模試の長文で「AIが仕事を奪うか」を読み、別の日の過去問で「食品ロス」を読み、英作文では「オンライン授業に賛成か」と聞かれる。受験英語をやっていると、だんだん自分がニュース解説者になった気分になってきます。
このページは、その「時事っぽさ」を逆手にとって点数に変えるための作戦書です。単語を増やす話だけではなく、読むスピード・設問の正答率・英作文の中身まで、まとめて底上げする方法を紹介します。
このページの使い方
全部を一気にやる必要はありません。まず「学年・時期別ロードマップ」で自分の現在地を確認し、次に「1日15分ルーティン」を今日から1回だけ試してください。残りは困ったときに読み返す辞書として使えばOKです。
入試長文が時事テーマだらけな本当の理由
理由はシンプルで、大学が知りたいのは「英語を使って、今の社会の問題を考えられる人かどうか」だからです。大学に入れば、授業でもゼミでも、英語の論文やレポートで現代の課題を読むことになります。入試はその予告編のようなものです。
もうひとつの理由は、入試の長文が「一般の読者に向けて、ある問題をわかりやすく論じる文章」のスタイルをとることが多い点です。そういう文章が扱うのは、当然ながら社会で議論されているテーマ。つまり、時事英語は長文の「素材の産地」なのです。
難関国公立・私大の長文でよく見かける定番テーマを並べてみると、こんな顔ぶれになります。どれも一過性のニュースではなく、何年も議論が続いている問題です。
- テクノロジー:artificial intelligence、generative AI、smartphone addiction、misinformation
- 環境:climate change、biodiversity loss、plastic pollution、renewable energy
- 社会:aging society、declining birthrate、gender equality、income inequality
- 働き方:remote work、work-life balance、labor shortage、automation
- 教育:critical thinking、lifelong learning、digital literacy、study abroad program
- 食と健康:food loss、public health、sleep deprivation、mental health
「時事」は「昨日のニュース」ではない
時事英語というと最新ニュースを追いかけるイメージがありますが、入試で効くのは「何年も続いている社会課題」の知識です。昨日の株価は出なくても、少子化や気候変動は来年も再来年も出ます。追いかけるより、積み上げるものだと考えてください。
背景知識があると、読解が速くなる仕組み
読解研究の世界で有名なのが、通称「野球の研究」です。1988年にRechtとLeslieが発表した研究で、アメリカの中学生64人を「読解力の高い/低い」と「野球の知識が多い/少ない」で4グループに分け、野球の試合の様子を描いた文章を読ませました。
結果は、野球の知識が多い生徒は、読解力の高低に関係なく成績が良かったというもの。読解力が低くても野球に詳しい生徒は、読解力が高くても野球を知らない生徒に負けなかったのです。読む力と同じくらい、「その話題を知っているか」が効くことを示した研究として、今もよく引用されています。
部活でたとえると、自分のやっている競技の試合実況なら、早口でも全部わかりますよね。でも、ルールを知らない競技の実況は、日本語なのに何が起きているのかさっぱり。英語長文でも、これと同じことが起きています。
具体例:同じ1文で、頭の中はこんなに違う
次の1文を読んでみてください。Critics argue that carbon pricing could hit low-income households hardest.(批判的な人たちは、炭素への価格づけは低所得の世帯に最も重い打撃を与えかねないと主張している)
| 読む場面 | 背景知識ゼロの頭の中 | 背景知識ありの頭の中 |
|---|---|---|
| Critics argue | 批評家?映画の話? | 反対派の意見が来る合図。筆者の意見とは限らない |
| carbon pricing | 炭素の……値段? | CO2を出すことにお金がかかる仕組み(炭素税など) |
| could hit | 打つ?叩く? | ニュースの hit は「打撃を与える」 |
| low-income households hardest | 低い収入の家が一番かたい? | 電気代や燃料費が上がると、収入に占める割合が大きい家庭ほど苦しい、という定番の反論 |
