The Star Money(星の銀貨)の挿絵

The Star Money

星の銀貨

  • 📖 271 words
  • ⏱ 約3分
  • YL 0.5–0.9
  • 英検5〜4級目安
  • 📝 全訳つき

あらすじ家も家族もない、貧しくて心やさしい女の子。持っている物は、着ている服と小さなパンだけでした。

グリム童話(1857年版)をもとに再話

キーワード(7語)本文の点線の語はタップで意味が出ます
  • poor貧しい
  • capぼうし
  • jacket上着
  • shakingふるえている
  • coins硬貨
  • finest最上の
  • cloth布

🔊 音声は準備中です。もうしばらくお待ちください。

Once upon a time there was a little girl. Her father and mother had died, and she was very poor. She had no house and no bed. She had only the clothes she was wearing and a little piece of bread. But she was good and kind, and she was not afraid. She believed that God was with her.

むかしむかし、小さな女の子がいました。お父さんもお母さんも死んでしまい、女の子はとても貧しく暮らしていました。住む家もなければ、寝るベッドもありませんでした。持っているのは、着ている服と、小さなパンのひとかけらだけでした。それでも、女の子は心のやさしいよい子で、何も怖がってはいませんでした。神さまがいつもそばにいてくださると信じていたのです。

She walked out into the fields. Soon she met a poor old man. "Please give me something to eat," he said. "I am so hungry." The girl gave him all her bread. "God bless you," she said, and she walked on.

女の子は野原へ歩いていきました。まもなく、貧しいおじいさんに出会いました。「どうか、何か食べるものをおくれ」と、おじいさんは言いました。「おなかがすいてたまらないんだ」女の子は、持っていたパンをぜんぶあげました。「神さまのお恵みがありますように」と言って、女の子はまた歩いていきました。

Then she met a child who was crying. "My head is so cold. Please give me something to put on it." So the girl took off her cap and gave it to the child.

次に、泣いている子どもに出会いました。「頭がとても寒いの。何かかぶるものをちょうだい」そこで女の子は帽子を脱いで、その子にあげました。

A little later, she met another child. This child had no jacket and was shaking with cold. The girl gave her jacket. Then she met another child and gave away her dress.

少しして、また別の子どもに出会いました。その子は上着を着ていなくて、寒さで震えていました。女の子は自分の上着をあげました。それから、また別の子どもに出会って、ワンピースもあげてしまいました。

At last, night came, and she came to a dark forest. There, one more child asked for her shirt. The girl thought, "It is dark. No one can see me. I can give away my shirt, too."

とうとう夜になり、女の子は暗い森にやって来ました。そこで、もう一人の子どもが、シャツをちょうだい、と女の子に頼みました。女の子は考えました。「暗いから、だれにも見えないわ。シャツだってあげられる」

And she gave it away. Now she had nothing at all.

そして、女の子はシャツをあげてしまいました。これで、もう何ひとつ残っていませんでした。

She stood all alone in the dark. Then the stars began to fall from the sky. As they fell, they turned into shining silver coins! And suddenly she was wearing a new shirt made of the finest, softest cloth.

女の子は暗闇の中に、ひとりぼっちで立っていました。すると、空から星が降り始めました。星は落ちてくる途中で、ぴかぴか光る銀貨に変わったのです! そして気がつくと、女の子は、このうえなく上等でやわらかい布でできた、新しいシャツを着ていました。

She picked up the silver coins, and she was never poor again for the rest of her life.

女の子は銀貨を拾い集めました。そしてそれからは、一生、貧しい思いをすることはありませんでした。

📖 全訳をまとめて読む 読み終わってからの答え合わせに

むかしむかし、小さな女の子がいました。お父さんもお母さんも死んでしまい、女の子はとても貧しく暮らしていました。住む家もなければ、寝るベッドもありませんでした。持っているのは、着ている服と、小さなパンのひとかけらだけでした。それでも、女の子は心のやさしいよい子で、何も怖がってはいませんでした。神さまがいつもそばにいてくださると信じていたのです。

女の子は野原へ歩いていきました。まもなく、貧しいおじいさんに出会いました。「どうか、何か食べるものをおくれ」と、おじいさんは言いました。「おなかがすいてたまらないんだ」女の子は、持っていたパンをぜんぶあげました。「神さまのお恵みがありますように」と言って、女の子はまた歩いていきました。

次に、泣いている子どもに出会いました。「頭がとても寒いの。何かかぶるものをちょうだい」そこで女の子は帽子を脱いで、その子にあげました。

少しして、また別の子どもに出会いました。その子は上着を着ていなくて、寒さで震えていました。女の子は自分の上着をあげました。それから、また別の子どもに出会って、ワンピースもあげてしまいました。

とうとう夜になり、女の子は暗い森にやって来ました。そこで、もう一人の子どもが、シャツをちょうだい、と女の子に頼みました。女の子は考えました。「暗いから、だれにも見えないわ。シャツだってあげられる」

そして、女の子はシャツをあげてしまいました。これで、もう何ひとつ残っていませんでした。

女の子は暗闇の中に、ひとりぼっちで立っていました。すると、空から星が降り始めました。星は落ちてくる途中で、ぴかぴか光る銀貨に変わったのです! そして気がつくと、女の子は、このうえなく上等でやわらかい布でできた、新しいシャツを着ていました。

女の子は銀貨を拾い集めました。そしてそれからは、一生、貧しい思いをすることはありませんでした。

日本語訳:多読ベスト

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このお話の教訓 Moral

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Kindness comes back to you.

やさしさは、いつか自分にかえってくる。

理解度チェック Quick Quiz

読み終わったら、3問だけ。間違えても大丈夫。多読は「だいたいわかる」で十分です。

Q1. What did the girl give to the old man?

Q2. Why did she give away her shirt in the forest?

Q3. What did the stars turn into?

この読み物の使い方 3ステップ

  1. 聞きながら読む 音声に合わせて光る文を目で追う(聞き読み)。わからない語は飛ばしてOK。
  2. 音声なしで読む ⏱計測ボタンで読む速さ(WPM)を測ってみる。
  3. 耳だけで聞く 🎧聞くだけモードで、文字を見ずに内容がわかるか試す。🔁1文リピートで音読・シャドーイングも。

聞き読みの効果とやり方/多読三原則

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