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外国人がビックリする日本マナー・作法

2026年10月18日(日)

「座っただけで、タオルが出てくるの?」

おしぼりは、毎日洗って配られる「借り物」

日本の飲食店では、席に着くと、注文より先に丸めた小さなタオルが出てきます。冬は温かく、夏は冷たいこともあり、お金もかかりません。初めての人は、これで何をすればいいのか、まず戸惑います。

「座っただけで、タオルが出てくるの?」 — おしぼりは、毎日洗って配られる「借り物」

まず手を拭くもの

答えから言うと、おしぼりは食事の前に手を拭くためのものです。袋に入っていれば袋から出し、広げて手を拭いたら、軽くたたんでテーブルの端に置いておきます。食事中に口のまわりや指先が汚れたときにも使えます。

居酒屋や定食屋、喫茶店など、多くの店で出てきますが、出すかどうかは店の判断です。ファストフード店やセルフサービスの店では、出てこないことも多いです。

温かいおしぼりは、店で専用の保温器に入れて温めておくことが多いです。寒い日に手に取るとほっとするので、温かさそのものを楽しみにしている人もいます。夏に冷たいおしぼりを出すかどうかは、店によってまちまちです。

実は、店のものではない

布のおしぼりの多くは、店が自分で洗っているわけではありません。「貸おしぼり業」と呼ばれる専門の業者が店に届け、使い終わったものを回収して洗い、また届けるという仕組みで回っています。

衛生の決まりもあります。たとえば神奈川県茅ヶ崎市の要綱では、おしぼりから大腸菌群や黄色ブドウ球菌が見つからないこと、業者は使われたおしぼりを4日以内に回収することなどを定めています。ふだん意識しない小さなタオルの裏で、回収と洗濯がくり返されています。

顔を拭いてもいい?

先ほどの茅ヶ崎市の要綱は、おしぼりを「手指及び顔面等を拭くため」のものとしています。少なくともこの決まりの上では、顔を拭いてもかまわないことになります。

ただ、人前で顔や首まで拭くのは、上品ではないと感じる人もいます。こぼした飲み物やテーブルを拭くのも、本来の使い方ではありません。テーブルが汚れたときは、店の人に台ふきんを頼むほうが無難です。

最近は、使い捨ての紙や不織布のおしぼりに切り替える店も増えています。布か紙かは店によって違いますが、「食べる前に手をきれいにする」という役目は変わりません。

英語で言うと

That rolled-up towel is called an oshibori, and it's for wiping your hands before you eat. It's free, and many restaurants rent cloth ones from companies that pick them up, wash them, and bring them back clean. You can wipe your mouth with it too, but don't use it to wipe the table, and try not to scrub your whole face with it in front of others.

その丸めたタオルは「おしぼり」といって、食べる前に手を拭くためのものです。無料で、布のものは、回収して洗い、きれいにして届けてくれる業者から借りている店が多いです。口元を拭くのに使ってもかまいませんが、テーブルを拭いたり、人前で顔じゅうを拭いたりするのは避けたほうがいいでしょう。

このコラムから、使えるフレーズ

  • This is an oshibori, a wet towel for your hands.
    これはおしぼり、手を拭くための濡れタオルです。
  • It's free. You don't have to order it.
    無料です。頼まなくても出てきます。
  • Wipe your hands with it before you start eating.
    食べ始める前に、これで手を拭いてください。
  • When you're done, just fold it and leave it on the table.
    使い終わったら、たたんでテーブルに置いておけば大丈夫です。
  • If you spill something, ask the staff for a cloth.
    何かこぼしたら、お店の人にふきんを頼みましょう。

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