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2026年10月6日(火)

台風、10月初めで29号まで

番号は日本が、名前はアジアの14の国と地域がつける

2026年の台風は、10月5日に第29号が生まれました。同じ日に第28号も台風になり、第27号と合わせて三つの台風が同時に存在する「トリプル台風」になりました。気象庁の速報値では、この年の台風の数は10月初めの時点で、1年間の平年値をすでに上回っています。

台風、10月初めで29号まで — 番号は日本が、名前はアジアの14の国と地域がつける

何が起きているのか

2026年10月5日、非常に強い大型の台風第27号が小笠原近海を北上し、小笠原諸島は強風域に入りました。同じ日の朝、マーシャル諸島付近の熱帯低気圧が台風第29号に、ミッドウェー諸島付近にあった元ハリケーンが台風第28号になりました。報道によると、10月に三つの台風が同時に存在するのは5年ぶりです。

気象庁の速報値(日本時間の基準)では、2026年の台風の発生数は10月5日の時点で29個です。とくに8月は1か月で10個が発生しました。台風の年間発生数の平年値(1991〜2020年の平均)は25.1個なので、まだ3か月近くを残して、すでに平年の1年分を超えたことになります。2018年と2019年の1年間の数(どちらも29個)にも並びました。

番号は毎年1号から

日本のニュースでは、台風を「台風第29号」のように番号で呼びます。気象庁は毎年1月1日以後に最も早く発生した台風を第1号とし、発生した順に番号をつけています。年が変わると、また1号から数え直します。いったん弱まって熱帯低気圧になり、再び台風になった場合は、同じ番号のままです。

番号で呼ぶので、日本ではその年の何番目の台風かがすぐに分かります。一方で、何年も前の台風を指すときは「◯年の台風◯号」のように、年も一緒に言う必要があります。

名前はアジアの共同作業

英語のニュースでは、同じ台風が「Koguma」のような名前で呼ばれます。北西太平洋と南シナ海で発生する台風には、2000年から、台風委員会(日本を含む14の国と地域が加盟)が決めたアジア名がつけられています。加盟国などが出した140個の名前をあらかじめ並べておき、発生順に一つずつ使います。最後まで使うと最初の名前に戻り、平年の発生数で計算すると、おおむね5〜6年で一巡します。

台風第29号のアジア名「コグマ」は、日本が提案した名前です。日本は星座にちなむ名前を10個出しており、ほかに「コイヌ」「クジラ」「トカゲ」などがあります。気象庁は、特定の個人や企業、地名と結びつかない「中立的な」名前で、空にあって台風とイメージが重なることを理由に挙げています。大きな災害を起こした台風の名前は、加盟国などの要請で、以後は使われなくなることがあります。

「越境台風」とは

台風第28号は、東経180度より東で生まれたハリケーンが西へ進み、気象庁の担当する海域に入って台風として数えられたものです。このような台風は「越境台風」と呼ばれ、報道によると3年ぶりです。この場合は新しいアジア名をつけず、それまでの担当機関がハリケーンのときにつけた名前をそのまま使います。そのため台風第28号の名前は、140個のアジア名の表には出てきません。

台風の数が多い年が、日本に被害が多い年とはかぎりません。2026年10月初めの三つの台風も、第27号は本州から離れた海上を北東へ進み、第28号と第29号は日本の東の海上や南鳥島の近くへ向かう予想でした。それでも、離れた海上の台風が高い波を起こすことはあり、小笠原諸島では大しけになる予想が出ていました。台風の数よりも、その台風がどこを通るかを、最新の情報で確かめることが大切です。

英語で言うと

Japan had its 29th typhoon of 2026 by early October, which is already more than the yearly average of about 25. In Japan, typhoons are numbered in order from January every year, so the news says "Typhoon No. 29." In English, the same storm has a name, Koguma, taken from a list of 140 names chosen by 14 countries and regions. A busy year doesn't always mean more damage, because many typhoons stay out at sea.

2026年は10月初めまでに台風が29個生まれ、すでに年間の平均の約25個を超えています。日本では台風に毎年1月から順に番号をつけるので、ニュースでは「台風29号」と言います。英語では、同じ台風を「コグマ」という名前で呼びます。14の国と地域が選んだ140個の名前のリストから取ったものです。台風の多い年が被害の多い年とはかぎりません。多くの台風は海上を進むだけだからです。

このコラムから、使えるフレーズ

  • In Japan, typhoons are usually called by number, not by name.
    日本では、台風はふつう名前ではなく番号で呼びます。
  • The numbers start again from one every January.
    番号は毎年1月に1からやり直しになります。
  • Koguma means "little bear." It comes from the constellation Ursa Minor.
    「コグマ」は小熊という意味で、こぐま座から取った名前です。
  • Japan is one of the 14 members that came up with the list of typhoon names.
    日本は、台風の名前のリストを出し合った14の加盟国・地域の一つです。
  • It's staying out at sea, but the waves could still be high.
    海上を進んでいますが、それでも波が高くなるかもしれません。

この記事のもとにした資料

数字と事実は、次の資料で確かめています。ご自分でも確かめられます。

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