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AIプロンプト集|導入・探究・振り返り

授業アイデアの
AIプロンプト

次期の方向性に合う授業アイデアを、生成AIといっしょに考えるプロンプトです。

収録12本更新2026年11月4日
使い方

「【 】に書きこんで使う」をひらいて書きかえ →「コピーする」→ 生成AIに貼りつけ。資料パックつきのものは、審議まとめの要点が自動で最後に入ります。くわしい使い方

マイ設定入れておくと、どのプロンプトでも【校種】【教科】【学年】と資料パックが自動で入ります(この端末だけに保存)。
12本

導入のアイデアを5つ

子供が「なぜ?」と思う授業のはじめ方を集める

★☆☆ かんたん約5分小学校中学校高校
あなたは授業の導入づくりが得意な先生です。次の単元の最初の授業で使う導入のアイデアを考えてください。

校種:【校種:小学校】
教科:【教科:算数】
単元:【単元:割合】

条件:
・子供が「なぜ?」「どうして?」と思うずれや驚きのある導入にしてください。
・準備に時間がかからないものを中心にしてください。
・特定の子供の家庭の事情などに触れる話題は避けてください。

出力形式:
アイデアを5つ。それぞれ「やり方(2〜3文)」「先生の最初の一言」「つながる学習内容」を示す
【 】に書きこんで使う

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使い方とコツ

5つの中から、クラスの子供の顔を思い浮かべて1つ選ぶのがコツです。出てきた数字や事例は正しいかを確かめてから使いましょう。単元名を変えれば何度でも使えます。子供の名前は入れずに依頼しましょう。

答えで確かめること:事例や数字が正しいか、単元の学習内容につながっているか、子供を傷つける話題がないかを確かめます。

探究の問いを育てる

大きなテーマから子供が調べられる問いへ絞り込む

★★☆ ふつう約15分小学校中学校高校
あなたは探究的な学習の指導に詳しい先生です。次のテーマで、子供が自分で調べ、考えられる問いを育てる手順を考えてください。

校種:【校種:中学校】
テーマ:【テーマ:地域の防災】

条件:
・大きな問いから、調べられる小さな問いへ絞り込む流れにしてください。
・子供が自分ごととして考えられる工夫を入れてください。
・地域の人に聞くときの注意(個人情報の扱いなど)も入れてください。

出力形式:
1. 問いの例(大きな問い1つ→小さな問い5つ)
2. 子供が問いを立てるための活動(3ステップ)
3. よい問いかどうかを子供が確かめるチェック項目
【 】に書きこんで使う

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使い方とコツ

問いの例はそのまま与えず、子供が自分で問いを立てる参考として先生が持っておくとよいでしょう。テーマを学校の総合的な学習(探究)の計画に合わせて入れかえて使ってください。

答えで確かめること:問いが子供に調べられる範囲か、地域の実情に合っているか、安全面の配慮があるかを確かめます。

2つの教科をつなぐ授業

教科の見方を生かし合う教科横断のアイデアを出す

★★☆ ふつう約15分小学校中学校高校
あなたは教科の枠を越えた授業づくりが得意な先生です。次の2つの教科をつなぐ授業のアイデアを考えてください。

校種:【校種:中学校】
教科A:【教科A:理科(天気の変化)】
教科B:【教科B:数学(データの活用)】

条件:
・それぞれの教科のねらいが薄まらないようにしてください。
・つなぐことで子供の理解がどう深まるかを説明してください。
・実際の時間割で無理なく行える規模にしてください。

出力形式:
1. アイデア(3つ。それぞれ2〜3時間程度)
2. 各教科のねらいと、つながる点
3. 担当の先生どうしで打ち合わせておくこと
【 】に書きこんで使う

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使い方とコツ

つなぐこと自体を目的にせず、「それぞれの教科の学びが深まるか」を基準に選ぶのがコツです。担当の先生と一緒にこの答えを見ながら打ち合わせると話が早く進みます。子供の名前は入れずに依頼しましょう。

