もくじ(13項目)
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ひとことで言うと
話す・書く・読むを「話や文章の機能」でつなぐ教科へ
- 話や文章が社会で果たす役割(「話や文章の機能」(仮称))を軸に、話す・聞く、書く、読むの学習を関連付けて計画できるよう内容を整理し直す方向。
- 「知識及び技能」は「運用しながら深める」面と「教養として深める」面の2つに分け、漢字などの事項もまとめ直して精選する案。
- 高校は必履修2科目の枠組みと単位数を保ったまま、選択科目を標準2科目(各8新単位)と発展4科目(各4新単位)に組み替える案(科目名は仮称)。
校種ごとに、やさしく解説
小学校 国語はどう変わる?
やさしく言うと国語は、話す・聞く、書く、読むの学習をつなぐ方向です。カギは「話や文章の機能」(仮称)です。これは、文章が社会で果たす役割のことです。たとえば「考えや主張の理由付けと吟味」があります。言葉の知識は、使いながら深めるものと、教養として深めるものに分けて整理する案です。小学校では、手で書く書写の指導を丁寧に進めるとされています。
「話や文章の機能」で3つの領域をつなぐ
今は、話す・聞く、書く、読むの学習が別々に意識されがちです。次期は、文章の役割(機能)ごとに指導事項を整理する方向です。たとえば「論説を読む」「意見文を書く」「提案のスピーチをする」を、同じ機能の学習としてつなげやすくします。 P131P134P139
教室では、たとえば:説明文で学んだ「主張と理由」の形を、次の単元の意見文やスピーチでも使う。そんなつなげ方が考えられます。
言葉の知識を2つの面に分ける
知識は「運用しながら深める」面と「教養として深める」面に分ける案です。前者は文章の組み立てなど、使いながら身に付けるものです。後者は言葉のきまり、古典、書写、読書などです。漢字の「読み書き」と「成り立ち」も一つにまとめる例が示されています。 P131P135P138
教室では、たとえば:新出漢字を、部首や成り立ち、意味と結び付けて読み書きする。そうした学び方が、この方向に合う一例として考えられます。
手で書く書写を丁寧に
タイピングで文字を入力する機会が増えても、書写は引き続き重視するとされています。とくに小学校では、手書きの書写を丁寧に指導する方向です。書くのが苦手な子には、デジタルの活用や代わりの方法を用意することも明確にするとしています。 P141
教室では、たとえば:書写では字形や筆順を確かめて整えて書く。日記など表現の手段として書く文字とは、評価を分けて考えるのが一例です。
ローマ字は3年の国語、入力は「情報の領域」で
ローマ字の学習は、今どおり小学校3年の国語で行う方向です。ローマ字入力のタイピングは、総合的な学習の時間の「情報の領域」(仮称)が中心に担うとされています。要約など、育てたい力に直結する場面では、生成AIを不用意に使わないよう慎重にとしています。 P140
教室では、たとえば:要約の単元では、まず自分で要約を書き、生成AIの出力は後で比べて吟味する材料にする。そうした順番が考えられます。
中学校 国語はどう変わる?