| 次の文の予想 | 予想できない | 「だから税収を家庭に還元すべき」などの対策の話が来そう |
右の列の人は、単語の意味だけでなく「次に何が来るか」まで予想しながら読んでいます。予想が当たれば読むのは確認作業になるので、速くなるのは当然です。これが、背景知識が読解スピードを上げる正体です。
知らない単語を「推測」できるのも背景知識のおかげ
語彙研究者のNationは2006年の論文で、辞書なしで読むには文章の語の98%を知っている必要があるとしました。そのうえで、新聞や小説などの書かれた文章なら8,000〜9,000語族(語族=基本形とその派生形のまとまり)が必要だと見積もっています。受験生がそこまでそろえるのは、正直かなり大変です。
だからこそ、知らない語に出会ったときに文脈とテーマから意味を絞り込む力が大事になります。気候変動の文章で見慣れない動詞が出てきても、「たぶん増える・減るのどちらかだな」と見当がつけば、読み進められます。
推測は当てずっぽうではない
推測の精度は「そのテーマで普通どんな話になるか」をどれだけ知っているかで決まります。背景知識は、推測という武器の照準器です。
共通テスト・国公立二次・私大、それぞれでの効き方
大学入学共通テストは、センター試験に代わって2021年1月に始まりました。英語はリーディングが試験時間80分・100点です。リスニングは100点で、ICプレーヤーの準備などを含む60分の枠のうち、解答時間は30分です。どの試験でも時事英語は効きますが、効き方には違いがあります。以下は一般的な傾向なので、最終的には志望校の過去問で確かめてください。
| 試験 | よくある形 | 時事英語の効き方 |
|---|---|---|
| 共通テスト リーディング | 短めの素材から長めの文章まで、読む量が多い。必要な情報を探して読む問題が多い | 話題に慣れていると、読み返しが減って時間が余る。調査結果やグラフの数字表現にも強くなる |
| 共通テスト リスニング | 日常場面から講義・議論まで | 講義や議論の話題を知っていると、聞き逃しても話の筋を見失いにくい |
| 国公立二次 | 論説系の長文、内容説明(日本語記述)、和訳、要約、自由英作文 | 筆者の主張と根拠を日本語で説明する力に直結。英作文で書く「中身」にもなる |
| 私大 | 大学ごとに幅広い。長文の内容一致、空所補充、語彙・言い換え問題など | 内容一致の選択肢は本文の言い換え。時事の言い換え表現を知っていると正解を選びやすい |
過去問は「テーマ一覧表」を作る気持ちで
志望校の過去問を解いたら、長文のテーマを1行でメモしておきましょう。5年分並べると、その大学が好きな分野(科学系が多い、社会問題が多いなど)が見えてきます。そこが優先して背景知識を固めるべきテーマです。
学年・時期別ロードマップ
時事英語は「早く始めるほど得」ですが、文法や基本単語をほったらかしにしてまでやるものではありません。時期ごとに主役と脇役を入れ替えるのがコツです。
- 1高1:興味の種まき期
主役は文法と基本単語。時事英語は週2〜3回、今日のニュース英語の見出し語を1つ眺めるだけで十分です。「英語でニュースがちょっとわかる」楽しさを知ることが目的です。
- 2高2:ルーティン化期
下で紹介する1日15分ルーティンを始めましょう。この1年で、環境・AI・少子高齢化・格差・健康など10テーマほどの「テーマノート」を作れると、高3がぐっと楽になります。
- 3高3 春(4〜6月):土台固め期
長文問題集で出会ったテーマを、辞書の語ページで補強します。「読んだ長文のテーマ×関連語5つ」を単語帳に入れる習慣をつけましょう。
- 4高3 夏(7〜8月):量と型の期
長文演習の量を増やす時期。自由英作文を書く人は、賛成・反対の論点を型にはめて書く練習を始めます。テーマノートの論点欄がそのままネタ帳になります。
- 5高3 秋(9〜11月):志望校特化期
過去問でテーマ傾向を確認し、志望校が好む分野を重点的に。英作文や要約では、覚えたフレーズを実際に使って定着させます。
- 6高3 冬(12月〜共通テスト):実戦期
共通テスト形式の演習が中心。新しい語を増やすより、単語帳の復習と数字表現の確認を優先します。
- 7直前期(二次・私大の前):仕上げ期
新しいテーマには手を広げません。テーマノートと単語帳を見返し、1日5分でも音声を聞いて「知ってる話」の状態をキープします。
浪人生・高3から始める人へ
ロードマップは目安です。高3の秋から始めても遅くはありません。その場合は、志望校の過去問に出たテーマと、定番の上位5テーマに絞って、背景知識と論点だけ先に固めましょう。
1日15分ルーティン
時事英語で一番の敵は「難しさ」ではなく「続かないこと」です。そこで、スマホ1台で終わる15分のルーティンを用意しました。通学電車でも、夕食後でもOKです。
