締切間近 審議まとめへの意見募集(パブコメ)は 11月5日(木)23:59 まで(受付中) くわしく →
授業アイデア・高校

わたしたちの町、どうする?地域課題ミニディベート

地域の課題を論題に、根拠を集めて主張し、相手の主張に応じます。

高2 英語コミュニケーション(発信)Ⅱ(仮称)2単位時間(50分×2)読むこと・聞くこと・話すこと[発表]・話すこと[やり取り]
もくじ(8項目)
  1. 次期学習指導要領とのつながり
  2. 準備するもの
  3. 手順
  4. 評価(見取り)のポイント
  5. AIを使うなら
  6. うまくいくコツ・アレンジ
  7. ワークシート(印刷できます)
  8. ほかのアイデア

次期学習指導要領とのつながり

わたしたちの町、どうする?地域課題ミニディベート
住んでいる地域のことを伝える自分の意見を伝える英語コミュニケーション(発信)のProductionとInteractionノンバーバル・コミュニケーション

審議まとめは、自分のこと、日本のことに加え、自分の意見を言えるよう話題や活動を充実させ、自分の住んでいる地域に関する話題や活動を明確に位置付ける方向を示しています。資料編では、英語コミュニケーション(発信)(仮称)で、聞いたり読んだりして得られた情報や考えを活用しながら、構成や表現等を工夫してディスカッションやディベートで意見や主張を伝え合う姿が示されています。遠い世界の話題ではなく自分たちの町の課題を論題にすると、根拠を集めやすく、主張に実感がこもります。発表ではアイコンタクトや間の取り方など、ノンバーバルな工夫も意識させます。 P279P281資料(外⑪)P11資料(外㊻)P46

ねらい

地域の課題について、読んだり聞いたりして得た情報を根拠に主張を述べ、相手の主張を受け止めて反論したり応じたりすることができる。

準備するもの

  • 論題(例:Our town should make bus rides free for high school students. / Our town should invite more tourists from abroad.)
  • 先生が作った英語の資料カード(自治体の公開情報などを基に、人口の変化やバスの利用状況を簡単な英語にまとめたもの。出典を明記)
  • ディベートの流れ表と、聞き手用のフローシート

手順

  1. 【1時間目】論題を示し、自分たちの生活とどう関わるかを話し合います。10分
    Do you take the bus to school? How would your life change if the bus were free?バスで通学していますか。バスが無料になったら、生活はどう変わるでしょう。
  2. 肯定側・否定側の班に分かれ、資料カードを読んで根拠を集めます。主張→理由→根拠→まとめの構成で、立論メモを作ります。25分
  3. 予想される反論とその答えを準備し、班の中で立論を声に出して試します。聞き手を見ること、主張のあとに間をとること、強調したい語の言い方も確かめます。15分
    Look at the audience, not your paper. Pause after your main point.原稿ではなく、聞き手を見よう。主張を言ったら、少し間をとろう。
  4. 【2時間目】ミニディベートを行います(立論各2分→作戦タイム1分→反論各2分→まとめ各1分)。聞き手はフローシートに双方の要点を記録します。30分
  5. 聞き手が、どちらの主張に説得力があったかを、理由とともに英語で発表します。15分
    Which side was more convincing? Tell us why, using your notes.どちらの側に説得力があったかな。メモを使って理由を教えて。
  6. 「相手の主張を受け止めて応じられた場面」と「次に工夫したいこと」を振り返りに書きます。5分

評価(見取り)のポイント

【思考・判断・表現】資料から得た情報を根拠に、構成を工夫して主張を述べ、相手の主張に応じて反論しているかを、ディベートとフローシートで見取ります。【知識・技能】主張や反論、論理の展開を示す表現を適切に使っているかを、同じ活動の中で見取ります。

AIを使うなら

準備の段階で、生成AIに論題に関する賛成・反対の観点を挙げさせることはできますが、その根拠が正しいかを資料や自治体の公開情報で必ず確かめさせます。立論の原稿をAIに書かせると、生徒自身の思考や表現の工夫が育たず評価もできなくなるため、原稿は自分たちで作ることを条件にします。生徒が生成AIを使う場合は、学校・教育委員会が利用を認めたサービスとアカウントに限り、最新の利用規約で年齢制限と保護者同意の要否を確かめ、必要な同意を得ておきます。氏名・学校名・顔写真・音声などの個人情報は入力しません。

うまくいくコツ・アレンジ

  • 勝ち負けよりも、相手の主張を正確に聞き取って応じることを重視すると、やり取りの力が育ちます。
  • 立場は自分の本当の意見と関係なく割り当てることを、最初に伝えます。
  • 資料の英語は読みやすい語に整え、数字や事実の出典を先生が確かめておきます。

アレンジ

  • 中3では、地域の課題について賛成・反対の意見と理由を述べ合う話し合いにします。
  • 英語コミュニケーション(発信)Ⅲ(仮称)では、地域の課題の解決策を提案するプレゼンテーションと質疑応答に発展させます。

ワークシート(印刷できます)

ワークシート:Mini Debate: Our Town

Prepare your speech and take notes on the other side. / 立論を準備し、相手の主張をメモしましょう。

  1. Motion(論題): ________
  2. Our side(立場): Affirmative / Negative
  3. Claim(主張): We believe that ________.
  4. Reason(理由): This is because ________.
  5. Evidence(根拠): According to ________, ________.
  6. Expected counterargument and our answer(予想される反論と答え): ________
  7. Flow sheet(相手の主張のメモ): ________

Name: ______________________  Class: ______  No.: ______

ほかのアイデア

※ 次期学習指導要領は告示前です。審議まとめ(2026年10月5日)の方向性をふまえた原田英語.comのオリジナルのアイデアです。