As a Man Thinketh: Thought and Character(原因と結果の法則 第1章 思いと人格)の挿絵

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As a Man Thinketh: Thought and Character

原因と結果の法則 第1章 思いと人格

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あらすじ「人は心の中で考えるとおりの人間になる」。まえがきに続く第1章では、人格は偶然や運ではなく、一人ひとりが選び育てる思いから生まれる、という本書の中心となる考えが語られます。

ジェームズ・アレン『原因と結果の法則(As a Man Thinketh)』(1903年)原文。底本: Project Gutenberg eBook #4507 第1章(まえがきを含む)

キーワード(11語)本文の点線の語はタップで意味が出ます
  • thinketh考える(古い形)
  • treatise論文
  • master-weaver織物の名人
  • garment衣服
  • artifice技巧、作為
  • Godlike神のような
  • forge鍛冶場、作り出す
  • Intelligence知性
  • abandoned堕落した
  • mining掘ること
  • Temple神殿
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Foreword

まえがき

THIS little volume (the result of meditation and experience) is not intended as an exhaustive treatise on the much-written-upon subject of the power of thought. It is suggestive rather than explanatory, its object being to stimulate men and women to the discovery and perception of the truth that—

この小さな本は、瞑想と経験から生まれたものです。思いの力については、これまでに数多くの本が書かれてきました。けれども、この本はそのテーマをすみずみまで論じつくそうとするものではありません。説明するよりも、むしろ考えるきっかけを差し出すための本です。ねらいは、読者のみなさん一人一人に、次の真理を自分で見つけ、悟っていただくことにあります。その真理とは――

"They themselves are makers of themselves."

「人は、自分自身の作り手である」

by virtue of the thoughts, which they choose and encourage; that mind is the master-weaver, both of the inner garment of character and the outer garment of circumstance, and that, as they may have hitherto woven in ignorance and pain they may now weave in enlightenment and happiness.

ということです。人は、自分で選び、育てる思いによって、自分を作っているのです。心は、すぐれた織り手です。人格という内側の衣も、境遇という外側の衣も、心が織り上げています。これまでは何も知らずに、苦しみながら織ってきたかもしれません。けれども、これからは、ものごとを悟り、幸せのうちに織っていくことができるのです。

JAMES ALLEN.

ジェームズ・アレン

Thought and Character

思いと人格

THE aphorism, "As a man thinketh in his heart so is he," not only embraces the whole of a man's being, but is so comprehensive as to reach out to every condition and circumstance of his life. A man is literally what he thinks, his character being the complete sum of all his thoughts.

「人は心の中で思うとおりの者である」という格言があります。この言葉は、人間という存在のすべてを言い表しているだけではありません。その人の人生のあらゆる状態や境遇にまで当てはまる、とても広い意味を持っています。人は文字どおり、自分が考えているとおりの人間です。人格とは、その人が抱いてきた思いを、すべて足し合わせたものなのです。

As the plant springs from, and could not be without, the seed, so every act of a man springs from the hidden seeds of thought, and could not have appeared without them. This applies equally to those acts called "spontaneous" and "unpremeditated" as to those, which are deliberately executed.

植物は種から芽を出します。種がなければ、植物は生まれません。それと同じように、人の行いはすべて、目に見えない思いの種から芽を出します。思いの種がなければ、行いは生まれなかったはずです。これは、よく考えたうえでの行いにも、「思わず出た」「とっさの」と呼ばれる行いにも、同じように当てはまります。

Act is the blossom of thought, and joy and suffering are its fruits; thus does a man garner in the sweet and bitter fruitage of his own husbandry.

行いは思いの花であり、喜びと苦しみはその実です。こうして人は、自分で耕した畑から、甘い実も苦い実も刈り取ることになるのです。

"Thought in the mind hath made us, What we are By thought was wrought and built. If a man's mind Hath evil thoughts, pain comes on him as comes The wheel the ox behind....

「心の中の思いが、私たちを作った。私たちのありようは、思いによって形づくられ、築かれたもの。心に悪い思いを抱く者には、苦しみがついて来る。牛のあとを車輪がついて来るように……

..If one endure In purity of thought, joy follows him As his own shadow—sure."