やさしく言うと中学校も、話す・聞く、書く、読むを「話や文章の機能」(仮称)でつなぐ方向です。「思考力、判断力、表現力等」は、文章の種類と考え方をひとまとまりで示す案です。評価は、途中の見取り(形成的評価)を重くするとされています。教科書は、中心になる「基幹教材」と、調整できる「関連教材」を分けることが考えられています。
文章の種類と考え方をひとまとまりに
今は、学習の過程ごとの細かい事項と、言語活動例が別々に書かれています。次期は、機能を軸に、文章の種類と働かせる考え方をまとめて示す方向です。たとえば「意見を述べる文章」と「主張を明確にする」「根拠を検討する」などを一括りにします。 P134P138
教室では、たとえば:意見文を書く単元で、主張・根拠・論理の展開をまとめて考えさせる。そうした単元づくりが、この方向に沿った例です。
学習の過程をそろえて、領域をつなぐ
今は、領域ごとに学習の過程の分け方が違います。次期は、話す・書くは「考えの形成/表現・推敲」にそろえる方向です。聞く・読むは「構造と内容の理解・解釈/考えの形成」にそろえます。過程が共通になり、領域をまたいで学んだことを使いやすくなります。 P134
教室では、たとえば:読む単元で整理した「文章の構造の捉え方」を、次の書く単元の構成メモに生かす。こうした領域の往復が考えられます。
評価は途中の見取りを重く
短い単元ごとに最終評価まで行う実態が課題とされています。次期は、途中で学習の改善に生かす評価(形成的評価)を重くする考え方です。使いながら深める知識は、複数の単元を経てから総括する。教養として深める知識は、単元末や学期末にまとめて評価する例が示されています。 P129P142
教室では、たとえば:単元の途中は付箋やコメントで声かけを中心にし、思考・判断・表現の成績は、単元の成果として表れた姿でまとめて評価する。そんな形が一例です。
「基幹教材」と「関連教材」
教科書の中で、力を育てる中心の「基幹教材」をはっきりさせることが考えられています。あわせて、学校の状況で使い方を変えられる「関連教材」を位置付けます。時数を増減する場合は、必要な内容を保障したうえで関連教材の扱いを調整できるとしています。 P139
教室では、たとえば:論理の展開が分かりやすい論説を基幹教材にし、構成の違う論説を関連教材として読み比べる。そんな使い方が考えられます。
高校 国語はどう変わる?
やさしく言うと高校の国語は、必履修の2科目の枠組みと単位数を保つ方向です。名前は「現代の国語Ⅰ」「言語文化Ⅰ」(いずれも仮称)とする案です。選択科目は、標準の2科目と発展の4科目に組み替える案です。理系で「論理国語」だけ、といった学びの偏りをなくすことがねらいです。古典は、文法と口語訳に偏った指導の見直しが示されています。
必履修は「現代の国語Ⅰ」「言語文化Ⅰ」
必履修は今の枠組みと単位数を保つ方向です。論理的に考える力や伝え合う力を中心に育てる「現代の国語Ⅰ」(仮称)を置きます。感性や情緒を理解し、豊かに想像し表現する力を育てる「言語文化Ⅰ」(仮称)も置きます。この2科目を必履修とする案です。 P80P137
教室では、たとえば:今の「現代の国語」「言語文化」の年間計画を、科目のねらいに合う教材と活動か点検しておく。それが準備の一例です。
選択科目は「標準2科目+発展4科目」に
今の選択4科目(各4単位)を組み替える案です。標準科目「現代の国語Ⅱ」「言語文化Ⅱ」(各8新単位、仮称)を、大多数の生徒が学ぶことを想定して置きます。その上に「論説と批評」「対話と表現」「文学と創作」「古典と文化」(各4新単位、仮称)を置きます。 P80P137
教室では、たとえば:理系クラスの国語の履修を点検し、標準2科目を置いた場合の教育課程の案を教科会で試しに作る。そんな準備が考えられます。
教材は「科目のねらい」で選ぶ
教材は、その科目で主に育てる力に合うかで判断する整理です。論理的な力を育てる科目でも、ねらいに合えば文学作品を扱えるとしています。感性を育てる科目でも、論説文や批評文を扱えるとしています。実用文は報道文や広告などを中心に扱うと明記する方向です。 P138
教室では、たとえば:論理の科目で、小説の一場面について書かれた批評文を読み、根拠の示し方を分析する。そうした組み合わせが考えられます。
古典を身近に、文法偏重を見直す
