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日独首脳会談と夕食会(要旨)

Japan-Germany Summit Meeting and Working Dinner (Summary)

2026年10月28日 英文 5文

どんな発表か

10月28日、高市早苗首相が、日本を訪れているドイツのメルツ首相と首脳会談を行ったときの要旨の英文です。会談のあとには共同記者発表、両国の経済界の代表との意見交換、2人での夕食会も行われました。両首脳は、共同首脳声明、先端技術協力と経済安全保障協力についての2つの共同宣言を発表しました。

出典・首相官邸 元の英文(全文)を首相官邸ホームページで読む Japan-Germany Summit Meeting and Working Dinner (Summary)

英文を読む5文

まず英文だけで意味を考えてから、和訳と解説で確かめましょう。

  1. 1

    The two leaders concurred on strengthening cooperation in the areas of security and defense

    訳両首脳は、安全保障・防衛の分野で協力を強化することで一致した。

    解説concur on ... は「〜について意見が一致する」で、会談要旨の定番の動詞です。agree より改まった響きがあります。on のあとには strengthening のように動名詞が続きます。security and defense は「安全保障と防衛」で、外交文書ではこの順に並ぶことが多い組み合わせです。

  2. 2

    The two leaders also welcomed the launch of the Japan-Germany High-Level Dialogue on AI and concurred on advancing coordination toward the hosting of an AI Summit in Japan.

    訳両首脳はまた、日独AIハイレベル対話の立ち上げを歓迎し、日本でのAIサミットの開催に向けて調整を進めることで一致した。

    解説welcome は外交文書では「(出来事を)歓迎する、好ましいものとして受け止める」。the launch of ... は「〜の立ち上げ」で、ロケットの打ち上げ以外にも使います。High-Level Dialogue は閣僚などが参加する「ハイレベル対話」。the hosting of は「〜の開催」です。

  3. 3

    in strengthening the resilience of supply chains, including diversifying critical minerals supply sources and developing alternative sources

    訳重要鉱物の供給源の多様化や代わりの供給源の開発を含め、サプライチェーンの強靱性を高めることにおいて

    解説resilience は「回復力、しなやかな強さ」で、supply chain resilience(supply chain の強靱性)は経済安全保障の文書の定番です。critical minerals は「重要鉱物」。diversify は「多様化する」で、1か所に頼らないことを表します。

  4. 4

    The two leaders also expressed serious concern over the increasing use of economic coercion, such as arbitrary export restrictions concerning critical minerals

    訳両首脳はまた、重要鉱物に関する恣意的な輸出制限など、経済的威圧が増えていることに深刻な懸念を表明した。

    解説express serious concern over ... は「〜に深刻な懸念を表明する」。economic coercion は「経済的威圧」で、貿易や資源を使って相手に圧力をかけることです。arbitrary は「恣意的な、勝手な」で、ルールにもとづかないことを批判するときの語です。

  5. 5

    They concurred in their opposition to unilateral attempts to change the status quo by force or coercion

    訳両首脳は、力または威圧による一方的な現状変更の試みに反対することで一致した。

    解説unilateral は「一方的な」、the status quo はラテン語から来た「現状」です。change the status quo by force or coercion(力や威圧による現状変更)は、日本の外交文書でくり返し使われる言い回しです。ここでは concur in の形で、in のあとに名詞が続いています。

この英文の読みどころ

会談要旨では、concurred(一致した)、shared the view(認識を共有した)、exchanged views(意見交換した)が使い分けられています。exchanged views は話し合ったことだけを表し、意見が一致したとは言っていません。どの動詞で書かれているかを見ると、会談でどこまで話がまとまったかが読み取れます。

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出典とこのページについて

英文の出典:「Japan-Germany Summit Meeting and Working Dinner (Summary)」(首相官邸ホームページ 英語版)。英文は政府の仮訳(Provisional Translation)で、公共データ利用規約(PDL1.0)にしたがって引用しています。

和訳・ことばの解説・読みどころ、語の意味・例文・豆知識は、時事英語ナビが独自に書いて加えたもの(加工したもの)で、政府が作成したものではありません。政策や人物の評価はせず、英語の表現だけを解説しています。

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