……清らかな思いを持ち続ける者には、喜びがついて来る。自分の影のように、必ず」

Man is a growth by law, and not a creation by artifice, and cause and effect is as absolute and undeviating in the hidden realm of thought as in the world of visible and material things. A noble and Godlike character is not a thing of favour or chance, but is the natural result of continued effort in right thinking, the effect of long-cherished association with Godlike thoughts. An ignoble and bestial character, by the same process, is the result of the continued harbouring of grovelling thoughts.

人間は、法則にしたがって育っていくものです。誰かが細工をして作り上げたものではありません。原因と結果の法則は、目に見える物の世界でも、目に見えない思いの世界でも、同じように絶対で、少しの狂いもありません。気高く、神のような人格は、えこひいきや偶然で手に入るものではありません。正しく考えようと努力を続けた、自然な結果です。神のような思いに長く親しんできたことの実りなのです。卑しく、けだもののような人格も、同じしくみで生まれます。地をはうような卑しい思いを、ずっと抱き続けてきた結果なのです。

Man is made or unmade by himself; in the armoury of thought he forges the weapons by which he destroys himself; he also fashions the tools with which he builds for himself heavenly mansions of joy and strength and peace. By the right choice and true application of thought, man ascends to the Divine Perfection; by the abuse and wrong application of thought, he descends below the level of the beast. Between these two extremes are all the grades of character, and man is their maker and master.

人を作るのも、だめにするのも、その人自身です。人は思いという武器庫の中で、自分を滅ぼす武器を鍛えます。そして同じ場所で、喜びと力と安らぎに満ちた天の館を自分のために建てる道具も作るのです。思いを正しく選び、正しく使えば、人は神の完全さにまで昇っていけます。思いを誤って使えば、けだもの以下にまで落ちていきます。この両極端のあいだに、あらゆる段階の人格があります。そのどれを作るのも人間自身であり、人間こそがその主人なのです。

Of all the beautiful truths pertaining to the soul which have been restored and brought to light in this age, none is more gladdening or fruitful of divine promise and confidence than this—that man is the master of thought, the moulder of character, and the maker and shaper of condition, environment, and destiny.

この時代には、魂にかかわる美しい真理がいくつも見直され、明らかにされてきました。その中でも、次の真理ほど人を喜ばせ、神の約束と確かな自信を与えてくれるものはありません。それは、人は思いの主人であり、人格を形づくる者であり、自分の境遇や環境や運命を作り上げる者だ、という真理です。

As a being of Power, Intelligence, and Love, and the lord of his own thoughts, man holds the key to every situation, and contains within himself that transforming and regenerative agency by which he may make himself what he wills.

人は、力と知性と愛をそなえた存在であり、自分の思いの主人です。ですから、どんな状況でも、それを開く鍵は自分の手の中にあります。自分を変え、生まれ変わらせる力も、自分の内に持っています。その力によって、人は自分を望みどおりの人間にしていけるのです。

Man is always the master, even in his weaker and most abandoned state; but in his weakness and degradation he is the foolish master who misgoverns his "household." When he begins to reflect upon his condition, and to search diligently for the Law upon which his being is established, he then becomes the wise master, directing his energies with intelligence, and fashioning his thoughts to fruitful issues. Such is the conscious master, and man can only thus become by discovering within himself the laws of thought; which discovery is totally a matter of application, self analysis, and experience.

人は、どんなに弱く、どんなに落ちぶれていても、つねに主人です。ただ、弱って堕落しているときには、自分の「家」をうまく治められない、愚かな主人なのです。自分の状態をよくふり返り、自分という存在を支えている法則を熱心に探しはじめたとき、人は賢い主人になります。知恵を使って自分の力を正しい方向に向け、思いを実りある結果へと育てていくようになるのです。これが、自覚をもった主人です。そうなる道は、ただ一つしかありません。自分の内に、思いの法則を見つけることです。そしてその発見は、ひたすら努力し、自分を見つめ、経験を積むことによってしか得られません。

Only by much searching and mining, are gold and diamonds obtained, and man can find every truth connected with his being, if he will dig deep into the mine of his soul; and that he is the maker of his character, the moulder of his life, and the builder of his destiny, he may unerringly prove, if he will watch, control, and alter his thoughts, tracing their effects upon himself, upon others, and upon his life and circumstances, linking cause and effect by patient practice and investigation, and utilizing his every experience, even to the most trivial, everyday occurrence, as a means of obtaining that knowledge of himself which is Understanding, Wisdom, Power. In this direction, as in no other, is the law absolute that "He that seeketh findeth; and to him that knocketh it shall be opened;" for only by patience, practice, and ceaseless importunity can a man enter the Door of the Temple of Knowledge.