答えで確かめること:各教科の内容が正しいか、どちらかの教科のねらいが置き去りになっていないか、時数に無理がないかを確かめます。

話し合いが深まる仕掛け

ペア・グループ・全体で話し合いを深める型を考える

★☆☆ かんたん約10分小学校中学校高校
あなたは話し合い活動の指導が得意な先生です。次の話題で、子供の話し合いが深まる進め方を考えてください。

校種:【校種:小学校】
学年:【学年:6年】
話題:【話題:学校のきまりは何のためにあるのか】

条件:
・ペア→グループ→全体の順に進め、それぞれの時間を示してください。
・発言が少ない子も参加できる工夫を入れてください。
・意見が違うときに、相手を否定せずに考えを比べる言い方を示してください。

出力形式:
1. 進め方(時間付き)
2. 子供が使える話し方・聞き方の例
3. 先生の切り返しの問い(3つ)
【 】に書きこんで使う

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使い方とコツ

話し方の例は掲示しておくと、ほかの教科の話し合いでも使えます。話題は子供の生活に近いものほど意見が出やすくなります。話し合いの記録には子供の名前を入れずに入力しましょう。

答えで確かめること:話題が学年に合っているか、時間配分が現実的か、特定の子供が傷つく展開にならないかを確かめます。

振り返りの問いを10個

学んだこと・学び方・次への見通しを書く問いを集める

★☆☆ かんたん約5分小学校中学校高校
あなたは子供の振り返りの指導が得意な先生です。【校種:中学校】の【教科:社会】の授業の終わりに使う、振り返りの問いを考えてください。

条件:
・「楽しかった」だけで終わらない問いにしてください。
・学んだ内容、学び方、前の学習とのつながり、次にしたいことの4つの種類を入れてください。
・3分程度で書ける問いにしてください。

出力形式:
1. 振り返りの問い(10個。種類ごとに分ける)
2. 単元のはじめ・途中・終わりにおすすめの問い
3. 子供の振り返りへの先生の返し方の例(3つ)
【 】に書きこんで使う

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使い方とコツ

毎回全部使うのではなく、その日のねらいに合う問いを1〜2個選ぶのがおすすめです。問いを固定しすぎず、単元の進み具合に合わせて変えると、振り返りが形だけになりにくくなります。

答えで確かめること:問いが子供に分かる言葉か、授業のねらいとつながっているか、書く時間に無理がないかを確かめます。

考えを書く・説明する活動

書く・話すで考えを外に出し、理解を確かにする活動

★★☆ ふつう約15分小学校中学校高校資料パックつき
あなたは授業づくりの相談相手です。審議まとめで次期改訂の方向として示されている「外化」(書く・話すなど)を重視する方向をふまえて、次の単元で子供が考えを書いたり説明したりする活動を考えてください。

校種:【校種:小学校】
教科:【教科:理科】
単元:【単元:電気のはたらき】

条件:
・答えは<資料>(次期学習指導要領の審議まとめ段階の案。答申・告示で変わる可能性があります)にもとづき、「〜の方向」「〜の案」と書いて断定しないでください。
・次期改訂の制度や方向の説明で<資料>に無いことは「資料には書かれていません」と書き、推測で補わないでください。授業の活動は、資料の方向と入力した条件をふまえた提案として書き、提案部分には資料のページを付けないでください。
・<資料>から引くときは(P○)のページ番号を残してください。
・読む・聞く活動と、書く・話す活動を行き来する流れにしてください。

出力形式:
1. 活動の案(3つ。どの場面で行うか)
2. 子供への指示の言葉
3. 書いたもの・話したことを次の学習に生かす方法
4. 資料とのつながり(ページ付き)

<資料>
【資料パック】
【 】に書きこんで使う(資料パックもここでえらぶ)

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使い方とコツ

書く活動は量より「自分の言葉で説明できたか」を大切にすると続けやすくなります。友達に説明する活動を入れると、自分の分かっていないところに気付くきっかけになります。

