10秒でいうと
生徒会(小は児童会)が校則など学校運営に意見を出す活動に。評価は個人内評価へ
中学校でも、生徒が学級や学校という身近な社会をよりよく創る「社会創造」の視点で特別活動を見直す方向です。生徒会活動には、校則など学校運営への「意見表明」を書き込む案です。学級活動の項目数が多い点は、中・高を中心に精選する方向です。学校行事は、生徒たちが創造する活動だと明確にします。AIは役立つ場面がある一方、話し合って決める主体はあくまで生徒です。
どこが変わる?現行⇔次期(中学校)
黄色のマーカー=次期で新しく入る・強調される言葉赤の取り消し線=現行から消える・変わる言葉
学級活動(ホームルーム活動)の項目名
現行
(1)学級や学校における生活づくりへの参画、(2)日常の生活や学習への適応と自己の成長及び健康安全、(3)一人一人のキャリア形成と自己実現。
(1)学級や学校における生活づくりへの参画、(2)日常の生活や学習への適応と自己の成長及び健康安全、(3)一人一人のキャリア形成と自己実現。
次期(審議まとめの案・告示前)
(1)学級や学校における生活の創造、(2)日常生活における自己の成長と健康安全、(3)将来に向けた自己の成長とキャリア形成(いずれも案)。
(1)学級や学校における生活の創造、(2)日常生活における自己の成長と健康安全、(3)将来に向けた自己の成長とキャリア形成(いずれも案)。
P354 ※現行の項目名は資料編m4 P165。(2)から「適応」の語が外れる点はP351の用語整理とも関係。
学級活動(1)ア
現行
学級や学校における生活上の諸問題の解決(否定的な状況の改善に限ってとらえられがちと指摘)。
学級や学校における生活上の諸問題の解決(否定的な状況の改善に限ってとらえられがちと指摘)。
次期(審議まとめの案・告示前)
学級における生活づくりへの参画(アは学級内の課題、ウは学級を越えた学校の課題と区別。ウも学級での話合いが原則)とする案。
学級における生活づくりへの参画(アは学級内の課題、ウは学級を越えた学校の課題と区別。ウも学級での話合いが原則)とする案。
学級活動(2)の項目(中学校)
現行
ア自他の個性の理解と尊重、よりよい人間関係の形成、イ男女相互の理解と協力、ウ思春期の不安や悩みの解決、性的な発達への対応、エ心身ともに健康で安全な生活態度や習慣の形成、オ食育の観点を踏まえた学校給食と望ましい食習慣の形成の5項目。
ア自他の個性の理解と尊重、よりよい人間関係の形成、イ男女相互の理解と協力、ウ思春期の不安や悩みの解決、性的な発達への対応、エ心身ともに健康で安全な生活態度や習慣の形成、オ食育の観点を踏まえた学校給食と望ましい食習慣の形成の5項目。
次期(審議まとめの案・告示前)
ア相互の理解と尊重、よりよい人間関係、イ生命尊重と思春期の悩み、ウ心身の健康と安全、エ学校給食と食育の4項目(案)。アに「男女の性別や障害の有無、異なる文化を含む」多様な個性の尊重を含める。
ア相互の理解と尊重、よりよい人間関係、イ生命尊重と思春期の悩み、ウ心身の健康と安全、エ学校給食と食育の4項目(案)。アに「男女の性別や障害の有無、異なる文化を含む」多様な個性の尊重を含める。
評価の仕方
現行
知識・技能、思考・判断・表現、主体的に学習に取り組む態度ごとに目標に準拠した評価を行い、各活動ごとに十分満足できる場合に「○」。
知識・技能、思考・判断・表現、主体的に学習に取り組む態度ごとに目標に準拠した評価を行い、各活動ごとに十分満足できる場合に「○」。
次期(審議まとめの案・告示前)
3つの柱に分けた目標準拠の評価は行わず、「学びに向かう力」を一体的に個人内評価。成長が特に顕著な場合に「○」を付記。形成的評価・自己評価・相互評価を重視(案)。
3つの柱に分けた目標準拠の評価は行わず、「学びに向かう力」を一体的に個人内評価。成長が特に顕著な場合に「○」を付記。形成的評価・自己評価・相互評価を重視(案)。
キャリア・パスポート
現行
事務連絡(H31)にもとづく様式例(例示資料)を参考に各学校が作成・蓄積。
事務連絡(H31)にもとづく様式例(例示資料)を参考に各学校が作成・蓄積。
次期(審議まとめの案・告示前)
例示資料を廃止し、見通し・振り返りのための多様な取組へ見直す方向。蓄積はクラウド上などでの個人管理を基本とし、学校による引継ぎは求めない方向。
例示資料を廃止し、見通し・振り返りのための多様な取組へ見直す方向。蓄積はクラウド上などでの個人管理を基本とし、学校による引継ぎは求めない方向。
児童会・生徒会活動の役割
現行
児童会・生徒会の役割として「学校行事への協力」が規定されている。
児童会・生徒会の役割として「学校行事への協力」が規定されている。
次期(審議まとめの案・告示前)
「学校行事への協力」を見直し、校則など生活上の課題について子供が提案し、教師等との話合いを通して学校運営に関わるなど、学校運営への意見表明の記載を設けることが適当とされた。
「学校行事への協力」を見直し、校則など生活上の課題について子供が提案し、教師等との話合いを通して学校運営に関わるなど、学校運営への意見表明の記載を設けることが適当とされた。
学校行事の種類(文化的行事)
現行
「文化的行事」。学習発表会は解説で具体例として挙がっている。
「文化的行事」。学習発表会は解説で具体例として挙がっている。
次期(審議まとめの案・告示前)
学習発表会の要素を名称に加え「文化・学習発表的行事(仮称)」とする案。
学習発表会の要素を名称に加え「文化・学習発表的行事(仮称)」とする案。
現行の解説を読む(公式PDF)
いまの中学校の特別活動の解説です(文部科学省のPDFが新しいタブで開きます)。
学習指導要領の本文
もっとくわしく
出典:中央教育審議会 初等中等教育分科会 教育課程部会「次期学習指導要領等に向けた審議まとめ」(2026年10月5日)。P○ は本体PDFのページ、資料P○ は資料編のページ(クリックで該当ページが開きます)。