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授業アイデア・中学校

覚え方を変えれば忘れにくい!単語の学び方実験

「思い出す」「間をあける」「使う」を試し、自分に合う学び方を選ばせます。

中215分(+家庭学習と1週間後の振り返り)読むこと・話すこと[やり取り]・書くこと
もくじ(8項目)
  1. 次期学習指導要領とのつながり
  2. 準備するもの
  3. 手順
  4. 評価(見取り)のポイント
  5. AIを使うなら
  6. うまくいくコツ・アレンジ
  7. ワークシート(印刷できます)
  8. ほかのアイデア

次期学習指導要領とのつながり

覚え方を変えれば忘れにくい!単語の学び方実験
自己調整学習学習方略重要語彙を様々な場面で繰り返す家庭学習との連携

審議まとめは、児童生徒が家庭学習を含め、自己調整学習の考え方に基づいて学習方略を活用できるよう、第二言語習得の研究や認知心理学、学習科学などの科学的知見を踏まえる方向を示しています。また、国が基盤語彙リストを作成するとともに、使用頻度の高い重要な語彙を様々な場面で繰り返し扱うことも示しています。単語を「見て何度も書くだけ」で覚えようとする生徒は少なくありません。思い出す練習、間隔をあけた復習、文の中で使うことを授業で実際に試させると、自分の学び方を見直すきっかけになります。 P278P281P283資料(外⑮)P15資料(外㉛)P31

ねらい

語彙を覚えるいくつかの方法を試して比べ、自分に合う方法を選んで家庭学習の計画を立て、振り返ることができる。

準備するもの

  • 単元で繰り返し使う重要語のリスト(10語程度)
  • 思い出しカード(表に日本語、裏に英語と例文)
  • 1週間の学習記録表(ワークシート)

手順

  1. 先生が自分の単語学習の失敗談を英語で話し、生徒に理由を考えさせます。3分
    When I was a junior high school student, I wrote each word ten times. But I forgot them the next week. Why do you think that happened?先生が中学生のとき、単語を10回ずつ書きました。でも、次の週には忘れていました。どうしてだと思いますか。
  2. 重要語10語を、難しさや知っている度合いが同じくらいになるよう5語ずつ2組に分けておきます。方法A「見て書く」と方法B「カードを見ずに思い出してから確かめる」を、組を替えてそれぞれ2分間試します(列ごとにAとBに使う組を入れ替えると、語の難しさの差が結果に出にくくなります)。翌日の授業の始めに10語の小テストをして、どちらが思い出しやすかったかを各自で確かめることを予告します。4分
  3. 方法Bで覚えた5語のうち2語を選び、ペアで自分のことを1文ずつ言い合います(方法C「文の中で使う」)。翌日の小テストで、文で使った2語と使わなかった3語の思い出しやすさを比べます。結果は「今回の自分の結果」として受け止め、1週間後にもう一度確かめます。4分
    Use one of the new words to talk about yourself.新しい単語を一つ使って、自分のことを話してみよう。
  4. 学習記録表に、家庭学習で試す方法と、復習する日(例:今日・2日後・1週間後)を書き込みます。1週間後の授業で、結果と気付きを振り返る時間をとります。4分

評価(見取り)のポイント

【主体的に学習に取り組む態度】学習方法を試して比べ、自分に合う方法を選んで計画を立てたり、結果を振り返って修正したりしようとする姿を、学習記録表の記述で学期を通して見取ります。小テストの点数そのものを態度の評価には使いません。

AIを使うなら

家庭学習で生成AIを使う場合は、学校・教育委員会が利用を認めたサービスとアカウントに限り、最新の利用規約で年齢制限と保護者同意の要否を確かめ、必要な同意を得ておきます。氏名・学校名・顔写真・音声などの個人情報は入力しません。家庭での利用は必須にせず、使えない生徒は思い出しカードや友達とのクイズで同じ練習をします。「覚えたい語を使った短いクイズを出してもらう」「自分の作った例文が自然かどうか尋ねる」といった使い方が考えられます。ただし、出てきた例文や説明は辞書や教科書で確かめさせます。AIとのやり取りで終わらせず、覚えた語を授業で友達との会話に使う場面を必ず設けます。

うまくいくコツ・アレンジ

  • 「この方法が正解」と押し付けず、試して比べた結果から生徒自身が選ぶことを大切にします。
  • 重要語は単元をまたいで繰り返し登場させ、会話や帯活動で何度も使う機会をつくります。
  • 思うような結果が出なかった生徒には、方法を変えて試すこと自体を前向きに認めます。

アレンジ

  • 小学校では、覚え方の工夫を「絵と一緒に言う」「友達にクイズを出す」など遊びの形で紹介します。
  • 高校では、音読、多読、シャドーイングなども含めて、自分の学習計画を作る活動に広げます。

ワークシート(印刷できます)

ワークシート:My Word Learning Experiment(単語の学び方実験)

Try, compare, and plan. / 方法を試して比べ、自分の計画を立てましょう。

  1. Method A(見て書く): 翌日のテストで思い出せた語 ____ / 5
  2. Method B(思い出してから確かめる): 翌日のテストで思い出せた語 ____ / 5
  3. Method C(文の中で使う): 使った文 ________________ / 翌日思い出せた語:文で使った語 ____ / 2、使わなかった語 ____ / 3
  4. わたしが選ぶ方法とその理由(今回の自分の結果から):________________
  5. 復習する日:□今日 □2日後 □1週間後
  6. 1週間後の振り返り:うまくいったこと/次に変えること

Name: ______________________  Class: ______  No.: ______

ほかのアイデア

※ 次期学習指導要領は告示前です。審議まとめ(2026年10月5日)の方向性をふまえた原田英語.comのオリジナルのアイデアです。