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家庭の授業アイデア・小学校

手元を撮って比べよう!なみ縫いのコツ発見

10秒の手元動画をペアで見比べ、縫い目がそろう「手の動き」を自分たちで見付けます。

小51単位時間(45分)D衣生活(仮称)・布を用いた製作の基礎(仮称)
もくじ(6項目)
  1. 次期学習指導要領とのつながり
  2. 準備するもの
  3. 手順
  4. 評価(見取り)のポイント
  5. うまくいくコツ・アレンジ
  6. ほかのアイデア

次期学習指導要領とのつながり

手元を撮って比べよう!なみ縫いのコツ発見
布を用いた製作の基礎(仮称)動画撮影による分析学びの主体的な調整

審議まとめが示す方向性をふまえると、小学校の布を用いた製作は新しい衣生活の領域の「布を用いた製作の基礎」(仮称)に整理され、小・中・高のつながりの中で知識・技能を段階的に身に付けて活用する内容になります。また、家庭科では1人1台端末を問題解決的な学習の基盤と位置付け、調理や製作の様子を動画で撮影して分析する、実践の前後を画像で比べるといった活用が例示されています。製作や実習をただこなすのではなく、その中で問題を見付けて解決する授業づくりも求められています。この授業は、縫う様子を撮って自分たちでコツを見付け、もう一度試して比べる、小さな問題解決の1時間です。 P226P230P232P233

ねらい

なみ縫いの手元を撮影して見比べ、縫い目をそろえるための布の持ち方や針の運び方のコツに気付き、それを生かして縫い直すことで、自分の上達を確かめる。

準備するもの

  • 練習布(10×15cm程度。チャコペンで5cmの線を2本引いておく)
  • 針・糸・針山・針ケース(本数を書いたラベル付き)
  • ペアに1台の端末
  • 前後比較シート(1回目・2回目の縫い目の写真をはる枠と、「見付けたコツ」「次に気を付けること」の欄)
  • 先生の見本動画(手元のみ、ゆっくり縫うもの)

手順

  1. 安全の確認をします。針ケースの針の本数を数えて記入し、使っていない針は必ず針山に刺すこと、端末は机の奥、針と布は手前と置き場所を分けることを全員で確かめます。5分
  2. 1本目の線に沿って5cmなみ縫いをします。ペアの相手が、手元だけが映るように10秒ほど撮影し、交代します。縫い終わった布は端末で撮影して保存します。8分
  3. ペアで自分たちの動画をゆっくり再生して見比べ、縫い目がそろっている部分とそろっていない部分で、布の持ち方、針を出す向き、一度に進める針目の数などがどう違うかを探します。気付いたことを付箋に書きます。10分
  4. 付箋を出し合い、先生が見本動画を拡大して確かめながら、学級の「なみ縫いのコツ」を3つ程度にまとめて板書します(例:布を少しずつたぐる、針を布に対してまっすぐ出す、縫い目を指でしごいて整える)。7分
  5. 自分が一番取り入れたいコツを1つ選び、2本目の線でもう一度縫います。縫い終わったら撮影し、前後比較シートに1回目と2回目の写真を並べてはり、変わったところを書きます。10分
  6. 針の本数を数えて最初と合っているかを確かめてから片付けます。動画は学習用フォルダに保存し、授業後に先生が整理することを伝えます。5分

評価(見取り)のポイント

知識・技能は、2回目の縫い目がそろってきているかと、コツを理由とともに説明できるかで見取ります。思考・判断・表現は、動画を見比べて縫い目の違いと手の動きを結び付けて考えているかを付箋とシートで見ます。1回目を振り返って自分でコツを選び、試して比べている姿は「学びの主体的な調整」の手掛かりとして記録し、題材を通して続けて見られたときに思考・判断・表現に「○」を付ける評価に生かします。

うまくいくコツ・アレンジ

  • 撮影は手元だけにし、顔が映らないようにします。動画は学習用のフォルダだけに保存し、持ち帰りや共有の範囲を決めておきます。
  • 「上手・下手」ではなく「1回目と2回目でどう変わったか」に目を向けさせると、苦手な子供も取り組みやすくなります。
  • 針の本数確認は授業の最初と最後に必ず行い、合わないときは全員で探してから終わります。

アレンジ

  • 玉結び・玉どめの練習でも、手元動画を見比べてコツを見付ける同じ流れが使えます。
  • ミシン縫いの導入で、布の送り方や速さを撮影して比べる活動に発展できます(ミシンの安全指導を先に行います)。

ほかのアイデア

※ 次期学習指導要領は告示前です。審議まとめ(2026年10月5日)の方向性をふまえた原田英語.comのオリジナルのアイデアです。