10秒でいうと
Ⅰの科目で芸術の全体像や学ぶ意味を考える機会を設ける。書道は字形等を〔共通事項〕に
高校の芸術科は、音楽・美術・工芸・書道から科目を選んで学びます。次期は、どの科目でも「芸術そのもの」について考える機会を設ける方向です。Ⅰを付した科目(選択必履修科目)の最初に芸術の全体像や学ぶ意味を考え、まとめでは探究的な学習を行う例が示されています。書道は、字形などの具体的な指示を〔共通事項〕に整理する方向です。
どこが変わる?現行⇔次期(高等学校)
黄色のマーカー=次期で新しく入る・強調される言葉赤の取り消し線=現行から消える・変わる言葉
図画工作・美術・工芸の「思考・判断・表現」と「技能」の線引き
現行
発想や構想をする段階は「思考・判断・表現」、材料や用具を使い工夫して表す段階は「技能」と位置付けている。
発想や構想をする段階は「思考・判断・表現」、材料や用具を使い工夫して表す段階は「技能」と位置付けている。
次期(審議まとめの案・告示前)
発想や構想をし、工夫して表現するまでのつながり全体を「思考・判断・表現」として示す。
発想や構想をし、工夫して表現するまでのつながり全体を「思考・判断・表現」として示す。
書道の指導事項の示し方
現行
漢字仮名交じりの書・漢字の書・仮名の書と鑑賞のそれぞれの事項で、字形や全体の構成などを具体的に示している。
漢字仮名交じりの書・漢字の書・仮名の書と鑑賞のそれぞれの事項で、字形や全体の構成などを具体的に示している。
次期(審議まとめの案・告示前)
〔共通事項〕で「書を構成する要素などの働き・関係」として整理し、学校の実態に応じて柔軟に指導できるようにする。
〔共通事項〕で「書を構成する要素などの働き・関係」として整理し、学校の実態に応じて柔軟に指導できるようにする。
高校芸術科で学ぶ内容
現行
選択した科目の専門に関する内容が中心で、教科目標の「芸術との関わり」が意識されにくい。
選択した科目の専門に関する内容が中心で、教科目標の「芸術との関わり」が意識されにくい。
次期(審議まとめの案・告示前)
Ⅰを付した科目の導入で芸術の全体像や学ぶ意味を考え、まとめの段階で芸術分野の探究的な学習を行うなど、「芸術そのもの」を学ぶ機会を設ける。
Ⅰを付した科目の導入で芸術の全体像や学ぶ意味を考え、まとめの段階で芸術分野の探究的な学習を行うなど、「芸術そのもの」を学ぶ機会を設ける。
学習評価(総括のしかた)
現行
短い題材でも3観点すべてを評価しようとして記録に残す評価だけになったり、完成作品だけで技能や思考・判断・表現を評価したりする実態がある。
短い題材でも3観点すべてを評価しようとして記録に残す評価だけになったり、完成作品だけで技能や思考・判断・表現を評価したりする実態がある。
次期(審議まとめの案・告示前)
複数の題材・単元・区分でまとめて総括的評価をしてもよい。形成的評価を重視し、思考・判断・表現は学習の過程の中の姿でとらえる。
複数の題材・単元・区分でまとめて総括的評価をしてもよい。形成的評価を重視し、思考・判断・表現は学習の過程の中の姿でとらえる。
P221 ※現行側は本文の「現状の課題」として書かれている実態
現行の解説を読む(公式PDF)
いまの高等学校の芸術(音楽・美術)の解説です(文部科学省のPDFが新しいタブで開きます)。
付録
学習指導要領の本文
もっとくわしく
出典:中央教育審議会 初等中等教育分科会 教育課程部会「次期学習指導要領等に向けた審議まとめ」(2026年10月5日)。P○ は本体PDFのページ、資料P○ は資料編のページ(クリックで該当ページが開きます)。