次期学習指導要領とのつながり

中1初期は音声中心発音と綴りの関連付け小中接続
審議まとめは、中1の初期段階では小学校の指導と関連させて音声を中心とした活動を重視し、3年間を通して発音と綴りとを関連付けて丁寧に指導する方向を示しています。資料編では、中1が英語を好きではない理由の上位に「単語のつづりや文字を覚えるのが難しい」があることも示されています。小学校で聞いたり言ったりしてきた語を素材にすれば、「知っている語の綴りの仕組みが分かった」という成功体験から始められます。丸暗記ではなく、音のまとまりと文字の対応に生徒自身が気付くことがねらいです。 P281資料(外⑱)P18資料(外⑲)P19資料(外㉑)P21
ねらい
小学校で慣れ親しんだ語について音と綴りの対応に気付き、聞いた語を、綴りの手がかりを使って書くことができる。
準備するもの
- 小学校で扱った語のリスト(近隣の小学校の指導内容を確かめて作成)
- 同じ綴りのまとまりをもつ語のカード(cake / name / game、see / tree / green、book / cook / look など)
- ミニホワイトボードとペン
手順
- 先生が語を3つ続けて言い、生徒は繰り返します。続けて「3つに共通する音は?」と問いかけます。2分Listen. Cake, name, game. What sound do you hear in all three words?聞いて。cake, name, game。3つ全部に聞こえる音は何かな。
- カードを見せて綴りを確かめ、「a_e」の形が同じ音になっていることに生徒自身が気付くよう促します。気付いたことをペアで話し、全体で共有します。3分Look at the spelling. What's the same? Talk with your partner.綴りを見て。同じところはどこかな。ペアで話してみて。
- 先生が同じまとまりの語(make, same, late など)を言い、生徒はミニホワイトボードに書いて見せます。意味を知らない語があってもよいことにし、音から綴りを考える体験を優先します。3分
- 書いた語を一つ使って、小学校でも言えた形の文(I like 〜. / I can 〜. など)を言い、ノートに書きます。今日のまとまりを、ノートの「音と綴りのページ」に記録します。2分
評価(見取り)のポイント
【知識・技能】聞いた語を音と綴りの対応を手がかりに書けているかを、ミニホワイトボードで全体的に確かめます。つまずきの多いまとまりは次の時間以降に繰り返します(この帯活動自体は、記録に残す評価には用いません)。
うまくいくコツ・アレンジ
- 近隣の小学校の授業を参観したり、扱っている語や表現を確かめたりして、生徒が「知っている」語から始めます。
- 例外の多い綴りは深追いせず、よく使う語に多いまとまりから扱います。
- 先生の指示や説明も、小学校で慣れ親しんだ英語を中心にし、生徒の理解の様子を見ながら言い換えます。
アレンジ
- 小6の後半では、文字と音の関係に慣れ親しむ活動として、聞いて正しい綴りを選ぶ形で行います。
- 高1の初期では、綴りにつまずきが見られる生徒への個別の補充として使い、音読と結び付けます。
ワークシート(印刷できます)
ワークシート:Sound and Spelling Notebook(音と綴りノート)
Listen, find the pattern, and write. / 聞いて、同じ音のまとまりを見つけて書きましょう。
- Today's pattern(今日のまとまり): a_e → cake, name, game
- Listen and write(聞いて書こう): 1. ________ 2. ________ 3. ________
- My sentence(その語を使った自分の文): ________________
- 気付いたこと:________________
Name: ______________________ Class: ______ No.: ______
ほかのアイデア
語順ボックスで、小学校の「言えた」を「書けた」に相手に合わせて選ぶ!町のおすすめグルメ紹介スクリーンタイム、わたしたちのルールは?AIの例文をうのみにしない!「好き」で例文づくりCan you〜?は質問?お願い?おさそい?覚え方を変えれば忘れにくい!単語の学び方実験「いただきます」を英語で説明できる?
※ 次期学習指導要領は告示前です。審議まとめ(2026年10月5日)の方向性をふまえた原田英語.comのオリジナルのアイデアです。