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外国人に聞かれてビックリ食べもの・食文化

2026年10月21日(水)

「日本の緑茶、なんで甘くないの?」

甘さはお菓子に、苦みはお茶に、という分担

海外から来た人が日本のコンビニでペットボトルの緑茶を買って、ひと口飲んで驚くことがあります。「砂糖が入っていない」。日本人にとっては当たり前のことですが、ここには日本のお茶の飲み方がよく表れています。

「日本の緑茶、なんで甘くないの?」 — 甘さはお菓子に、苦みはお茶に、という分担

甘いものと一緒に飲むから

先に答えを言うと、日本の緑茶は、甘さを足すものではなく、甘いものや食事に合わせるものだからです。和菓子の甘さを、お茶の苦みと渋みが流してくれる。ごはんとみそ汁と漬物の食卓に、甘くない温かいお茶がある。日本の緑茶は、それだけで味わうより「何かと一緒に」飲まれてきました。

茶道でも、薄茶をいただく前に、まずお菓子を食べます。口の中に甘さが残っているところに、抹茶の苦みが来る。甘さと苦みを組み合わせて味わう、という考え方です。

海外には甘い緑茶も多い

海外のスーパーでは、砂糖やはちみつ入りの緑茶の飲み物も珍しくありません。紅茶に砂糖を入れる習慣のある国では、お茶に甘さを足すのは自然なことです。だから「緑茶=甘い飲み物」と思っている人にとって、日本の無糖の緑茶は、思っていたものと全然違う味がします。

ちなみに、世界で初めてとされる缶入りの緑茶は、1985年に日本で発売されました。1990年には、ペットボトル入りの緑茶も登場しました。いまでは自動販売機やコンビニで、甘くない緑茶が水と同じように並んでいます。

日本人も甘いのは好き

ただし、日本人が甘いお茶を嫌っているわけではありません。抹茶ラテや抹茶のアイスクリームは大人気ですし、自動販売機の缶コーヒーには甘いものがたくさんあります。甘くしないのは、ふだん食事と一緒に飲む緑茶や麦茶、ほうじ茶が中心です。

また、お茶の飲み方自体も変わっています。家で急須を使ってお茶をいれる人は減り、買って飲む緑茶が増えました。甘くない、という一点だけは、いれ方が変わっても守られている、と言えそうです。

英語で言うと

In Japan, green tea is something you drink with food, not a sweet drink on its own. The sweetness comes from the snack, like a Japanese sweet, and the slightly bitter tea balances it out. That's why bottled green tea here almost never has sugar. Japanese people still love sweet things, though. Matcha lattes and sweet canned coffee are everywhere.

日本では、緑茶は食べものと一緒に飲むもので、それだけで飲む甘い飲み物ではありません。甘さは和菓子などのお菓子のほうにあり、少し苦いお茶がそれを釣り合わせます。だから日本のペットボトルの緑茶には、まず砂糖が入っていません。とはいえ、日本人も甘いものは大好きです。抹茶ラテや甘い缶コーヒーは、どこにでもあります。

このコラムから、使えるフレーズ

  • Japanese green tea is usually unsweetened.
    日本の緑茶は、ふつう砂糖が入っていません。
  • We drink it with meals or with something sweet.
    食事や甘いものと一緒に飲みます。
  • The bitterness goes well with Japanese sweets.
    苦みが和菓子によく合うんです。
  • If you want something sweet, try a matcha latte.
    甘いのが飲みたいなら、抹茶ラテがいいですよ。
  • Check the label for "mutou." It means no sugar.
    ラベルの「無糖」を見てください。砂糖なしという意味です。

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