もくじ(13項目)
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ひとことで言うと
小は総合に「情報の領域」、中は新教科、高は情報科を充実
- 中学校の技術・家庭科は「情報・技術科」と「家庭科」に分け、情報・技術科は「情報技術」と「情報を基盤とした生産技術」の2領域とする案が示された。
- 小学校の総合的な探究の時間に「情報の領域」を加え、3〜6年で情報技術の使い方・安全な扱い方・仕組みを順序立てて学ぶ方向。
- 新しい教科・領域の時数は、総時数を増やさず他教科から広く薄く確保する方向で、現時点の試算では一律3〜4%程度の減少が見込まれる(具体の時数は今後検討)。高校は情報Ⅰ・Ⅱを維持し、AI・データと探究(PBL)を強化する案。
校種ごとに、やさしく解説
小学校 情報・技術、情報はどう変わる?
やさしく言うと審議まとめでは、小学校に「情報」という独立した教科を作るのではなく、総合の時間(次期は「総合的な探究の時間」とする方向)に「情報の領域」(仮称)を加える案が示されています。総合は「探究の領域」と「情報の領域」の2つで構成する案です。必要な時数は、3・4年が各学年最大30コマ程度、5・6年が最大35コマ程度の見込みです。小学校では令和10年度から段階的に先行実施する方向です。
総合が「探究」と「情報」の2つの領域に
小学校の総合は「探究の領域」と「情報の領域」の2つで構成する案です。情報技術を学ぶこと自体が総合の目的だと誤解されないよう、情報の領域は探究や各教科の学びを支える土台と位置付けられています。小学校では「活用」を中心に、体験的な活動を重視する方向です。 P74P240P251
教室では、たとえば:1学期に情報の領域で調べ方やまとめ方を集中的に学び、その力を2学期の地域の探究に生かす、といった計画が考えられます。
「ミニ探究ユニット」と「情報ブロック」
情報の領域では、2種類の学びを組み合わせる方向です。短い探究の中で情報技術を使う「ミニ探究ユニット」と、基礎を学ぶ小さなまとまり「情報ブロック」です。ミニ探究の例として、マイルールづくり、ロボットを動かすプログラム、生成AIの特性をふまえた作品制作が示されています。 P240P251
教室では、たとえば:端末の便利さと困ることを調べてから「タブレットのマイルール」をクラスで作り、1か月後に見直す、といった授業が考えられます。
情報を見極める力を学年で積み上げる
偽・誤情報を見極めるメディアリテラシーを、学年を追って育てる例が示されています。3年は情報の特徴や偽・誤情報を知ります。4年はAIの出力も含め、情報をうのみにしない姿勢を育てます。5・6年はSNSの特性などもふまえ、多角的に判断する力へ発展させます。 P248P251
教室では、たとえば:同じ出来事を伝える2つの記事を比べ、どこが違うか、だれが発信したかを確かめる、といった授業が考えられます。
1・2年は各教科で基本操作、国が動画教材
1・2年では、各教科の学習の中で文字入力や写真の撮影などの基本的な操作に慣れる方向です。IDやパスワードの管理、許可なく人を撮らないことなども一緒に学びます。国は、授業でそのまま使える動画などの教材を開発し、少なくとも年1回程度更新するとしています。 P251P262
教室では、たとえば:生活科の観察で写真を撮るときに、「人を撮るときは許可をもらう」という約束を一緒に確かめる、といった指導が考えられます。
中学校 情報・技術、情報はどう変わる?