答えで確かめること:資料の「外化」の説明を正しく引いているか、活動が単元の内容に合っているか、時間に無理がないかを確かめます。

情報活用能力を育てる活動

教科の学習の中で情報を集め・比べ・伝える力を育てる

★★☆ ふつう約15分小学校中学校高校資料パックつき
あなたは情報教育に詳しい指導主事です。審議まとめで次期改訂の方向として示されている情報活用能力の方向をふまえて、次の単元の中で情報活用能力を育てる活動を考えてください。

校種:【校種:中学校】
教科:【教科:技術・家庭(家庭分野)】
単元:【単元:消費生活と環境】

条件:
・答えは<資料>(次期学習指導要領の審議まとめ段階の案。答申・告示で変わる可能性があります)にもとづき、「〜の方向」「〜の案」と書いて断定しないでください。
・次期改訂の制度や方向の説明で<資料>に無いことは「資料には書かれていません」と書き、推測で補わないでください。授業の活動は、資料の方向と入力した条件をふまえた提案として書き、提案部分には資料のページを付けないでください。
・<資料>から引くときは(P○)のページ番号を残してください。
・情報を集める、確かめる、整理する、伝えるの流れを入れてください。
・情報の信頼性を確かめる場面を必ず入れてください。

出力形式:
1. 活動の流れ(時間付き)
2. 子供が使う確かめ方のチェック項目
3. 資料とのつながり(ページ付き)

<資料>
【資料パック】
【 】に書きこんで使う(資料パックもここでえらぶ)

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使い方とコツ

情報活用能力は特定の教科だけでなく、ふだんの授業の中で育てるものです。この活動で使ったチェック項目を、ほかの教科でもくり返し使うと身に付きやすくなります。子供の名前は入れずに依頼しましょう。

答えで確かめること:資料の内容を正しく引いているか、情報の確かめ方が具体的か、扱う情報に個人情報が含まれないかを確かめます。

AIとの付き合い方の授業

AIの得意・苦手と使い方の約束を子供と考える1時間

★★☆ ふつう約20分小学校中学校高校資料パックつき
あなたは情報モラル教育に詳しい先生です。【校種:小学校】【学年:6年】の子供が、生成AIとの付き合い方を考える【時間:1時間】の授業を考えてください。

条件:
・答えは<資料>(次期学習指導要領の審議まとめ段階の案。答申・告示で変わる可能性があります)にもとづき、「〜の方向」「〜の案」と書いて断定しないでください。
・次期改訂の制度や方向の説明で<資料>に無いことは「資料には書かれていません」と書き、推測で補わないでください。授業の活動は、資料の方向と入力した条件をふまえた提案として書き、提案部分には資料のページを付けないでください。
・<資料>から引くときは(P○)のページ番号を残してください。
・AIの答えにもまちがいがあることを、子供が自分で確かめる活動を入れてください。
・名前・住所・学校名・写真などの個人情報を入力しないことを、子供が理由とともに理解できるようにしてください。
・最後に、クラスで使い方の約束を考える時間を入れてください。

出力形式:
1. 授業の流れ(時間/活動/先生の言葉)
2. 子供が考える問い(3つ)
3. クラスの約束の例(5つ、子供に分かる言葉)

<資料>
【資料パック】
【 】に書きこんで使う(資料パックもここでえらぶ)

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使い方とコツ

生成AIの利用には年齢の決まりや学校のルールがあります。子供に直接使わせるかどうかは、学校の方針を確かめてから決めましょう。先生が画面で見せる形でも十分に考えられます。

答えで確かめること:学校や自治体のAI利用のルールに合っているか、個人情報の注意が入っているか、資料の内容を誤って引いていないかを確かめます。

余白の時間を生かす活動

時間のゆとりを深い学びにつなげる使い方を考える

★★☆ ふつう約15分小学校中学校資料パックつき
あなたは教育課程づくりに詳しい指導主事です。審議まとめで次期改訂の方向として示されている「余白」の考え方をふまえて、【校種:小学校】【学年:4年】で【使える時間:月に2時間程度】の時間があった場合の活動案を考えてください。

