10秒でいうと
科目名は現行どおり。地理総合に導入単元を新設、「公共」の事柄・課題は13→10に精選
高校の地理歴史科・公民科は、科目名と単位数は今と同じとされています。そのうえで、探究的な学びを進める見直しが示されています。地理総合には導入単元「地理と私たち」(仮称)を設ける方向です。「公共」の事柄や課題は13から10にしぼる案です。調べる技能では、情報の妥当性を吟味する視点をより重視する方向です。
どこが変わる?現行⇔次期(高等学校)
黄色のマーカー=次期で新しく入る・強調される言葉赤の取り消し線=現行から消える・変わる言葉
教科目標の柱書
現行
「グローバル化する国際社会に主体的に生きる平和で民主的な国家及び社会の形成者」に必要な資質・能力の育成。
「グローバル化する国際社会に主体的に生きる平和で民主的な国家及び社会の形成者」に必要な資質・能力の育成。
次期(審議まとめの案・告示前)
骨格は小中高共通のまま、地域・国・世界を含めたよりよい社会の形成をふまえて「グローバル化する国際社会」の記載を見直す。「主体的に生きる」も、多様な他者と「協働的に」生きることをふまえて見直す。
骨格は小中高共通のまま、地域・国・世界を含めたよりよい社会の形成をふまえて「グローバル化する国際社会」の記載を見直す。「主体的に生きる」も、多様な他者と「協働的に」生きることをふまえて見直す。
調べまとめる技能
現行
現行の技能の具体的な書き方は本文に引用されていない(「現行の関連する内容を含め整理・充実する」とだけある)。資料編m4 P206にも同じ要約あり
現行の技能の具体的な書き方は本文に引用されていない(「現行の関連する内容を含め整理・充実する」とだけある)。資料編m4 P206にも同じ要約あり
次期(審議まとめの案・告示前)
小中学校は「確かな」情報に基づき「適切かつ」効果的に調べまとめる技能、高校は「その妥当性を吟味しながら」調べまとめる技能。情報の信ぴょう性を確かめる「情報の妥当性の確認」に関する技能を新たに位置付ける。
小中学校は「確かな」情報に基づき「適切かつ」効果的に調べまとめる技能、高校は「その妥当性を吟味しながら」調べまとめる技能。情報の信ぴょう性を確かめる「情報の妥当性の確認」に関する技能を新たに位置付ける。
高校「公共」のB・Cで扱う事柄や課題
現行
13の事柄や課題。「職業選択」と「雇用と労働問題」は別の事柄・課題。
13の事柄や課題。「職業選択」と「雇用と労働問題」は別の事柄・課題。
次期(審議まとめの案・告示前)
10の事柄や課題にしぼる案。「雇用と労働問題(職業選択を含む)」にまとめる案。
10の事柄や課題にしぼる案。「雇用と労働問題(職業選択を含む)」にまとめる案。
高校地理の単元
現行
地理総合は大項目Aから始まる。地理探究にはB(2)「現代世界の諸地域」がある(解説に「世界全体を隈なく取り上げるものではない」との記述)。
地理総合は大項目Aから始まる。地理探究にはB(2)「現代世界の諸地域」がある(解説に「世界全体を隈なく取り上げるものではない」との記述)。
次期(審議まとめの案・告示前)
地理総合の大項目Aを導入単元「地理と私たち(仮称)」に作り直し、GISで景観観察の情報を見える化。地理探究B(2)は「現代世界の地誌的考察と課題の研究(仮称)」に作り直し、テーマで区切った地域で課題を探究。
地理総合の大項目Aを導入単元「地理と私たち(仮称)」に作り直し、GISで景観観察の情報を見える化。地理探究B(2)は「現代世界の地誌的考察と課題の研究(仮称)」に作り直し、テーマで区切った地域で課題を探究。
現行の解説を読む(公式PDF)
いまの高等学校の地理歴史・公民の解説です(文部科学省のPDFが新しいタブで開きます)。
学習指導要領の本文
高等学校の地理歴史・公民の指導案(試案)
もっとくわしく
出典:中央教育審議会 初等中等教育分科会 教育課程部会「次期学習指導要領等に向けた審議まとめ」(2026年10月5日)。P○ は本体PDFのページ、資料P○ は資料編のページ(クリックで該当ページが開きます)。