やさしく言うと中学校では、技術・家庭科の技術分野を、新しい教科「情報・技術科」(仮称)とする案です。「情報技術」と「情報を基盤とした生産技術」の2つの領域で構成する方向です。必要な時数は、1・2年が各学年最大70コマ程度、3年が最大35コマ程度の見込みです。中学校では令和11年度から段階的に先行実施する方向です。
2つの領域と7つの内容項目
情報技術の領域は「情報の表現とデジタル化」「プログラミングと自動化」「情報基盤とシステム化」の3項目の案です。生産技術の領域は4項目の案です。「材料加工とデジタル製作」「生物育成とデータ活用」「エネルギー変換とスマート化」「技術の統合」です(いずれも仮称)。 P241P252
教室では、たとえば:作物の栽培で土の水分をセンサーで測り、そのデータを見て水やりの時期を判断する、といった授業が考えられます。
新しく「技術の統合」を学ぶ
新しく「技術の統合」(仮称)を設け、複数の技術を組み合わせて課題を解決する学習を行う方向です。自動運転や介護ロボットのように、技術が組み合わさって働く仕組みを理解するねらいです。まとまった時間を確保できるよう、柔軟な指導計画を可能にすることが考えられています。 P252P254
教室では、たとえば:以前作った木製の作品にセンサーと照明を付け、防災に役立つ機能を持たせる、といった題材が考えられます。
仕組みを知り、使って解決し、ふり返る
今の技術科では、多くの生徒が体験だけで終わり、深い理解に至っていないことが課題とされました。そこで、技術の原理や仕組みを知る、問題解決を実践する、技術を俯瞰・評価する、という流れを重視する方向です。学習の順序は、引き続き教師の裁量に委ねる考え方です。 P241P254P259
教室では、たとえば:通信の仕組みを学んだあと、情報を伝えるアプリを作り、最後に便利さとリスクを話し合う、といった単元が考えられます。
過程を見る評価と、先生への支援
評価では、課題解決の過程や取組の様子を重視する方向です。端末で問題解決の過程を記録・共有したり、ルーブリック(到達の目安の表)を使ったりすることが示されています。国は研修や、オンラインの免許法認定講習の充実、遠隔授業などの実証を進めるとしています。 P261P262
教室では、たとえば:製作の途中経過を毎時間、写真とメモで端末に残し、ルーブリックを見ながら自分で改善点を書く、といった進め方が考えられます。
高校 情報・技術、情報はどう変わる?
やさしく言うと高校の情報科は、情報Ⅰ(必履修)と情報Ⅱ(選択)の構成を維持する方向です。そのうえで、AIやデータサイエンスに関する内容を新たに加えます。情報Ⅰ・Ⅱとも、最後に学んだことを総合的に使うPBL(課題解決型の学習)の項目を置く案です。情報Ⅱは、一定の幅で単位数を柔軟に配当できる方向です。AI時代でも、プログラミングの学習は大切とされています。
科目構成は維持し、AIとデータを加える
情報Ⅰが必履修になったのは前回の改訂で、共通テストへの追加は令和7年度です。安易な変更は現場の混乱を招くとして、情報Ⅰ・Ⅱの構成は維持する方向です。大学などの数理・データサイエンス・AI教育とのつながりをふまえ、AIやデータサイエンスの内容を加えます。 P242
教室では、たとえば:身近なデータを集めて簡単な予測モデルを作り、予測が外れる理由もグループで話し合う、といった授業が考えられます。
新しい内容項目の案
情報Ⅰは5項目の案です(仮称)。「情報の仕組みと社会との関わり」「情報デザインとデザイン思考」が入ります。さらに「データ分析とモデル化・シミュレーション」「アルゴリズムとシステム開発」「PBLによる課題解決の実践」です。情報Ⅱには、単独でAIを扱う項目などが加わります。 P242P255
教室では、たとえば:学校行事の案内を使う人の立場で作り直し、アンケートの声をもとに改善する、といった情報デザインの授業が考えられます。
PBLで作って、使って、直す
情報Ⅱは、学校の実情に応じて一定の幅で単位数を柔軟に配当できる方向です。差が出るのは主に「PBLによる価値創造の実践」で、作ったものを実際に使い、改善を重ねる過程を学ぶとされています。評価も、課題解決や価値創造の過程を重視する方向です。 P242P256P261
教室では、たとえば:学校の困りごとを解決するアプリを作って実際に使ってもらい、意見をもとに何度も改良する、といった授業が考えられます。
AI時代のプログラミングと科目の組み替え