条件:
・答えは<資料>(次期学習指導要領の審議まとめ段階の案。答申・告示で変わる可能性があります)にもとづき、「〜の方向」「〜の案」と書いて断定しないでください。
・次期改訂の制度や方向の説明で<資料>に無いことは「資料には書かれていません」と書き、推測で補わないでください。授業の活動は、資料の方向と入力した条件をふまえた提案として書き、提案部分には資料のページを付けないでください。
・<資料>から引くときは(P○)のページ番号を残してください。
・「余白」が資料でどんな意味で使われているかを最初に短く説明してください。
・子供の深い学びや、子供の興味・関心を広げることにつながる活動にしてください。

出力形式:
1. 資料での「余白」の意味(ページ付き)
2. 活動の案(3つ。ねらい・進め方)
3. 学校で取り組むときに話し合っておくこと

<資料>
【資料パック】
【 】に書きこんで使う(資料パックもここでえらぶ)

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使い方とコツ

時間の生み出し方や使い方は、学校の教育課程として決めるものです。案は学年会や校内研修で「何に使うと子供のためになるか」を話し合う材料にしましょう。答えは自分で確かめてから使ってください。

答えで確かめること:「余白」の意味を資料どおりに説明しているか、制度を決定事項のように書いていないかを確かめます。

AIの答えを確かめる活動

AIの答えを教科書や資料と比べて吟味する活動を作る

★☆☆ かんたん約10分中学校高校
あなたは授業づくりの相談相手です。生徒がAIの答えをうのみにせず、確かめる力を育てる活動を考えてください。

校種:【校種:高校】
教科:【教科:歴史総合】
題材:【題材:産業革命が人々の暮らしに与えた影響】

条件:
・先生が事前にAIに質問して得た答えを教材として使う形にしてください(生徒が個人で使う形でなくてもよい)。
・教科書や資料集と比べて、合っている点・足りない点・確かめられない点を見分ける活動にしてください。
・最後に、確かめ方を生徒が自分の言葉でまとめる時間を入れてください。

出力形式:
1. 活動の流れ(時間付き)
2. 生徒が使う確かめ方のワークシートの項目
3. 生徒への問いかけ(3つ)
【 】に書きこんで使う

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使い方とコツ

先生が事前に得たAIの答えに、あえて不正確な点が含まれているかを確かめておくと、活動が盛り上がります。教材にする前に、答えの中身を自分で必ず確かめてください。生徒の名前は入れずに依頼しましょう。

答えで確かめること:教材にするAIの答えの誤りを先生が把握しているか、教科書の内容と照らせる題材かを確かめます。

自分で選ぶ学習の時間

課題や進め方を子供が選べる学習の場面をつくる

★★☆ ふつう約15分小学校中学校高校
あなたは子供が自分で学習を進める授業づくりに詳しい先生です。次の単元の中に、子供が課題や進め方を選んで学ぶ時間をつくる案を考えてください。

校種:【校種:小学校】
教科:【教科:国語】
単元:【単元:物語を読んで感想を伝え合う】
時間:【時間:2時間】

条件:
・選べること(課題、進め方、一人で取り組むか、友達と取り組むか、など)を具体的に示してください。
・どの選択でも単元のねらいに届くようにしてください。
・学習の見通しと振り返りを子供が自分で書く場面を入れてください。

出力形式:
1. 選択肢の一覧(3〜4つ)
2. 時間の流れと先生の支え方
3. 子供の学習計画カードの項目
【 】に書きこんで使う

JavaScript を有効にすると、ここで【 】の中身を書きこめます。

使い方とコツ

初めて取り組むときは選択肢を2〜3つにしぼると、子供も先生も迷いにくくなります。学習の進み具合を記録するときは、子供の名前を入れずに入力しましょう。答えは自分で確かめてから使ってください。

答えで確かめること:どの選択肢でも単元のねらいに届くか、支援が必要な子への手立てがあるか、時間に無理がないかを確かめます。

実際の相手に発表する場

単元のまとめを学校の外の人や下級生に伝える場を作る

★☆☆ かんたん約10分小学校中学校高校
あなたは授業づくりの相談相手です。次の単元のまとめとして、子供が実際に作品を届ける相手に向けて発表したり作品を届けたりする場のアイデアを考えてください。

