2026年10月8日(木)
「コンビニで、税金が払えるの?」
おにぎりの横で、電気代も自動車税も
コンビニのレジで、おにぎりと一緒に電気代の払込票を出す。日本ではよくある光景ですが、海外から来た人には「店で税金を払うの?」と驚かれます。答えを先に言うと、日本のコンビニは、会社や役所に代わってお金を受け取る「窓口」の役目を、40年近く担ってきたのです。
レジが払込の窓口
日本では、電気・ガス・水道の料金や、通販の代金、自治体の税金の支払いに、バーコードのついた払込票が郵便で届くことがよくあります。それをコンビニのレジに持っていけば、店員がバーコードを読み取り、その場で支払いが終わります。銀行が閉まっている夜中や週末でも払えるのが、いちばんの便利さです。
こうした支払いを銀行の引き落としやオンラインで済ませるのが当たり前の国から来た人には、小売店のレジで公共料金や税金を払うという発想そのものが新鮮に映ります。
始まりは1987年の電気代
実は、この仕組みの始まりははっきりしています。1987年、セブン-イレブンが東京電力の電気料金の受け付けを始めました。その後、ガス、電話、水道へと、扱う料金が広がっていきました。
税金はもう少しあとです。2003年に政令が改められ、自治体が地方税の受け取りをコンビニなどの民間に任せられるようになりました。いまでは自動車税をコンビニで払う人も多くいます。国の税金も、国税庁によると、30万円以下ならバーコード付きの納付書やQRコードを使ってコンビニで納められます。
便利の裏側
ただし、何でも払えるわけではありません。国税をコンビニで払う場合は現金のみで、金額にも上限があります。口座振替やクレジットカード、スマホ決済で払う家庭も増えており、払込票を持ってレジに並ぶ人ばかりではありません。
もう一つの裏側は、店員の仕事の多さです。日本のコンビニの店員は、レジ打ちのほかに、料金の受け付け、宅配便の受け付け、チケットの発券までこなします。外国人が驚く便利さは、限られた人数の店員が、多くの種類の仕事を引き受けることで成り立っているのです。
英語で言うと
Yes, you can pay your electric bill and even some taxes at a konbini, or convenience store. Many bills in Japan come with a barcode, and the cashier just scans it. Convenience stores started taking utility payments in 1987, and local taxes were added after a rule change in 2003. For national taxes, though, it's cash only and up to 300,000 yen.
はい、コンビニで電気代や、一部の税金まで払えます。日本の請求書にはバーコードがついているものが多く、レジの人がそれを読み取るだけです。コンビニが公共料金を受け付け始めたのは1987年で、地方税は2003年の制度の変更のあとに加わりました。ただし国の税金は、現金のみで、30万円までです。
このコラムから、使えるフレーズ
- You can pay this bill at most convenience stores.この請求書は、たいていのコンビニで払えます。
- Just hand the slip to the cashier, and they'll scan the barcode.払込票を店員に渡せば、バーコードを読み取ってくれます。
- Keep the receipt. It's your proof of payment.控えはとっておいてください。支払った証明になります。
- Some payments are cash only, even at a convenience store.コンビニでも、現金しか使えない支払いがあります。
- A lot of people have their utility bills taken straight out of their bank account, but the konbini is a handy backup.公共料金を口座から引き落としにしている人も多いですが、コンビニは便利な予備の手段です。