2026年9月4日(金)
万博が終わった
2507万人が来て、批判も同じだけあった
2025年10月13日、大阪・関西万博が閉幕しました。開幕前の日本で、この万博ほど評判の悪かった国家的な行事は、しばらくなかったと思います。工事の遅れ、費用の増加、意味があるのかという問い。それが終わってみると、来場者は2500万人を超えていました。
数字で見ると
会期は2025年4月13日から10月13日まで。参加したのは158の国と地域、7つの国際機関で、日本での開催としては過去最多でした。
一般の来場者は会期全体で約2507万人。55年前の1970年の大阪万博(6422万人)に次ぐ、国内で2番目に多い数字です。
運営の収支は最大280億円の黒字になる見通しと発表されました。ただしこれは運営費の話で、会場の建設費など全体の費用をどう評価するかについては、見方が分かれています。
嫌われていたものが、どう受け入れられたのか
開幕前の報道は厳しいものでした。費用が当初の見込みから膨らんだこと、工事が間に合わないこと、会場を囲む木造の大屋根(リング)に巨額をかける意味。SNSでは批判が目立ちました。
開幕後に評価が上がった理由としてよく挙げられるのは、実際に行った人の感想が広まったことです。特定のパビリオンが人気を集め、並んだ時間や食べたものの話がSNSで流れ、それを見た人がまた行く、という流れができました。
一方で、暑さ、待ち時間、予約の取りにくさへの不満も最後まで残りました。「よかった」と「大変だった」が同居したまま終わった、というのが実際に近いと思います。
外国人に説明するときに
日本人にとって万博という言葉には、1970年の大阪万博の記憶がついてまわります。高度経済成長のまっただ中で、6400万人が来て、未来が明るいものとして展示された行事でした。
だから2025年の万博は、常にその記憶と比べられていました。人口が減り、経済が伸び悩む国で、もう一度万博をやる意味があるのか。この問いが議論の芯にありました。
成功だったか失敗だったかを一言で言うのは、まだ難しいところです。少なくとも「誰も来なかった」ということはありませんでした。
英語で言うと
The 2025 Osaka Expo was widely disliked before it opened — the budget, the delays, the enormous wooden ring — and then 25 million people came anyway. Both of those things are true, and Japanese people will tell you both. Part of it is that the word 'Expo' here still carries the memory of 1970, when 64 million came and the future was something you could go and look at.
2025年の大阪万博は、開幕前には評判が悪いものでした。費用、遅れ、あの巨大な木の屋根。それでも2500万人が来ました。どちらも本当のことで、日本人はその両方を話します。背景のひとつは、万博という言葉がいまも1970年の記憶を引きずっていることです。あのときは6400万人が訪れ、未来は見に行けるものでした。
このコラムから、使えるフレーズ
- The Osaka Expo closed in October 2025 with about 25 million visitors.大阪万博は2025年10月に閉幕し、来場者は約2500万人でした。
- Before it opened, most people thought it was a waste of money.開幕前は、お金の無駄だと思っている人が多かったです。
- Word of mouth turned it around — people posted about it and others went.行った人の感想が広まって、評価が変わりました。
- Japan keeps comparing it to the 1970 Osaka Expo, which drew 64 million.日本人はどうしても1970年の大阪万博と比べます。あちらは6400万人でしたから。
- The heat and the queues were a real complaint right to the end.暑さと待ち時間への不満は、最後まで残りました。
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