校種:【校種:中学校】
教科:【教科:技術・家庭(技術分野)】
単元:【単元:生活を便利にする製品の工夫】

条件:
・相手(下級生、保護者、地域の人など)と、相手に伝える目的をはっきりさせてください。
・準備にかかる時間が無理のない案にしてください。
・写真や動画を外部に出す場合の、個人情報と肖像の扱いの注意を入れてください。

出力形式:
1. アイデア(3つ。相手・目的・形式)
2. おすすめ案の準備の手順
3. 相手から感想をもらう方法
【 】に書きこんで使う

JavaScript を有効にすると、ここで【 】の中身を書きこめます。

使い方とコツ

「誰に伝えるか」が決まると、子供の表現が大きく変わります。外部の人を招くときや作品を公開するときは、学校の決まりと保護者の同意を必ず確かめてから進めましょう。子供の名前は入れずに依頼しましょう。

答えで確かめること:準備時間が現実的か、外部公開や写真の扱いが学校の決まりに合っているかを確かめます。

資料パック

プロンプトとは別に、資料だけをコピーしたいときに

<資料:次期学習指導要領「審議まとめ」の要点 ― 全校種共通>
・もとの資料:中央教育審議会 初等中等教育分科会 教育課程部会「次期学習指導要領等に向けた審議まとめ」(2026年10月5日)
・要約:原田英語の次期学習指導要領ナビ(https://www.haradaeigo.com/jikigakushushido/)。(P○)は審議まとめ本体PDFのページです。
・告示前の「案」の段階です。答申・告示で変わることがあります。日付は見込みです。

■ ひとことで
どの子も深く学べるよう、教え方・時間・評価の仕組みを見直す改訂案です。

■ 3つの方向
・「深い学びの実装」「多様性の包摂」「実現可能性の確保」の3つの方向性を三位一体で進め、自らの人生を舵取りできる民主的で持続可能な社会の創り手を育てる。
・学習指導要領を「統合的な理解・総合的な発揮」で構造化し、表形式化・デジタル化して、先生が単元づくりに使いやすい形に変える。
・調整授業時数制度や高校の単位制の柔軟化、評価と教科書の見直しで先生と子供に「余白」を生み、情報活用能力を小中高で抜本的に強化する。

