2026年10月24日(土)
リサイクル品、「高いなら買わない」が39%
ごみの分別は根づいても、再生品の値段が壁になる
リサイクルした素材で作った製品がふつうの製品より高くなるなら、39.2%の人が「買わない」と答えました。内閣府が2026年10月16日に速報値を公表した、「循環経済」についての世論調査の結果です。ごみの分別には熱心な日本でも、再生品を選ぶところでは値段が壁になっていることがうかがえます。
使ったものを、また資源に
循環経済は、英語のサーキュラーエコノミーの訳です。作って、使って、捨てるという一方通行ではなく、使い終わったものを資源として何度も使い、ごみをできるだけ出さない経済のことを言います。
調査は、全国の18歳以上の3,000人を対象に、2026年8月から9月にかけて郵送で行われました。今回の数字は、9月16日までに届いた1,474人分の回答をまとめた速報値で、くわしい結果はあとで確報として公表されます。
分け方は、町ごとに違う
日本では、家庭のごみを集めて処理するのは市町村の仕事です。燃えるごみ、プラスチック、びん・缶、ペットボトルなど、何をいくつに分けるか、何曜日に出すかは、市町村ごとに決めています。引っ越すと分け方が変わって戸惑うのは、このためです。
環境省によると、2024年度に全国で出たごみは3,811万トンで、1人1日あたり839グラムでした。一方で、リサイクル率は19.3%にとどまります。分別に手間をかけていても、資源として使い直されるのは一部で、多くは燃やして処理されています。燃やしたあとの灰などを埋める最終処分場は、いまのままだと約24.9年分しか残っていないと計算されています。
再生品は、なぜ高いのか
リサイクルした素材は、集めて、選り分けて、洗って、作り直す手間がかかるため、新しい素材より高くなることがあります。調査で4割近くの人が「高いなら買わない」と答えたことからは、ごみの問題を大事だと考えていても、ふだんの買い物では値段を気にする人が少なくないことがうかがえます。
ごみを分けて出すところまでは、多くの家庭の習慣になっています。その先の、再生品を選んで買うところまで広がるかどうかは、値段や品質しだいと言えそうです。
英語で言うと
Japan is famous for sorting its trash, and each city decides its own rules, so the categories and collection days change when you move. But in fiscal 2024, only about 19% of the country's household and business waste was actually recycled, and most of the rest was burned. In a 2026 government survey, 39% of people said they wouldn't buy recycled products if they cost more than regular ones.
日本はごみの分別で知られていて、決まりは市町村ごとに決めているので、引っ越すと分け方も収集日も変わります。でも2024年度に、家庭や事業所から出たごみのうち、実際にリサイクルされたのは約19%で、残りの多くは燃やされました。2026年の国の調査では、39%の人が、リサイクル品がふつうの品より高ければ買わないと答えています。
このコラムから、使えるフレーズ
- Every city has its own rules for sorting trash.ごみの分け方は、市町村ごとに決まっています。
- Burnable trash goes out on Mondays and Thursdays here.ここでは、燃えるごみは月曜と木曜に出します。
- Rinse the bottles before you put them out.びんは、すすいでから出してください。
- Recycled products often cost a little more.リサイクル品は、少し高いことが多いんです。
- Most of our trash is actually burned, not recycled.実は、ごみの多くはリサイクルではなく、燃やされています。
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