AIでプログラムを作れる時代でも、プログラミングの学習は不要にならないとされています。AIへの指示や、できたコードの妥当性を確かめる力が一層大切だからです。単位の柔軟化で、情報Ⅰと数学Ⅰの一部を一体化した科目などの工夫例も示されています。 P249P259
教室では、たとえば:生成AIが書いたプログラムを動かして誤りを見付け、直した経緯を記録して提出する、といった授業が考えられます。
小・中・高で10秒
| 小学校 | 教科は作らず総合に「情報の領域」を新設。3・4年は最大30、5・6年は最大35コマ程度 |
|---|---|
| 中学校 | 技術分野を新教科「情報・技術科(仮称)」に。1・2年は最大70、3年は最大35コマ程度 |
| 高校 | 情報Ⅰ・Ⅱの構成は維持。AI・データサイエンスを加え、両科目の最後にPBL(課題解決学習) |
| 高校の科目 | 科目名・単位数は現行どおり |
情報・技術、情報の指導案(試案)
情報・技術、情報の授業アイデア(次期を先取り)
主な変更点(審議まとめより)
今の技術・家庭科は、技術分野と家庭分野で免許も担当も別なのに、成績(評定)は1つの教科として付けている。そのデメリットが大きいため、家庭科を独立した教科にし、技術分野は時数を確保したうえで「情報・技術科」とすることが適当とされた。名前は「情報技術科」ではなく「情報・技術科」で、情報技術だけでなく、ものづくりなどの生産技術もいっしょに学ぶ教科だと周知していくとされている。 P74P241
年間の総授業時数は増やさない前提のため、新教科・領域の時数を特定の教科から削るのではなく、小学校3年以上で今35コマを超える教科等から、同じ割合で時数を減らして確保する方向が示された。減らす幅は、現時点の試算で一律3〜4%程度と見込まれている。35コマ以下の教科等は「週1コマ程度は必要」として減らさない。具体的な数字は今後、教育課程企画特別部会で検討して示される。 P78P79
小学校総合は「探究の領域」と「情報の領域」の2つの領域で構成し、時数もそれぞれ別に決める案。情報の領域では、探究の流れの中で情報技術を使ってみる小単元「ミニ探究ユニット」と、基礎を学ぶ小さなまとまり「情報ブロック」を組み合わせて学ぶ。内容は「活用」「適切な取扱い」「特性の理解」の3つを柱に、3年から6年へ段階的に発展させる方向。1学期に集めて配置するなど学校ごとの工夫もでき、国が参考例を示すとされた。 P78P240P250P251
「情報技術」領域は「情報の表現とデジタル化」「プログラミングと自動化」「情報基盤とシステム化」の3項目(いずれも仮称)。「情報を基盤とした生産技術」領域は、今の材料と加工・生物育成・エネルギー変換を受けつぐ3項目に、それらを組み合わせて課題を解決する新項目「技術の統合」を加えた4項目とする案。生産技術でも3Dプリンター、センサーのデータ、シミュレータなど情報技術とのつながりを強める。「技術の統合」には、まとまった時間を取れるよう柔軟な指導計画を認める。 P241P252P254
これまで各教科でばらばらに教えていたタイピング、映像の操作、グラフの作り方、データ分析の方法などは、新教科・領域で順序立てて学ぶ。プログラミングやデータ活用、産業と情報の関わり、情報機器と健康の関わりなども新教科・領域へ移す方向で、各教科はその分の内容を減らし、教科ならではの学びに時間を使えるようにする。メディアリテラシーはこれまで国語科や社会科でも扱ってきたが、新教科・領域で大きく強化する方向。どの内容を移すかは、教育課程全体を見ながら今後整理する。 P243P257
全面実施は小学校が令和12年度、中学校が令和13年度と想定されているが、社会の変化に遅れないよう、新教科・領域を先行実施する経過措置を、小学校は令和10年度から、中学校は令和11年度から段階的に講ずることが適当とされた。具体的な中身は今後検討される。調整授業時数制度は小・中学校とも令和10年度から先行実施される予定で、それを使って早めに取り組むこともできる。 P79P262
令和7年度時点で、中学校の技術分野の担当教員のうち臨時免許状の人が543名、免許外で教えている人が1,863名、高校情報科でもそれぞれ47名・97名いて、「危機的な課題」とされている。国は、新課程の研修コンテンツを小学校向けは令和9年度末、中学校向けは令和10年度末までに作り、小・中・高のすべての担当教員に研修を行う。オンラインの免許法認定講習の充実、複数校をまとめて教える・遠隔授業の実証、企業などからの外部講師の活用、免許制度の検討も進める。 P239P261P262
