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小学校 × 外国語活動・外国語

外国語活動・外国語どこが変わる?

まず現行と次期をマーカーで比べ、そのあと現行の解説(公式PDF)を読めます。

変わる所15項目解説PDF1件
もくじ(5項目)
  1. 10秒でいうと
  2. どこが変わる?現行⇔次期(小学校)
  3. 現行の解説を読む(公式PDF)
  4. 小学校の外国語活動・外国語の指導案(試案)
  5. もっとくわしく

10秒でいうと

外国語活動と外国語科の形は維持。読む・書くの段階を細かく示し、語順の違いに気付かせる

3・4年の外国語活動と5・6年の外国語科という今の形は続く見込みです。そのうえで、つまずきの多い「読むこと」「書くこと」を、段階を追って丁寧に育てる方向です。学習は、考えを伝え合う「コミュニケーション活動」と、それを支える活動の2つで整理されます。中学校の文法につなげるため、日本語と英語の語順の違いに気付かせることも重視されます。

どこが変わる?現行⇔次期(小学校)

黄色のマーカー=次期で新しく入る・強調される言葉赤の取り消し線=現行から消える・変わる言葉

学年ごとの目標

現行
各学校が「学年ごとの目標を適切に定め」ることになっている(小:2学年間、中:3学年間を通じて目標の実現を図る)。
次期(審議まとめの案・告示前)
学習指導要領が段階的な内容を示すので、学年ごとの目標の一律の作成義務はなくし、必要な場合に任意で作る方向(審議まとめの案)。
P280資料(外⑲)P19現行現行抜粋P6・P15・P25

見方・考え方

現行
外国語で表現し伝え合うため、外国語やその背景にある文化を、社会や世界、他者との関わりに着目して捉え、目的や場面、状況等に応じて、情報を整理しながら考えなどを形成し、再構築すること(101字)。
次期(審議まとめの案・告示前)
外国語及び外国語によるコミュニケーションを、文化の違いや社会及び相手との関わりに着目して捉え、多様な他者の考えを受け止めるとともに、表現等を工夫して自らの考えを伝え、相互理解を図ること(91字)。

知識及び技能の目標の書き方

現行
外国語の音声や語彙、表現、文法、言語の働きなどを理解し、聞く・読む・話す・書くことによる実際のコミュニケーションで活用できる技能(中)。
次期(審議まとめの案・告示前)
「外国語の特徴やきまり」を理解し、実際のコミュニケーションで活用できる技能。各言語材料や領域の列挙は目標から省いて短くする。

目標で扱う話題

現行
中・高の目標に「日常的な話題や社会的な話題について」と書く。小学校外国語活動は「身近で簡単な事柄」。
次期(審議まとめの案・告示前)
目標では中学校「様々な話題」、高校「幅広い話題」とし、具体的な話題は「内容」で示す。小学校外国語活動は「ごく身近な事柄」、外国語は「身近な事柄」。

活動の名前

現行
言語活動
次期(審議まとめの案・告示前)
コミュニケーション活動(主に思・判・表を育てる)とコミュニケーション活動を支える活動(主に知・技を育てる)

言語の使用場面

現行
「内容」の中に「言語の使用場面の例」として示す。
次期(審議まとめの案・告示前)
「指導計画の作成と内容の取扱い」に移し、「コミュニケーションの場面」として例示する。

言語の働き

現行
「内容」の中に「言語の働きの例」として示す。
次期(審議まとめの案・告示前)
「コミュニケーションの意図(仮称)」として例示する(例:相手との関係を円滑にする・気持ちを伝える/事実・情報を共有する・相手の行動を促す/考えや意図を共有する)。知・技の指導での扱い方も示す。

「内容」に入るもの

現行
知・技(言語材料)、思・判・表、言語活動及び言語の働きに関する事項(言語活動・使用場面・働きの例)。
次期(審議まとめの案・告示前)
「内容」は資質・能力に限る。思・判・表は「総合的な発揮」と領域ごとの「話題・条件・できること」、知・技は「統合的な理解」と英語の特徴やきまりに関する事項。活動の例は「指導計画の作成と内容の取扱い」へ。

思考力、判断力、表現力等の示し方

現行
5つの領域別の目標と、それを大まかにまとめた「内容」の思・判・表。重なりがあり、深まりが見えにくい。
次期(審議まとめの案・告示前)
「総合的な発揮」をCEFRの分類(Reception・Production・Interaction)を参考に【理解する】【表現する】【伝え合う】に分け、領域ごとの内容は学年段階の目安つきで示す。

語彙

現行
語数の目安だけ(小600~700語、中1,600~1,800語程度の新語、高1,800~2,500語程度、合計4,000~5,000語)。リストはない。
次期(審議まとめの案・告示前)
国が基盤語彙リストを作り、教科書でリストの語を使うよう推奨。指導すべき語彙数も精選を含めて見直す(合計は「●語程度」とされ未定)。
P283資料(外㉙)P29現行現行抜粋P11・P21・P3

AIの扱い

現行
学習指導要領にAI活用の位置付けがない。
次期(審議まとめの案・告示前)
デジタル学習基盤の活用を明記し、その一つとして発達の段階に応じたAIの適切な活用を書く。人間同士のコミュニケーションを充実させるという原則を明確に。

評価規準の作り方

現行
各学校が①内容のまとまりごとの評価規準、②単元の目標、③単元の評価規準を作る。外国語は領域別目標が3つの柱で整理されておらず、作業が煩雑。
次期(審議まとめの案・告示前)
内容のまとまりごとの評価規準例は国が示し、学校の作成は不要。外国語の「内容のまとまり」は5つの領域とする方向。単元の目標がそのまま評価規準になるようにし、「内容」を基に作る。

授業の言語と母語使用

現行
中・高とも「授業は英語で行うことを基本とする。その際、生徒の理解の程度に応じた英語を用いる」。
次期(審議まとめの案・告示前)
「授業を生徒の理解に応じた英語で行うこと」を堅持。表現集・動画を国が提供し、教師の補助的な日本語使用やAI活用も含めた母語使用の考え方を解説で示す。
P284現行現行抜粋P26・P46

小学校外国語の思・判・表の目標

現行
音声で十分に慣れ親しんだ語彙や基本的な表現を「推測しながら読んだり、語順を意識しながら書いたり」して伝え合う基礎的な力。
次期(審議まとめの案・告示前)
「推測しながら」「語順を意識しながら」は「内容の取扱い」で示し、目標は「読んだり書いたりして、伝え合うことができる基礎的な力」と短くする。

教材に関する留意事項(文化)

現行
多様な考え方への理解、我が国の文化や英語の背景にある文化、国際理解の観点。
次期(審議まとめの案・告示前)
これらに「多様性の包摂」「多文化共生に対する理解」を加え、話題・活動にも明示する。

現行の解説を読む(公式PDF)

いまの小学校の外国語活動・外国語の解説です(文部科学省のPDFが新しいタブで開きます)。

学習指導要領の本文

小学校の外国語活動・外国語の指導案(試案)

もっとくわしく

出典:中央教育審議会 初等中等教育分科会 教育課程部会「次期学習指導要領等に向けた審議まとめ」(2026年10月5日)。P○ は本体PDFのページ、資料P○ は資料編のページ(クリックで該当ページが開きます)。