- 1
- 24分:例文を音声つきで音読
例文の音声を聞き、同じスピードで2〜3回まねして読みます。ゆっくり音声から始めてもかまいません。
- 33分:日本語で人に説明するつもりで要約
「この語は、どんなニュースで、何が問題になっているときに出るか」を、頭の中で30秒で説明します。説明できなければ、豆知識をもう一度。
- 43分:クイズで思い出す
クイズを1回(10問)。読み直すより、思い出す作業のほうが記憶に残りやすいと言われています。
- 52分:自分の英文を1つ作る
今日の語を使って、自分や学校のことを英文1つにします。文法ミスは気にしなくてOK。使ったことのある語は忘れにくくなります。
続けるコツは「毎日同じ時間・同じ場所」に固定することです。歯みがきの後、駅のホームで電車を待つ間など、すでにある習慣にくっつけると、意志の力をほとんど使わずに続けられます。
15分を勝手に増やさない
やる気がある日に1時間やると、翌日しんどくなって止まりがちです。物足りないくらいで終えるのが、3か月続ける秘訣です。
テーマ別に「背景知識+単語+論点」をセットで覚える
単語だけを覚えても、長文で「何の話か」がつかめなければ点になりません。逆に、背景知識だけあっても英単語がわからなければ読めません。そして英作文や論説文では「賛成派と反対派がそれぞれ何を言っているか」が問われます。この3つをテーマごとにひとまとめにして覚えるのが、いちばん効率のいい方法です。
例1:少子高齢化
背景知識の核はこうです。子どもの数が減って高齢者の割合が増えると、働く世代が減り、年金や医療・介護を支える負担が重くなります。さらに地方では人口が減り、空き家や担い手不足が問題になります。この「つながり」を一文で言えるようにしておきましょう。
少子高齢化テーマの基本語12語
- 社会中級 declining birthrate 少子化、出生率の低下
- 社会中級 aging society 高齢化社会
- 社会上級 super-aged society 超高齢社会
- 社会上級 total fertility rate 合計特殊出生率
- ビジネス中級 labor shortage 人手不足、労働力不足
- 社会中級 pension 年金
- 医療中級 nursing care 介護、看護
- 医療中級 caregiver 介護者、世話をする人
- 社会上級 depopulation 過疎化、人口減少
- 社会中級 vacant houses 空き家
- 政治上級 regional revitalization 地方創生
- 社会中級 social security 社会保障
論点:人手不足を補うために、外国人労働者の受け入れをもっと増やすべきか
増やすべき派
- 介護や農業など、人手が足りない分野を支えられる
- 多様な人が集まることで、新しいアイデアや地域の活気が生まれる
- 働き手が増えれば、税や社会保険を支える人も増える
慎重派
- 言語や生活の支援、子どもの教育などの受け入れ体制づくりが先に必要
- 低い賃金のまま人を増やすと、働く環境の改善が遅れるおそれがある
- 自動化やロボットの活用、高齢者や女性が働きやすい環境づくりなど、ほかの手段も並行して考えるべき
例2:AIと教育
背景知識の核はこうです。生成AIで文章や画像を短時間で作れるようになり、学校でも「使わせるか・どう使わせるか」が議論になっています。便利さ、考える力が育つかどうか、不正やまちがった情報の問題がセットで語られます。
AIと教育テーマの基本語10語
- テクノロジー中級 generative AI 生成AI
- テクノロジー初級 artificial intelligence 人工知能、AI
- テクノロジー初級 chatbot チャットボット、自動会話プログラム
- テクノロジー中級 AI literacy AIリテラシー、AIを使いこなす力
- 教育中級 critical thinking 批判的思考、クリティカル・シンキング
- 教育上級 plagiarism 盗用、剽窃
- テクノロジー中級 misinformation 誤情報、間違った情報
- 社会中級 digital divide 情報格差、デジタル・デバイド
- テクノロジー中級 personal data 個人データ、個人情報
- ビジネス上級 job displacement 雇用の喪失、職の置き換え
論点:学校の課題で生成AIの利用を認めるべきか
認める派
- 社会に出れば使う道具なので、正しい使い方を学校で学ぶべき
- アイデア出しや英文の見直しなど、学習の手助けになる
- 禁止しても使う人は使うので、ルールを決めて使うほうが公平
制限する派
- 自分で考えて書く練習の機会が減るおそれがある
