As a Man Thinketh: Effect of Thought on Health and the Body(原因と結果の法則 第3章 思いと健康)の挿絵

📕 原因と結果の法則 全7章の 3番目 目次 ↓

As a Man Thinketh: Effect of Thought on Health and the Body

原因と結果の法則 第3章 思いと健康

  • 📖 634 words
  • ⏱ 約6分
  • YL 5.0+
  • 英検1級・ネイティブ目安
  • 📝 全訳つき

あらすじ体は心のしもべです。第3章では、恐れや不安の思いが体を弱らせ、清らかで明るい思いが体を健やかにする、という考えが語られます。※1903年当時の思想にもとづく内容で、現代の医学的な助言ではありません。病気の予防や治療には、衛生・栄養・予防接種・医療が欠かせません。

ジェームズ・アレン『原因と結果の法則(As a Man Thinketh)』(1903年)原文。底本: Project Gutenberg eBook #4507 第3章

キーワード(9語)本文の点線の語はタップで意味が出ます
  • bidding命令
  • unlawful不法な、正しくない
  • decay衰え
  • plastic形を変えやすい
  • vigour活力
  • propagate広める、増やす
  • wrinklesしわ
  • goodwill善意
  • possessor持ち主

🔊 音声は準備中です。もうしばらくお待ちください。

THE body is the servant of the mind. It obeys the operations of the mind, whether they be deliberately chosen or automatically expressed. At the bidding of unlawful thoughts the body sinks rapidly into disease and decay; at the command of glad and beautiful thoughts it becomes clothed with youthfulness and beauty.

体は心のしもべです。心の働きが、よく考えて選んだものであっても、ひとりでに出てきたものであっても、体はそれにしたがいます。道にはずれた思いに命じられると、体はたちまち病気になり、おとろえていきます。喜びにあふれた美しい思いに命じられると、体は若々しさと美しさをまといます。

Disease and health, like circumstances, are rooted in thought. Sickly thoughts will express themselves through a sickly body. Thoughts of fear have been known to kill a man as speedily as a bullet, and they are continually killing thousands of people just as surely though less rapidly. The people who live in fear of disease are the people who get it. Anxiety quickly demoralizes the whole body, and lays it open to the entrance of disease; while impure thoughts, even if not physically indulged, will soon shatter the nervous system.

病気も健康も、境遇と同じく、思いに根をもっています。病んだ思いは、病んだ体となって現れます。恐れの思いが、弾丸と同じくらいすばやく人の命を奪った例も知られています。そして恐れは、それほど速くはなくても同じように確実に、いつも何千人もの命を奪い続けているのです。病気を恐れながら暮らしている人こそ、病気にかかる人です。不安はたちまち体全体の力を奪い、病気が入りこむすきを作ります。けがれた思いも、たとえ実際の行いには移さなくても、やがて神経をずたずたにしてしまいます。

Strong, pure, and happy thoughts build up the body in vigour and grace. The body is a delicate and plastic instrument, which responds readily to the thoughts by which it is impressed, and habits of thought will produce their own effects, good or bad, upon it.

強く、清らかで、幸せな思いは、体を元気で美しいものに育てます。体は、繊細で、形を変えやすい道具です。刻みこまれた思いに、すぐにこたえます。ですから、思いの習慣は、よくも悪くも、必ず体にそれなりの影響を与えるのです。

Men will continue to have impure and poisoned blood, so long as they propagate unclean thoughts. Out of a clean heart comes a clean life and a clean body. Out of a defiled mind proceeds a defiled life and a corrupt body. Thought is the fount of action, life, and manifestation; make the fountain pure, and all will be pure.

けがれた思いを広げ続けるかぎり、人の血はけがれ、毒されたままです。清い心からは、清い暮らしと清い体が生まれます。けがれた心からは、けがれた暮らしと、むしばまれた体が生まれます。思いは、行いと暮らしと、外に現れるすべてのものの泉です。泉を清らかにすれば、すべてが清らかになるのです。

Change of diet will not help a man who will not change his thoughts. When a man makes his thoughts pure, he no longer desires impure food.

考え方を変えようとしない人は、食べ物を変えても救われません。思いを清らかにすれば、もう不純な食べ物をほしがらなくなります。

Clean thoughts make clean habits. The so-called saint who does not wash his body is not a saint. He who has strengthened and purified his thoughts does not need to consider the malevolent microbe.