金やダイヤモンドは、さんざん探し、掘りつづけてはじめて手に入ります。それと同じで、自分の魂という鉱山を深く掘り下げていけば、人は自分にかかわるあらゆる真理を見つけられます。自分は人格の作り手であり、人生を形づくる者であり、運命を築く者である。このことは、まちがいなく自分で確かめられます。そのためには、自分の思いを見つめ、おさえ、変えていくことです。そして、その思いが自分に、ほかの人に、自分の人生と境遇に、どんな影響を与えるかをたどっていきます。根気よく試し、調べながら、原因と結果を結びつけていくのです。ごくささいな毎日の出来事まで含めて、あらゆる経験を、自分を知るための手がかりにします。自分を知ること、それこそが理解であり、知恵であり、力なのです。「求める者は見いだし、門をたたく者には開かれる」という法則が、ほかのどこよりも絶対に当てはまるのは、この道においてです。知識の神殿の扉をくぐるには、忍耐と実践と、たゆまずに求め続けることしかないからです。

📖 全訳をまとめて読む 読み終わってからの答え合わせに

まえがき

この小さな本は、瞑想と経験から生まれたものです。思いの力については、これまでに数多くの本が書かれてきました。けれども、この本はそのテーマをすみずみまで論じつくそうとするものではありません。説明するよりも、むしろ考えるきっかけを差し出すための本です。ねらいは、読者のみなさん一人一人に、次の真理を自分で見つけ、悟っていただくことにあります。その真理とは――

「人は、自分自身の作り手である」

ということです。人は、自分で選び、育てる思いによって、自分を作っているのです。心は、すぐれた織り手です。人格という内側の衣も、境遇という外側の衣も、心が織り上げています。これまでは何も知らずに、苦しみながら織ってきたかもしれません。けれども、これからは、ものごとを悟り、幸せのうちに織っていくことができるのです。

ジェームズ・アレン

思いと人格

「人は心の中で思うとおりの者である」という格言があります。この言葉は、人間という存在のすべてを言い表しているだけではありません。その人の人生のあらゆる状態や境遇にまで当てはまる、とても広い意味を持っています。人は文字どおり、自分が考えているとおりの人間です。人格とは、その人が抱いてきた思いを、すべて足し合わせたものなのです。

植物は種から芽を出します。種がなければ、植物は生まれません。それと同じように、人の行いはすべて、目に見えない思いの種から芽を出します。思いの種がなければ、行いは生まれなかったはずです。これは、よく考えたうえでの行いにも、「思わず出た」「とっさの」と呼ばれる行いにも、同じように当てはまります。

行いは思いの花であり、喜びと苦しみはその実です。こうして人は、自分で耕した畑から、甘い実も苦い実も刈り取ることになるのです。

「心の中の思いが、私たちを作った。私たちのありようは、思いによって形づくられ、築かれたもの。心に悪い思いを抱く者には、苦しみがついて来る。牛のあとを車輪がついて来るように……

……清らかな思いを持ち続ける者には、喜びがついて来る。自分の影のように、必ず」

人間は、法則にしたがって育っていくものです。誰かが細工をして作り上げたものではありません。原因と結果の法則は、目に見える物の世界でも、目に見えない思いの世界でも、同じように絶対で、少しの狂いもありません。気高く、神のような人格は、えこひいきや偶然で手に入るものではありません。正しく考えようと努力を続けた、自然な結果です。神のような思いに長く親しんできたことの実りなのです。卑しく、けだもののような人格も、同じしくみで生まれます。地をはうような卑しい思いを、ずっと抱き続けてきた結果なのです。

