数・単位
小学校の総合では「探究の領域」と「情報の領域」がそれぞれ別に標準授業時数を設定する方向。情報の領域に必要な時数は各学年最大で、小3・小4が30コマ程度、小5・小6が35コマ程度と見込まれている(P78)。この増えた分は年間の総授業時数を増やさずに、標準時数が35コマ以下の教科等を除いた教科等から一律3~4%程度を「広く薄く」減らして確保する考え方で、具体的な数は今後示される(P79)。情報の領域は全面実施(小学校は令和12年度)を待たず、令和10年度から段階的に先行実施する経過措置が適当とされている(P79)。また、新しい調整授業時数制度では総合も調整の対象になる(ただし35コマ未満に減らすことはできない)(P32)。高校は標準単位数3~6単位→6~12新単位(P82)。
校種ごとのページ・図解アニメ
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出典:中央教育審議会 初等中等教育分科会 教育課程部会「次期学習指導要領等に向けた審議まとめ」(2026年10月5日)。P○ は本体PDFのページ、資料P○ は資料編のページ(クリックで該当ページが開きます)。


