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2026年10月4日(日)

食品ロス、1年で461万トン

まだ食べられるのに捨てる理由は、家と店の両方にある

10月は、法律で決められた「食品ロス削減月間」です。国の推計では、2024年度に日本で出た食品ロスは461万トンで、国民1人あたりにすると年に約37キロでした。2000年度の半分以下まで減りましたが、それでも1人が毎日おにぎり1個分ほどを捨てている計算です。

食品ロス、1年で461万トン — まだ食べられるのに捨てる理由は、家と店の両方にある

10月は、法律で決まった月

食品ロスとは、まだ食べられるのに捨てられてしまう食品のことです。野菜の皮や魚の骨のように、もともと食べない部分は含みません。2019年10月に「食品ロスの削減の推進に関する法律」が施行され、10月を「食品ロス削減月間」、10月30日を「食品ロス削減の日」とすることが定められました。

この月には、消費者庁・農林水産省・環境省がそろって呼びかけを行い、自治体やスーパーでもポスターや催しが増えます。「食べきり」「使いきり」という言葉を店先で見かけるのも、この時期です。

家と店で、ほぼ半分ずつ

2026年6月に消費者庁などが公表した、農林水産省と環境省の推計では、2024年度の食品ロスは461万トンでした。そのうち、食品メーカー・スーパー・飲食店などの事業系が237万トン、家庭系が224万トンで、ほぼ半分ずつです。前年度と比べると、家庭系は9万トン減りましたが、事業系は6万トン増えました。

2000年度には980万トンあったので、全体では半分以下になりました。国は2030年度までに、2000年度と比べて家庭系を50%、事業系を60%減らす目標を立てています。家庭系の目標は216万トンで、2024年度の時点ではまだ少し届いていません。

「3分の1ルール」と賞味期限

店から出るロスの背景として、よく挙げられるのが「3分の1ルール」です。加工食品は、作ってから賞味期限までの期間の最初の3分の1のうちに店へ届けないと、受け取ってもらえないという業界の慣習です。法律ではありませんが、期限までまだ日数があるのに行き場を失う食品が出ます。農林水産省はこの納品期限を緩める見直しを呼びかけていて、2023年10月末の時点で、297の小売事業者が緩めた、または緩める予定だと答えています。

家庭では、賞味期限と消費期限の取り違えがよく指摘されます。消費期限は「安全に食べられる期限」で、弁当や生の肉などに付きます。賞味期限は「おいしく食べられる期限」で、スナック菓子や缶詰などに付き、過ぎてもすぐ食べられなくなるわけではありません。

お金にすると3.8兆円

消費者庁などの推計では、2024年度の食品ロスによる経済的な損失は約3.8兆円で、国民1人あたり年に約3万1千円にあたります。日本には「もったいない」という言葉がありますが、言葉があることと、実際に捨てていないことは別の話です。数字は少しずつ減っていますが、家でも店でも、まだ減らせる余地があります。

英語で言うと

October is Food Loss Reduction Month in Japan, set by a 2019 law. In fiscal 2024, the country threw away about 4.6 million tons of food that could still be eaten, roughly half from homes and half from businesses. That's less than half of what it was in 2000, but waste from homes is still above the government's 2030 target.

日本では10月が「食品ロス削減月間」で、2019年の法律で決められました。2024年度には、まだ食べられる食品が約461万トン捨てられ、そのおよそ半分が家庭から、半分が事業者からでした。2000年度の半分以下になりましたが、家庭から出る量は、国が2030年度までに目指す目標をまだ上回っています。

このコラムから、使えるフレーズ

  • Food loss means food that could still be eaten but gets thrown away.
    食品ロスとは、まだ食べられるのに捨てられる食品のことです。
  • A "best before" date is about taste, not safety.
    賞味期限は、安全ではなく、おいしさの期限なんです。
  • Don't eat it after the "use by" date.
    消費期限を過ぎたら、食べないでね。
  • About half of Japan's food loss comes from homes.
    日本の食品ロスのおよそ半分は、家庭から出ています。
  • In Japan, we say "mottainai" when something useful goes to waste.
    日本では、まだ使えるものが無駄になると「もったいない」と言います。

この記事のもとにした資料

数字と事実は、次の資料で確かめています。ご自分でも確かめられます。

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