10秒でいうと
理数探究基礎・理数探究は現行どおり。文理横断(STEAM)の課題も充実し、全校で指導
高校の共通教科「理数」(理数探究基礎・理数探究。審議まとめでは「理数科」と表記)は、科目の枠組みと学習内容を大きく変えない方向です。今の内容は、探究に最低限必要なものと考えられているためです。そのうえで、探究のテーマを科学・数学に偏らせず、文理をこえた課題も充実することが望ましいとされています。数学・理科の先生だけでなく、全校で指導する体制が望ましいとされています。
どこが変わる?現行⇔次期(高等学校)
黄色のマーカー=次期で新しく入る・強調される言葉赤の取り消し線=現行から消える・変わる言葉
目標で示す資質・能力
現行
「課題を解決するために必要な資質・能力」
「課題を解決するために必要な資質・能力」
次期(審議まとめの案・告示前)
「数理的・科学的に探究する資質・能力」(課題解決型以外の探究もあるため)
「数理的・科学的に探究する資質・能力」(課題解決型以外の探究もあるため)
P197 ※目標全体の現行・改訂案の並記は資料編m3 P27(理数①)
見方・考え方
現行
数学的な見方・考え方や理科の見方・考え方を組み合わせるなどして働かせる。
数学的な見方・考え方や理科の見方・考え方を組み合わせるなどして働かせる。
次期(審議まとめの案・告示前)
対象を「事象や社会の課題、言説」とし、「数理的・科学的」な視点から捉え、批判的思考の重要性をふまえて考察する。
対象を「事象や社会の課題、言説」とし、「数理的・科学的」な視点から捉え、批判的思考の重要性をふまえて考察する。
P197 ※現行の記述と改訂案の全文は資料編m3 P27・P28(理数①②)
学びに向かう力(情意・感性)
現行
粘り強く考え行動する態度や倫理的な態度などを規定。
粘り強く考え行動する態度や倫理的な態度などを規定。
次期(審議まとめの案・告示前)
倫理的な態度・粘り強く探究する態度は引き続き示しつつ、知的好奇心や問題意識、他者と対話・協働して学びを調整する態度を加える。情意・感性は「数理的・科学的な美しさや不思議さを感じる感性」などで整理。
倫理的な態度・粘り強く探究する態度は引き続き示しつつ、知的好奇心や問題意識、他者と対話・協働して学びを調整する態度を加える。情意・感性は「数理的・科学的な美しさや不思議さを感じる感性」などで整理。
P197 ※現行の規定は資料編m3 P27(理数①)
探究の対象とする事象の例示
現行
社会的事象や学際的領域も想定されているが、学校現場では選ばれにくいとの指摘がある。
社会的事象や学際的領域も想定されているが、学校現場では選ばれにくいとの指摘がある。
次期(審議まとめの案・告示前)
科学的・数学的なものに偏らず、文理横断・文理融合(STEAM)の課題も充実させることが望ましいとされた。数学的事象の例示への追加も検討すべきとされた。
科学的・数学的なものに偏らず、文理横断・文理融合(STEAM)の課題も充実させることが望ましいとされた。数学的事象の例示への追加も検討すべきとされた。
現行の解説を読む(公式PDF)
いまの高等学校の理数の解説です(文部科学省のPDFが新しいタブで開きます)。
付録
学習指導要領の本文
もっとくわしく
出典:中央教育審議会 初等中等教育分科会 教育課程部会「次期学習指導要領等に向けた審議まとめ」(2026年10月5日)。P○ は本体PDFのページ、資料P○ は資料編のページ(クリックで該当ページが開きます)。