人を作るのも、だめにするのも、その人自身です。人は思いという武器庫の中で、自分を滅ぼす武器を鍛えます。そして同じ場所で、喜びと力と安らぎに満ちた天の館を自分のために建てる道具も作るのです。思いを正しく選び、正しく使えば、人は神の完全さにまで昇っていけます。思いを誤って使えば、けだもの以下にまで落ちていきます。この両極端のあいだに、あらゆる段階の人格があります。そのどれを作るのも人間自身であり、人間こそがその主人なのです。

この時代には、魂にかかわる美しい真理がいくつも見直され、明らかにされてきました。その中でも、次の真理ほど人を喜ばせ、神の約束と確かな自信を与えてくれるものはありません。それは、人は思いの主人であり、人格を形づくる者であり、自分の境遇や環境や運命を作り上げる者だ、という真理です。

人は、力と知性と愛をそなえた存在であり、自分の思いの主人です。ですから、どんな状況でも、それを開く鍵は自分の手の中にあります。自分を変え、生まれ変わらせる力も、自分の内に持っています。その力によって、人は自分を望みどおりの人間にしていけるのです。

人は、どんなに弱く、どんなに落ちぶれていても、つねに主人です。ただ、弱って堕落しているときには、自分の「家」をうまく治められない、愚かな主人なのです。自分の状態をよくふり返り、自分という存在を支えている法則を熱心に探しはじめたとき、人は賢い主人になります。知恵を使って自分の力を正しい方向に向け、思いを実りある結果へと育てていくようになるのです。これが、自覚をもった主人です。そうなる道は、ただ一つしかありません。自分の内に、思いの法則を見つけることです。そしてその発見は、ひたすら努力し、自分を見つめ、経験を積むことによってしか得られません。

金やダイヤモンドは、さんざん探し、掘りつづけてはじめて手に入ります。それと同じで、自分の魂という鉱山を深く掘り下げていけば、人は自分にかかわるあらゆる真理を見つけられます。自分は人格の作り手であり、人生を形づくる者であり、運命を築く者である。このことは、まちがいなく自分で確かめられます。そのためには、自分の思いを見つめ、おさえ、変えていくことです。そして、その思いが自分に、ほかの人に、自分の人生と境遇に、どんな影響を与えるかをたどっていきます。根気よく試し、調べながら、原因と結果を結びつけていくのです。ごくささいな毎日の出来事まで含めて、あらゆる経験を、自分を知るための手がかりにします。自分を知ること、それこそが理解であり、知恵であり、力なのです。「求める者は見いだし、門をたたく者には開かれる」という法則が、ほかのどこよりも絶対に当てはまるのは、この道においてです。知識の神殿の扉をくぐるには、忍耐と実践と、たゆまずに求め続けることしかないからです。

日本語訳:多読ベスト

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このお話の教訓 Moral

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A man is literally what he thinks.

人は文字どおり、その人の考えたとおりの存在である。

理解度チェック Quick Quiz

読み終わったら、3問だけ。間違えても大丈夫。多読は「だいたいわかる」で十分です。

Q1. According to Allen, what makes a man's character?

Q2. What does Allen say man is the master of?

Q3. In the Foreword, what does Allen call the mind?

この読み物の使い方 3ステップ

  1. 聞きながら読む 音声に合わせて光る文を目で追う(聞き読み)。わからない語は飛ばしてOK。
  2. 音声なしで読む ⏱計測ボタンで読む速さ(WPM)を測ってみる。
  3. 耳だけで聞く 🎧聞くだけモードで、文字を見ずに内容がわかるか試す。🔁1文リピートで音読・シャドーイングも。

聞き読みの効果とやり方/多読三原則

📕 原因と結果の法則 As a Man Thinketh

全7章・7,442語。1章ずつ、音声と全訳つきで読めます。

目次(全7章)
  1. 原因と結果の法則 第1章 思いと人格 812語
  2. 原因と結果の法則 第2章 思いと環境 2,842語
  3. 原因と結果の法則 第3章 思いと健康 634語
  4. 原因と結果の法則 第4章 思いと目標 656語
  5. 原因と結果の法則 第5章 思いと達成 866語
  6. 原因と結果の法則 第6章 ビジョンと理想 1,107語
  7. 原因と結果の法則 第7章 穏やかな心 525語

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