高校の古典は、身近で親しみのあるものと捉え、関心をもつことを重視する方向です。小中との学びの接続を強めるとしています。文語文法と口語訳に偏った指導を見直すことも示されています。言語文化への理解を深める学習の充実もあげられています。 P136
教室では、たとえば:口語訳の確認に時間をかけすぎず、古典の表現が今の言葉や文化にどうつながるかを話し合う時間をとる。そんな授業が一例です。
小・中・高で10秒
| 小学校 | 話す・聞く、書く、読むを「話や文章の機能」でつなぐ。手書きの書写を引き続き重視 |
|---|---|
| 中学校 | 3領域を「話や文章の機能」でつなぐ。知識は「運用しながら」「教養として」深める2面に |
| 高校 | 必履修は現代の国語Ⅰ・言語文化Ⅰ。選択は現代の国語Ⅱ・言語文化Ⅱと発展4科目に再編 |
| 高校の科目 | 選択4科目を標準2科目+発展4科目に再編 |
国語の指導案(試案)
国語の授業アイデア(次期を先取り)
主な変更点(審議まとめより)
これまでは「話すこと・聞くこと」「書くこと」「読むこと」の学習がばらばらに意識されがちでした。次期は、話や文章が社会の中で果たす主な役割を「話や文章の機能」として整理し、その機能ごとに指導事項を並べる方向です。機能は「事実や知識の整理と理解」「考えや主張の理由付けと吟味」「思いや経験の表出と想像」「協働による考えの深化や合意」(いずれも仮称)などです。たとえば「論説を読む」「意見文を書く」「提案のスピーチをする」を、同じ「考えや主張の理由付けと吟味」の学習としてつないだ年間計画が立てやすくなります。 P131P134P139
※matome本文P134の機能一覧は「一部抜粋」。資料編m2 P130では5つ目に「伝統的な言語文化の継承と創造(仮称)」が示されている
審議まとめの案では、必履修は「現代の国語Ⅰ」(仮称)と「言語文化Ⅰ」(仮称)の2科目で、今の枠組みと単位数は変えないとしています。選択科目は今の4科目(各4単位)から、標準的な内容を集めた「現代の国語Ⅱ」「言語文化Ⅱ」(各8新単位、どちらも仮称)と、発展的な4科目「論説と批評」「対話と表現」「文学と創作」「古典と文化」(各4新単位、仮称)に組み替える案です。理系で「論理国語」だけ、などの学びの偏りをなくすことがねらいです。教材は科目のねらいに合うかで判断し、論理の科目でも趣旨に合えば文学作品を扱えるとしています。 P129P137P138P80P82
今は学習過程ごとに細かく分けた事項と、話や文章の種類ごとの言語活動例が別々に書かれています。次期は「話や文章の機能」を軸に、扱う文章の種類と、そこで働かせる考え方をまとめて一つの事項として示す方向です。例として「書くこと」では、「意見を述べる文章」と「主張を明確にする」「根拠を検討する」などを一括りにします。学習過程も簡単になり、話す・書くは「考えの形成/表現・推敲」、聞く・読むは「構造と内容の理解・解釈/考えの形成」にそろえる方向です。 P134P138
言葉の知識を、使う場面がはっきりするよう2つの面に分ける案です。(1)運用しながら深める事項は、文章の構造や表現の仕方など、話す・書く・読む中で使って身に付けるものです。(2)教養として深める事項は、言葉のきまり、古典、書写、読書などを、その意味や価値と結び付けて理解するものです。事項は「事項のまとまり」に分けて示し、たとえば今は別々の「漢字の読みと書き」と「漢字の偏やつくり、由来や特質」を一つにまとめるとしています。 P131P135P138
短い単元ごとに最終評価まで行おうとして、途中の見取りや声かけがしにくい、単元後に知識だけのペーパーテストで評価する、といった実態が課題とされています。次期は、学習の途中では形成的評価(学習の改善に生かす評価)を行い、単元の成果として力が総合的に発揮されているかで総括的評価をする、という考え方を示します。運用しながら深める知識は複数の単元を経てから、教養として深める知識は単元末や学期末などにまとめて評価することが考えられるとしています。 P129P142