- もっともらしいまちがい情報をそのまま信じてしまう危険がある
- 家庭の環境によって使える道具に差があり、不公平が生まれうる
テーマノートは1テーマ=スマホのメモ1枚
きれいなノートを作ろうとすると続きません。スマホのメモに、次の表の5項目を箇条書きするだけで十分です。長文や英作文で新しい論点に出会ったら、そのつど1行ずつ足していきましょう。
| 項目 | 書くこと | 例(AIと教育) |
|---|---|---|
| ひとことで | そのテーマの問題を1文で | AIで課題がすぐ終わる時代に、学校は何を教えるべきか |
| 背景 | なぜ今問題なのか | 生成AIが誰でも使えるようになった |
| キーワード | 英語で5〜10語 | generative AI, plagiarism, critical thinking |
| 賛成・反対 | それぞれ2つずつ | 上の論点ボックス参照 |
| 自分の意見 | 英文1〜2文 | Schools should teach students how to use AI responsibly. |
よくある失敗と処方箋
時事英語の勉強でつまずくパターンは、だいたい決まっています。先にハマりどころを知っておけば、遠回りせずにすみます。
| よくある失敗 | なぜうまくいかない? | 処方箋 |
|---|---|---|
| いきなり英字新聞の記事を毎日1本読もうとする | 知らない語が多すぎて、辞書を引くだけで時間切れ。3日で挫折しがち | 見出しと語ページから始める。記事は週1本、記事モードで語をハイライトしてから読む |
| 時事単語を1語1訳で丸暗記 | 長文では別の意味で出てきて気づけない | 例文とコロケーションごと覚える。単語の覚え方ページを参照 |
| 最新ニュースばかり追いかける | 入試に出るのは長く続く課題。流行りの話題は試験に間に合わないことも | 定番テーマの背景知識を優先し、ニュースはその「具体例集め」に使う |
| 背景知識で本文を読まずに解く | 筆者が常識と逆の主張をしている文章で大けがする | 知識は「予想」に使い、答えの根拠は必ず本文から取る |
| 賛成意見しか知らない | 英作文で反論への目配りができず、内容が薄くなる | テーマノートに反対側の論点を必ず2つ書く |
| 覚えた語を使わない | 読めるけど書けない状態で止まる | 1日1文、自分ごとの英文を作る |
いちばん危ない失敗
表の4つ目、「知ってる話だから本文を読まずに選ぶ」は要注意です。入試の長文には、「一般にはAと言われているが、実はBだ」という構成がよく出てきます。背景知識は、本文を速く正確に読むための道具であって、本文の代わりではありません。
自由英作文・要約・和訳に効くのはこういうこと
自由英作文:書く「中身」がすぐ出てくる
自由英作文で手が止まる理由の多くは、英語力ではなく「何を書けばいいかわからない」ことです。テーマノートに賛成・反対の論点があれば、あとは英語にするだけ。さらに、辞書で覚えた時事フレーズを1〜2個入れると、内容に具体性が出ます。
英作文で使いやすい、時事テーマの表現
One of the main reasons is that remote work saves commuting time.
主な理由の一つは、リモートワークで通勤時間が節約できることだ。
理由を述べる定番の型。remote work を別のテーマ語に差し替えて使える
This could help reduce food waste at home.
これは家庭の食品ロスを減らす助けになりうる。
help+動詞の原形で「〜するのに役立つ」
Some people argue that social media spreads misinformation too quickly.
SNSは誤った情報を広めるのが速すぎると主張する人もいる。
反対意見を紹介するときの入り方
It is true that AI is useful, but students still need to think for themselves.
確かにAIは便利だが、それでも生徒は自分で考える必要がある。
譲歩から自分の主張へ。It is true that 〜, but …
The government should take measures to tackle the labor shortage.
政府は人手不足に取り組むための対策を講じるべきだ。
take measures / tackle はどのテーマでも使える万能コンビ
For these reasons, I believe schools should teach students how to use AI responsibly.