■ 大事なポイント
・深い学びと確かな知識:今回の見直しの中心は「深い学び」です。深い学びとは、ばらばらの知識をつなげて、ほかの場面でも使える力にしていく学び方です。AIが何でも答える時代でも、知識そのものの価値は下がっていないと整理されました。価値が下がったのは、意味の分からない丸暗記などのほうです。意味が分かり、つながった知識を「確かな知識」と呼び、これを大切にします。(P7・P9)
・分かりやすく使いやすい学習指導要領への構造の見直し:学習指導要領の書き方を大きく変える案です。内容のまとまりごとに「最後にどんな理解や力にたどり着くか」を示し、その下に細かい知識や技能を並べます。文章の羅列をやめて表の形にし、ウェブで検索できる「デジタル学習指導要領」も作る方向です。新しい内容を足すものではなく、むしろ内容をしぼることにつながるとされています。(P13・P14・P17・P21)
・学びに向かう力と一人一人の学び方:「学びに向かう力」は項目が多く、分かりにくいとされていました。次期は、これを4つの要素に整理する案です。最初の一歩を踏み出す力・好奇心、自分で学びを調整する力、人と話し合い協力する力、学びを方向づける人間性です。また、子供が自分で学びを調整できるよう、学び方(学習方略)の指導も重視します。一律の宿題から、家庭学習の中身を自分で決められるよう段階的に指導する方向も示されました。(P10・P16・P27・P28)
・多様な子供を包み込む柔軟な教育課程:子供の多様さが増し、今の仕組みだけでは対応しにくいとされました。そこで、教育課程(学校の教える計画)を層に分けて柔らかくします。学校全体では、小・中の「調整授業時数制度」や高校の単位制の見直しです。一人一人には、不登校の子や特異な才能のある子のための特別な教育課程を新しく作れるようにします。土台として、日々の授業で安心して学べる環境づくりも大切にします。(P8・P30・P31・P53・P54)
・余白の創出:「余白」とは、ただのひまではありません。子供が深く学び、先生が授業を磨くための時間のゆとりです。今は、予備の授業時間を多く取りすぎたり、厚い教科書を全部教えようとしたりして、ゆとりが生まれにくいと指摘されました。そこで、授業時数の見直し、年間40週を標準とする書き方、教科書の精選(内容をしぼること)などを組み合わせる方向です。(P8・P36・P55・P57・P58)
・学習評価の見直し:成績のつけ方も変わる方向です。いまの「主体的に学習に取り組む態度」のABC評価は、ノートの提出回数のような形だけの評価になりがちでした。次期は、この力を所見欄で一人一人の伸びとして書く形(個人内評価)にする案です。さらに、学校が学習指導要領の文末を変えて作ってきた「内容のまとまりごとの評価規準」は不要とし、単元の目標をそのまま評価規準として使う方向です。評定をまとめるのは学年末だけでもよいと明確にする方向です。(P62・P63・P69・P70)
・情報活用能力と探究:AIなどの情報技術が社会の土台になる時代に向けて、情報技術を使いこなす力を小・中・高で育てます。小学校は総合に「情報の領域」を加え、中学校は「情報・技術科」を作り、高校は情報科を充実させる方向です。あわせて、小・中の「総合的な学習の時間」は「総合的な探究の時間」に名前をそろえます。ネットの情報を切り貼りするだけの調べ学習から抜け出すことも課題とされています。(P74・P76・P77)
・AIの適切な活用:AIは学びを助ける道具として期待される一方、考える過程を飛ばしてしまう心配もあると書かれています。そこで、書く・話すなど自分の言葉で表す活動(外化)を大切にします。評価では、AIに頼って自分で考えていない成果物が通用しない工夫を求めています。技術の変化が速いため、細かい扱いはガイドラインなどで柔軟に示す方向です。外国語でのAI活用の考え方も、国が示すべきとされました。(P9・P26・P28・P75・P88)
・実現のための方策:仕組みを変えるだけでなく、実現を支える手立ても示されました。1年間の授業時間の合計(標準総授業時数)は増やしません。新しい教科・領域の時間は、ほかの教科から少しずつ(3〜4%程度)減らして生み出す考え方です。カリキュラム・マネジメント(学校全体の計画づくり)は、3つのステップで示し直します。高校入試の改善、授業動画の提供、教職員の数の改善なども挙げられています。(P75・P78・P79・P84・P86・P89・P90)

