次期学習指導要領とのつながり

コミュニケーション活動と支える活動の往還重要語彙の繰り返し自己調整学習
審議まとめは、学習過程を「コミュニケーション活動」と「コミュニケーション活動を支える活動」に整理し、両者を往還しながら「知・技」と「思・判・表」を一体的に育てる方向を示しています。資料編では、コミュニケーション活動で表現しきれないことや間違いに気付かせ、支える活動で改善を図り、再びコミュニケーション活動を行う流れが往還の例として挙げられています。同じ話題で2回話すと、1回目に言えなかったことを2回目に言えたという実感が生まれます。この実感は、自分の学習を振り返って次につなげる力の芽にもなります。 P279P284資料(外㉜)P32資料(外㉟)P35
ねらい
1回目のやり取りで言えなかったことに気付き、全体で確かめた表現を使って、2回目にはより詳しく伝え合うことができる。
準備するもの
- 話題カード(例:週末にしたこと、好きな季節、行ってみたい国)
- 「言いたかったけど言えなかったこと」を書く付箋、またはミニホワイトボード
- タイマー
手順
- 先生がALTや子供の一人と、今日の話題で短いやり取りをして見せます。2分What did you do last weekend? ... Oh, you went to the river. That's nice! Did you swim?先週末は何をしたの?……川に行ったんだね。いいね!泳いだの?
- ペアで1回目のやり取りを1分ずつ行います。言いたかったのに英語で言えなかったことは、日本語のまま付箋に書いておきます。3分If you can't say it in English, write it down in Japanese. That's OK!英語で言えなかったら、日本語でメモしておこう。それで大丈夫!
- 付箋を集め、多くの子供が困っていたことを全体で取り上げます。「すでに知っている英語で言い換えるには?」と問い、子供から出た言い方を優先して板書します(例:「バーベキューをした」→ I ate meat with my family by the river.)。5分How can we say this with the English we know?知っている英語で、どう言えるかな?
- 相手を替えて2回目のやり取りをします。板書した表現や言い換えを一つ使ってみることを目標にします。3分
- 「1回目と2回目で何が変わったか」を一言で振り返り、ノートに書きます。2分
評価(見取り)のポイント
【思考・判断・表現】2回目のやり取りで、共有した表現や言い換えを使って伝えようとしているかを観察で見取ります。【主体的に学習に取り組む態度】言えなかったことを書き留め、次に生かそうとしている姿を、付箋と振り返りで単元を通して見取ります。
うまくいくコツ・アレンジ
- 新しい語を教え込むより、すでに知っている語での言い換えを優先して取り上げます。
- 話題は単元の表現とつながるものを選び、同じ表現が何度も使われるようにします。
- 1回目の前に、先生が「先生も英語で言えないことがあるよ。そんなときはこう言い換えるよ」と見せると、子供が安心して挑戦できます。
アレンジ
- 小3・4では、先生と全体で1回目、ペアで2回目、という形で行います。
- 中学校・高校では、やり取りを録音して、1回目と2回目の違いを自分で聞き比べて振り返ります。
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※ 次期学習指導要領は告示前です。審議まとめ(2026年10月5日)の方向性をふまえた原田英語.comのオリジナルのアイデアです。