これらの理由から、学校は生徒にAIの責任ある使い方を教えるべきだと考える。
結論の再提示。最初の主張と同じ内容を言い換えて締める
要約:「どこが大事か」がわかる
要約問題で難しいのは、具体例や細かいデータを削って、主張の骨組みだけを残すことです。テーマの定番の論点を知っていると、「この段落は具体例だから削れる」「ここが筆者の新しい主張だ」と判断しやすくなります。
和訳:不自然な直訳から抜け出せる
たとえば The government is under pressure to tackle the declining birthrate. を「政府は低下している出生率に取り組むために圧力の下にある」と訳すと、意味は合っていても日本語として不自然です。背景知識があれば「政府は少子化対策を急ぐよう迫られている」と、ニュースの日本語で自然に言い換えられます。
和訳は「日本のニュースならどう言うか」
時事語の和訳で迷ったら、日本語のニュースでその話題がどう表現されているかを思い出しましょう。辞書の語ページの訳語は、そのヒントになるように書いています。ただし、原文にない情報を足しすぎないように注意。
このサイトの使い倒し方
時事英語ナビは、「毎朝の新しい語」と「入試の定番テーマ」の両方から攻められるように作っています。目的別に、入口を選んでください。
入試の時事英語コーナーと、便利な機能
- 入試に出る時事テーマ一覧テーマごとに背景知識・単語・論点・オリジナル長文をまとめたページ
- 英字新聞・ニュース記事の読み方逆ピラミッド構造、引用や数字の読み方、パラグラフリーディング
- 時事英語の単語の覚え方フレーズ・語源・音・分散学習で忘れにくくする
- 英字紙の見出しに出た入試向けの語実際のニュースで使われた語を入試目線でチェック
- 自由英作文に使える時事英語論点と表現をセットで準備
- 今日のニュース英語毎朝更新。15分ルーティンのスタート地点
- 入試に出る時事英語(語の一覧)入試頻出タグのついた語をまとめて確認
- 単語帳保存した語を管理。復習どきの語を出してくれる
- 時事英語クイズ英→日・日→英・例文穴埋め・リスニングの4形式
- 英字新聞の見出しの読み方見出し特有の文法を短時間でマスター
- 記事モード英文を貼ると時事英語をハイライト。長文の復習にも
おすすめの流れは、テーマ一覧でテーマを選ぶ → 語ページで単語を保存 → クイズで思い出す → 英作文ページで使う、の一周です。模試や過去問で読んだ英文を記事モードに貼れば、その長文に出てきた時事英語をまとめて単語帳に入れることもできます。
ミニクイズ:あなたの時事英語突破力チェック
5問で確認
Q1The government is under pressure to tackle the declining birthrate. の declining birthrate の意味として最も適切なものは?
declining(減っていく)+birthrate(出生率)で「少子化」。aging society(高齢化社会)とセットで覚えましょう。
Q21988年の「野球の研究」(Recht と Leslie)で示されたこととして正しいものは?
話題についての知識が、読解力と同じくらい理解に効くことを示した研究として知られています。
Q3measures to curb inflation の curb の意味は?
curb は「(増えすぎないように)抑える」。見出しでもよく使われる短い動詞です。
Q4テーマ別に覚えるとき、このページがすすめる「セット」はどれ?
何の話か(背景知識)、英語で何と言うか(単語)、何が議論されているか(論点)の3点セットで、長文にも英作文にも使えます。
Q5背景知識の使い方として、最も危ないのはどれ?
入試の長文には「一般的な見方とは逆の主張」もよく出ます。答えの根拠は必ず本文から取りましょう。
よくある質問
英字新聞を毎日読まないと、時事英語は身につきませんか?
その必要はありません。受験生にとっては、記事を毎日1本読むより、見出しに出た語とテーマの背景知識を毎日少しずつ積み上げるほうが効率的です。記事を読むのは週1本程度で十分です。
時事ネタは最新のものでないと入試に出ませんか?
入試の長文で扱われやすいのは、何年も議論が続いている社会課題です。最新ニュースは、定番テーマの具体例として知っておくくらいの位置づけでかまいません。
市販の単語帳と両立できますか?
できます。単語帳が「基礎体力」、時事英語は「試合で使う技」のような関係です。単語帳の語が時事ニュースでどう使われているかを確認すると、両方の定着が良くなります。
共通テストしか受けない場合も必要ですか?
共通テストは読む量が多いので、話題に慣れていて読み返しが減るだけでも時間に余裕が生まれます。1日15分ルーティンのうち、音読とクイズだけでも取り入れる価値があります。
英検やTOEICの対策にもなりますか?
なります。英検の長文やエッセイ、TOEICのニュース記事や社内文書にも、社会・ビジネスの話題が多く出ます。語ページの試験での出方の欄も参考にしてください。
テーマはいくつくらい押さえればいいですか?
まずは10テーマが目安です。環境、AI・テクノロジー、少子高齢化、格差、働き方、教育、健康、食、国際協力、情報とメディアあたりから始め、志望校の過去問に出たテーマを足していきましょう。
時事英語は、覚えれば覚えるほど、長文の中で「あ、これ知ってる」という瞬間が増えていきます。その瞬間が増えるほど、英語の試験はただの暗記勝負から、知っている話を確かめにいくゲームに変わります。まずは今日の1語から始めましょう。