清い思いは、清い習慣を生みます。体を洗わない、いわゆる聖人は、聖人ではありません。思いを強く清らかにした人は、悪い細菌のことなど気にかける必要はないのです。

If you would protect your body, guard your mind. If you would renew your body, beautify your mind. Thoughts of malice, envy, disappointment, despondency, rob the body of its health and grace. A sour face does not come by chance; it is made by sour thoughts. Wrinkles that mar are drawn by folly, passion, and pride.

体を守りたいなら、心を守りなさい。体を若返らせたいなら、心を美しくしなさい。悪意やねたみ、失望や落胆の思いは、体から健康と美しさを奪います。不機嫌な顔は、偶然にできるものではありません。不機嫌な思いが作るのです。顔をみにくくするしわは、愚かさと激しい感情と高慢が刻むものです。

I know a woman of ninety-six who has the bright, innocent face of a girl. I know a man well under middle age whose face is drawn into inharmonious contours. The one is the result of a sweet and sunny disposition; the other is the outcome of passion and discontent.

私の知り合いに、九十六歳になるのに、少女のように明るく無邪気な顔をした女性がいます。また、まだ中年にもならないのに、顔つきがゆがみ、調和を失ってしまった男性もいます。女性のほうは、やさしく明るい人柄の結果です。男性のほうは、激しい感情と不満の結果です。

As you cannot have a sweet and wholesome abode unless you admit the air and sunshine freely into your rooms, so a strong body and a bright, happy, or serene countenance can only result from the free admittance into the mind of thoughts of joy and goodwill and serenity.

部屋に空気と日の光をたっぷり入れなければ、気持ちのよい、健康な住まいにはなりません。それと同じように、強い体と、明るく幸せな顔、おだやかな顔は、喜びと善意とおだやかさの思いを心にたっぷり入れてこそ生まれるのです。

On the faces of the aged there are wrinkles made by sympathy, others by strong and pure thought, and others are carved by passion: who cannot distinguish them? With those who have lived righteously, age is calm, peaceful, and softly mellowed, like the setting sun. I have recently seen a philosopher on his deathbed. He was not old except in years. He died as sweetly and peacefully as he had lived.

お年寄りの顔には、人を思いやる心が刻んだしわもあれば、強く清らかな思いが刻んだしわもあり、激しい感情が刻んだしわもあります。その見分けがつかない人がいるでしょうか。正しく生きてきた人の老いは、沈んでいく夕日のように、静かで安らかで、やわらかく熟しています。私は最近、死の床にある一人の哲学者に会いました。年はとっていましたが、それ以外は少しも老いていませんでした。その人は、生きてきたときと同じように、おだやかに安らかに息を引き取りました。

There is no physician like cheerful thought for dissipating the ills of the body; there is no comforter to compare with goodwill for dispersing the shadows of grief and sorrow. To live continually in thoughts of ill will, cynicism, suspicion, and envy, is to be confined in a self-made prison-hole. But to think well of all, to be cheerful with all, to patiently learn to find the good in all—such unselfish thoughts are the very portals of heaven; and to dwell day by day in thoughts of peace toward every creature will bring abounding peace to their possessor.

体の不調を追い払うのに、明るい思いにまさる医者はいません。悲しみや嘆きの影を吹き払うのに、善意にかなうなぐさめ手はいません。悪意や皮肉や疑いやねたみの思いの中でずっと暮らすのは、自分で作った牢屋に閉じこもるようなものです。けれども、すべての人をよく思い、すべての人に明るく接し、すべての人のよいところを辛抱強く見つけられるようになる。そうした自分を捨てた思いこそ、天国の門そのものです。そして、生きとし生けるものすべてに対して、毎日安らかな思いを抱いて暮らせば、その人自身があふれるほどの安らぎに満たされるのです。

📖 全訳をまとめて読む 読み終わってからの答え合わせに

体は心のしもべです。心の働きが、よく考えて選んだものであっても、ひとりでに出てきたものであっても、体はそれにしたがいます。道にはずれた思いに命じられると、体はたちまち病気になり、おとろえていきます。喜びにあふれた美しい思いに命じられると、体は若々しさと美しさをまといます。

病気も健康も、境遇と同じく、思いに根をもっています。病んだ思いは、病んだ体となって現れます。恐れの思いが、弾丸と同じくらいすばやく人の命を奪った例も知られています。そして恐れは、それほど速くはなくても同じように確実に、いつも何千人もの命を奪い続けているのです。病気を恐れながら暮らしている人こそ、病気にかかる人です。不安はたちまち体全体の力を奪い、病気が入りこむすきを作ります。けがれた思いも、たとえ実際の行いには移さなくても、やがて神経をずたずたにしてしまいます。

