The Shepherd Boy(羊飼いの男の子)の挿絵

The Shepherd Boy

羊飼いの男の子

  • 📖 270 words
  • ⏱ 約3分
  • YL 0.5–0.9
  • 英検5〜4級目安
  • 📝 全訳つき

あらすじどんな質問にも賢く答える、と評判の羊飼いの男の子。王さまはその子を城に呼び、三つの難しい質問を出します。

グリム童話集(1857年版)をもとに再話

キーワード(10語)本文の点線の語はタップで意味が出ます
  • shepherd羊飼い
  • wiseかしこい
  • palace宮殿・お城
  • dropsしずく
  • count数える
  • dots点
  • seconds秒
  • eternity永遠
  • diamondダイヤモンド
  • beakくちばし

🔊 音声は準備中です。もうしばらくお待ちください。

Once there was a shepherd boy. He was very wise. People asked him many questions, and he always had a good answer.

むかし、ひとりの羊飼いの男の子がいました。とても賢い子でした。みんながいろいろなことを尋ねましたが、男の子はいつも、うまく答えるのでした。

The king heard about him, but he did not believe it. So he called the boy to his palace. "I will ask you three questions," said the king. "If you can answer them, you will be my son and live with me here."

王さまはそのうわさを聞きましたが、信じませんでした。そこで、男の子をお城に呼びよせました。「三つ、質問をしよう」と、王さまは言いました。「もし答えられたら、おまえをわしの息子にして、ここで一緒に暮らさせてやろう」

"First question. How many drops of water are there in the sea?"

「一つ目の質問じゃ。海には、水のしずくがいくつある?」

The boy said, "My king, please stop all the rivers in the world. Then no more water can go into the sea. Then I will count the drops and tell you."

男の子は言いました。「王さま、どうか世界じゅうの川をせきとめてください。そうすれば、海にはもう水が流れこみません。そうしたら、しずくを数えて、お答えいたします」

"Second question," said the king. "How many stars are there in the sky?"

「二つ目の質問じゃ」と、王さまは言いました。「空には、星がいくつある?」

"Please give me a big piece of white paper," said the boy. He took a pen and made many, many tiny dots on it. They were so small that no one could see them well. "There are as many stars in the sky as there are dots on this paper," he said. "Please count them." But no one could.

「大きな白い紙を一枚ください」と、男の子は言いました。男の子はペンを取ると、紙の上に、小さな小さな点を、数えきれないほどたくさん打ちました。点はあまりに小さくて、だれにもよく見えないほどでした。「空の星の数は、この紙の点の数と同じです」と、男の子は言いました。「どうぞ、数えてみてください」けれども、数えられる人はだれもいませんでした。

"Third question," said the king. "How many seconds are there in eternity?"

「三つ目の質問じゃ」と、王さまは言いました。「永遠には、何秒ある?」

The boy said, "Far away, there is a mountain made of diamond. It is very high, very wide, and very deep. Every hundred years, a little bird comes to the mountain and rubs its beak on it. When there is no mountain left, the first second of eternity is over."

男の子は言いました。「遠い遠いところに、ダイヤモンドでできた山があります。とても高く、とても広く、とても深い山です。百年に一度、小さな鳥がその山にやって来て、くちばしをこすりつけていきます。そうして山がすっかりなくなったとき、永遠の最初の一秒が終わるのです」

The king smiled. "You answered like a wise man," he said. "From today, you will live with me in my palace, and you will be my own son."

王さまは、にっこりしました。「おまえは、まるで賢者のように答えた」と、王さまは言いました。「今日からは、わしのお城で一緒に暮らすがよい。おまえを、わしの息子にしよう」

📖 全訳をまとめて読む 読み終わってからの答え合わせに

むかし、ひとりの羊飼いの男の子がいました。とても賢い子でした。みんながいろいろなことを尋ねましたが、男の子はいつも、うまく答えるのでした。

王さまはそのうわさを聞きましたが、信じませんでした。そこで、男の子をお城に呼びよせました。「三つ、質問をしよう」と、王さまは言いました。「もし答えられたら、おまえをわしの息子にして、ここで一緒に暮らさせてやろう」

「一つ目の質問じゃ。海には、水のしずくがいくつある?」

男の子は言いました。「王さま、どうか世界じゅうの川をせきとめてください。そうすれば、海にはもう水が流れこみません。そうしたら、しずくを数えて、お答えいたします」

「二つ目の質問じゃ」と、王さまは言いました。「空には、星がいくつある?」

「大きな白い紙を一枚ください」と、男の子は言いました。男の子はペンを取ると、紙の上に、小さな小さな点を、数えきれないほどたくさん打ちました。点はあまりに小さくて、だれにもよく見えないほどでした。「空の星の数は、この紙の点の数と同じです」と、男の子は言いました。「どうぞ、数えてみてください」けれども、数えられる人はだれもいませんでした。

「三つ目の質問じゃ」と、王さまは言いました。「永遠には、何秒ある?」

男の子は言いました。「遠い遠いところに、ダイヤモンドでできた山があります。とても高く、とても広く、とても深い山です。百年に一度、小さな鳥がその山にやって来て、くちばしをこすりつけていきます。そうして山がすっかりなくなったとき、永遠の最初の一秒が終わるのです」

王さまは、にっこりしました。「おまえは、まるで賢者のように答えた」と、王さまは言いました。「今日からは、わしのお城で一緒に暮らすがよい。おまえを、わしの息子にしよう」

日本語訳:多読ベスト

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理解度チェック Quick Quiz

読み終わったら、3問だけ。間違えても大丈夫。多読は「だいたいわかる」で十分です。

Q1. What did the boy want the king to stop?

Q2. What did the boy make on the paper?

Q3. What does the little bird do every hundred years?

この読み物の使い方 3ステップ

  1. 聞きながら読む 音声に合わせて光る文を目で追う(聞き読み)。わからない語は飛ばしてOK。
  2. 音声なしで読む ⏱計測ボタンで読む速さ(WPM)を測ってみる。
  3. 耳だけで聞く 🎧聞くだけモードで、文字を見ずに内容がわかるか試す。🔁1文リピートで音読・シャドーイングも。

聞き読みの効果とやり方/多読三原則

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