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授業アイデア・高校

会話が止まらない!聞き返し・つなぎ方トレーニング

聞き返す・確かめる・広げる。会話を続ける方略を、毎時間の帯活動で身に付けます。

高1・2 英語コミュニケーション(発信)Ⅰ(仮称)20分(帯活動)話すこと[やり取り]・聞くこと
もくじ(8項目)
  1. 次期学習指導要領とのつながり
  2. 準備するもの
  3. 手順
  4. 評価(見取り)のポイント
  5. AIを使うなら
  6. うまくいくコツ・アレンジ
  7. ワークシート(印刷できます)
  8. ほかのアイデア

次期学習指導要領とのつながり

会話が止まらない!聞き返し・つなぎ方トレーニング
英語コミュニケーション(発信)のInteraction日常的な会話コミュニケーション方略自己調整学習

資料編では、英語コミュニケーション(発信)(仮称)の主な活動として、スピーチ、プレゼンテーション、ディベート、ディスカッションに加えて「日常的な会話」を行い、コミュニケーション方略を使いながら会話を継続したり発展させたりする力を育てることが示されています。審議まとめは、Production(表現)と Interaction(やり取り)による発信力を一層強化する趣旨を明示するため、科目名を見直すとしています。会話が続かない原因は、文法よりも聞き返し方やつなぎ方を知らないことにある場合が多いです。方略を明示して試させ、録音を聞き返して振り返ると、生徒は自分の会話を自分で改善できるようになります。 P281資料(外⑪)P11資料(外㉓)P23資料(外㊻)P46

ねらい

日常的な話題について、聞き返す・確かめる・話を広げるなどの方略を使い、相手とのやり取りを続けたり発展させたりすることができる。

準備するもの

  • 方略カード(聞き返す:Sorry? / What do you mean by 〜?、確かめる:You mean 〜? / So you're saying 〜?、広げる:How about you? / What happened next?、つなぐ:Well, let me think. など)
  • 話題カード(休日、最近うれしかったこと、行ってみたい場所など)
  • 録音できる端末

手順

  1. 先生とALT(または生徒)で、会話が途中で止まる例と、方略を使って続く例を見せ、違いを考えさせます。3分
    Let's compare two conversations. Which one sounds more natural? Why?2つの会話を比べてみよう。どちらがより自然かな。それはどうして?
  2. 今日使う方略を2つ(例:確かめる、広げる)に絞り、全体で言い方と言うタイミングを確かめます。3分
  3. ペアで話題カードを引き、2分間の会話を2回行います。その日の方略を少なくとも2回使うことを目標にし、端末で録音します。6分
    Try to use today's strategies at least twice. Keep the conversation going for two minutes.今日の方略を少なくとも2回使ってみよう。2分間、会話を続けよう。
  4. 録音を聞き返し、方略を使えた場面と、沈黙してしまった場面を見つけます。「その場面でどの方略が使えたか」をペアで考えます。5分
  5. 相手を替えて同じ話題でもう一度会話し、改善を試します。最後に振り返りシートに記録します。3分

評価(見取り)のポイント

【思考・判断・表現】方略を使って相手の発話を確かめたり話を広げたりしながら、やり取りを続けているかを、録音や観察で見取ります。【主体的に学習に取り組む態度】録音を聞いて自分の課題を見つけ、次の会話で改善しようとしている姿を、振り返りシートで学期を通して見取ります。

AIを使うなら

家庭学習で生成AIを会話の相手にして、方略を使う機会を増やすこともできます。生徒が生成AIを使う場合は、学校・教育委員会が利用を認めたサービスとアカウントに限り、最新の利用規約で年齢制限と保護者同意の要否を確かめ、必要な同意を得ておきます。氏名・学校名・顔写真・音声などの個人情報は入力しません。家庭での利用は必須にせず、使えない生徒は録音した自分の会話を聞き直す、友達と短い会話を練習するなどの方法を選べるようにします。AIを使う場合は「1日1話題、聞き返しを2回使う」など目的をはっきりさせ、AIとの会話は授業で人と話すための準備として位置付けます。AIの発話は長すぎたり不自然だったりすることがあるので、気になった表現は授業で確かめるよう指導します。

うまくいくコツ・アレンジ

  • 方略は一度にたくさん示さず、毎時間2つ程度に絞ると、実際に使えるようになります。
  • 沈黙や言い間違いを責めず、「沈黙のあとどうつなぐか」を前向きに扱います。
  • 話題は日常的なものから始め、慣れてきたら意見を言う話題へ広げます。

アレンジ

  • 中学校では、相づち(Really? / That's nice.)と簡単な質問を返す方略に絞って行います。
  • 英語コミュニケーション(発信)Ⅱ・Ⅲ(仮称)では、ディスカッションで相手の意見を要約してから自分の意見を述べる方略に発展させます。

ワークシート(印刷できます)

ワークシート:Keep the Conversation Going

Use the strategies and check your recording. / 方略を使って会話し、録音を聞いて振り返りましょう。

  1. Today's strategies(今日の方略): □Sorry? □You mean ...? □How about you? □What happened next? □Well, let me think.
  2. 使えた回数:1回目 ____ 回/2回目 ____ 回
  3. 沈黙した場面と、そこで使えそうだった方略:________
  4. 次に試したいこと:________

Name: ______________________  Class: ______  No.: ______

ほかのアイデア

※ 次期学習指導要領は告示前です。審議まとめ(2026年10月5日)の方向性をふまえた原田英語.comのオリジナルのアイデアです。