強く、清らかで、幸せな思いは、体を元気で美しいものに育てます。体は、繊細で、形を変えやすい道具です。刻みこまれた思いに、すぐにこたえます。ですから、思いの習慣は、よくも悪くも、必ず体にそれなりの影響を与えるのです。

けがれた思いを広げ続けるかぎり、人の血はけがれ、毒されたままです。清い心からは、清い暮らしと清い体が生まれます。けがれた心からは、けがれた暮らしと、むしばまれた体が生まれます。思いは、行いと暮らしと、外に現れるすべてのものの泉です。泉を清らかにすれば、すべてが清らかになるのです。

考え方を変えようとしない人は、食べ物を変えても救われません。思いを清らかにすれば、もう不純な食べ物をほしがらなくなります。

清い思いは、清い習慣を生みます。体を洗わない、いわゆる聖人は、聖人ではありません。思いを強く清らかにした人は、悪い細菌のことなど気にかける必要はないのです。

体を守りたいなら、心を守りなさい。体を若返らせたいなら、心を美しくしなさい。悪意やねたみ、失望や落胆の思いは、体から健康と美しさを奪います。不機嫌な顔は、偶然にできるものではありません。不機嫌な思いが作るのです。顔をみにくくするしわは、愚かさと激しい感情と高慢が刻むものです。

私の知り合いに、九十六歳になるのに、少女のように明るく無邪気な顔をした女性がいます。また、まだ中年にもならないのに、顔つきがゆがみ、調和を失ってしまった男性もいます。女性のほうは、やさしく明るい人柄の結果です。男性のほうは、激しい感情と不満の結果です。

部屋に空気と日の光をたっぷり入れなければ、気持ちのよい、健康な住まいにはなりません。それと同じように、強い体と、明るく幸せな顔、おだやかな顔は、喜びと善意とおだやかさの思いを心にたっぷり入れてこそ生まれるのです。

お年寄りの顔には、人を思いやる心が刻んだしわもあれば、強く清らかな思いが刻んだしわもあり、激しい感情が刻んだしわもあります。その見分けがつかない人がいるでしょうか。正しく生きてきた人の老いは、沈んでいく夕日のように、静かで安らかで、やわらかく熟しています。私は最近、死の床にある一人の哲学者に会いました。年はとっていましたが、それ以外は少しも老いていませんでした。その人は、生きてきたときと同じように、おだやかに安らかに息を引き取りました。

体の不調を追い払うのに、明るい思いにまさる医者はいません。悲しみや嘆きの影を吹き払うのに、善意にかなうなぐさめ手はいません。悪意や皮肉や疑いやねたみの思いの中でずっと暮らすのは、自分で作った牢屋に閉じこもるようなものです。けれども、すべての人をよく思い、すべての人に明るく接し、すべての人のよいところを辛抱強く見つけられるようになる。そうした自分を捨てた思いこそ、天国の門そのものです。そして、生きとし生けるものすべてに対して、毎日安らかな思いを抱いて暮らせば、その人自身があふれるほどの安らぎに満たされるのです。

日本語訳:多読ベスト

押すと、この端末の読書記録(100万語メーター)に語数が加わります。

このお話の教訓 Moral

タップして見る

The body is the servant of the mind.

体は心のしもべである。

理解度チェック Quick Quiz

読み終わったら、3問だけ。間違えても大丈夫。多読は「だいたいわかる」で十分です。

Q1. What does Allen call the body?

Q2. What kind of thoughts does Allen say build up the body in vigour and grace?

Q3. What does Allen say about disease and health?

この読み物の使い方 3ステップ

  1. 聞きながら読む 音声に合わせて光る文を目で追う(聞き読み)。わからない語は飛ばしてOK。
  2. 音声なしで読む ⏱計測ボタンで読む速さ(WPM)を測ってみる。
  3. 耳だけで聞く 🎧聞くだけモードで、文字を見ずに内容がわかるか試す。🔁1文リピートで音読・シャドーイングも。

聞き読みの効果とやり方/多読三原則

📕 原因と結果の法則 As a Man Thinketh

全7章・7,442語。1章ずつ、音声と全訳つきで読めます。

目次(全7章)
  1. 原因と結果の法則 第1章 思いと人格 812語
  2. 原因と結果の法則 第2章 思いと環境 2,842語
  3. 原因と結果の法則 第3章 思いと健康 634語
  4. 原因と結果の法則 第4章 思いと目標 656語
  5. 原因と結果の法則 第5章 思いと達成 866語
  6. 原因と結果の法則 第6章 ビジョンと理想 1,107語
  7. 原因と結果の法則 第7章 穏やかな心 525語

次に読む

Level 6 の読み物をもっと見る →