先生が過度な負担なく授業できるよう、国が授業動画を含む学習者用教材を作っており、技術の進歩で古くならないよう少なくとも年に1回程度アップデートする。公表時期は前もって学校に伝える。「技術の統合」については、教材だけでなく指導計画の例・参考資料・研修をセットで提供する。3Dプリンターなどの整備状況の見える化や、PC教室の維持・更新に向けた財政措置の整理も進める。 P240P251P254P262
今からできる準備
情報・技術、情報とAI
AIなどの情報技術は社会のあらゆる活動の基盤になる一方、偽・誤情報の拡散、フィルターバブル、AIが人の認知や判断に与える影響などのリスクもあります。かたより・依存・学習過程の省略(認知的オフロード)などの負の側面を理解し、情報を批判的にとらえて使うメディアリテラシーが不可欠とされています。 P235P236
現行の学習指導要領では、生成AIなどの先端技術に関わる内容がはっきり位置付けられておらず、情報モラルやメディアリテラシーも学校による差が大きいことが課題とされています。 P72P239
情報の真偽やかたよりを見極めるメディアリテラシー、AIを使いこなす力、プログラミング的思考を、情報活用能力の中核として小・中・高で体系的に整理します。AIの学習は内容項目を横断し、発達段階に応じて扱うとされています。 P248P249
「AIエージェント」や「フィジカルAI」などAIの進展が速く、子供は検索エンジンなどを通じてすでにAIに日常的に触れています。AIを使いこなす力を、単なる操作ではなく、AIを適切かつ効果的に使って問題を解決したり考えをつくったりする力と捉えます。 P248
適切な取扱いに「AIの適切な利用」を、特性の理解に「AI」を内容のまとまりとして位置付ける方向です。例えば4年生で、情報を発信・再構成する体験を通して、AIの出力も含め情報をうのみにしない姿勢を育てる例が示されています。「生成AIの特性やリスクを踏まえた作品制作を行う」などの「ミニ探究ユニット」も例示されています。 P250P251資料P153資料P162
AIやセンシングの発展で情報技術と生産技術を組み合わせた技術が社会に広がっていることから、新しい内容項目「技術の統合」を設ける方向です。データの構造やネットワーク、AI、メディアの特性など基本的な仕組みも学ぶとされています。資料編では、AIを補助として使いながら設計・製作・評価改善する活動例が示されています。 P252P253資料P154資料P172資料P174
情報Ⅰは、ネットワークやAIなどの共通的な技術を学ぶ項目を立て、すべての内容項目でAIに関わる特性や適切な取扱いを扱う方向です。情報Ⅱには「社会課題とデータサイエンス」「AI」などの項目を新しく立て、AIの仕組みやガバナンス、AIモデルの構築などを深く学ぶ方向です。 P242P255資料P153資料P180資料P181
小学校では「AIの出力には誤りやかたよりがある」「AIに頼りすぎない」「最後は人間が判断する」など、中学校では「AIの出力には誤りやかたよりがあり人の判断を尊重する」「権利侵害や悪用のリスク」など、高校ではAIの分析結果がデータやモデルの選び方で変わることなどが例として整理されています。 資料P153
小学校はミニ探究ユニットの中で体験的に使い、中学校はAIを補助的な役割として問題発見や設計・評価改善で使い、高校ではAIの出力を一つの情報として妥当性やかたよりを検討しながら使う、と段階的に整理されています。資質・能力の育成に効果的かどうかを吟味して使うことが前提です。 資料P154
情報科の活用例として、生成AIとの対話でヒントを得て解決策を考えてプログラムにしたり、作ったプログラムをクラウドで共有して統合・テストしたりして、試行錯誤の回数を増やすことが挙がっています。 P260
- AIの出力をあえて比較させ、誤りやかたよりに気付かせ、うのみにしない姿勢を育てる(根拠P251、資料編m3 P153)
- 生成AIの特性やリスクをふまえて作品をつくる「ミニ探究ユニット」を実施し、著作権や出典の扱いも考えさせる(根拠P251、資料編m3 P162)
- プログラミングでAIに指示してコードを作らせても、動作を検証・改善し、責任を持って使うところまでを学習にする(根拠P249)
- 生成AIとの対話でヒントを得て解決策を考え、クラウドで共有・テストして試行錯誤の回数を増やす(根拠P260)
現行⇔次期 新旧比較
中学校での位置付け
技術・家庭科の「技術分野」。A材料と加工、B生物育成、Cエネルギー変換、D情報の技術の4領域で、評定は家庭分野と合わせて1教科。
家庭科と分けて独立させた新教科「情報・技術科」とする案。「情報技術」領域と「情報を基盤とした生産技術」領域の2領域。