生成AIを含むICTは、授業のねらいに合うときに使うのが原則で、AIが出した答えも比べて吟味する対象とします。要約する、最初の考えを書く、文章の構成を考えるなど、その単元で育てたい力に直結する場面では、AIを不用意に使わないよう慎重になるべきだとしています。評価では、集めた情報の信頼性や妥当性を確かめて自分で考え表現できているかを、より重視します。ローマ字の学習は今どおり小学校3年の国語で行い、ローマ字入力のタイピングは「総合的な学習の時間・情報の領域」が中心に担う方向です。 P129P140
※現行で国語小3に入力操作の学習があることは資料編m3 P186
教科書の中で、力を育てる中心になる「基幹教材」と、学校や子どもの状況に合わせて使い方を変えられる「関連教材」をはっきりさせることが考えられています。同じ「話や文章の機能」に関わる教材をまとめて扱い、重なりを減らして教科書の内容を精選することが考えられています。調整授業時数で時数を増減する場合や高校で単位数を増減する場合は、必要な内容を保障したうえで関連教材の使い方を調整することで対応できるとしています。 P139
情報の扱い方は、「情報どうしの関係を整理する力」と「情報の信頼性や妥当性を見極める力」という性質の違う2つの力を、学年に応じて系統的に示す方向です。語彙は、文脈の中で言葉を使って語感を磨く学習と、言葉の意味や関係を理解して語彙を増やす学習を両方進めます。読書は、きっかけづくりと、自分から読む読書へ移るための学習を充実させ、学校図書館との連携も進めます。高校の古典は、文語文法と口語訳に偏った指導を見直し、小中との接続や言語文化への理解を深める学習を重視するとしています。 P136
タイピングなどで文字を入力する機会が増えても、小中学校での書写の指導は引き続き重視し、特に小学校では手書きの丁寧な指導を進めます。字を書くことに困難がある子には、デジタルの活用や代わりの方法を積極的に用意することを明確にします。評価では、書写で見る「文字を整えて書く力」と、ほかの学習で表現の手段として書く文字とを区別し、何を評価するのかをはっきりさせる方向です。 P141
今からできる準備
国語とAI
AIが言葉を大量につくり、SNSで簡単に発信できる時代だからこそ、言葉の意味を理解し、自分の考えを形にして表現し、他の人の経験や気持ちを理解する「人間ならではの言語能力」を育てるとされています。 P128P130P140資料P46資料P139
検索結果の一番上に出るAIの要約を、よく考えずにそのままコピーする実態が見られます。集めた情報が信頼できるか、妥当かを確かめたうえで、自分で考え・判断し・表現できるように指導することが重要とされています。 P129
生成AIを含むICTは、発達段階をふまえ、授業のねらいに合うときに使うのが原則です。AIの出力も比べて吟味する対象であること、自分で考えた内容を自分の言葉で説明し責任を持つことを基本にします。 P140
文章の全体をつかむための要約、最初の考えを文章にする活動、書くための構成を考えたり情報を選んだりする活動など、その単元で育てたい力に直結する場面では、AIを不用意に使うことに慎重であるべきだとされています。子供自身が行うべき考える・判断する・表現する過程がAIに置きかわらないよう特に注意します。 P140
評価では、集めた情報の信頼性や妥当性を確かめたうえで、それを使って自分で考え・判断し・表現できているかという観点を、当面の基本的な考え方としてより重視するとされています。技術の進展による変化にも対応が必要とされています。 P140
生成AIが発展する中、人間ならではの実感を伴った理解・思考・表現を支える語感を磨き、語彙を豊かにする学習を充実させるとされています。 P136
- AIの出力を「正解」ではなく比べて吟味する教材として扱い、自分の言葉で説明させる(根拠P140)
- 要約・初発の考えを書く・構成を考える場面は、原則として子供自身に取り組ませ、AIを使う場合も単元のねらいを損なわない方法に限る(根拠P140)
- 検索のAI要約をそのまま使わず、情報の信頼性・妥当性を確かめてから自分の考えに生かす指導をする(根拠P129、P140)
現行⇔次期 新旧比較
国語の「見方・考え方」
「言葉による見方・考え方」として、対象と言葉、言葉と言葉との関係を、言葉の意味・働き・使い方などに着目して捉えたり問い直したりして、言葉への自覚を高めること。
「様々な事象を表す自他の言葉を」、その意味や働き、使い方に着目して吟味し、「多様な立場や考えを理解して、よりよく伝え合おうとすること」と、より短く示す(案)。
