2026年10月16日(金)
ハロウィンの夜、駅前では飲めない
外で飲むのは違法ではない国の、街ごとのルール
2026年のハロウィンは10月31日の土曜日です。東京の渋谷駅と新宿駅のまわりでは、この夜、路上で酒を飲むことが制限されます。花見で外で飲むのが当たり前の国で、なぜ街ごとに「飲まないで」と決めているのかを見てみます。
渋谷は一年じゅう、夜は禁止
渋谷区は2024年10月1日から、渋谷駅のまわりの決められた区域で、午後6時から翌朝5時まで、路上や公園など公共の場所で酒を飲むことを一年を通して禁止しています。それまでは、ハロウィンや年末のカウントダウンなど、特定の時期に限った決まりでした。
区議会は2024年6月17日にこの改正を可決し、対象の区域も広げました。報道によると、罰則はこれまでと同じく設けられていません。区が後援する催しや、町会・商店会の催しなどでは、日時と区域を決めて制限を外すこともあります。
新宿も、ハロウィンの夜は制限
新宿区のページによると、新宿駅のまわりでも、2026年10月31日の午後5時から11月1日の午前5時までが路上飲酒の制限時間とされています。2026年5月に開かれた協議会で示されたものです。
渋谷のハロウィンでは、仮装した人が路上に大勢集まり、混雑やゴミ、騒ぎが問題になってきました。2024年には渋谷区長と新宿区長がそろって会見を開き、「ハロウィンを目的に街に来ないでほしい」と訴えました。
国の法律ではなく、自治体の条例
日本には、外で酒を飲むこと自体を全国一律に禁じる法律はありません。公園で花見をしながら飲むことも、ふつうに行われています。酔って人に迷惑をかける行為を取り締まる法律はありますが、「どこで飲んではいけないか」は、それぞれの自治体が条例で決めています。
渋谷区の条例には罰則がなく、区の決まりとして示したうえで、見回りや呼びかけで守ってもらう形です。そのため、守られるかどうかは、訪れる人の理解にかかっています。来る人を拒むのではなく、静かに楽しんでほしいという呼びかけでもあります。
英語で言うと
In Japan, drinking outdoors isn't illegal in general. People drink in parks during hanami, or cherry blossom viewing, all the time. But local governments can set their own rules, and Shibuya now bans drinking on the street around the station from 6 p.m. to 5 a.m. all year. There's no fine, but on Halloween night especially, you're expected to follow it.
日本では、外で酒を飲むこと自体は違法ではありません。花見のときには、公園でふつうに飲みます。ただし自治体は独自の決まりを作ることができ、渋谷区は今、駅のまわりの路上での飲酒を、一年じゅう午後6時から朝5時まで禁止しています。罰金はありませんが、とくにハロウィンの夜は守ることが求められています。
このコラムから、使えるフレーズ
- You can't drink on the street around Shibuya Station at night.夜は、渋谷駅のまわりの路上で酒を飲めません。
- It's a local rule, not a national law.国の法律ではなく、その地域の決まりです。
- There's no fine, but people are asked to follow it.罰金はありませんが、守るよう求められています。
- Let's grab a drink inside a bar instead.かわりに、お店の中で飲もうよ。
- Drinking in the park is fine during hanami season in many places.花見の時期、公園で飲んでもいい場所は多いです。
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