中学校での情報技術の学習
デジタル技術の学習が「D情報の技術」に閉じ、コンピュータやネットワークの仕組み、データ活用が十分に扱われていない。他の3領域ではデジタル技術との関連が図られていない。
「情報技術」領域を独立させ、デジタル化・自動化・システム化を段階的に学ぶ。生産技術でも3Dプリンターやセンサーのデータなどを活用し、両方を組み合わせる「技術の統合」を新設する案。
小学校での情報の学習
教科等に明確な位置付けがなく、授業時数や指導内容の具体も示されていないため、地域や学校による差が大きい。コンピュータやネットワークの仕組みは扱われていない。
総合的な探究の時間に「情報の領域」を加え、3・4年は各学年最大30コマ程度、5・6年は各学年最大35コマ程度を目安に、仕組みの理解やAIも含めて系統的に学ぶ案。
情報活用能力のとらえ方
「情報及び情報技術を活用する力」として、学習の基盤となる資質・能力に位置付け。
情報活用能力は「情報技術の活用」に絞って整理し、「情報の活用」は各教科で育てる。「活用」「適切な取扱い」「特性の理解」の3要素で小中高を通して整理。
高校情報科の科目と単位
情報Ⅰ(共通必履修、2単位)と情報Ⅱ(選択、2単位)。
情報Ⅰ・情報Ⅱの構成は維持し、標準単位数はともに4新単位(1新単位=17コマ)。情報Ⅱは追加で単位を配当できる例を解説等で示し、柔軟に配当できるようにする案。
高校情報科の内容項目
情報Ⅰは「情報社会の問題解決」「コミュニケーションと情報デザイン」「コンピュータとプログラミング」「情報通信ネットワークとデータの活用」の4項目。AIやデータの学習、探究的な学びが十分でなく、仕組みやセキュリティが複数項目に分散。
情報Ⅰは「情報の仕組みと社会との関わり」「情報デザインとデザイン思考」「データ分析とモデル化・シミュレーション」「アルゴリズムとシステム開発」「PBLによる課題解決の実践」。情報Ⅱには「社会課題とデータサイエンス」「AI」などを新設する案(すべて仮称)。
プログラミング的思考
前回改訂で小・中・高を通じたプログラミング教育を充実したが、内容や指導にばらつきがあり、問題解決にプログラミングを使う学習も十分でない。
AIへの指示も含め、作ったものを論理的・批判的に評価・改善し、責任を持って使うまでを含む考え方に捉え直し、小学校だけでなく中学・高校でも育てる。
中学校での学習の順序
技術分野は第1学年の導入で各領域に触れることのほかは、学習の順序や学年の割り振りを定めていない。
学習順序は引き続き先生の裁量にまかせる。調整授業時数制度の対象にもなる(35コマ以下になれば第3学年のみ対象外)。
現行の学習指導要領・解説の原文(公式PDF)は資料室にまとめています。
高校の科目構成
情報Ⅰ(共通必履修)と情報Ⅱ(選択)の2科目構成は維持する案(科目名も同じ)。内容項目は、情報Ⅰ「情報の仕組みと社会との関わり」「情報デザインとデザイン思考」「データ分析とモデル化・シミュレーション」「アルゴリズムとシステム開発」「PBLによる課題解決の実践」、情報Ⅱ「社会課題とデータサイエンス」「コンテンツデザイン」「AI」「先端技術と情報システムデザイン」「PBLによる価値創造の実践」(すべて仮称)。情報Ⅱは単位数を柔軟に配当できる。工夫例として「情報Ⅰと情報Ⅱを一体化した科目」「情報Ⅰと数学Ⅰの一部を一体化した科目」や、情報Ⅰを増単して中学校の内容を学び直す例が示されている(P242, P255, P259)。
授業時数・単位
必要な時数の目安(学習活動の積み上げによる最大値):小学校総合「情報の領域」は3・4年が各学年最大30コマ程度、5・6年が各学年最大35コマ程度。中学校「情報・技術科」は1・2年が各学年最大70コマ程度、3年が最大35コマ程度(現行の技術分野の内容を含む時数)。総合の「探究の領域」と「情報の領域」は別々に標準時数を設定。標準総授業時数は現行維持とし、小3以上で現在35コマを超える教科等から一律3〜4%程度を減じて確保する考え方(3〜4%は現時点の試算)。具体の時数は今後精査・検討(P78, P79, P257)。高校は情報Ⅰ・情報Ⅱともに4新単位(現行2単位。1新単位=17コマ)。必履修教科の合計が3新単位以下となる減単は不可(P80, P82, P259)。
校種ごとのページ・図解アニメ
ほかの教科も見る
出典:中央教育審議会 初等中等教育分科会 教育課程部会「次期学習指導要領等に向けた審議まとめ」(2026年10月5日)。P○ は本体PDFのページ、資料P○ は資料編のページ(クリックで該当ページが開きます)。




