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2026年11月6日(金)

ズワイガニ漁が解禁、日本海の漁獲枠は3,000トンに

カニが増えているのに、国が枠を減らした理由

2026年11月6日、島根県から富山県にかけての日本海で、ズワイガニ漁が解禁されました。この海域の2026年漁期の漁獲可能量(とってよい量の上限)は3,000トンで、前の漁期の3,700トンから2割近く減りました。いまはカニの数が多いものの、数年後に減ると見込まれているためです。

ズワイガニ漁が解禁、日本海の漁獲枠は3,000トンに — カニが増えているのに、国が枠を減らした理由

解禁日は毎年11月6日

ズワイガニの漁期は、農林水産省令で海域ごとに決まっています。島根県から富山県までの海域では、雄が11月6日から翌年3月20日まで、雌が11月6日から翌年1月20日までです。曜日に関係なく毎年同じ日に始まるので、11月6日は山陰や北陸の漁港で「初競り」のニュースが出る日になっています。

同じズワイガニでも、水揚げされる土地によって呼び名が変わります。鳥取県によると、山陰では大きく硬い甲羅の雄を「松葉ガニ」、雌を「親ガニ」と呼び、福井県では雄を「越前ガニ」と呼びます。どれも生き物としては同じ種類です。

枠は3,700トンから3,000トンへ

ズワイガニは、国が1年ごとに「漁獲可能量(TAC)」を決める魚種の一つです。水産庁は2026年5月、島根県から富山県までの海域の枠を、それまでの3,700トンから3,000トンに減らすことを決めました。期間は7月から翌年6月までの1年で、11月に始まる漁期はこの枠で行われます。

国の枠は、府県ごとに割り振られます。鳥取県への配分は754トンだったと、山陰の新聞各社が伝えています。

いまは多いが、先に減る

意外なのは、いまカニが少ないわけではないことです。国の研究機関である水産研究・教育機構の資源評価では、この海域の資源量は2022年の約1.2万トンから、2025年には約2.8万トン(予測値)まで増えたと推定されています。それでも枠を減らしたのは、この先の減少が見込まれているからです。日本経済新聞は、2017年ごろに生まれたカニが海流の変化などでうまく育たなかったとみられ、2027年には大人のカニが半分ほどに減るおそれがあると伝えています。

実際の漁獲量は、もともと枠より少なめでした。資源評価によると、2024年漁期の漁獲量は雌雄合わせて2,220トンで、当時の枠3,700トンには届いていません。日本経済新聞によると、水産庁は、枠を減らしても漁業者や消費者への影響は大きくないと説明しています。

漁獲量の波と、細かな決まり

この海域のズワイガニの漁獲量は、1960年代半ばと1970年ごろに1.4万トンを超えましたが、その後に急に減り、1988〜1993年には2,000トンを下回りました。1990年代半ば以降は持ち直し、2007年には5,000トン近くまで増えましたが、その後はまた減っています。

雄は甲羅の幅が9センチ以上のものしかとれず、雌は卵を抱えた大人のものだけがとれます。漁業者は、省令よりも厳しい大きさの決まりや、1回の漁でとれる量の上限を自分たちで設けています。海底にはコンクリートのブロックを沈めた保護区も各地にあります。冬の味覚として知られるカニは、こうした管理の上で食卓に届いています。

英語で言うと

Snow crab season on the Sea of Japan opens every year on November 6th, and the date is set by government rules. For the 2026 season, the government cut the catch limit for the waters from Shimane to Toyama from 3,700 to 3,000 tons. There are plenty of crabs right now, but scientists expect fewer adults in a few years. Fishers have been catching less than the limit anyway, so the government says the impact on prices should be small.

日本海のズワイガニ漁は毎年11月6日に解禁され、その日付は国の決まりで定められています。2026年の漁期は、島根県から富山県までの海域の漁獲枠が、3,700トンから3,000トンに減らされました。いまカニはたくさんいますが、数年後には大人のカニが減ると研究者は予測しています。もともと漁獲量は枠より少なかったので、値段への影響は小さいと国は説明しています。

このコラムから、使えるフレーズ

  • Crab season opened today, so these are the first crabs of the season.
    今日カニ漁が解禁されたので、これが今季の初物です。
  • It's the same crab. It just has a different name in each region.
    同じカニです。地域ごとに呼び名が違うだけです。
  • The tag on the leg shows it's a local brand crab.
    脚のタグは、地元のブランドガニのしるしです。
  • Female crabs are smaller, and they can only be caught until January.
    雌のカニは小さく、とってよいのは1月までです。
  • There's a limit on how much crab they can catch each year.
    1年にとってよいカニの量には、上限があります。

この記事のもとにした資料

数字と事実は、次の資料で確かめています。ご自分でも確かめられます。

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