「思考力、判断力、表現力等」の学習過程
領域ごとに学習過程が違い、細かく分かれている(例:「読むこと」は「構造と内容の把握」「精査・解釈」「考えの形成」「共有」など)。
領域どうしでそろえる。話す・書く=「考えの形成/表現・推敲」、聞く・読む=「構造と内容の理解・解釈/考えの形成」、話し合う=「考えの形成」。
言語活動例・指導事項の示し方
学習過程ごとに細分化した事項と、3領域別・話や文章の種類別の言語活動例を別々に示している。
「話や文章の機能」(仮称)を軸に、扱う話や文章の種類と、思考・判断・表現の要素を一体にした「一括りの事項」として示す。
「知識及び技能」の示し方
個々の事項が独立して並ぶ(例:「漢字の読みと書き」と「漢字の偏やつくり、由来や特質」が別の内容)。どの知識を活用重視にし、どれを取り立てて学ぶのかが明確でない。
「(1)運用しながら深める事項」と「(2)教養として深める事項」に分け、「事項のまとまり」で構造的に示す。漢字の読み書きと漢字の構成などは一つの事項に統合。
高校の必履修科目
「現代の国語」2単位、「言語文化」2単位。
「現代の国語Ⅰ」(仮称)4新単位、「言語文化Ⅰ」(仮称)4新単位。枠組みと単位数は変えず、科目の特質を目標で明確に示す案。
高校の選択科目
「論理国語」「文学国語」「国語表現」「古典探究」(全て4単位)。単位数が多く時間割上の制約が大きい。進学校で「国語表現」が選ばれにくい、理系で「論理国語」中心の履修にとどまるなど偏りがある。
標準科目「現代の国語Ⅱ」「言語文化Ⅱ」(各8新単位)を大多数の生徒向けに新設する案で、その履修を前提に発展科目「論説と批評」「対話と表現」「文学と創作」「古典と文化」(各4新単位)を新設する案。科目名はすべて仮称。
高校の古典学習
本文は、文語文法と口語訳に指導が偏っていることを見直すべき点として挙げている。
古典を身近に感じ主体的に関心をもつことを重視し、小中との接続の強化、文語文法・口語訳への偏りの見直し、言語文化への理解を深める学習の充実の3つを進める。
ローマ字とタイピング
小学校3年の国語でローマ字を学び、それに関連してコンピュータでローマ字などを入力する基本操作も学習している。
ローマ字の学習は今どおり国語の小学校3年で行う。ローマ字入力のタイピングは「総合的な学習の時間・情報の領域」が中心に担う方向。
現行の学習指導要領・解説の原文(公式PDF)は資料室にまとめています。
高校の科目構成
審議まとめの案(P82「構成(案)」)では、必履修科目は現行の枠組みを維持し「現代の国語Ⅰ」(仮称、4新単位)と「言語文化Ⅰ」(仮称、4新単位)の2科目。選択科目は現行の「論理国語」「文学国語」「国語表現」「古典探究」(各4単位)を再編し、標準科目として「現代の国語Ⅱ」(仮称、8新単位:3領域を偏りなく学び論理的思考力やコミュニケーション能力を育成)と「言語文化Ⅱ」(仮称、8新単位:古典と近代以降の文章を言語文化として学ぶ)を新設、その履修を前提とする発展科目として「論説と批評」「対話と表現」「文学と創作」「古典と文化」(いずれも仮称、各4新単位)を新設。必履修科目を1・2年次で分けて履修する場合、2年次に必履修科目と標準科目を同時に履修できるようにする(標準科目と発展科目の関係も同様)。
授業時数・単位
小中の国語の標準授業時数の具体的な数字は示されていない。総論では、新教科・領域の時数を確保するため、小学校3年以上で現在35コマ以下のものを除く教科等から一律3〜4%程度を「広く薄く」減らす考え方が示され、実数は今後検討とされている(P79)。国語の節でも内容の充実は「総授業時数を増加させないことが前提」(P134)。高校は必履修の単位数等に変化なし(現代の国語2単位→現代の国語Ⅰ4新単位、言語文化2単位→言語文化Ⅰ4新単位)。選択科目は現行各4単位から、標準科目各8新単位・発展科目各4新単位へ(P80・P82)。新単位は1単位の学習量を17コマとしたもの。
校種ごとのページ・図解アニメ
ほかの教科も見る
出典:中央教育審議会 初等中等教育分科会 教育課程部会「次期学習指導要領等に向けた審議まとめ」(2026年10月5日)。P○ は本体PDFのページ、資料P○ は資料編のページ(クリックで該当ページが開きます)。