■ キーワード
・統合的な理解・総合的な発揮:内容のまとまりごとに示す「たどり着きたい姿」です。統合的な理解は知識がつながって使える状態、総合的な発揮は考える力を組み合わせて使える状態です。到達度を測る目標ではなく、向かう方向を示すものです。(P13・P14)
・見方・考え方:その教科を学ぶ本当の意味を示すものです。次期は解説ではなく学習指導要領の本体に、目標のすぐ下の別の欄で書く方向です。先生が「教科の本質を外していないか」を確かめる目安になると期待されています。(P23)
・調整授業時数制度:小・中で、教科の内容はすべて扱う前提で、標準の授業時数より少なく計画できる仕組みの案です。生まれた時間は、ほかの教科や「裁量的な時間」に回せます。国への申請はいらず、学校の判断で使える方向です。(P31・P32)
・裁量的な時間:調整授業時数制度で生んだ時間を、教科以外に使う時間です。子供向けの「学習枠」と、先生の組織的な研究・研修のための「研究・研修等枠」があります。全体で週2コマ程度までが上限の想定です。(P32・P37・P38)
・研究・研修等枠:裁量的な時間のうち、先生たちが授業をよくするために組織で研究・研修する枠です。上限は週1コマ(年間最大35コマ)程度の想定です。教育課程の時間を使って学び合えるようにするねらいです。(P32・P36)
・余白:ただのひまではなく、子供の深い学びを実現するための時間のゆとりのことです。学校や先生にとっては、仕事をよりよく進めるためのゆとりを指し、子供の力を育てることにつなげるものとされています。(P8・P55)
・見取る姿:「学びに向かう力」が表れている子供の具体的な姿の例です。国が教科ごとに示す方向です。単元ごとの姿は示さず、単元ごとに「◯」を付ける運用も求めないとされています。(P65)
・「◯」の付記:思考・判断・表現の評価の中で、最初の一歩・自分での調整・対話と協働の姿が特に見られたときに「◯」を書き添える案です。思考・判断・表現と一体的に考えられ、評定に影響し得るとされています。(P63・P64・P67)
・情報活用能力:情報技術を使いこなして学んだり、問題を解決したりする力です。次期は「活用」「適切な取扱い」「特性の理解」の3つの要素で整理します。言語能力と並び、すべての学習を支える力とする方向です。(P24・P73・P74)
・特別の教育課程:一部の子供のために、通常とは違う計画で学べるようにする仕組みです。日本語指導や通級による指導などで今もあります。次期は、教育支援センター等に通う不登校の子や、特異な才能のある子にも作れるようにする方向です。(P53・P54)
・◯学年相当:学習指導要領で学年を示すときの新しい書き方の案です。その学年に縛られずに計画できることを示します。「上の学年の内容は扱えない」といった思い込みを改めるねらいです。(P18)
・デジタル学習指導要領:ウェブで見られる学習指導要領の案です。キーワードで検索したり、指導書からリンクで開いたりできるようにします。生成AIでも読み取りやすいデータの形で提供する方向です。(P21)
・確かな知識:意味が分かり、ほかの知識とつながって頭の中で整理され、別の学習や生活の場面でも使える知識のことです。AI時代だからこそ、これまで以上に必要になるとされています。(P9)
・外化:書く・話す・作るなどで、自分の考えを外に表すことです。読む・聞くで取り込む「内化」と行き来させ、理解を深めます。AIの答えをそのまま使い、考える過程を飛ばさないためにも大切とされています。(P28)
・新単位:高校で、50分の授業17コマを1単位の標準とする新しい数え方の案です。今の1単位はおおむね2新単位にあたります。卒業に必要な単位は148新単位とすることが適当とされました。(P46)

■ いつから(見込み)
・小学校:小学校の全面実施は2030年度(令和12年度)からの見込みです。その前の2028年度(令和10年度)から、調整授業時数制度や総合の「情報の領域」を先に始められるようにする方向です。どれも告示前の予定で、変わることがあります。
・中学校:中学校の全面実施は2031年度(令和13年度)からの見込みです。調整授業時数制度は2028年度(令和10年度)から使えるようにする方向です。「情報・技術科」は2029年度(令和11年度)から段階的に先に始める方向です。どれも告示前の予定で、変わることがあります。
・高校:高校の学習指導要領の改訂(告示)は2027年度末(令和9年度末)の予定です。実施は2032年度(令和14年度)の入学生から学年ごとに進む見込みです。単位制の見直しは、2029年度か2030年度(令和11年度か12年度)に先に始める方向です。どれも予定で、変わることがあります。

資料パックは、このサイトの要約(審議まとめのページ番号つき)をまとめたものです。審議まとめは告示前の案で、答申・告示で変わることがあります。

AIを使うときの3つの約束

うのみにしないAIはまちがえます。日付・数字・制度名は、資料パックのページ番号から審議まとめの原文で確かめましょう。
個人情報を入れない児童生徒やお子さんの名前・学校名・写真・成績など、だれのことかわかる情報は入れません。
ルールを守る学校や自治体が認めたAIを、利用規約(年齢制限・保護者の同意など)にしたがって使います。

文部科学省「初等中等教育段階における生成AIの利活用に関するガイドライン(Ver.2.0)」の、利用規約・年齢制限・保護者の同意、個人情報を入れないことについての記述をもとにまとめました。