10秒でいうと
技術・家庭科から「家庭科」が独立した教科に。金銭管理と消費者の権利を新B領域で統合
中学校では、技術・家庭科が「情報・技術科」(仮称)と「家庭科」に分かれ、家庭科が独立した教科になる方向です。領域は小・高と同じ5つに再編する方向です。新しいB領域では、金銭の管理と消費者の権利をまとめて学ぶ方向です。住生活では、家全体の中で危険を見付けて対策を考える学習を丁寧に行う方向です。高齢者との関わり方なども充実させる方向です。
どこが変わる?現行⇔次期(中学校)
黄色のマーカー=次期で新しく入る・強調される言葉赤の取り消し線=現行から消える・変わる言葉
中学校の教科の形
現行
技術・家庭科(家庭分野)。免許・担当教員は別だが、評定は1つの教科として記載。
技術・家庭科(家庭分野)。免許・担当教員は別だが、評定は1つの教科として記載。
次期(審議まとめの案・告示前)
家庭科を独立の教科とし、技術分野は「情報・技術科」とすることが適当とされた。
家庭科を独立の教科とし、技術分野は「情報・技術科」とすることが適当とされた。
「家庭総合」の履修年次
現行
複数年次に分けて履修する場合は原則として連続する2か年。内容のCは原則として入学年次とその次の年次の2か年のうちに取り上げる。
複数年次に分けて履修する場合は原則として連続する2か年。内容のCは原則として入学年次とその次の年次の2か年のうちに取り上げる。
次期(審議まとめの案・告示前)
連続2か年の規定を見直し、隔年での実施なども可能に。2か年のうちに取り上げる規定はB領域(生活の経営と消費生活)として明記。
連続2か年の規定を見直し、隔年での実施なども可能に。2か年のうちに取り上げる規定はB領域(生活の経営と消費生活)として明記。
「家庭基礎」と「家庭総合」の違い
現行
科目の目標や学習内容に明確な差異が見いだしにくく、教科書の記述にも大きな差がない。
科目の目標や学習内容に明確な差異が見いだしにくく、教科書の記述にも大きな差がない。
次期(審議まとめの案・告示前)
家庭基礎=生活を営み家庭や地域の生活を「支える」力、家庭総合=多面的に生活を捉え家庭や地域の生活を「向上させる」力を育てる科目として趣旨を明確化。
家庭基礎=生活を営み家庭や地域の生活を「支える」力、家庭総合=多面的に生活を捉え家庭や地域の生活を「向上させる」力を育てる科目として趣旨を明確化。
見方・考え方
現行
「協力・協働」「健康・快適・安全」「生活文化の継承・創造」「持続可能な社会の構築」等の事項を示していた。
「協力・協働」「健康・快適・安全」「生活文化の継承・創造」「持続可能な社会の構築」等の事項を示していた。
次期(審議まとめの案・告示前)
家庭科の本質に焦点化して短く示し、小・中・高で統一。上記の要素は「統合的な理解・総合的な発揮」の中で内容に即して示す。
家庭科の本質に焦点化して短く示し、小・中・高で統一。上記の要素は「統合的な理解・総合的な発揮」の中で内容に即して示す。
P229 ※新しい見方・考え方の案文は資料編m3 P94
中学校の消費生活の項目
現行
C(1)「金銭の管理と購入」とC(2)「消費者の権利と責任」に分かれている。
C(1)「金銭の管理と購入」とC(2)「消費者の権利と責任」に分かれている。
次期(審議まとめの案・告示前)
新しいB領域で整理・統合し、消費と環境を一体的に学ぶ。思考・判断・表現の指導事項も統合。
新しいB領域で整理・統合し、消費と環境を一体的に学ぶ。思考・判断・表現の指導事項も統合。
現行の解説を読む(公式PDF)
いまの中学校の技術・家庭の解説です(文部科学省のPDFが新しいタブで開きます)。
学習指導要領の本文
もっとくわしく
出典:中央教育審議会 初等中等教育分科会 教育課程部会「次期学習指導要領等に向けた審議まとめ」(2026年10月5日)。P○ は本体PDFのページ、資料P○ は資料編のページ(クリックで該当ページが開きます)。